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若手の箏(こと)奏者・LEO、箏との出会いはインターナショナルスクールで!

若手の箏(こと)奏者・LEO、箏との出会いはインターナショナルスクールで!

J-WAVEで放送中の番組『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「ZOJIRUSHI MORNING INSIGHT」。8月14日(火)のオンエアでは、若き箏(こと)アーティスト・LEOこと今野玲央さんをお迎えし、生演奏を披露していただきました。


■箏ってどんな楽器?



現在20歳、日本人の母とアメリカ人の父の間に生まれ、9歳のときインターナショナルスクールで箏に出会いました。その魅力に魅せられ、日本を代表する邦楽コンクールで史上最年少で最優秀賞するなど、さまざまなコンクールで賞を受賞。昨年メジャーデビューし、8月1日には2ndアルバム『玲央 Encounters:邂逅』を発表しています。現在は東京藝術大学の邦楽科現代箏曲専攻に在籍しながら、音楽活動を続けています。

まず、箏という楽器について基本的なことを伺いました。

LEO:高さは立てると180センチくらい、中は空洞でそれほど重くはなく、素材は桐の木です。スタンダードなお箏だと弦が13本あり、そこから弦が増えることもあり、有名なのだと17弦の低音のお箏は、普通のお箏がバイオリンだとすると、チェロくらいの関係性で、弦が増えると音域も低くなったり、20弦、25弦ともっといろいろなドレミの音階の曲が弾ける楽器もあります。

別所:箏の奏者って大学で専攻されている方はどれくらいいますか?
LEO:藝大ですと、邦楽科は、三味線、唄、日本舞踊までいろいろありますが、それ全体で1学年25人と狭き門で、その内だいたい7、8人がお箏です。わりと人気の専攻です。
別所:そのなかで男性でやってる方は……?
LEO:少ないですね。僕の学年では、僕以外全員女性です。


■外国人の先生に英語で教えてもらって…

LEO:インターナショナルスクールに幼稚園から行っていたんですけど、小学校4年生の音楽の授業で、珍しいと思うんですけどお箏が1年間必修で。お箏の先生が音楽の先生として働いていたんです。その先生にお箏を教えていただいて、僕はビビッときてハマって、ずっとやっています。
別所:なかなか教えてくれる先生はいないですよね。
LEO:まず外国人の先生というのが珍しくて、インターナショナルスクールなので英語でお箏を教えてくれて。お箏はカタいイメージがあると思いますが、そういう先入観が全くなしに楽しくはじめられたのが今に繋がっていると思います。



オンエアではLEOさんにデビュー・アルバムにも収録されている『斜影』をスタジオで演奏していただきました。作曲家の沢井比河流さんはロックミュージシャンで、ロックのギターの雰囲気に近い演奏が聴ける楽曲です。

別所:箏のパフォーマンスで気をつけていることはありますか?
LEO:お箏というのは、弦を柱(じ)という白いもので動かして演奏するのですが、これは固定されているわけではないので、演奏中にずれてきたり調弦が狂ってきたりするので、調弦をなおしたりしながら演奏しなければならなかったり、いろいろなことを考えながら演奏しています。
別所:LEOさんが演奏しているときも白い柱を動かしていましたが、あれは調弦しているんですね。
LEO:ずれてきた調弦をなおしたり、途中で転調して曲の雰囲気をかえたりできるんです。そのぶん自由度が高かったりします。


■東京オリンピック・パラリンピックに向けて

別所:発信者の一人として、2020年の東京オリンピック・パラリンピックでやってみたいことはありますか?
LEO:オリンピックなんで世界中からいろいろな方が来てくれると思います。なのでさまざまな地域のアーティストとコラボして、よりお箏や日本の文化を知ってもらいたいですね。

2ndアルバム『玲央 Encounters:邂逅』の発売を記念したリサイタルが、8月30日(木)にTOKYO FMホールで開催されます。詳細はホームページをチェックしてください!

【番組情報】
番組名:『J-WAVE TOKYO MORNING RADIO』
放送日時:月・火・水・木曜 6時-9時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/tmr/

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