相田翔子にとってWinkは“〇〇〇”。デビュー当時の多忙ぶりからお気に入りの衣装まで語り尽くす

相田翔子とNight Tempoが、お互いの音楽観やコラボレーションの舞台裏を語り合った。

相田が登場したのは、8月23日(日)放送の『J-WAVE SELECTION NIKASO NIGHT INSPIRATION』(ナビゲーター:Night Tempo、降幡 愛)。DJ/プロデューサーのNight Tempoが、昭和カルチャーをこよなく愛する声優/アーティストの降幡 愛をパートナーに迎えてお届けした、大人のための音楽対話番組だ。

相田翔子とNight Tempo、初対面の印象は?

相田翔子は、1988年に女性デュオ・Winkのメンバーとしてデビュー。『愛が止まらない ~Turn it into love~』『淋しい熱帯魚』など、数々のヒット曲で一世を風靡し、日本レコード大賞も受賞した。その後はソロ歌手としてはもちろん、俳優やタレントとしても幅広く活躍。現在放送中のNHK連続テレビ小説『風、薫る』にも出演している。

そんな相田とNight Tempoが出会うきっかけは、2019年4月にNight Tempoがリリースした、Winkの楽曲をリエディットした『Wink - Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ』だったという。

降幡:ここがおふたりの出会うきっかけだったんですよね。

Night Tempo:そうですね。でも、このときはまだお会いしていなくて、実際にお会いすることができたのはここ最近です。

相田:Night Tempoさんのトーク&ライブで、私と松本伊代さんとアレンジャーの船山基紀さんを呼んでいただいて。

降幡:おふたりが初めてお会いしたとき、お互いの印象は?

相田:すごく繊細な方で。Night Tempoさんは、音楽をやっているときはぴょんぴょん飛んでいて、アレンジしていただいた曲を聴くとけっこう激しめの方なのかなと思ったら、すごくおっとり、穏やかで優しい感じで。日本のいろんな風景のお写真を撮られたり、趣味も多彩で。

Night Tempo:DJってよく(職業的に)誤解されますよね。

降幡:そうですね(笑)。ちょっとイケイケな感じというか。Night Tempoさんは逆にどうですか、初めて相田さんにお会いしてみて。

Night Tempo:僕はWinkのテレカ(テレホンカード)やいろいろなグッズを持っているので、自分のコレクション棚にいる方が目の前に現れて、しかも当時と全然変わっていなくて。

相田:そんなことないですよ。

降幡:本当におきれいですよね。私も今日初めてお会いして「うわ、本物だ」と思ってびっくりしました。相田さん、このリエディットを最初に聴いたときの感想を聞かせてもらえますか。

相田:そうですね。曲の持つ個性を損なわずに、それをさらにスピード感を出して、今風な感じにしてくれて。でも、昭和のあのころの風味はちゃんと残して、かっこいいなと思いました。『淋しい熱帯魚』もそうなんですが、Wink時代のソロの曲で『Get My Love』という曲があって、特にこの曲のリエディットが好きです。

Night Tempo:この曲を海外でかけると、すごい盛り上がるんですよ。みんな「かっこいい」って言って。

相田:そうなんですね! 大好きな曲ですね。

Get My Love (Night Tempo Showa Groove Mix)

多忙なWink時代を振り返って

ミステリアスでどこかフェアリーな世界観で注目を集めていたWink。多忙を極めた当時、相田はどのような日々を送っていたのだろうか。

相田:本当に自分の時間がなくて。当時は歌番組も生放送が多かったので、ずっと緊張感が取れないまま、寝ているんだか寝ていないんだかわからない。お布団に入って「明日もまた生放送がある」って。だいたい、夜の生放送なので昼間は取材、ラジオ、いろんなインタビューやロケに行ったり、分刻みで忙しかったです。でも、Winkでいることの心地よさもありました。Winkでいられてすごく幸せでした。いい経験がいっぱい。

降幡:ご本人からそんなお言葉を聞けるとは。素晴らしいです。Winkといえば、衣装や振り付けも世界観を彩りますよね。衣装もたくさん着られていたと思うのですが、特にお気に入りだった衣装はありましたか?

相田:『淋しい熱帯魚』のときのちょっと紫がかったドレスも好きで、気に入って着ていたんですが、その前の3枚目のシングル『愛が止まらない』で、初めて衣装さんがイチからデザインをして作ってくださったんです。黒地に赤いリボンが刺繍で縫いつけられていて、「初めてオリジナルの衣装だ」ってうれしくて、その衣装もお気に入りです。

降幡:CDを全身に散りばめた衣装もありましたよね。

相田:コンサートの衣装ですね。CDをジャラジャラ全身につけて、照明が当たるとキラキラと反射して、すごく楽しかったですね。

降幡:当時の音楽番組は、セットも今以上に豪華だった印象があります。

相田:いつも高いところに乗っていましたね。スタジオに行くと、すごく高くて丸いステージが用意されていて、そこに裏から登って。生放送の歌番組ではそれでけっこう歌っていましたね。

降幡:振り付けや歌詞を覚えるのも大変だったと思いますけど、ご自身的には得意だったんですか?

相田:全然。たとえば『愛が止まらない』を歌っているときに、もう次の曲のレコーディングと振り付けも入っているので、ごっちゃになっていました。振り付けの先生がいつも生放送の番組に来てくれて、カメラの横で踊ってくれるんです、「こうだよ」って。

そよ風を感じるような宝物の1曲

ここで番組では、Winkの『淋しい熱帯魚 (Night Tempo Showa Groove Mix)』をオンエア。このリエディットについて、Night Tempoはこう語る。

Wink - 淋しい熱帯魚 (Night Tempo Showa Groove Mix)

Night Tempo:この曲は特に海外でDJをするときに盛り上がるようにいろいろ構成を考えて、声を切ったり、いろんなことを試してみました。

降幡:声がキュッキュッて拍動している感じもあったり、絞っていたりとか。

Night Tempo:アメリカではそういったものもけっこう多いです。サイドチェインというんですけど、いろいろ入れてやっていて、本当にみんな盛り上がります。ちなみに僕は最近、韓国でライブをしたんですが、韓国のWinkのファンの方がけっこう来てくださっていました。すごいなと思いましたよ。当時、韓国でも台湾でもWinkのファンは多かったんですよ。

相田:Winkは日本から出たことがないので、海外の方がWinkを知ってくださるのって、すごくうれしいです。

降幡:今後は海外での活動って考えたりされますか。

相田:いやぁ、そんな夢見させないでください(笑)。もう調子に乗っちゃいますから。でも、やりたいです。

Night Tempo:じゃあ来年、韓国に行きましょう。  

相田:行きましょう。ぜひ連れて行ってください。

そもそもNight Tempoは、Winkの楽曲の魅力をどのように捉えているのだろうか。

Night Tempo:当時いろんなアイドルさんがいたんですが、Winkはコンセプトからすごいユニークで、外国にもそのユニークさは伝わっています。しかもビジュアルはお人形さんみたいですよね。

相田:本当にいろいろ衣装とか作っていただいて。

降幡:ちなみに当時、相田さんが憧れていたアイドルはいらっしゃいましたか。

相田:私はWinkのデビュー前から、アイドルというより曲を書いたりするシンガーソングライターが大好きで。それもあって、杏里さんにめちゃくちゃ憧れてコンサートも行っていました。海や潮風を感じる世界観と、杏里さんの醸し出す雰囲気。髪が長くて、だから私もずっと髪が長いのかもしれない。

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Night Tempo:この前、そのお話を聞いて、この3人の好きな共通点があったんです。それが、角松敏生さん。

降幡相田:大好き。

Night Tempo:角松さんに曲のプロデュースもしていただいてますよね?

相田:私のデビュー25周年のときにソロアルバムを出して。角松さんに直接お手紙を書いて、そうしたら快く引き受けてくださって、1曲書き下ろしてくださいました。そよ風を感じるような素敵な曲で、宝物です。

相田翔子 『for you』 (MV)

Night Tempoのツアーファイナルに出演

Night Tempoは10月から全国9都市を巡る「Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ・ツアー 2026 supported by ニカソー」を開催する。ツアー最終日となる11月23日(月・祝)の東京・Spotify O-EAST公演には相田がスペシャルゲストとして出演予定。

Night Tempo:僕のわがままを聞いていただいて、ありがとうございます。

相田:いえいえ、もうとんでもない。私もライブですっごいジャンプしていいですか(笑)?

Night Tempo:この前のライブでは跳ぶ感じじゃなかったので「跳んでみたいんだよね」という話を聞いて、だからやるしかないなって。

降幡:もちろんWinkの曲も聴けるかも……?

相田:今、打ち合わせ中で、内緒ですよね。

Night Tempo:場合によっては僕が相田さんの相方になって。

相田:本当に!?

Night Tempo:MVを観ながらちょっと練習しています。

相田:共演がここで叶うかもしれませんね。

Night Tempo:最後に相田さんにとってWinkはどんな存在ですか?

相田:本当に宝石箱。今はふたを閉じているけど、開けたらいつでも光がバーって放たれて、輝きで眩しいってなれるような。いろんな方に才能を発揮していただいてWinkが出来あがったんだなというのを実感していて、本当に貴重な存在です。

Night Tempo:その宝石箱、開けたいな。

相田:うわあ、ちょっと今の言葉、録音したかったですね。(心の中に)とっておきます。

相田翔子の最新情報は公式サイトまで。
番組情報
J-WAVE SELECTION NIKASO NIGHT INSPIRATION
2026年8月23日(日)
22:00-22:54

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