俳優/映画監督の水谷 豊が、最近起きた忘れられない出来事や、監督など5役を務めた映画『Piccola felicità(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜』の制作秘話を語った。
水谷が登場したのは、7月10日(金)放送のJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、生島 翔〈代演〉)のゲストコーナー。“今週の締めくくり”と“週末のスタート”を盛り上げる金曜午後の4時間半のプログラムだ。
『ALL GOOD FRIDAY』には2022年5月以来、3度目の登場となる水谷に、まずは“会わなかったあいだに起こった忘れられない出来事”を事件簿風に語ってもらった。
水谷:私の忘れられない出来事は“引き出物事件”です。
LiLiCo:水谷さんが言うと、本当にちょっと怖い(笑)! これは、どうしました?
水谷:これは2026年5月30日の出来事です。その日、僕は熊本県で仕事をしていて、本当は泊まりたかったんですけど、どうしても東京へ戻らないといけなかった。というのも、歌舞伎の中村芝翫さんの長男・中村橋之助さんの結婚披露宴が東京であったんです。それで羽田に飛行機で着きまして、披露宴会場の都内某ホテルに向かったわけですね。
1時間くらい遅れて会場に到着すると、披露宴はもう始まっていたという。
水谷:あとで聞いたんですけど、1,000人くらいのお客様がいらっしゃったと。僕はそういうところで目立つのがあまり好きなタイプではないので、案内に従ってそっと息を殺すように入っていきました。そうしたら、芸能界や歌舞伎界などゆかりのある方たちがいらっしゃって、僕の左隣は高橋英樹さん、右側は薬丸裕英さんでした。無事に式が終わって帰って、次の日の朝、ふと「引き出物をいただいていたな」と思って「何が入っているんだろうな。確認しておこう」と見始めたら、いろいろと入っているなかにちょっとアンティークなメガネケースがありました。僕はメガネが好きなので「こういうのもいいな」と思って中を見たら、なんとメガネまで入っている!
LiLiCo・生島:あははは(笑)!
水谷:「いやいや、これはすごい引き出物だな」と思ったのですが、ふと気になってもう1度、紙袋の中をのぞいたんですね。そうしましたら、披露宴でネームプレートってありますよね? それが入っていて名前を見たら、“薬丸裕英”と書いてあったんです。あらためてメガネケースを見たら、アンティークではなくて、薬丸くんが長いあいだ使っていたであろうメガネケースだったんですね。人の引き出物を持ってきてしまったということで、僕はもうびっくりしまして(笑)。それですぐ薬丸さんに連絡して、お詫びをして送らせていただいたという、2026年いちばんの事件でした。
LiLiCo:でも、何かでメガネケースをプレゼントするという、いいヒントにはなりましたね(笑)。
生島:ケースぐらいならいいですよね(笑)。
水谷:本当に申し訳ないことをしました(笑)。
さらに、挿入歌『思い果てるまで』は水谷の10年ぶりの新曲であり、自身で作詞作曲も手がけている。
映画は全国24カ所でのホールなどでの上映会を経て、7月11日(土)より劇場公開を開始。このような上映会の実施を決めた経緯を、水谷は次のように語る。
水谷:映画館のない街も含めて、全国に映画を届けてまわりたいという想いから実現しました。
生島:すばらしい!
LiLiCo:4月に(上映が開始されたことが)もちろんわかっていたから、「(水谷が)7月のゲスト?」と思ってスタッフとも話していたんですけど、そういうことなんですね。
水谷:そうなんです。7月11日(土)からシアターでの公開が始まりました。
生島:まずは映画館がない街の人たちにまでホール上映で届けてから、映画館で公開ということですね。
水谷:はい。佐渡島に行ったり、本州最南端の串本町というところに行ったり、北海道や沖縄、北陸、東北、九州などいろいろなところに行って、全部の会場でトークショーもやりました。
生島:すごく豪華!
LiLiCo:今回の作品は、自主製作でやられたんですよね?
水谷:そうなんですよ。
LiLiCo:けっこう尺も長くて、2時間以上ありましたもんね。撮影などは大変だったんじゃないですか?
水谷:でも、撮影期間はなんと18日間だったんですよ。
LiLiCo:えぇ!? みんな頑張りましたね。
水谷:頑張りました。信じられないことが起こりましたね。
さらに、監督として4作品目となった本作のストーリーを、水谷自身に紹介してもらった。
水谷:60代、40代、30代の男女を中心に何気ない生活を描いた、オムニバス形式の作品です。ただ、それぞれが独立しているのではなく、同じエリアで起きているオムニバスということで、何かしらのつながりがあります。僕のなかのテーマが「幸せって何だろう」というもので、それを探すために作った物語です。書いているときに気がついたのが、「何気ない生活を書こう」と思っているのに、人生っていろいろなことが起きるんですね。それぞれに起きる思わぬ出来事と、「幸せとは何だろう?」ということで、僕にとっては幸せを探す旅のような作品になりました。
LiLiCo:「このストーリーはどこに向かっていくのだろう?」と思いましたし、水谷さんの作品はいつも音楽の使い方がいいのよ。パパっと変わって、そこですぐにその空間がどういうものなのかを音楽で表現していて。今回はすごくかわいい色合いの作品で、(音楽からも)温かみをすぐに感じました。
水谷:僕は子どものころからいろいろな映画を観てきて、感動したり印象に残っている映画がたくさんありますが、色の印象はあまりなかったんですよ。だから「今度、自分がやるときには色を意識した作品を作りたい」と思っていて。それで、ワンカットワンカットを壁に飾りたくなるような絵を積み重ねていきたいという想いから、撮影監督に「1話ずつの脚本を読んで色のイメージを考えてほしい」と頼みました。そして、撮影監督が考えた、1話がオレンジで、2話がグリーン、3話がマゼンタの世界を描くことになりました。
LiLiCoは「キャストやスタッフに、どのようにオファーをしたか」と、水谷に質問する。
水谷:実は、2022年に「幸せを探すことを、物語でやってみよう」と思って書いていたんです。そのときにはまだ作品になるかどうかわかりませんでしたが、娘が「読んでいい?」と言うから「どうぞ、どうぞ。ただ、やるかどうかわからない」という話をしました。それが2024年に、監督・主演で頼まれていた映画がひとつあったんですけどギリギリでキャンセルになってしまい、せっかく押さえたスタッフもバラさないといけなくなってしまって。「彼らを呼び戻すために、何か方法はないか?」と思ったときに、唯一あるとしたら2022年に書いたあの本を自主製作することだったんです。ただ、公開も何もできないかもしれないので、キャストも含めてみんなにそれを話して、集まってもらいました。
LiLiCo:でも、その作品がこうして全国をまわって、普段は映画が届けられないところにも届けられる結果になったのはすごいですね。趣里さんとは親子ですが、現場だとどのような感じですか?
水谷:2024年にこれを準備しているときに「あれ、やるの?」と訊かれて、「そうそう」と言ったら「趣里、出てもいいけど」と娘から言ってくれたんですよ。
LiLiCo:今回やられている役で、という意味でおっしゃってくれたのですね。
生島:すばらしいお芝居でしたし、その気持ちがすごく乗っているなと思いましたが、なかなか挑戦的な部分もありました。それを「自分からやりたい」と言ってくれたのは、やはりうれしかったですか?
水谷:「いい子に育ったな」と思いましたね(笑)。でも、ちょっとラブシーンというかベッドシーンもあったので、それは娘にも「絶対に変なようにはしないから」「大丈夫、大丈夫」って、会話はそれだけでしたね。
生島:最後のシーンなど一緒の場面もありましたが、緊張はしませんでしたか?
水谷:「もう、撮影に入ったら監督と俳優だと割り切って考えよう」と思って臨みました。
映画『Piccola felicità(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜』の詳細はオフィシャルサイトまで。
水谷 豊の最新情報はTrysome Bros.のオフィシャルサイトまで。
LiLiCoと稲葉 友がお届けする『ALL GOOD FRIDAY』は毎週金曜の11時30分からオンエア。
水谷が登場したのは、7月10日(金)放送のJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』(ナビゲーター:LiLiCo、生島 翔〈代演〉)のゲストコーナー。“今週の締めくくり”と“週末のスタート”を盛り上げる金曜午後の4時間半のプログラムだ。
披露宴列席で起こったまさかのハプニング
この日は舞台出演中の稲葉 友に代わり、生島がLiLiCoとともにナビゲート。『ALL GOOD FRIDAY』には2022年5月以来、3度目の登場となる水谷に、まずは“会わなかったあいだに起こった忘れられない出来事”を事件簿風に語ってもらった。
水谷:私の忘れられない出来事は“引き出物事件”です。
LiLiCo:水谷さんが言うと、本当にちょっと怖い(笑)! これは、どうしました?
水谷:これは2026年5月30日の出来事です。その日、僕は熊本県で仕事をしていて、本当は泊まりたかったんですけど、どうしても東京へ戻らないといけなかった。というのも、歌舞伎の中村芝翫さんの長男・中村橋之助さんの結婚披露宴が東京であったんです。それで羽田に飛行機で着きまして、披露宴会場の都内某ホテルに向かったわけですね。
1時間くらい遅れて会場に到着すると、披露宴はもう始まっていたという。
水谷:あとで聞いたんですけど、1,000人くらいのお客様がいらっしゃったと。僕はそういうところで目立つのがあまり好きなタイプではないので、案内に従ってそっと息を殺すように入っていきました。そうしたら、芸能界や歌舞伎界などゆかりのある方たちがいらっしゃって、僕の左隣は高橋英樹さん、右側は薬丸裕英さんでした。無事に式が終わって帰って、次の日の朝、ふと「引き出物をいただいていたな」と思って「何が入っているんだろうな。確認しておこう」と見始めたら、いろいろと入っているなかにちょっとアンティークなメガネケースがありました。僕はメガネが好きなので「こういうのもいいな」と思って中を見たら、なんとメガネまで入っている!
LiLiCo・生島:あははは(笑)!
水谷:「いやいや、これはすごい引き出物だな」と思ったのですが、ふと気になってもう1度、紙袋の中をのぞいたんですね。そうしましたら、披露宴でネームプレートってありますよね? それが入っていて名前を見たら、“薬丸裕英”と書いてあったんです。あらためてメガネケースを見たら、アンティークではなくて、薬丸くんが長いあいだ使っていたであろうメガネケースだったんですね。人の引き出物を持ってきてしまったということで、僕はもうびっくりしまして(笑)。それですぐ薬丸さんに連絡して、お詫びをして送らせていただいたという、2026年いちばんの事件でした。
LiLiCo:でも、何かでメガネケースをプレゼントするという、いいヒントにはなりましたね(笑)。
生島:ケースぐらいならいいですよね(笑)。
水谷:本当に申し訳ないことをしました(笑)。
“幸せ”を考えるなかで生まれた、3つの物語
水谷は、4月より全国順次公開中の映画『Piccola felicità(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜』で、企画、監督、脚本、プロデュース、主演の5役を担っている。映画『Piccola felicità(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜』本予告
思い果てるまで
水谷:映画館のない街も含めて、全国に映画を届けてまわりたいという想いから実現しました。
生島:すばらしい!
LiLiCo:4月に(上映が開始されたことが)もちろんわかっていたから、「(水谷が)7月のゲスト?」と思ってスタッフとも話していたんですけど、そういうことなんですね。
水谷:そうなんです。7月11日(土)からシアターでの公開が始まりました。
生島:まずは映画館がない街の人たちにまでホール上映で届けてから、映画館で公開ということですね。
水谷:はい。佐渡島に行ったり、本州最南端の串本町というところに行ったり、北海道や沖縄、北陸、東北、九州などいろいろなところに行って、全部の会場でトークショーもやりました。
生島:すごく豪華!
LiLiCo:今回の作品は、自主製作でやられたんですよね?
水谷:そうなんですよ。
LiLiCo:けっこう尺も長くて、2時間以上ありましたもんね。撮影などは大変だったんじゃないですか?
水谷:でも、撮影期間はなんと18日間だったんですよ。
LiLiCo:えぇ!? みんな頑張りましたね。
水谷:頑張りました。信じられないことが起こりましたね。
さらに、監督として4作品目となった本作のストーリーを、水谷自身に紹介してもらった。
水谷:60代、40代、30代の男女を中心に何気ない生活を描いた、オムニバス形式の作品です。ただ、それぞれが独立しているのではなく、同じエリアで起きているオムニバスということで、何かしらのつながりがあります。僕のなかのテーマが「幸せって何だろう」というもので、それを探すために作った物語です。書いているときに気がついたのが、「何気ない生活を書こう」と思っているのに、人生っていろいろなことが起きるんですね。それぞれに起きる思わぬ出来事と、「幸せとは何だろう?」ということで、僕にとっては幸せを探す旅のような作品になりました。
LiLiCo:「このストーリーはどこに向かっていくのだろう?」と思いましたし、水谷さんの作品はいつも音楽の使い方がいいのよ。パパっと変わって、そこですぐにその空間がどういうものなのかを音楽で表現していて。今回はすごくかわいい色合いの作品で、(音楽からも)温かみをすぐに感じました。
水谷:僕は子どものころからいろいろな映画を観てきて、感動したり印象に残っている映画がたくさんありますが、色の印象はあまりなかったんですよ。だから「今度、自分がやるときには色を意識した作品を作りたい」と思っていて。それで、ワンカットワンカットを壁に飾りたくなるような絵を積み重ねていきたいという想いから、撮影監督に「1話ずつの脚本を読んで色のイメージを考えてほしい」と頼みました。そして、撮影監督が考えた、1話がオレンジで、2話がグリーン、3話がマゼンタの世界を描くことになりました。
2022年からの構想の末、実娘・趣里との共演も
全国順次公開中の、『Piccola felicità〜小さな幸せ〜』は、豪華なキャスト陣も見どころのひとつ。1話で主演を務めるのは水谷 豊と池谷のぶえ、2話は河相我聞と菜葉菜、そして3話は橋本 淳と水谷の娘でもある趣里が出演する。LiLiCoは「キャストやスタッフに、どのようにオファーをしたか」と、水谷に質問する。
水谷:実は、2022年に「幸せを探すことを、物語でやってみよう」と思って書いていたんです。そのときにはまだ作品になるかどうかわかりませんでしたが、娘が「読んでいい?」と言うから「どうぞ、どうぞ。ただ、やるかどうかわからない」という話をしました。それが2024年に、監督・主演で頼まれていた映画がひとつあったんですけどギリギリでキャンセルになってしまい、せっかく押さえたスタッフもバラさないといけなくなってしまって。「彼らを呼び戻すために、何か方法はないか?」と思ったときに、唯一あるとしたら2022年に書いたあの本を自主製作することだったんです。ただ、公開も何もできないかもしれないので、キャストも含めてみんなにそれを話して、集まってもらいました。
LiLiCo:でも、その作品がこうして全国をまわって、普段は映画が届けられないところにも届けられる結果になったのはすごいですね。趣里さんとは親子ですが、現場だとどのような感じですか?
水谷:2024年にこれを準備しているときに「あれ、やるの?」と訊かれて、「そうそう」と言ったら「趣里、出てもいいけど」と娘から言ってくれたんですよ。
LiLiCo:今回やられている役で、という意味でおっしゃってくれたのですね。
生島:すばらしいお芝居でしたし、その気持ちがすごく乗っているなと思いましたが、なかなか挑戦的な部分もありました。それを「自分からやりたい」と言ってくれたのは、やはりうれしかったですか?
水谷:「いい子に育ったな」と思いましたね(笑)。でも、ちょっとラブシーンというかベッドシーンもあったので、それは娘にも「絶対に変なようにはしないから」「大丈夫、大丈夫」って、会話はそれだけでしたね。
生島:最後のシーンなど一緒の場面もありましたが、緊張はしませんでしたか?
水谷:「もう、撮影に入ったら監督と俳優だと割り切って考えよう」と思って臨みました。
映画『Piccola felicità(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜』の詳細はオフィシャルサイトまで。
水谷 豊の最新情報はTrysome Bros.のオフィシャルサイトまで。
LiLiCoと稲葉 友がお届けする『ALL GOOD FRIDAY』は毎週金曜の11時30分からオンエア。
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