大仏や噴水も!? 純喫茶が魅力的な理由

J-WAVEで放送中の番組「TOPPAN FUTURISM」(ナビゲーター:小川和也・相楽樹)。9月24日(日)のオンエアでは、東京喫茶店研究所二代目所長の難波里奈さんにお話を伺いました。

難波さんは会社員でありながら、仕事帰りや休日に、ひたすら純喫茶を訪ねて十数年。東京を中心に全国の純喫茶を巡り、訪れた純喫茶は全国1,700軒以上に。ブログ「純喫茶コレクション」に店内の様子や訪問時の記録がつづられています。もともとは、昭和の時代に使われていたような骨董の家具や雑貨が好きで、自身でも集めていたそうです。それが部屋に入りきらなくなってしまい、その時に「喫茶店に行けば自分の部屋に物を増やさなくても、その都度、自分が好きなインテリアがある空間を楽しめる」と思い、コーヒー好きなことも手伝っていろいろな喫茶店に行くようになったそうです。

ちなみに、「純喫茶」と「喫茶店」と「カフェ」の違いは、難波さんの解釈によると、「純喫茶と喫茶店は同じくくりだと思っています。純喫茶は昭和の時代には“アルコールを出さないお店”として分けて分類されていたようですが、今はメニューにビールなどがあったとしても、純喫茶と呼ばれていた時代から、当時のインテリアや内装のままで営業を続けているお店と考えています」とお話いただきました。ちなみにカフェは難波さんの中では、「お店の人が若くて、内装も今風のもの」だそうです。

純喫茶はマスターの存在が欠かせないと話が及ぶと…

「純喫茶はマスター個人が自分の城として、いろいろな所にこだわりを加えているので、100軒あったら100人のマスターのこだわりがあって、何軒通っても同じ店がひとつもないことが魅力ですね」と難波さん。

例として、大きな仏像がある喫茶店や、店内に噴水があって昔はそこにペンギンがいた喫茶店、壁全部に水槽を埋め込んでいる喫茶店など、マスターの個性が光るお店をいくつか紹介してくれました。

番組の最後に難波さんは、「メディアで紹介されている有名なお店をきっかけに喫茶店を訪れるのもいいんですけど、みなさんが暮らす街にも、純喫茶はあると思うので…自分の生活範囲でお気に入りの喫茶店を見つけて欲しいです。そこに毎日通うような人が増えると、全国の喫茶店がまんべんなく盛り上がると思います」と話し、喫茶店が暮らしの一部になる楽しみを語ってくれました。

休日や仕事帰りなど、お気に入りの喫茶店を見つけてみてはいかがでしょうか。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「TOPPAN FUTURISM」
放送日時:毎週日曜 21時-21時54分
オフィシャルサイト:http://www.j-wave.co.jp/original/futurism/

関連記事