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渡辺大知、俳優デビューのきっかけは「田口トモロヲに会いたい」

渡辺大知、俳優デビューのきっかけは「田口トモロヲに会いたい」

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』。この週はクリス智子に代わって女優の南沢奈央がナビゲート。8月23日(木)のオンエアでは、ミュージシャン、俳優、映画監督など、幅広く活躍する渡辺大知さんがゲストに登場。活動を休止する黒猫チェルシーについてや、近況について伺いました。


■黒猫チェルシー、活動休止はポジティブな理由

渡辺さんと南沢は6年前にドラマで共演。そのときはカップルを演じ、同い年の22歳でした。南沢は「あのときの大知くんの印象が、すごい真っ直ぐで……」と振り返ると、渡辺さんは「照れくさいですね。そんなに同じシーンはなかったですよね。ずっと僕はひとりで国道を歩いたり、ひとりでウロウロしているような感じでした」と振り返っていました。

まずは渡辺さんのバンド「黒猫チェルシー」について訊きました。活動休止を控えています。

南沢:音楽も長くやっていて、黒猫チェルシーって高校生のときからやっているんですよね。
渡辺:高校1年の終わりですね。10年経って11年目、17歳のときからやってるから。
南沢:9月に活動休止を発表されましたが。
渡辺:この活動休止というのは、あまりネガティブな気持ちじゃなくて。みんなそれぞれのやりたいことの実現と、黒猫チェルシーをよりよくするために「時間が必要だよな」ということなり、期限は決めずに「各々でやってみる時間をつくってみよう」という話になりまして……。今、みんなすごくワクワクしながら、燃えてますね。メンバー全員がやる気にみちみちて、それぞれから色々な自分自身に与えていたプレッシャーから解き放たれた感じで、伸び伸びやれているような感じがしますね。
南沢:10代から走り続けてきた感じですからね。
渡辺:CDを出していない期間もずっとバンドはメンバー4人でいましたから、表にでていない期間とかも本当に4人で戦ってきたという10年、11年だったので。
南沢:新たな刺激をうけてパワーアップするいい機会ですね。
渡辺:そう信じて、大事な活動休止期間になればいいなと思っています。
南沢:再開することも楽しみにしつつ……再開したときはすごく変わってそうですね。
渡辺:いい意味でも悪い意味でも変わっていないと意味がないかなと思っています。

■映画デビュー作のオーディションで主演に



2009年に俳優として映画『色即ぜねれいしょん』でデビューした渡辺さんは、当時高校3年生でした。

南沢:すごいハマり役でしたよね。あの映画の主題歌もすごい印象的でした。『どうしようかな』という、音楽とセットで印象に残っている映画ですよね。音楽を先にはじめてお芝居にも興味があったということですか?
渡辺:どっちかというか作り手側に憧れがあって、「映画の現場を見てみたい」というのが一番の動機ですかね。オーディションがあると聞いて、僕が尊敬している田口トモロヲさんの2作目の映画だと聞いて「オーディションに落ちても、どこか制作的なところで拾ってもらえないかな、なにか見学でもいいからさせてもらえないかな」という気持ちで受けにいって、あと「田口トモロヲに会いたい」と。自分がやりたいというよりは、「見たい、知りたい」という感じで。やっぱり映画が好きでスクリーンでは何度も観てますけど、どんなに好きでもその裏側を知らずに一生を終えられないなと思ったんです。
南沢:そうしたら主演で出演したらかなり勉強になったんじゃないですか。
渡辺:かなり見ましたね。40日くらい撮影して、だいたい見れたのがよかったです。
南沢:普通はじめてだとお芝居にいっぱいいっぱいになっちゃいそうだけど。スタッフさんの動きとかも確認していたのですか?
渡辺:いっぱいいっぱいの筈だったんですけどね、けっこう録音部さんにもマイクのこととか教えてもらいましたね。僕もワンシーンだけ録音もさせてもらったんですよ、持ち方とか教えてもらって(笑)。『色即ぜねれいしょん』の頃は、これが最後の映画出演になるかもしれないし、ボロクソにいわれるかもしれないので、「最後のつもりでとことんこの現場を楽しませてもらいたい」という思いで。
南沢:「最後のつもり」だったけれど、蓋を開ければかなり出演していますよね。今年もこれから公開になるものでも4作もあるという。
渡辺:ほんとうにありがたいことですよね。感謝しかないですけど。
南沢:演じることが楽しくなってきたんですか?
渡辺:そうですね。未だに最初と変わっていないですね。現場を知りたい、映画を知りたいという気持ちで「素晴らしい映画が生まれる瞬間に携われたらな」という思いで、「じゃあ自分が何ができるか」と考えることはあるんですけど、南沢さんの前で自分を役者とまだ呼べない部分はあります。自分で役者ですというよりは、映画づくりに参加させてもらっているつもりで。呼んでいただいたからには、自分の役割を手を抜かずに全うしたいなという気持ちはもちろんあるのでアウトプットは全力でしているんですけど、同時にインプットをいただきにいっているような感じですね。
南沢:2年前に監督として映画も撮ってますもんね。毎回、マメに連絡くれるからありがたいです、なかなか共演して連絡先を交換しても続く人っていないですから。だから嬉しいなと。
渡辺:いやいや、すいません。俺が(南沢さんのこと)好きみたいな(笑)。返してくれる方が南沢さんしかいなかったのかもしれないですね(笑)、だから残った人というか。それは冗談ですけど。



渡辺さんは9月公開の映画『寝ても覚めても』、10月は『ここは退屈迎えに来て』、11月『体操しようよ』『ギャングース』など次々と話題作に出演。さらに活動を休止する黒猫チェルシーとしてのツアー『黒猫チェルシー TOUR 2018「黒猫の恩返し」』が9月にスタートします。東京は9月24日(月)渋谷CLUB QUATTROで開催されます。

渡辺:「黒猫の恩返し」というくらいなので、色々な方、ファン、観にきてくださる方第一なんですけど、支えてくれたスタッフの方とか見に来れなかった人たちの分まで最高のライブにしたいなというのが前提ですが。活動休止前ラストツアーって言いつつ、先が見えるというか終わり感、締めみたいなライブにしたくないな、次が見える楽しいライブになったらなと思ってます。僕らは各々音楽は続けていきますので今後も気になるような、みないとヤベえな、聴かないとヤバイなと思わせるようなライブにしたいですね。

トークが盛り上がったこともあり、渡辺さんは「南沢さんは、コラムとかでも作品とかの感想を文章にするのが上手な方だなと。今度、南沢さんの話が聞きたいので、逆に僕がこの『GOOD NEIGHBORS』に呼んでいただいたら、ゲストに南沢さんを……」と、ナビゲーターへ立候補していました。精力的に活動する渡辺大知さんの今後に注目です!

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【番組情報】
番組名:「GOOD NEIGHBORS」
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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