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震災でも自分の力で生き抜く技術を…「狩猟女子」という生き方

震災でも自分の力で生き抜く技術を…「狩猟女子」という生き方

J-WAVE 平日(月~金)夜の番組「JAM THE WORLD」のワンコーナー「LOHAS TALK」(ナビゲーター:小黒一三)。9月22日のオンエアでは、猟師でライターの畠山千春さんをゲストに迎えました。

畠山さんは2011年の東日本大震災をきっかけに、動物の解体・狩猟の勉強をし、昨年、狩猟免許を取得。現在は福岡を拠点に、狩猟活動だけではなく、自給するシェアハウス・糸島シェアハウスの運営をしています。今年の3月には、猟師になるまでの過程や自給自足の狩猟ライフから、動物別の解体方法や狩猟・解体をはじめたい人のためのガイドを記した著書『わたし、解体はじめました ─狩猟女子の暮らしづくり─』(木楽舎)も出版しました。

著書のタイトルも衝撃的です。都会に暮らしていた20代の女性がいきなり猟師の世界に飛び込んだ、その思いとは何だったのでしょう。

「一つの大きなきっかけは3・11でした。当時は横浜に住んでいて、直接、地震の大きな被害はなかったんですけれども、都市ならではのパニックみたいなものがあって。スーパーに行っても食べ物が買えなかったり、水から放射性物質が出たときは自動販売機の水もなくなったり、そんな状況がちょこちょこあったんですね。そういうときに、お金って、いざというときに、全然役に立たないじゃないかということをすごく痛感したんです」(畠山さん)

それにしても、いきなり狩猟生活へ飛び込むとは、思い切りましたね。

「もし万が一、次に直下型地震があったら、果たして自分は生き残れるだろうかと。そのときに、今のままだったら死んでしまうだろうなと。だから、これからは周りがどんなに変わっても自分自身の力で生きていく技術と、あとは信頼できる人たちと一緒に暮らしていくコミュニティを作ろうと、そういう決意をしたんですね。なので、私の今の活動は、まず“自分の暮らしを自分でつくる”ということがテーマであって、狩猟は食べ物を自分で捕ってくるというところの一つの方法です」(畠山さん)

何でもすぐ手に入る今の生活は、たしかに脆いものだということが東日本大震災で露呈しました。狩猟し、自給自足できる強さを持ちつつ、仲間とシェアし合う生活。いかがですか、自然災害に見舞われたときを想定して、今一度、生活を見直してみては?

【関連サイト】
「LOHAS TALK」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/blog/lohastalk/

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