J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』（ナビゲーター：クリス智子）。9月12日（水）のオンエアでは、俳優の早乙女太一さんと、画家の柏原晋平さんが登場。おふたりのコラボレーションによる展覧会『早乙女太一×柏原晋平「無意識の肖像」』について訊きました。
■飲み会から生まれた異色コラボ
早乙女さんは、大衆演劇の世界から、北野 武監督の映画『座頭市』への出演など広く知られています。柏原さんは、独学で始めた水墨画を軸に、京都・本能寺のふすま絵の制作、舞台の背景画、ホテルの壁画など幅広く手がけています。早乙女さんの舞台の影絵を柏原さんが担当したことがきっかけで知り合い、今回コラボ展をやることになりました。
柏原：年に1回くらい、新宿のゴールデン街とかで絵を描きながら飲む「絵描き飲み」をしていて。そこに誘ったのが始まりでした。
クリス：絵というか、具象ではないというか。何かを描くというのとは違いますよね。そのへんは飲みながら自然と？
柏原：思うままというか。龍を描こう、松を描こう、竹を描こうと意識しすぎると、本来出したいものと離れることもあるので、飲みながら気楽に「ピンク使おうぜ」「黄色使おうぜ」「これとこれオシャレじゃない？」みたいな感じですね。
■早乙女太一の異なる側面にフォーカス
お二人の初のコラボ展覧会「無意識の肖像」に先駆けて、9月11日まで銀座のギャラリーで「俳優と画家の仕事展」を開催していました。こちらは早乙女さんの顔や体に柏原さんがペイントした写真や置物などを展示。「無意識の肖像」展との違いを伺いました。
柏原：「俳優と画家の仕事展」は、これまで太一くんと積み重ねてきた仕事のアーカイブだったり、過去の作品もある程度出して、俳優・早乙女太一と画家との関係、どちらかというと俳優サイドの視点からみたアートや映像を打ち出していたのですが、今度の「無意識の肖像展」は、俳優ではなく画家サイドの視点で、もう顔も出さず名前を出さなければ誰が描いたかわからないくらい混沌とした色々な作品があるので、アートとしての側面から僕たちを見てほしいということで、2つの会場に分けて展開しました。
クリス：早乙女さんもこれまでものすごく絵を描いていたという訳ではないですよね？
早乙女：ほとんど全くです。（絵を描くことは）楽しいというか、貴重な経験になりました。自分の根本的な根っこの部分にあるものを、なんとか自分で表現するというか、出す。それが色となって形に残るみたいな。1週間ふたりでずっと過ごしたんですけど、精神的にも肉体的にキツかったです（笑）。
柏原：でもいい人だったでしょ？（笑）。
早乙女：（笑）。
■早乙女太一が新たな技法を開発!?
柏原：テーマは毎日会うたびに「今日はこういう感じで描こう」と決めて、それに向かってふたりでただ前進していく、それをどうやったらかっこよくできるだろうと。僕も画家ですけど、お互いのバランスがどうできるのか、やっていく中で覚えていくというか。
クリス：それは精神的にも肉体的にもどうなるんでしょうか……。
柏原：後半とかすごいハイになって、二人で無駄に踊り続けて。
早乙女：すっからかんになってましたね（笑）。
柏原：すっかすかで、ひと踊りしたあと「帰る、俺」って（笑）。
クリス：（笑）。墨も使ったんですか？
柏原：若干ありますけど、ほとんどアクリルです。現代アートのジャンルになるのかな。太一くんが開発した技法も含まれてます。開発者だよ、太一くん。よくこの技法ができたなと思う。
早乙女：僕は何も知らないですから、描き方を。
柏原：その順番でそれを重ねて「そうなるんだ！」と逆に教えてもらったということもあります。
早乙女さんは現在公開中の映画『泣き虫しょったんの奇跡』や、10月からスタートするドラマ『忘却のサチコ』に出演、そして来年1月には舞台『SHIRANAMI』の上演が決定しています。一方の柏原さんは、10月から上演される日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』の着物の絵付けなどを行っているそうです。
今回紹介した展覧会『早乙女太一×柏原晋平「無意識の肖像」』は池ノ上のQUIET NOISE art and breakで10月8日（月・祝）まで開催。入場無料で、時間は11:00～20:00。平日は電話でのアポイント制になっています。気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
【番組情報】
番組名：『GOOD NEIGHBORS』
放送日時：月・火・水・木曜 13時?16時30分
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
■飲み会から生まれた異色コラボ
早乙女さんは、大衆演劇の世界から、北野 武監督の映画『座頭市』への出演など広く知られています。柏原さんは、独学で始めた水墨画を軸に、京都・本能寺のふすま絵の制作、舞台の背景画、ホテルの壁画など幅広く手がけています。早乙女さんの舞台の影絵を柏原さんが担当したことがきっかけで知り合い、今回コラボ展をやることになりました。
柏原：年に1回くらい、新宿のゴールデン街とかで絵を描きながら飲む「絵描き飲み」をしていて。そこに誘ったのが始まりでした。
クリス：絵というか、具象ではないというか。何かを描くというのとは違いますよね。そのへんは飲みながら自然と？
柏原：思うままというか。龍を描こう、松を描こう、竹を描こうと意識しすぎると、本来出したいものと離れることもあるので、飲みながら気楽に「ピンク使おうぜ」「黄色使おうぜ」「これとこれオシャレじゃない？」みたいな感じですね。
■早乙女太一の異なる側面にフォーカス
お二人の初のコラボ展覧会「無意識の肖像」に先駆けて、9月11日まで銀座のギャラリーで「俳優と画家の仕事展」を開催していました。こちらは早乙女さんの顔や体に柏原さんがペイントした写真や置物などを展示。「無意識の肖像」展との違いを伺いました。
柏原：「俳優と画家の仕事展」は、これまで太一くんと積み重ねてきた仕事のアーカイブだったり、過去の作品もある程度出して、俳優・早乙女太一と画家との関係、どちらかというと俳優サイドの視点からみたアートや映像を打ち出していたのですが、今度の「無意識の肖像展」は、俳優ではなく画家サイドの視点で、もう顔も出さず名前を出さなければ誰が描いたかわからないくらい混沌とした色々な作品があるので、アートとしての側面から僕たちを見てほしいということで、2つの会場に分けて展開しました。
クリス：早乙女さんもこれまでものすごく絵を描いていたという訳ではないですよね？
早乙女：ほとんど全くです。（絵を描くことは）楽しいというか、貴重な経験になりました。自分の根本的な根っこの部分にあるものを、なんとか自分で表現するというか、出す。それが色となって形に残るみたいな。1週間ふたりでずっと過ごしたんですけど、精神的にも肉体的にキツかったです（笑）。
柏原：でもいい人だったでしょ？（笑）。
早乙女：（笑）。
■早乙女太一が新たな技法を開発!?
柏原：テーマは毎日会うたびに「今日はこういう感じで描こう」と決めて、それに向かってふたりでただ前進していく、それをどうやったらかっこよくできるだろうと。僕も画家ですけど、お互いのバランスがどうできるのか、やっていく中で覚えていくというか。
クリス：それは精神的にも肉体的にもどうなるんでしょうか……。
柏原：後半とかすごいハイになって、二人で無駄に踊り続けて。
早乙女：すっからかんになってましたね（笑）。
柏原：すっかすかで、ひと踊りしたあと「帰る、俺」って（笑）。
クリス：（笑）。墨も使ったんですか？
柏原：若干ありますけど、ほとんどアクリルです。現代アートのジャンルになるのかな。太一くんが開発した技法も含まれてます。開発者だよ、太一くん。よくこの技法ができたなと思う。
早乙女：僕は何も知らないですから、描き方を。
柏原：その順番でそれを重ねて「そうなるんだ！」と逆に教えてもらったということもあります。
早乙女さんは現在公開中の映画『泣き虫しょったんの奇跡』や、10月からスタートするドラマ『忘却のサチコ』に出演、そして来年1月には舞台『SHIRANAMI』の上演が決定しています。一方の柏原さんは、10月から上演される日本テレビ開局65年記念舞台『魔界転生』の着物の絵付けなどを行っているそうです。
今回紹介した展覧会『早乙女太一×柏原晋平「無意識の肖像」』は池ノ上のQUIET NOISE art and breakで10月8日（月・祝）まで開催。入場無料で、時間は11:00～20:00。平日は電話でのアポイント制になっています。気になる方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
【番組情報】
番組名：『GOOD NEIGHBORS』
放送日時：月・火・水・木曜 13時?16時30分
オフィシャルサイト：https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/
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