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三宅裕司、座長務める「劇団SET」のこども版を創立した理由とは

三宅裕司、座長務める「劇団SET」のこども版を創立した理由とは

J-WAVEで放送中の番組『GOOD NEIGHBORS』(ナビゲーター:クリス智子)。7月9日(月)のオンエアでは、俳優の三宅裕司さんをゲストにお迎えしました。


■大人が演じた舞台を、子どもたちが演じる

来年で40周年を迎える「劇団スーパーエキセントリックシアター」(以下「SET」)の座長を務める三宅さん。今回は40周年を迎えるにあたっての企画として、その“子ども版”「劇団こどもSET」を設立しました。

この舞台は、前年に「SET」の本公演で大人が演じた台本を、子どもたちがそのまま演じます。出演するのは小学1年生から中学3年生。この試みを思いついたのには、どんなきっかけがあったのでしょうか?

三宅:「SET」が40周年ということは、僕がもう40年やってたということですから、どんどん歳をとっているわけですよね。そのうち僕は辞めなきゃなんないんで、その時「SET」をなくしちゃってもいいんですけども、できるだけは努力して「SET」という劇団が残るように。

そうするにはどうすればいいか考えたという三宅さん。現在、「SET」は18歳から入ることができるのですが、ミュージカル・アクション・コメディというスタイルのため、とても身につけることが多いと言います。全部身につけた時には22、3歳になっているため、7、8年やるともう30歳になってしまいます。

三宅:あとは体力の衰えになりますからね。第一線で活躍できる時間が非常に少ないので。だったら子どもから教えこんで、18歳ですべてが身についている役者がいると、「SET」という劇団がもっと長生きできるんじゃないかなということを考えたんですね。


■吹っ切れて爆発した時のおもしろさったらない

「劇団こどもSET」旗揚げ公演が、8月22日(水)から24日(金)まで、品川区のスクエア荏原ひらつかホールにて上演されます。タイトルは『カジノシティをぶっとばせ!!~丁半コマ揃いました~』です。

三宅:前回、「SET」の本公演で大人たちがやった本をそのままやるんですけども、カジノ法案のことですから、それを子どもたちが論じるだけでおもしろいし。説明するのは大変だと思いますけどね。

副題に「丁半コマ揃いました」とあるように、賭場での賭け事や揉め事があるのですが、大人が演じたものとどんな違いが出るのか、そのおもしろさも楽しめる舞台となります。

三宅:それを狙っちゃいけないんですけど、ひとつの副産物として、そういうおもしろさもあるなというね。

今回、出演するのはオーディションで選ばれた49人の子どもたち。すでにそれぞれのキャラクターに合った役の振り分けをしており、本稽古は子どもたちが夏休みに入ってから。実際に稽古をする中で、また新たな才能が見つかるかもしれないと、三宅さんも楽しみのようです。

三宅:(子どもたちは)第一印象とやっていくうちの印象がぜんぜん違うっていうのはありますね。第一印象は照れ屋で無口な感じの子が、吹っ切れて爆発した時のおもしろさったらないわけですから。そういう殻をできるだけ早く破ってもらって、大人が笑えるような作品を作りたいですね。

「劇団スーパーエキセントリックシアター」の未来を担う、子どもたちによる「劇団こどもSET」。その旗揚げ公演はどんな舞台になるのでしょうか。気になった方は、ぜひ足を運んでみてください!

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【番組情報】
番組名:『GOOD NEIGHBORS』
放送日時:月・火・水・木曜 13時-16時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/neighbors/

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