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コミケ、叶姉妹はOKで、真木よう子はNOだった理由

コミケ、叶姉妹はOKで、真木よう子はNOだった理由

タイムフリー

J-WAVEで放送中の番組「STEP ONE」(ナビゲーター:サッシャ・寺岡歩美)のワンコーナー「BEHIND THE SCENE」。9月5日(火)のオンエアでは「コミケ(コミックマーケット)のルール」に注目しました。

8月25日、クラウドファンディングのサイトで、自身のフォトブックを制作しコミケで販売すると発表した真木よう子さん。しかし、3日後には「コミケのルールを知らずに安易な気持ちで出店を考えていた」と真木さんが謝罪し、計画を取り下げることになりました。今回は一般には知られていない、コミケ特有のルールや事情などについて詳しいライターの大山くまおさんにお話に伺いました。

今回の騒動の概要を、改めて大山さんは「真木さんのフォトブックをクラウドファンディングでお金を集めて作って、それをコミケで売ろうとしたんですが、それに対しコミケ参加者から『あまり良くないんじゃないの?』と批判が起きた問題です。真木さん一人の問題ではなく、事務所や関係者サイドの問題ですね。それで批判が集中して炎上してしまいました」と説明してくれました。

何が問題だったかというと、「一言では言いにくいのですが…50万人も動員する巨大なコミケというイベントの複雑さ、デリケートさが出てしまった。コミケは、誰でも抽選に当たれは出店できるので、誰でも参加できるオープンな場なんですが、同時にすごく閉じている部分もあります。なぜかというと、あくまで同人の即売会という“趣味の場”であって、ビジネスの場ではないからです」(大山さん、以下同)

「あと、参加者の間では周知のことですが、同人誌の何割かはエッチな内容など非常にセクシャルな部分があります。それを対面で売ってますから、扱う人たちや書いている人たちが『バレたくない』という気持ちもあります。だからコミケの会場って写メを撮っちゃいけないし、誰が何を売っているかを知られるのも駄目なんです。そこに真木さんのような有名で動員力のある人が参加すると、コミケのルールを知らない真木さんのファンが何千人も来て大混乱になると思った参加者が本能的に察知して、拒否反応を起こしたのです」

一方で先日、叶姉妹がコミケに出店し大盛況になったケースについては、「叶姉妹はコミケのルールやマナーを事前から『教えてください』というかたちで、とても低姿勢にブログなどでコメントし、ネット上で自分たちがどう言われているかもエゴサーチして、対応を練っていったんです。あと、大きいのは『一緒に楽しみましょう』『楽しさをシェアしましょう』という表現で半年以上かけて安心感を与えました。そしてまずは、コミケに遊びに行くところから始めたんです。その時も普段はカードしか使わない叶姉妹が、大量の500円玉を用意してその画像をブログにアップしたり、ローヒールの靴を何十足もアップしたり(笑)、これで皆さんも『大丈夫なんじゃないかな』と思ったところがあります」

叶姉妹の場合はかなり気配りが届いていて、この件について原稿を書いた大山さんの記事も紹介してくれたそうで「一瞬で好きになりました(笑)」とのこと(笑)。最後に大山さんに、コミケに行く際の注意をお聞きしました。

「基本的ルールが明文化されているカタログもありますが、とにかく人混みが凄いので、エスカレーターは将棋倒しになるので歩いちゃいけない、両替をしておく、ローヒールの靴を履く、キャリーバックを持ち込まない、むやみに写真を撮らない、他のブースに迷惑をかけない…など様々なルールがあります。初めてコミケに行く人は知らない国に観光に行くくらいの気持ちで行ったほうがいいです」とアドバイスしていました。

※PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

【番組情報】
番組名:「STEP ONE」
放送日時:月・火・水・木曜 9時-13時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/stepone/

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