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ランニング、絶対欠かせないコツは「こけし」?

ランニング、絶対欠かせないコツは「こけし」?

J-WAVE日曜朝6時の番組「WONDER VISION」(ナビゲーター:平井理央)のワンコーナー「orgabits FRONTIERS」。スポーツをテーマにした5月15日のオンエアでは、NPO「ニッポンランナーズ」ヘッドコーチ、齊藤太郎さんをゲストにお迎えして、ランニングのコツをアドバイスしていただきました。

齊藤さんがヘッドコーチを務める「ニッポンランナーズ」は、2002年に千葉県佐倉市を拠点に設立された地域スポーツクラブです。メインのランニングクラブ部門の他、小中学生に様々なスポーツを指導するプログラムや高齢者のための健康体操教室などもあるそうです。

体を動かしたくなる気持ちのいい季節ですが、手軽な運動といえば“ランニング”を思い浮かべる人も多いのでは? そんなランニングに齊藤さんは「こけし走り」を推奨されています。「こけし走り」とはどういうものなのでしょうか?

効率良く走るための3つのキーワード「こ・け・し」とは?
「効率良く走るための3つのキーワードの頭文字をとって「こ・け・し」という語呂合わせにしているんです」と齊藤さん。

①「こ」 … “骨盤の使い方”。足の付け根に当たる部分。
②「け」 … “肩甲骨の使い方”。肩で腕を振ってしまう人が多いのですが、肩ではなく、肩甲骨をうまく使って柔らかく走る。
③「し」 … “姿勢”。腕の動き(上半身)と足の動き(下半身)を上手に合体させる正しい姿勢。

この3つをうまく組み合わせて走ると、効率良く走れますし、見ていて「美しい」と思われる走り方になるそうです。「上手な走り方をすることで、怪我をしにくくなり、走るほどに体を流れる血の循環が良くなるんです」と齊藤さん。

「骨盤」の使い方について、齊藤さんは“でんでん太鼓”を使って解説してくださいました。“でんでん太鼓”を逆さまに持ち“棒を背骨”、“太鼓を骨盤”、“玉の付いた紐を足”に見立てます。走っていて疲れてしまう人は、太鼓にぶら下がっている玉の紐、つまり足だけで走ってしまっているそうです。紐を振ろうとするのではなく、太鼓をうまく振ると音がなりますよね。それと同じように骨盤をうまくスイングさせることで、足が自然と動く走り方になると齊藤さん。「足を動かす」というよりも、「骨盤を動かす」ことを意識することが大事なのですね。

さらに、「骨盤から上へ上へ遡っていくと、肩甲骨があります。肩甲骨をうまく使って、腕をスイングさせてあげると、背骨に伝わります。背骨の動きがまた骨盤に伝わって、スイングのローテーションにつながっていきます」と齊藤さん。“体幹”という言葉がありますが、それよりもさらに奥深い“背骨”を柔らかく、うまく使うことで、自分の持っている力を使えるようになるのだそうです。

ランニングはしたいけど、すぐに疲れてしまう…という人は、この「こけし走り」をさっそく試してみてはいかがでしょうか?

【関連サイト】
「WONDER VISION」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/wondervision/

人気急上昇「トレイルランニング」 知っておきたいルールとマナー(2015年05月13日)
https://www.j-wave.co.jp/blog/news/2015/05/post-1021.html

ランニング かかと着地はNG(2013年02月09日)
http://pod.j-wave.co.jp/blog/news/2013/02/-ng-1.html

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