J-WAVEの番組『SEIKO SOUND STORAGE』。ミュージシャンやスポーツ選手など、各界で活躍するゲストがマンスリーで登場します。6月のマンスリーゲストは、Charaさんです。 6月1日(金)のオンエアでは、Charaさんの音楽体験について伺いました。
■小さな頃は「紙の鍵盤」でイメトレ
Chara:私、今年で50歳になったんです。音楽体験は、デビューしたのが23歳、歌ったのが20歳。わりと遅かったんですけど、子どもの頃から楽器が大好きで、時代的に、ピアノ教室とかがすごく流行っていました。最初の音楽教室は、幼稚園の2階に教室があって、隣のお家の大好きな子が先に行っていて、「お友だちと一緒に行きたい」みたいな感じから入ったんです。そこの教室の延長で、作曲する授業があって。先生が最初にイントロメロディを考えて「じゃあ、この続きをサンドイッチ形式で作ってきてください」と。パンが明るいコードだとしたら、中の具として暗いマイナーコードを挟んで、「サンドイッチを作ってきてね」という宿題をやってたんです。そんなに裕福な家ではない、中流くらいだと思うんですけど、物を買い与えないということで、最初は鍵盤が紙に描いてあるものでイメトレしていました(笑)。
子どもの頃は、「結婚したらグランドピアノがほしい」と母に言ったり、楽器を弾きながら歌う弾き語りスタイルに憧れていたと言うCharaさん。印象に残る曲として挙げたのは、小学1年生の頃に耳でコピーしたシンガーソングライター・小坂明子さんの『あなた』でした。
Chara:小坂さんは当時17歳ぐらいで、グランドピアノを弾きながらラブソングを歌われていて、大ヒットしたんです。私は、その曲がすごく好きで、そんなラブソングとは知らずに大人になってから「えっ! 17歳でこんな(曲を)!?」と思いました。すごくいい曲で、私もカバーさせてもらったことがあります。
音楽と縁のない家庭で育ったものの、自宅に1台のレコードプレイヤーがあり、母の好きな映画音楽やクラシックを聴いたり、少し大人になってからは父のビートルズのレコードを聴いたりしていたCharaさんは、洋楽を聴くようになったきっかけはラジオだったと言います。
Chara:今みたいにiTunesもShazamもないから、「なんていう曲だろう」ってわからないんですけど、とにかくカセットで録音したりしていました。あとは、音楽に詳しい友だちや先輩に訊いたりして、だんだんボキャブラリーが増えていきました。好きになった曲のひとつで、プロコル・ハルムの『青い影』は、けっこう作曲にも影響を受けているなと思います。
■演奏の楽しさを知ったきっかけ
Charaさんは小さい頃、みんなの前で「伴奏」したことをきっかけに、演奏の楽しさに目覚めたそうです。
Chara:ちょっと鍵盤ができて耳コピができると、音楽の時間とかに「伴奏して」と言われるんですよね。大体そういう係でしたね。今はその延長ですかね。最初に、先生の代わりに演奏したのを今でも覚えています。幼稚園のときなんですけど、紙の鍵盤も買ってもらえてないときに、先生がやってるのを目と耳で覚えて、「ああやって弾くんだ」って、「さよならの会」の曲を弾いたんです。名前が「みわ」なので、「みいちゃん、先生の代わりに弾いてくれる?」って言われて弾いたら、みんなが歌ってくれたのがすごく楽しくて、それがきっかけですかね。先生、ありがとうございます。これを聴いている教育者の方々、子どもにはいろいろな隠れた才能がありますので、ぜひ見出してサポートしてほしいと思います。
オンエア後半では、小学生のときに憧れて姉妹でハモったという、ノーランズの曲の中から、「洋楽で初めて耳コピしたカバー曲」として『Touch Me In The Morning』を紹介しました。
Charaさんは現在、ツアー「Shut Up And Kiss Me!〜Sweet Soul Sessions Supreme〜」を開催中。6月16日(土)・17日(日)は、Motion Blue YOKOHAMA、7月4日(水)・5日(木)はBlue Note Tokyoで行います。詳しくは、オフィシャルサイトをご確認ください。
【この記事の放送回をradikoで聴く】
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【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:金曜 24時-24時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage/
■小さな頃は「紙の鍵盤」でイメトレ
Chara:私、今年で50歳になったんです。音楽体験は、デビューしたのが23歳、歌ったのが20歳。わりと遅かったんですけど、子どもの頃から楽器が大好きで、時代的に、ピアノ教室とかがすごく流行っていました。最初の音楽教室は、幼稚園の2階に教室があって、隣のお家の大好きな子が先に行っていて、「お友だちと一緒に行きたい」みたいな感じから入ったんです。そこの教室の延長で、作曲する授業があって。先生が最初にイントロメロディを考えて「じゃあ、この続きをサンドイッチ形式で作ってきてください」と。パンが明るいコードだとしたら、中の具として暗いマイナーコードを挟んで、「サンドイッチを作ってきてね」という宿題をやってたんです。そんなに裕福な家ではない、中流くらいだと思うんですけど、物を買い与えないということで、最初は鍵盤が紙に描いてあるものでイメトレしていました(笑)。
子どもの頃は、「結婚したらグランドピアノがほしい」と母に言ったり、楽器を弾きながら歌う弾き語りスタイルに憧れていたと言うCharaさん。印象に残る曲として挙げたのは、小学1年生の頃に耳でコピーしたシンガーソングライター・小坂明子さんの『あなた』でした。
Chara:小坂さんは当時17歳ぐらいで、グランドピアノを弾きながらラブソングを歌われていて、大ヒットしたんです。私は、その曲がすごく好きで、そんなラブソングとは知らずに大人になってから「えっ! 17歳でこんな(曲を)!?」と思いました。すごくいい曲で、私もカバーさせてもらったことがあります。
音楽と縁のない家庭で育ったものの、自宅に1台のレコードプレイヤーがあり、母の好きな映画音楽やクラシックを聴いたり、少し大人になってからは父のビートルズのレコードを聴いたりしていたCharaさんは、洋楽を聴くようになったきっかけはラジオだったと言います。
Chara:今みたいにiTunesもShazamもないから、「なんていう曲だろう」ってわからないんですけど、とにかくカセットで録音したりしていました。あとは、音楽に詳しい友だちや先輩に訊いたりして、だんだんボキャブラリーが増えていきました。好きになった曲のひとつで、プロコル・ハルムの『青い影』は、けっこう作曲にも影響を受けているなと思います。
■演奏の楽しさを知ったきっかけ
Charaさんは小さい頃、みんなの前で「伴奏」したことをきっかけに、演奏の楽しさに目覚めたそうです。
Chara:ちょっと鍵盤ができて耳コピができると、音楽の時間とかに「伴奏して」と言われるんですよね。大体そういう係でしたね。今はその延長ですかね。最初に、先生の代わりに演奏したのを今でも覚えています。幼稚園のときなんですけど、紙の鍵盤も買ってもらえてないときに、先生がやってるのを目と耳で覚えて、「ああやって弾くんだ」って、「さよならの会」の曲を弾いたんです。名前が「みわ」なので、「みいちゃん、先生の代わりに弾いてくれる?」って言われて弾いたら、みんなが歌ってくれたのがすごく楽しくて、それがきっかけですかね。先生、ありがとうございます。これを聴いている教育者の方々、子どもにはいろいろな隠れた才能がありますので、ぜひ見出してサポートしてほしいと思います。
オンエア後半では、小学生のときに憧れて姉妹でハモったという、ノーランズの曲の中から、「洋楽で初めて耳コピしたカバー曲」として『Touch Me In The Morning』を紹介しました。
Charaさんは現在、ツアー「Shut Up And Kiss Me!〜Sweet Soul Sessions Supreme〜」を開催中。6月16日(土)・17日(日)は、Motion Blue YOKOHAMA、7月4日(水)・5日(木)はBlue Note Tokyoで行います。詳しくは、オフィシャルサイトをご確認ください。
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番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
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