J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』(ナビゲーター:ピストン西沢)。6月20日(水)のオンエアでは、DEAN FUJIOKAさんが登場。この日リリースされた2ndシングル『Echo』の話題と、西沢との音楽談義で盛り上がりました。
■元々はメタル出身
西沢いわく、「バレリーナのように」スタジオまで来たというDEANさん。これに西沢は「すげえの来たな」と思ったそうですが、いきなり目の前のスイッチを押したがったり、落ち着きのないところが「俺と変わらない」と、初対面の感想を述べます。西沢が「けっこう変な人」と形容したDEANさんは、元々メタル出身であることを告白しました。
DEAN:歪んだ音がとにかく好きで、エレキギター持ったらずっとメタルでしたね、最初のころは。とにかく、歪んでないとありえない。爆発していないと、物足りないですね。
西沢:俺もメタルギター弾いてたとき、テレビの歌謡曲の上にコードをバコバコかぶせて……。
DEAN:わかります(笑)。
冒頭から西沢と意気投合したDEANさん。最近は昔ほどギターは弾かず、ほとんどラップトップを使っているそう。楽曲の制作もラップトップで行うと明かしました。
■「ラップトップも楽器なんだ」はじめての衝撃
ここで話題はヒップホップに……。
西沢:ラップをやって海外で目立ったとか。
DEAN:ずっとヒップホップが好きで。自分はラップの才能はないなと思いながら、ずっとリスナーとして好きで。だから遊びでやってた感じですね、友だちと。
西沢:ヒップホップも爆発ですからね、フラストレーションの。
DEAN:そうですね。アメリカに住んでいたときに大学生だったので、西海岸にいたから避けて通れない音楽でしたね。どっちかというと人種問題ですかね。キャンパスでみんな普通にライブをやっていたし、言いたいことはラップで言う。それが至るところで。それと同時にイベントに行ったら、ラップトップ・バトルとかがあって。2000年代のころです。当時のスペックで、もう普通にステージに台だけあってラップトップにジャックをつないで、QWERTYのキーボードを押してその場でビートを作ってバトルとかやってて、そういうの見て衝撃的だったんですよ。それまで音楽ってピアノとかドラムとかギターとかそういうものが衝動を一番ダイレクトに表現できるものだと思っていたから。「ラップトップも楽器なんだ」ってはじめて衝撃を受けて。
西沢:DJだって今どき楽器ですよ。
DEAN:ターンテーブリストとかそうですよね。パットもそうだし、ノブとフェーダーでずっと遊んでられますね。
西沢が「DEAN FUJIOKAって何者なの? 役者もやるんでしょ。本人的には(音楽と役者)どっちなんですか?」と質問すると、DEANさんはこのように話しました。
DEAN:僕は球体かなと思ってます。役者という意識はあんまりないですね。頼まれたことを全力で、自分の人生経験とか、全身全霊で助ける、思いっきりやるというのが俳優かな。音楽をやっているときはダイレクトですよね。やりたいことをやっているという感じですね。
■新曲『Echo』はメタル
音楽についてDEANさんは、プリプロ、作詞、作曲までは自分で移動中などに手がけるそう。リリースしたばかりの新曲『Echo』は、仕事でスイスに訪れたことがきっかけで誕生したと明かしました。
DEAN:これを作ったのは、核シェルターの取材でスイスに行っていたときなんですけど。スイスって全人口よりも110%も収容能力のある核シェルターがあって。そもそもなぜ核シェルターが必要なのかとか、多言語、多民族国家のスイスという国が、あのような形で国として成立させなかればならなかったかとか、博物館とか美術館で昔の歴史をみていると、「人間って殺し合いしまくってきたな」と闇の歴史があるじゃないですか、宗教がちょっと違うだけで。
西沢:いろいろなことをインプットすると、アウトプットをいろいろな人がするんだけど、人と話すだけでなくて何かの作品にしたくなるんですよね。
DEAN:それでできたのが『Echo』という作品ですね。なんか不吉な感じにしたいなと思って。メタルです。とにかくBPMを遅くして(メタリカの)『Enter Sandman』をはじめて聴いたときの衝撃というか、BPM68まで下げて、最初65でいったんだけど、それだとあまりにも遅すぎてハマらなかったから……。
西沢:このマニアックな話をDEAN FUJIOKAが言ってるんだからね。普通の人わからないと思うけど、でもここでリミックスでザック・ワイルドに頼んでほしいね。
DEAN:おお、骨太すね。いってほしいですね。でもツイッターでギタリストの方がギターだけでカバーしてくれてるのがあったんですよ。それが歪みまくってて鳥肌がたちましたね。やっぱ自分でメタルだな、この曲は、と思いましたね。
■カップリング曲では希望を
『Echo』は、ドラマ『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』の主題歌として書き下ろした曲です。DEANさんは『モンテ・クリスト伯』を、「何も悪いことをしていない一般市民が、冤罪で社会的に殺されてしまい、復讐のために蘇るという物語」だと説明。「その熱量を、『Echo』で表現したかった」と語りました。
続けて、2曲目に収録されている『Hope』が誕生した理由も説明。1曲目の『Echo』がダーク過ぎるということで、2曲目のカップリング曲には希望を込めたそうです。
DEAN:(『Echo』は)100%負の曲。負が終わって嵐に巻き込まれてボロボロになって、取り残されちゃったというあとに、『希望がないとマズイな』と思って、2曲目『Hope』という曲を作ったんです(笑)。
トーク後半では、DEANさんが学生時代にP・ディディのライブを観た話や、西沢が明かす最も物騒な時代、90年代ヒップホップの話題、以前ライブ会場でサインをもらったジュラシック5とジャカルタで一緒にカラオケに行った話、西沢がパブリック・エナミーのフレイヴァー・フレイヴと飲んだ話など、次々と両者のレア体験を披露し盛り上がりました。その模様は、radikoのタイムフリーでチェックしてみてください。
シングル『Echo』のリリースに合わせ、HMV&BOOKS SHIBUYAにてDEAN FUJIOKAさんのPOP UP SHOPも展開中。6月25日まで『Echo』をイメージしたオリジナルグッズなどを販売しています。俳優としては、映画『海を駆ける』と『空飛ぶタイヤ』に出演。こちらもぜひチェックしてみてください!
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【番組情報】
番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/
■元々はメタル出身
西沢いわく、「バレリーナのように」スタジオまで来たというDEANさん。これに西沢は「すげえの来たな」と思ったそうですが、いきなり目の前のスイッチを押したがったり、落ち着きのないところが「俺と変わらない」と、初対面の感想を述べます。西沢が「けっこう変な人」と形容したDEANさんは、元々メタル出身であることを告白しました。
DEAN:歪んだ音がとにかく好きで、エレキギター持ったらずっとメタルでしたね、最初のころは。とにかく、歪んでないとありえない。爆発していないと、物足りないですね。
西沢:俺もメタルギター弾いてたとき、テレビの歌謡曲の上にコードをバコバコかぶせて……。
DEAN:わかります(笑)。
冒頭から西沢と意気投合したDEANさん。最近は昔ほどギターは弾かず、ほとんどラップトップを使っているそう。楽曲の制作もラップトップで行うと明かしました。
■「ラップトップも楽器なんだ」はじめての衝撃
ここで話題はヒップホップに……。
西沢:ラップをやって海外で目立ったとか。
DEAN:ずっとヒップホップが好きで。自分はラップの才能はないなと思いながら、ずっとリスナーとして好きで。だから遊びでやってた感じですね、友だちと。
西沢:ヒップホップも爆発ですからね、フラストレーションの。
DEAN:そうですね。アメリカに住んでいたときに大学生だったので、西海岸にいたから避けて通れない音楽でしたね。どっちかというと人種問題ですかね。キャンパスでみんな普通にライブをやっていたし、言いたいことはラップで言う。それが至るところで。それと同時にイベントに行ったら、ラップトップ・バトルとかがあって。2000年代のころです。当時のスペックで、もう普通にステージに台だけあってラップトップにジャックをつないで、QWERTYのキーボードを押してその場でビートを作ってバトルとかやってて、そういうの見て衝撃的だったんですよ。それまで音楽ってピアノとかドラムとかギターとかそういうものが衝動を一番ダイレクトに表現できるものだと思っていたから。「ラップトップも楽器なんだ」ってはじめて衝撃を受けて。
西沢:DJだって今どき楽器ですよ。
DEAN:ターンテーブリストとかそうですよね。パットもそうだし、ノブとフェーダーでずっと遊んでられますね。
西沢が「DEAN FUJIOKAって何者なの? 役者もやるんでしょ。本人的には(音楽と役者)どっちなんですか?」と質問すると、DEANさんはこのように話しました。
DEAN:僕は球体かなと思ってます。役者という意識はあんまりないですね。頼まれたことを全力で、自分の人生経験とか、全身全霊で助ける、思いっきりやるというのが俳優かな。音楽をやっているときはダイレクトですよね。やりたいことをやっているという感じですね。
■新曲『Echo』はメタル
音楽についてDEANさんは、プリプロ、作詞、作曲までは自分で移動中などに手がけるそう。リリースしたばかりの新曲『Echo』は、仕事でスイスに訪れたことがきっかけで誕生したと明かしました。
DEAN:これを作ったのは、核シェルターの取材でスイスに行っていたときなんですけど。スイスって全人口よりも110%も収容能力のある核シェルターがあって。そもそもなぜ核シェルターが必要なのかとか、多言語、多民族国家のスイスという国が、あのような形で国として成立させなかればならなかったかとか、博物館とか美術館で昔の歴史をみていると、「人間って殺し合いしまくってきたな」と闇の歴史があるじゃないですか、宗教がちょっと違うだけで。
西沢:いろいろなことをインプットすると、アウトプットをいろいろな人がするんだけど、人と話すだけでなくて何かの作品にしたくなるんですよね。
DEAN:それでできたのが『Echo』という作品ですね。なんか不吉な感じにしたいなと思って。メタルです。とにかくBPMを遅くして(メタリカの)『Enter Sandman』をはじめて聴いたときの衝撃というか、BPM68まで下げて、最初65でいったんだけど、それだとあまりにも遅すぎてハマらなかったから……。
西沢:このマニアックな話をDEAN FUJIOKAが言ってるんだからね。普通の人わからないと思うけど、でもここでリミックスでザック・ワイルドに頼んでほしいね。
DEAN:おお、骨太すね。いってほしいですね。でもツイッターでギタリストの方がギターだけでカバーしてくれてるのがあったんですよ。それが歪みまくってて鳥肌がたちましたね。やっぱ自分でメタルだな、この曲は、と思いましたね。
■カップリング曲では希望を
『Echo』は、ドラマ『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』の主題歌として書き下ろした曲です。DEANさんは『モンテ・クリスト伯』を、「何も悪いことをしていない一般市民が、冤罪で社会的に殺されてしまい、復讐のために蘇るという物語」だと説明。「その熱量を、『Echo』で表現したかった」と語りました。
続けて、2曲目に収録されている『Hope』が誕生した理由も説明。1曲目の『Echo』がダーク過ぎるということで、2曲目のカップリング曲には希望を込めたそうです。
DEAN:(『Echo』は)100%負の曲。負が終わって嵐に巻き込まれてボロボロになって、取り残されちゃったというあとに、『希望がないとマズイな』と思って、2曲目『Hope』という曲を作ったんです(笑)。
トーク後半では、DEANさんが学生時代にP・ディディのライブを観た話や、西沢が明かす最も物騒な時代、90年代ヒップホップの話題、以前ライブ会場でサインをもらったジュラシック5とジャカルタで一緒にカラオケに行った話、西沢がパブリック・エナミーのフレイヴァー・フレイヴと飲んだ話など、次々と両者のレア体験を披露し盛り上がりました。その模様は、radikoのタイムフリーでチェックしてみてください。
シングル『Echo』のリリースに合わせ、HMV&BOOKS SHIBUYAにてDEAN FUJIOKAさんのPOP UP SHOPも展開中。6月25日まで『Echo』をイメージしたオリジナルグッズなどを販売しています。俳優としては、映画『海を駆ける』と『空飛ぶタイヤ』に出演。こちらもぜひチェックしてみてください!
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番組名:『GROOVE LINE』
放送日時:月・火・水・木曜 16時30分-19時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/grooveline/
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