J-WAVEが2018年10月1日で、開局30年を迎えた。それを記念して、10月1日~8日に六本木ヒルズにてフリーイベント「J-WAVE 30th ANNIVERSARY FESTIVAL TOKYO SOUND EXPERIENCE(以下、TSE)」を開催した。
TSEのメイン会場となる六本木ヒルズアリーナでは、特設スタジアム「J-WAVE 30th ANNIVERSARY ARENA」が出現し、入場無料のライブステージを開催。日替わりで登場するアーティストのライブパフォーマンスを通して、来場者らは“これまでの”、そして「OVER THE WAVE」した“これからの”、J-WAVEサウンドを体験した。
六本木ヒルズの大屋根プラザは、J-WAVEと同じく今年30周年を迎える「BLUE NOTE TOKYO」とのコラボステージを展開。JAZZと中心に国内から世界で活躍する豪華ミュージシャンが連日ラインナップする入場無料のJAZZ CLUBが登場した。BLUE NOTE TOKYO がプロデュースするフードやドリンクも販売され、音楽/ライブの魅力を発信した。ここでは、10月6日の様子を写真とともにお届けする。
アリーナのトップバッターは、iri。この日は晴天が広がっていたが、そのサウンドからはクールな都会の夜を感じさせる。どこか気だるげなハスキーボイスに、観客は思い思いに体を揺らした。「今はサブスプリクションで音楽が気軽に聴けますが、時代を超えて残る音楽を作っていきたい」と意気込みを語った。
続いてはWONKが、最高気温29度越えの暑さの中、アリーナにゆったりとした風を吹き込む。流れるようなメロディと優しい歌声に場内は、都会の喧騒を忘れ、さわやかな空間が広がった。演奏後、ボーカルの長塚健斗も「久しぶりに4人のセットでしたね。気持ちよくできてよかった」とステージを振り返った。
18時からは、今年5回目の開催となる「ROPPONGI HILLS FASHION CONNECT 2018」とコラボレーションした、招待制イベント「J-WAVE 30TH ANNIVERSARY FESTIVAL TOKYO SOUND EXPERIENCE FASHION CONNECT RUNWAY」を開催。Ovallが奏でる音楽にのせて、マギーを筆頭に総勢30名のモデルたちが、六本木ヒルズ内各店の最新ファッションをお披露目するランウェイが行われた。音楽とファッションを融合した新たな試みに、来場者らの目は終始輝いていた。
そしてこの日のアリーナトリを飾ったのは、先ほど素晴らしい演奏でランウェイを盛り上げてくれたOvall。4年ぶりに活動を再開し、昨年復活ライブを行った彼ら。タイトなサウンドながらも心地よいグルーブ感がたまらないステージとなった。
大屋根プラザでは、松永貴志が2回ステージを行った。軽やかに舞い踊るピアノの音色。気持ちのよい風が吹き抜けるなか、光のきらめきが見えるかのようだ。1stと2ndで雰囲気の異なる、自由自在なパフォーマンスで観客を魅了した。
夕方からは、ギタリストの渡辺香津美が登場。整理券は早々に配布終了し、会場は立ち見客も溢れる大盛況ぶり。オーディエンスの期待値MAXのなか、トリオ編成でステージに立った渡辺は、異なるセットリストで1部と2部の観客を魅了する。超絶プレイを軽やかに奏でる様子に、オーディエンスからは「やばい」との感想が漏れ聞こえたほどだ。渡辺香津美が繰り出す滑らかなサウンドを間近に体験して、客席は大歓声と拍手で称えた。
「ヒルズカフェ/スペース」では、4日目にして最終回となる「30th J-WAVE×agehasprings Open Lab. SOUND EXPERIMENT」を開催。玉井健二、蔦谷好位置、田中隼人がそれぞれのLabを実施。田中は、自身と米津玄師が編曲を手がけた、DAOKO×米津の『打上花火』を例にとって、楽曲をアレンジする上でのポイントを語った。サビのストリングスをスタッカートのみにすることで、派手になりすぎない「今っぽさ」を出したという。また、サビに生ドラムが入っているため、抑えめなシンセベースでバランスを取っているそうだ。
蔦谷は、この20年間で音楽がどう変わってきたかというテーマで、音にうねりを与える「サイドチェイン」というエフェクトが用いられるようになったことが大きな変化だと述べた。さらに、キリンジ『エイリアンズ』のコード進行の特殊性を解説した。
玉井は、作曲をするAIを開発していることを明かした。メロディラインを作るのは苦手だが、音の装飾は得意……というクリエイターにとって、表現の幅がぐっと広がることになる。テクノロジーの発達で音楽作りも変わっていくのだと期待させる講演となった。
TSEのメイン会場となる六本木ヒルズアリーナでは、特設スタジアム「J-WAVE 30th ANNIVERSARY ARENA」が出現し、入場無料のライブステージを開催。日替わりで登場するアーティストのライブパフォーマンスを通して、来場者らは“これまでの”、そして「OVER THE WAVE」した“これからの”、J-WAVEサウンドを体験した。
六本木ヒルズの大屋根プラザは、J-WAVEと同じく今年30周年を迎える「BLUE NOTE TOKYO」とのコラボステージを展開。JAZZと中心に国内から世界で活躍する豪華ミュージシャンが連日ラインナップする入場無料のJAZZ CLUBが登場した。BLUE NOTE TOKYO がプロデュースするフードやドリンクも販売され、音楽/ライブの魅力を発信した。ここでは、10月6日の様子を写真とともにお届けする。
アリーナのトップバッターは、iri。この日は晴天が広がっていたが、そのサウンドからはクールな都会の夜を感じさせる。どこか気だるげなハスキーボイスに、観客は思い思いに体を揺らした。「今はサブスプリクションで音楽が気軽に聴けますが、時代を超えて残る音楽を作っていきたい」と意気込みを語った。
続いてはWONKが、最高気温29度越えの暑さの中、アリーナにゆったりとした風を吹き込む。流れるようなメロディと優しい歌声に場内は、都会の喧騒を忘れ、さわやかな空間が広がった。演奏後、ボーカルの長塚健斗も「久しぶりに4人のセットでしたね。気持ちよくできてよかった」とステージを振り返った。
18時からは、今年5回目の開催となる「ROPPONGI HILLS FASHION CONNECT 2018」とコラボレーションした、招待制イベント「J-WAVE 30TH ANNIVERSARY FESTIVAL TOKYO SOUND EXPERIENCE FASHION CONNECT RUNWAY」を開催。Ovallが奏でる音楽にのせて、マギーを筆頭に総勢30名のモデルたちが、六本木ヒルズ内各店の最新ファッションをお披露目するランウェイが行われた。音楽とファッションを融合した新たな試みに、来場者らの目は終始輝いていた。
そしてこの日のアリーナトリを飾ったのは、先ほど素晴らしい演奏でランウェイを盛り上げてくれたOvall。4年ぶりに活動を再開し、昨年復活ライブを行った彼ら。タイトなサウンドながらも心地よいグルーブ感がたまらないステージとなった。
大屋根プラザでは、松永貴志が2回ステージを行った。軽やかに舞い踊るピアノの音色。気持ちのよい風が吹き抜けるなか、光のきらめきが見えるかのようだ。1stと2ndで雰囲気の異なる、自由自在なパフォーマンスで観客を魅了した。
夕方からは、ギタリストの渡辺香津美が登場。整理券は早々に配布終了し、会場は立ち見客も溢れる大盛況ぶり。オーディエンスの期待値MAXのなか、トリオ編成でステージに立った渡辺は、異なるセットリストで1部と2部の観客を魅了する。超絶プレイを軽やかに奏でる様子に、オーディエンスからは「やばい」との感想が漏れ聞こえたほどだ。渡辺香津美が繰り出す滑らかなサウンドを間近に体験して、客席は大歓声と拍手で称えた。
「ヒルズカフェ/スペース」では、4日目にして最終回となる「30th J-WAVE×agehasprings Open Lab. SOUND EXPERIMENT」を開催。玉井健二、蔦谷好位置、田中隼人がそれぞれのLabを実施。田中は、自身と米津玄師が編曲を手がけた、DAOKO×米津の『打上花火』を例にとって、楽曲をアレンジする上でのポイントを語った。サビのストリングスをスタッカートのみにすることで、派手になりすぎない「今っぽさ」を出したという。また、サビに生ドラムが入っているため、抑えめなシンセベースでバランスを取っているそうだ。
蔦谷は、この20年間で音楽がどう変わってきたかというテーマで、音にうねりを与える「サイドチェイン」というエフェクトが用いられるようになったことが大きな変化だと述べた。さらに、キリンジ『エイリアンズ』のコード進行の特殊性を解説した。
玉井は、作曲をするAIを開発していることを明かした。メロディラインを作るのは苦手だが、音の装飾は得意……というクリエイターにとって、表現の幅がぐっと広がることになる。テクノロジーの発達で音楽作りも変わっていくのだと期待させる講演となった。
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