ライブは観客と「空間」を育てるもの…ハナレグミ、NYまで観に行った公演で実感

J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:藤田琢己)。7月5日(木)のオンエアは、いきものがかりの水野良樹とのコンビでお送りしました。

今週の「antenna* LIVE! LIVE! LIVE!」のコーナーでは、7月14日(土)から3日間にわたって開催される「J-WAVE LIVE SUMMER JAM 2018 supported by antenna*」に出演するアーティストたちが、人生最高のライブ体験について語ります。4日目となる今回は、ハナレグミ・永積タカシさんが登場しました。

【最高のライブ体験トーク】
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■初めての海外コンサート

永積:僕にとっての最高のライブ体験は、2年ぐらい前にニューヨークに観に行ったポール・サイモンのライブです。2Daysあって両日とも観に行きました。レジェンドの人たちが、近年どんどん音楽をやめちゃったり、亡くなってしまったりして、聴けなくなってしまうことが増えてきて、「今聴けるものは全部聴いておかないといけないな」と思って、急遽チケットを取って行ってみたんです。

永積さんにとって、ポール・サイモンのライブは、初めて海外で観たコンサートだったそうです。

永積:生の声と生の臨場感を体感して、声も楽曲も素晴らしかったです。演奏が始まるまでの前後の時間、オーディエンスの楽しみ方も含めて、最高でした。自分の席の隣にいた人たち、みんなが知り合いになって話しかけられたんですけど、「どこから来たの?」って訊かれて「日本から」って言うとビックリされました。「あの曲を聴きたいんだよな」って言ってるそばからその曲が始まって「イエーイ!」みたいになったりとか(笑)。それが野外ライブだったからなのか、とにかく賑やかでしたね。みんな本当に聴いてるのかなっていうくらい(笑)。

永積さんはミュージシャンの立場からすると、「そうした環境は嬉しい」と話します。

永積:静かに聴いてもらえるのもひとつなんですけど、オーディエンスがその空間を自分のものにしてるとか、そういう音楽の環境は豊かだなと思って、「こういうところも大事だよな」って思いましたね。ポール・サイモンの音楽も然りですが、ライブ会場の雰囲気を含めて最高でした。やっぱり自分にとってのライブは、その場で育って共有する、やる側と聴いてる側がセパレートしてる関係ではなくて、一緒にその空間を作っていくっていう。そういう音楽が好きだし、自分もそういう音楽の場所をハナレグミで作っていきたいですね。

ハナレグミは「J-WAVE LIVE SUMMER JAM 2018 supported by antenna*」の2日目、7月15日(日)に出演します。会場は横浜アリーナです。ぜひチェックしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『SONAR MUSIC』
放送日時:月・火・水・木曜 21時-24時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/

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