ピアニスト・角野未来が、兄の角野隼斗とJ-WAVEで対談。デビューアルバムの制作エピソードや、フランス・リヨンでの留学生活を語った。
この内容をお届けしたのは、10月4日(日)放送のJ-WAVE『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:小川紗良)の「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」。ピアニスト・角野隼斗が、音楽を通じたさまざまな“出会い”をもとに、楽曲とトークをお届けするコーナーだ。
角野未来は以前にも同コーナーのゲストとして登場している。
【関連記事】角野隼斗、妹・角野未来とメディア初の対談。お互いの“受験エピソード”を明かす
【関連記事】角野隼斗が聞く、妹・未来が好きなもの。「お兄ちゃんのコンサート前に」見に行ったのは?
前週、9月27日の放送では、未来のデビューアルバム『Appels』(アペール)を取り上げ、その魅力に迫った。
『Appels』は未来が大好きだという、色彩感が豊かでイマジネーションをかき立てるフランス音楽を凝縮したアルバムとなっている。今回は、未来のフランス生活を軸にトークが進行した。
隼斗:普段はフランスのリヨンに留学しているんだよね。
未来:そう! まだリヨンにいる。
隼斗:来年行くよ、とうとう。
未来:知ってるよ! だから、その日は頑張ってどうにかリヨンにいるようにしたい。でも、お兄ちゃんが来た次の日の朝に、すぐ日本に帰らないといけない。
隼斗:じゃあ、それまではいる? (出発の)2日前ぐらいに行こうと思って。リヨンのおいしいものを教えてよ。
未来:リヨンって「ブション」っていう大衆食堂が有名で。牛モツとか豚モツとか、けっこうクセの強い料理が多い。あとは「クネル」っていう魚のすり身(が有名)。
隼斗:くねっているの(笑)?
未来:違う(笑)。はんぺんみたいなやつに、濃厚なソースがかかったもので、けっこうおいしいよ。あとは「プラリネ」っていうピンク色の甘い砂糖菓子みたいなものがあって、それがいっぱい入ったパンがおいしい。
隼斗:それはあんまり好きじゃないかも。
未来:でも本当においしいよ! あれは好きだと思う(笑)。
隼斗:じゃあ、それも食べるわ(笑)。リヨンにはもう慣れましたか?
未来:リヨン生活は慣れましたね。コンパクトな街だから、どこに行くにも近くて住みやすいですね。
隼斗:住みやすそう!
未来:パリはもっとカオスだったけど(笑)、リヨンはすごく落ち着いていて平和! 生活するのにぴったりっていう感じ。
未来:歴史的な熱波だったみたい。リヨンにも来ていたけれど、パリのほうが一時期暑かったみたい。大変だったよね。
隼斗:その当時はどこにいた?
未来:熱波の最初のほうは、まさにリヨンにいて。学校にはもちろんエアコンがないし、練習していたら具合が悪くなっちゃって。
隼斗:やばすぎるだろ……。
未来:逃げ場がないの。日本だとコンビニや建物に入れば涼めるけど、どこにも冷房がないから逃げ場がなくって。絶望じゃない? 家に帰っても涼しいわけじゃないからさ。
隼斗:じゃあ、(暑さ対策は)どうするの?
未来:冷蔵庫を開けてみるとか(笑)。あとは氷を作りまくるとか、本当に原始的な対策しかない。
隼斗:すごいなあ。
未来:あとは、スーパーに行くとかね。
隼斗:さすがに涼しいか。だけど、混むんじゃない?
未来:そうね。それでもスーパーの冷蔵庫も故障していたりするから(笑)。本当にフランスって故障がデフォルトというか、「動いていたらすごい!」みたいな。エレベーターとかエスカレーターも基本的にいつも故障中なんだよね。
隼斗:そうそう! 何のために存在しているのか……。
未来:わからないけど、あの空気感のゆるさはすごいよね(笑)。フランスでコンサートを観に行ったとき、満席だったんだけど、上のほうって見づらいじゃん。それで、勝手に階段に座って観ている人がいて。そういうのを注意しないんだよね。
隼斗:そうなんだ!
未来:日本だと消防法とかもあるし、絶対に席に座らないといけないけど、フランスだと「見づらいならしょうがないよね」みたいな空気がある(笑)。
隼斗:それはでも、優しいよね(笑)。
未来:納得できる理由があるならOKみたいなゆるさがある(笑)。
隼斗:おもしろいなあ。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20261004113628
未来:アルバムのレコーディングのときに録り直しをお願いしていいかどうか、お兄ちゃんに相談したよね。
隼斗:3月くらいだったかな。MISIAさんのライブを観に行って、その帰りにジンギスカンを食べながら話したんだよね。
未来:そうそう!
隼斗:2日でアルバムを全部録って、あまり満足いってないという話をして。初めてのアルバムだし、めちゃくちゃお金もかかっているだろうし、「録り直したいけど、どうしよう」みたいなね(笑)。
未来:もう一度録るとなったら、スタジオやエンジニアさんもあらためてブッキングしないといけないし、「どうしたらいいんだろう……」って相談をお兄ちゃんにしたら、「絶対に録り直したほうがいいよ」って言ってくれたんだよね。
隼斗:1回録り直すぐらい、いいよ、絶対に。10回録り直されたら、さすがに「もういいだろう」ってなるけどね。
未来:どれだけのご迷惑をかけるんだろうって思ったんだけど、お兄ちゃんが「大丈夫だよ」って言ってくれたのもあって、私も自分で考えて。それで、「政治家ぐらい重大な決断をするわけじゃないから」と思えるようになった。
隼斗:政治家と比べたの(笑)?
未来:そうそう。ちょうど総理大臣とかのニュースを見ていて、「ここまでの責任はないしな」って(笑)。
隼斗:飛躍しているけど、それはそう。
未来:ご迷惑をかける覚悟でお願いしたら、みなさんが本当に快く「やりましょう」と言ってくださって。それで録り直したのが、この『オンディーヌ』というエピソードです(笑)。その節はお世話になりました。
隼斗:あのときの兄の助言がなければ違ったものになったかもしれないね。「スペシャルサンクス」入れた?
未来:入れてないから手書きで入れておく(笑)! ありがたいひと言でございました。
未来:小中学生のときに読んだことを最近思い出して、もう一度読んでみたら素晴らしくて。いろんなところに移動するあいだ、ずっと読んでいます。
隼斗:何が素晴らしいんですか?
未来:ファンタジーな世界観なんだけど、主人公は動物のお医者さんで、その動物は戦いに使われるために飼育されているの。動物と心を通わせて、自然に返してあげたいという思いで一生懸命お世話をするんだけど、やっぱり政治的な絡みとか、国と国との争いみたいなものにどんどん巻き込まれていって、どうあるべきなのか、ということに葛藤していく物語です。動物との関わり方について、すごく考えさせられる。
隼斗:児童文学にしては難しそうなの?
未来:そうなの。作者ご本人は、「児童文学としては書いていない」というふうに言っていて。だから、昔読んだときにはそこまでわからなかったことが、この年になるとすごく刺さるなと思って。
隼斗:へええ、読みます。
未来:絶対読まない(笑)。
隼斗:人から勧められたものは読みますよ(笑)。
未来:そうなんだ。貸してあげるよ。
隼斗:そろそろ時間となってしまったので、お知らせをお願いします。
未来:デビューアルバム『Appels』が発売中です。ぜひ手に取っていただけたらうれしいです!
角野未来の最新情報は公式サイトまで。
『ACROSS THE SKY』のコーナー「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」では、角野隼斗が音楽を通したさまざまな“出会い”をもとに選曲と語りをお届けする。オンエアは11時30分ごろから。
この内容をお届けしたのは、10月4日(日)放送のJ-WAVE『ACROSS THE SKY』(ナビゲーター:小川紗良)の「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」。ピアニスト・角野隼斗が、音楽を通じたさまざまな“出会い”をもとに、楽曲とトークをお届けするコーナーだ。
リヨンのおすすめグルメを紹介
9月27日(日)・10月4日(日)の「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」は、2週にわたって角野隼斗の妹・未来が登場し、兄妹対談をお届け。角野未来は以前にも同コーナーのゲストとして登場している。
【関連記事】角野隼斗、妹・角野未来とメディア初の対談。お互いの“受験エピソード”を明かす
【関連記事】角野隼斗が聞く、妹・未来が好きなもの。「お兄ちゃんのコンサート前に」見に行ったのは?
前週、9月27日の放送では、未来のデビューアルバム『Appels』(アペール)を取り上げ、その魅力に迫った。
『Appels』は未来が大好きだという、色彩感が豊かでイマジネーションをかき立てるフランス音楽を凝縮したアルバムとなっている。今回は、未来のフランス生活を軸にトークが進行した。
隼斗:普段はフランスのリヨンに留学しているんだよね。
未来:そう! まだリヨンにいる。
隼斗:来年行くよ、とうとう。
未来:知ってるよ! だから、その日は頑張ってどうにかリヨンにいるようにしたい。でも、お兄ちゃんが来た次の日の朝に、すぐ日本に帰らないといけない。
隼斗:じゃあ、それまではいる? (出発の)2日前ぐらいに行こうと思って。リヨンのおいしいものを教えてよ。
未来:リヨンって「ブション」っていう大衆食堂が有名で。牛モツとか豚モツとか、けっこうクセの強い料理が多い。あとは「クネル」っていう魚のすり身(が有名)。
隼斗:くねっているの(笑)?
未来:違う(笑)。はんぺんみたいなやつに、濃厚なソースがかかったもので、けっこうおいしいよ。あとは「プラリネ」っていうピンク色の甘い砂糖菓子みたいなものがあって、それがいっぱい入ったパンがおいしい。
隼斗:それはあんまり好きじゃないかも。
未来:でも本当においしいよ! あれは好きだと思う(笑)。
隼斗:じゃあ、それも食べるわ(笑)。リヨンにはもう慣れましたか?
未来:リヨン生活は慣れましたね。コンパクトな街だから、どこに行くにも近くて住みやすいですね。
隼斗:住みやすそう!
未来:パリはもっとカオスだったけど(笑)、リヨンはすごく落ち着いていて平和! 生活するのにぴったりっていう感じ。
逃げ場のない熱波に苦しんだフランスの夏
続いて、角野隼斗は7月半ばに訪れたパリの暑さを振り返った。「めちゃくちゃ暑かった」と振り返ると、未来も当時はちょうど熱波が訪れていた時期だったと応じ、現地の厳しい暑さを振り返った。未来:歴史的な熱波だったみたい。リヨンにも来ていたけれど、パリのほうが一時期暑かったみたい。大変だったよね。
隼斗:その当時はどこにいた?
未来:熱波の最初のほうは、まさにリヨンにいて。学校にはもちろんエアコンがないし、練習していたら具合が悪くなっちゃって。
隼斗:やばすぎるだろ……。
未来:逃げ場がないの。日本だとコンビニや建物に入れば涼めるけど、どこにも冷房がないから逃げ場がなくって。絶望じゃない? 家に帰っても涼しいわけじゃないからさ。
隼斗:じゃあ、(暑さ対策は)どうするの?
未来:冷蔵庫を開けてみるとか(笑)。あとは氷を作りまくるとか、本当に原始的な対策しかない。
隼斗:すごいなあ。
未来:あとは、スーパーに行くとかね。
隼斗:さすがに涼しいか。だけど、混むんじゃない?
未来:そうね。それでもスーパーの冷蔵庫も故障していたりするから(笑)。本当にフランスって故障がデフォルトというか、「動いていたらすごい!」みたいな。エレベーターとかエスカレーターも基本的にいつも故障中なんだよね。
隼斗:そうそう! 何のために存在しているのか……。
未来:わからないけど、あの空気感のゆるさはすごいよね(笑)。フランスでコンサートを観に行ったとき、満席だったんだけど、上のほうって見づらいじゃん。それで、勝手に階段に座って観ている人がいて。そういうのを注意しないんだよね。
隼斗:そうなんだ!
未来:日本だと消防法とかもあるし、絶対に席に座らないといけないけど、フランスだと「見づらいならしょうがないよね」みたいな空気がある(笑)。
隼斗:それはでも、優しいよね(笑)。
未来:納得できる理由があるならOKみたいなゆるさがある(笑)。
隼斗:おもしろいなあ。
『オンディーヌ』を録り直したきっかけは「兄からの助言」
番組では、アルバム『Appels』の収録曲「夜のガスパール 第1曲『オンディーヌ』」をオンエア。続いて、アルバムのレコーディングを振り返り、未来が隼斗に相談したエピソードへと話題が広がった。10月4日の放送では角野未来のデビューアルバム『Appels』より「夜のガスパール 第1曲『オンディーヌ』」をオンエア
未来:アルバムのレコーディングのときに録り直しをお願いしていいかどうか、お兄ちゃんに相談したよね。
隼斗:3月くらいだったかな。MISIAさんのライブを観に行って、その帰りにジンギスカンを食べながら話したんだよね。
未来:そうそう!
隼斗:2日でアルバムを全部録って、あまり満足いってないという話をして。初めてのアルバムだし、めちゃくちゃお金もかかっているだろうし、「録り直したいけど、どうしよう」みたいなね(笑)。
未来:もう一度録るとなったら、スタジオやエンジニアさんもあらためてブッキングしないといけないし、「どうしたらいいんだろう……」って相談をお兄ちゃんにしたら、「絶対に録り直したほうがいいよ」って言ってくれたんだよね。
隼斗:1回録り直すぐらい、いいよ、絶対に。10回録り直されたら、さすがに「もういいだろう」ってなるけどね。
未来:どれだけのご迷惑をかけるんだろうって思ったんだけど、お兄ちゃんが「大丈夫だよ」って言ってくれたのもあって、私も自分で考えて。それで、「政治家ぐらい重大な決断をするわけじゃないから」と思えるようになった。
隼斗:政治家と比べたの(笑)?
未来:そうそう。ちょうど総理大臣とかのニュースを見ていて、「ここまでの責任はないしな」って(笑)。
隼斗:飛躍しているけど、それはそう。
未来:ご迷惑をかける覚悟でお願いしたら、みなさんが本当に快く「やりましょう」と言ってくださって。それで録り直したのが、この『オンディーヌ』というエピソードです(笑)。その節はお世話になりました。
隼斗:あのときの兄の助言がなければ違ったものになったかもしれないね。「スペシャルサンクス」入れた?
未来:入れてないから手書きで入れておく(笑)! ありがたいひと言でございました。
大人になって刺さった『獣の奏者』の魅力
話題は、ピアノ以外の近況へ。隼斗が最近楽しかったことを尋ねると、未来は以前から続けている読書に夢中になっていると明かした。なかでも最近は、上橋菜穂子の小説『獣の奏者』にハマっているという。未来:小中学生のときに読んだことを最近思い出して、もう一度読んでみたら素晴らしくて。いろんなところに移動するあいだ、ずっと読んでいます。
隼斗:何が素晴らしいんですか?
未来:ファンタジーな世界観なんだけど、主人公は動物のお医者さんで、その動物は戦いに使われるために飼育されているの。動物と心を通わせて、自然に返してあげたいという思いで一生懸命お世話をするんだけど、やっぱり政治的な絡みとか、国と国との争いみたいなものにどんどん巻き込まれていって、どうあるべきなのか、ということに葛藤していく物語です。動物との関わり方について、すごく考えさせられる。
隼斗:児童文学にしては難しそうなの?
未来:そうなの。作者ご本人は、「児童文学としては書いていない」というふうに言っていて。だから、昔読んだときにはそこまでわからなかったことが、この年になるとすごく刺さるなと思って。
隼斗:へええ、読みます。
未来:絶対読まない(笑)。
隼斗:人から勧められたものは読みますよ(笑)。
未来:そうなんだ。貸してあげるよ。
隼斗:そろそろ時間となってしまったので、お知らせをお願いします。
未来:デビューアルバム『Appels』が発売中です。ぜひ手に取っていただけたらうれしいです!
角野未来の最新情報は公式サイトまで。
『ACROSS THE SKY』のコーナー「TOKYO TATEMONO MUSIC OF THE SPHERES」では、角野隼斗が音楽を通したさまざまな“出会い”をもとに選曲と語りをお届けする。オンエアは11時30分ごろから。
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