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水樹奈々 知れば知るほど奥深い“声優の仕事”を語る

水樹奈々 知れば知るほど奥深い“声優の仕事”を語る

J-WAVE平日夜の番組「School TV DREAM TRAIN」(ナビゲーター:秀島史香)。今週5日間は声優の水樹奈々さんが登場! 4月25日(月)のオンエアでは“アフレコ”という仕事についてうかがいました。

声優、ナレーター、歌手として大活躍の水樹さん。いずれも「なりたい職業ランキング」では必ず上位に入ってくる人気のお仕事です。声優としての代表作は「NARUTO‐ナルト‐」「ハートキャッチプリキュア!」「魔法少女リリカルなのは」シリーズなど多数。そんな水樹さんは、子どもの頃からアニメやゲームが大好きで、没頭しすぎて親に怒られることもあったとか。

「自分で演じて、カセットテープに録音する遊びをしてみたり、気になるテレビCMのナレーションの原稿を自分で書き起こして、S.E.(効果音など)も似たような音を探してきて録音して遊んでいました。歌は父から教わっていたものの、いつかアニメやゲームにかかわる仕事ができたらいいなと思っていました」

後から音や声をつけるアフレコは、アニメーションが完成する前の状態で行うことがあるそうで、大変なことも多々あるといいます。

「アニメーションは制作が間に合わず、B.G.M.などが一切入ってない状態で、場合によっては絵がなくてキャラクターの名前だけが表示されて、それが表示されている間に喋るといった具合でやっていくことがあります。自分の想像力をフル回転させながら演じないといけないので難しい」

何もないところから「きっとこの場面にはこんな音楽がつくんじゃないか」と考えたり、絵コンテを見て、話しかける相手のキャラクターとの距離が離れているとわかれば叫んだり、そのときの声の張り方もアニメの状況(キャラクターがいる場所や場面の時間帯)によって変えるそうです。

「大事なのはイメージすること。普段からどんな日常生活の場面が切り取られるのかわからないので、意識してまわりの人の行動や表情を観察することが大事だと思っています」

逆に、海外ドラマや映画の場合は、出来上がった作品を見ながらアフレコします。

「アフレコでは、できあがったときの空気感を壊さないように、原音の良さを活かしますし、俳優さんの息遣いも落とし込んでいきます。そのため、何度も脚本を読みますし、映像も見ます。自分らしさも入れながら演じていきます」

“アフレコ”とひと口に言っても、アニメと映画、ドラマそれぞれに違った難しさと魅力があることを教えてくれた水樹さん。知れば知るほど声優の世界は奥が深そうですね。

【関連サイト】
「School TV DREAM TRAIN」オフィシャルサイト
https://www.j-wave.co.jp/original/dreamtrain/

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