The BONZEの新作、JESSEは「バンドたるものができた」と自信!

J-WAVEで放送中の番組『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー『MUSIC +1』。5月8日(火)は、4人組ロックバンド、The BONEZのJESSEさん(Vo/Gt)とT$UYO$HIさん(Ba)をゲストにお迎えしました。


■「The BONEZ」が生まれた経緯

RIZEとしても活躍するJESSEさん。ソロ活動をするにあたって、ベースとドラムがいなかったため、Pay money To my Painとして活動していたT$UYO$HIさんとZAXさん(Dr)を誘いました。JESSE and The BONEZとして活動する中、Pay money To my PainのボーカルだったKさんが他界され活動停止に。それを受け、当初はソロ活動をバンドにするつもりはなかったJESSEさんですが、正式なバンドThe BONEZとしてスタートさせました。

JESSE:それも俺が言えることじゃなかったから。P・T・PのZAXがライブの打ち上げで「お前がバンドにするなら、俺もしてもいいんだぜ」って。涙涙の中で俺も「じゃあやろうよ!」って。

当初はそれぞれのバンドのファンの中には戸惑う人もいたかもしれませんが、「希望を与えてて5年、ちゃんと信じてやってきてたら、お互いのバンドのファンもちゃんとThe BONEZのファンになってくれて」とJESSEさんは語りました。


■新アルバムの制作秘話

そんなThe BONEは5月9日(水)、2年ぶりのニューアルバム『WOKE』をリリースしました。今作はアメリカを旅する中で作ったそう。

JESSE:レッドロックっていうアメリカの国立記念公園があって。ロスの砂漠の一部分にしか生えてない木があって。そこに夜中の12時くらいから真っ暗な中にいて、次の日の昼までいたんだけど、太陽が上がってきてベロベロになってる中、周りがいきなり砂漠の草原だったと思ったのが、何百年かけて砂嵐でできた山が後ろにあって。「うぉー! こんなとこにいたの!?」って(笑)。

真っ暗な中にいたので周りがどうなっているかわからなかったそう。そこにたまたまシャーマンがいて、「ここは精霊たちが多いからちゃんと挨拶をしてから挑めば、ちゃんと明日の朝までみんなを無事に守ってくれる」と言われたそう。それまではそういったスピリチュアルなことをあまり信じなかったというJESSEさんですが、そういうことを少し信じられる旅になったといいます。

JESSE:だから今回のアルバムだったり、楽曲たちができたって信じてる。

アルバムに収録されている『Bird ~people with wings~』のイントロは、レッドロックで一晩過ごした後に行った街のスタジオで、ギターのNAKAさんが一発目に鳴らした音だそう。

JESSE:あぁ昨日の景色みたい! ってなって、そのまま乗っかってって。もう原型はあのまんまだよね。
T$UYO$HI:そうね。基本的に。
サッシャ:音そのものがキャプチャーしているんですかね。
JESSE:そうだね。その景色って僕たちにしか見えないから、それは「こういうことなんだよ」って共有できないんだけれども、音楽ってリスナーのために作るものなんじゃなくて、俺らが上がって感情が込められる音源を作ったのち、お客さんがライブを観て、もしくはラジオで音を聴いて、「あ、共感できるかも」って。違う景色かもしれないけど、そうやってみんな共感できるものが音楽だと思うから。

久しぶりに「バンドたるもの」というアルバムが作れた、今作『WOKE』への自信を語ったJESSEさん。ぜひチェックしてください!

今月に第二子が生まれるというJESSEさん。そんな中、The BONEZのツアーがスタートします。5月11日の札幌を皮切りに、最後は9月30日にZepp Tokyoで行われます。

サッシャ:途中で出産予定日になったらどうするの?
JESSE:……(しばし考えて)あのね、俺、“もってる”んで! 大丈夫(笑)。

もちろんツアーも楽しみですが、元気なお子さんが生まれるのも楽しみですね。ツアー中におめでたい報告がステージで聞けるかもしれません。

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【番組情報】
番組名:『STEP ONE』
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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