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平井 堅「明日、世界が終わってもいい」…シンガーとしての“覚悟”を感じる熱唱で、横浜アリーナの心を鷲掴みに

平井 堅「明日、世界が終わってもいい」…シンガーとしての“覚悟”を感じる熱唱で、横浜アリーナの心を鷲掴みに

J-WAVE主催のライブイベント「J-WAVE LIVE SUMMER JAM 2018 supported by antenna*」の2日目が7月15日(日)、横浜アリーナにて開催。音楽シーンの最前線で活躍するJ-WAVEと縁の深い全20組のアーティストが、3日間にわたってステージを繰り広げました。ここでは2日目の5番目に登場した平井 堅のライブの模様をお届けします!

まずはステージ中央の椅子に腰かけて『Love Love Love』を熱唱。伴奏はピアノのみ。1曲目から総立ちの観客は、よく響く平井の歌声に、うっとりと聴き惚れました。曲が終わると、平井はJ-WAVE LIVEに19年連続で出場していることを告げ、「それもひとえに、応援してくださるみなさまの温かい気持ちと、私がとびっきりキュートだから」と笑いを誘います。

「明日、世界が終わってもいい。そんな覚悟で、命がけで歌おうと思います。最後までよろしく頼むぜ、横浜アリーナ boys and girls!」と気合いを入れ、2曲目はムーディーなウッドベースとともに『哀歌(エレジー)』。ステージは赤いライトに照らされ、大人の色気が醸し出されました。

平井 堅
そのまま、ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日)の主題歌として話題を集めた、『知らないんでしょ?』へ。「あの子を傷つけたいのに褒めてしまう」といった、複雑にねじくれた人間の心の闇を描きだす同曲。アリーナがピリリとした緊迫感に満ちるほど、観客は聴き入ります。しかし、歌唱後の平井が「ごめんね。フェスに不向きな気味の悪い歌を歌って」とコメントすると、ふっと糸が途切れたように沸き起こる笑い声。胸を震わせる歌唱と、ユーモラスなMCという緩急のあるステージ展開に、12000人の心は完全に鷲掴みにされました。

平井 堅
「次は、気味が悪くない曲を聴いてもらおうと思います」と始まった、ラブソング『トドカナイカラ』。同曲のMVにも登場する、カラフルな衣装に身を包んだピエロに扮したダンサーがステージに現れ、なめらかに関節を動かすダンスで独特な世界を表現しました。続く『魔法って言っていいかな?』を、愛する人と過ごす日々の尊さを伝えるようにひときわ優しい声で歌い上げ、アコースティックギターをかき鳴らす乾いた音が響く『ノンフィクション』へ。「あなたに ただ 会いたいだけ」というの叫びを観客に突きつけるかのように熱のこもった歌で、「命がけで歌う」というMCに込められた平井の覚悟の強さを証明しました。

平井 堅
ラストは『キミはともだち』を、観客のハンドクラップのみで披露。スタンド席や後ろのほうまで観客に視線を送りながら歌い終え、深々とお辞儀をしてステージをあとにしました。どの曲も、ひとつの楽器とボーカルのみというミニマムな構成だった今回のステージ。平井の美声に心を震わせるひとときとなりました。

【セットリスト】
01. Love Love Love
02. 哀歌(エレジー)
03. 知らないんでしょ?
04. トドカナイカラ
05. 魔法って言っていいかな?
06. ノンフィクション
07. キミはともだち

【出演順】
Opening Act:NakamuraEmi

レキシ
大橋トリオ
ハナレグミ
スキマスイッチ
平井 堅
ユニコーン


Photo by Tsukasa Miyoshi(Showcase)

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