「竹」と「牡蠣」が日本の海を救う?

J-WAVE月曜-木曜の朝6時からの番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」。普段は別所哲也のナビゲートでお送りしていますが、今週はお休みの別所に代わって、グローバーのナビゲートでお届しています!

7月18日は「海の日」ということで、海を満喫された人がたくさんいるのではないでしょうか。そこで、番組内のワンコーナー「MITSUBISHI JISHO TOKYO DICTIONARY」では、近年どんどんきれいになっているという海に関するキーワード「ブルーフラッグ」に注目しました。

この夏、神奈川県・由比ヶ浜のビーチに、1本の青い旗が風になびいているのをご存知ですか? それが「ブルーフラッグ」。これは安全や環境の基準を満たしたビーチに与えられる国際認証で、取得しているビーチは、世界でおよそ4千か所あるそうです。

その1つに今年、由比ヶ浜が選ばれました。日本でこの「ブルーフラッグ」を取得したのは、由比ヶ浜と福井県のビーチだけで、共にアジアでは初めての取得という栄誉ある旗。

そんな由比ヶ浜をはじめ魅力的なビーチが多い首都圏ですが、一方、東京に目を向けてみると、去年の夏は都心の海では半世紀ぶりに海面に顔を付ける「顔付け」が解禁されて話題になりましたよね。年々きれいになっている東京の海、あらためてその浄化作戦について、NPO法人「ふるさと東京を考える実行委員会」技術担当顧問の田中克哲さんにお話をうかがいました。

「私たちは“竹ヒビ”というのを入れているんですけれども、海の中に竹を差し込んでおくと、そこに自然の牡蠣がどんどん付着してくるんです。その付着して成長した牡蠣が1個、1日あたり400リットルの海水を浄化すると言われていまして“竹ヒビ”をどんどん入れることによって、牡蠣を増やして浄化していこうという活動を行っています」

牡蠣は海水を飲み込み、それをきれいにして吐き出すというすごい力を持っているのですね! そして牡蠣を付着させるには“竹”が重要なのですが、その竹が取れる場所についても“海と山が一体”となった新たな取り組みが期待されているそうです。

「山の方で、今、竹やぶが非常に荒れてきている状態があるんです。それでどんどん竹があふれてきてるし、ぐちゃぐちゃになっています。そういった竹を山から切ってきて、海の中に入れていきます」

今後は、葛西海浜海水浴の全面に1万本近くもの“竹ヒビ”を入れていき、牡蠣を増やしていく予定とのこと。「何年か経つと“竹ヒビ”はダメになってきますので、それを抜き取って付着している牡蠣を食べたり、抜き取った竹を“どんど焼き”というかたちで灰にして、それをまた山に戻します」と田中さん。

田中さんのお話を聞いて、「きっと、人間が何もしないというのが自然にいいってわけじゃなくて、人間も自然の一部になって、程よい手を入れてグルグル一緒に回っていくっていうのがいいのかな」とグローバー。

この活動が全国的に広がり、「ブルーフラッグ」が立つ砂浜が日本にどんどん増えていくといいですね!

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