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原宿で…竹の子族ならぬ「ケケノコ族」がアツい!? その実態とは

J-WAVEで放送中の番組『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:玄理)のワンコーナー「DIANA Shoes NEW LOOK」。4月29日(日)のオンエアでは、竹の子族からインスパイアされた「ケケノコ族」に注目しました。

「竹の子族」は、1980年代に東京・原宿の歩行者天国で、派手な衣装を着て踊っていた人たちの総称です。そんな竹の子族にインスパイアされた新しい世代「ケケノコ族」が、いま原宿の街を闊歩しているとか。「ケケノコ族」を取材したフリーライター・編集者の神田桂一さんにお話を伺いました。

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■「ケケノコネーム」を持っている?

玄理:なぜ「竹の子族」から「ケケノコ族」にしたんですか?
神田:おそらく「竹」が「ケケ」という文字と似ているからだと思います。
玄理:なるほど。どういうグループなんですか?
神田:「ケケノコ族」のリーダーで、アーティストとしていろいろな活動をしている、ひさつねあゆみ(ケケ・ヒサツネ)さんが始めたプロジェクトです。竹の子族の時代は歩行者天国があったので、そこで踊っていましたが、ケケノコ族は集会を行なっています。「ケケノコ闊歩」というのを、日曜日に不定期で行っていて、竹下通りなどを闊歩しています。かなり異様でインパクトがあります。

ケケノコ族は、10代~30代くらいまで、さまざまな人が参加しています。ケケノコ族に入ると「ケケノコネーム」が与えられ、神田さん曰く、現在70名ほどが「ケケノコネーム」を持っており、集会には常時10名ほど来るそうです。

玄理:わりと、こじんまりした集会ですね。
神田:そうなんですけど、闊歩すると迫力があります。
玄理:なぜ今、竹の子族に興味を持ったんですかね?
神田:もともと、ひさつねさんが竹の子族の名前の発祥になったブティックを偶然見たら、すごく面白くて、そこでバイトをし始めたのがきっかけだそうです。
 

■ケケノコ族に訊いてみた

どんな人たちなのか、気になるところ。番組スタッフがケケノコ族にお話を伺ってきました。

ひさつね:竹の子族は和風のデザインをアレンジして、原色のサテン生地を使ったような「ハーレムスーツ」という服を着ていたんですけど、ケケノコ族は「ハーレムスーツ」の代わりに「ケケノコウェア」を持っていて、それを中心にコーディネートしています。

メイクも、紫のリップをつけたり、眉毛や頬に横断歩道のような柄を描いたりと、人によってさまざまでした。

ケケノコ族のInstagramを見ると、眉毛がゲジゲジ風になっていたり、途中で途切れたりしている人もいます。「これは、竹の子族というよりも今風ですね」と玄理。ケケノコ族は竹の子族に“今時感”を混ぜています。

最後に神田さんは、取材を通じて感じたことを以下のように語りました。

神田:今は80年代に比べて、窮屈な社会になってると思うんです。歩行者天国もなくなっていて、そんな時代の中で、ケケノコ族はある意味で“カウンター的な存在”になっているのではないかと思っています。 それがケケノコ闊歩に繋がってると思いました。

ケケノコ族の今後の展開が楽しみですね。

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【番組情報】
番組名:『ACROSS THE SKY』
放送日時:日曜 9時?12時
オフィシャルサイト: https://www.j-wave.co.jp/original/acrossthesky/

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