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肉ばかり食べると「疲れやすい人」になる!? 疲労回復しやすい食材は…

肉ばかり食べると「疲れやすい人」になる!? 疲労回復しやすい食材は…

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「SUNSTAR PLEASURE PICK UP!」。8月28日(火)のオンエアでは「疲れにくい食事」をテーマに、管理栄養士・柴崎真木さんに話を伺いました。柴崎さんはオリンピック選手など、数々のトップアスリートの栄養サポートを行っています。


■疲れにくいのは肉? 魚?

柴崎さんによると、タンパク質は、筋肉や骨、血液などの体を作る材料になる栄養素で、不足すると、免疫力が低下して体調を崩したり、筋肉がうまく作られず疲れやすくなります。タンパク質を多く含む食材は、肉や魚、卵、乳製品。さらに、疲れやすい人と疲れにくい人の食事では、次のような特徴の違いがあるそうです。

疲れやすい人:肉や乳製品からタンパク質を多くとっている。
疲れにくい人:大豆製品や魚からタンパク質をとっている。


別所:これはどういうことなんでしょうか?
柴崎:タンパク質は体内で作ることができないので、食品から取ることが大事です。ところが、肉や乳製品ばかりから取っていると、動物性の脂肪も多くとってしまうため、消化に時間がかかって内臓疲労を招いたり、血液中のコレステロールや中性脂肪を増やして、血流が悪くなることで、疲労回復しにくくなるんです。体内の炎症を引き起こす原因にもなるので、それによって疲れやすくなることがあります。アレルギーや花粉症も、そういったものが原因だと考えられます。
別所:豆のタンパク質は、なぜ疲れにくいのでしょう?
柴崎:大豆製品などに多く含まれているイソフラボンは、抗酸化作用があり、体内の炎症を抑える働きがあります。黒豆や小豆の黒い色はアントシアニンという成分で、こちらにも抗酸化作用があります。食物繊維も多いので、腸内環境を整えたり、余分な脂肪を吸収しにくくして、肥満を予防する効果もあります。
別所:いいことがいっぱいですね!
柴崎:魚に含まれているDHAやEPAも、「オメガ3脂肪酸」といって抗酸化作用があります。肥満の予防だけではなく、アレルギーや花粉症といった予防にも効果が期待できるといわれています。


■焼肉はホルモンも食べよう!

別所:お肉は脂肪に注意……という話がありましたが、疲れやすい人と疲れにくい人で、焼肉の食べ方の違いはありますか?
柴崎:疲れやすい人は、カルビ、豚トロ、ロースなど、霜降りの多いお肉を食べる傾向があります。疲れにくい人は、ホルモンなども食べています。ホルモンにもいろいろな種類がありますが、特にレバーやハツ、マメ、センマイは脂肪が少なくタンパク質が多いため、おすすめです。貧血を予防する鉄も多く含まれています。貧血を予防するのも疲労回復には重要です。貧血になると体内が酸欠の状態になるため、疲労の原因になります。そのため、鉄分が不足しないことが大事なのです。

最近、疲れやすいな……と感じている人は、ぜひお魚やホルモンを摂取してみてください!

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【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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