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楽曲を“解体・再構築”すると…? サニーデイ・サービス『the SEA』を曽我部恵一が語る

楽曲を“解体・再構築”すると…? サニーデイ・サービス『the SEA』を曽我部恵一が語る

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)のワンコーナー「SAWAI SEIYAKU WONDERFUL LIFE」。8月30日(木)のオンエアでは、サニーデイ・サービスの曽我部恵一さんが登場。スタジオライブを披露していただきました。


■『the CITY』を解体・再構築したリミックス作『the SEA』

夏はフェス出演で多忙だった曽我部さん。最後は夏休みを取り、お子さんと愛犬とともに四国の実家に帰省してのんびりしたそうです。サニーデイ・サービスで配信されたリミックスアルバム『the SEA』のアナログ盤が、8月29日にリリースされたばかり。本作は3月にリリースされたアルバム『the CITY』のリリース後にリミックスという形で発表したものを集めた作品です。

曽我部:(『the CITY』の)全曲を全て色々な人にリミックスというかリアレンジ、作りなおしてもらおうというアルバムを作ってみようと思って。
クリス:『the CITY』を作っているときから、そういうアイディアがあったのですか?
曽我部:そうですね。僕たちの作ったものを壊してもらって、それを作品にしてみたかった。でも、それには元となる作品を作ってからお願いして……というタイムラグができてしまうので、じゃあ最初にオリジナルとして、『the CITY』を出して、そのあとに出そうと。
クリス:面白いですね、壊すことを前提で作るというのは。
曽我部:そういうことやったことないので、ちょっと一回やってみようかと。やってみて面白かったですけど、それぞれのアーティストの方で取り組み方が全然違うので。
クリス:18曲、18組ですもんね。再構築をしたことで、サニーデイらしさは、骨格として残った感じですか?
曽我部:残ったのかな。僕もよくわらかない感じなんですけど、自分たちも20年以上やっていて「サニーデイっぽさ、らしさ」とか守るものがどうしても増えてきて、それが一回フラットになりたいなというのもあって。壊してもらって何が残るんだろう、何が自分らしさなんだろうというのも、知りたかったのもあって。
クリス:やっていく中で、この曲は特に以外だったとか、そのへんはありますか?
曽我部:みなさんそれぞれに、あまり崩さないように原曲のよさを残しながらやるのかなと思いきや、みんな好き勝手に「ここまでみんなやるんだ」みたいな感じもあって。さすが自由なみなさんでよかったなみたいな。気を遣わなさそうな方にお願いしたというのも、もちろんあるんですけど。
クリス:KASHIFさん、MUROさん、鈴木慶一さんとかもいますね。
曽我部:若い人は10代の方もいて、鈴木慶一さんは最年長なんですけど、一番むちゃくちゃしてきましたね。「何なんですかこれは」という。



■「4人の子どもだけ残った」ジャケット

クリス:ジャケットは子どもが4人立っています。
曽我部:『the CITY』が、友だち家族ふくめ20人くらいの人の集合写真なんです。年配の人から子どもまでいるファミリーの集合写真だったんですけど、そのなかの子どもだけ4人だけになっている感じで、「みんないなくなって子どもだけ残った」ちょっとそんな、残ったものといったテーマで。


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