王林が地元青森の“りんご畑を走るローカル線”への想いを語る「廃線すると聞いて…」

王林が地元・青森への想いと、これからの未来も含めた町おこし活動について語った。

王林が登場したのは、2026年5月30日(土)放送のJ-WAVE『KDDI LINKSCAPE』(ナビゲーター:TENDRE、田中シェン)の「CONNECTORS AVENUE」。エンターテイメントシーンなどで活躍するゲストを迎え、つながることで生まれる可能性やヒントを探っていくコーナーだ。

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明石家さんまとの出会いが転機に

王林は青森県出身。音楽活動をはじめ、モデル、俳優、タレントとして幅広く活躍するなかで、青森愛あふれる発信でも注目を集めている。さらに、アパレルブランドをプロデュースするなど活動の場を広げている。

TENDRE:青森愛は常にすごいですよね。

王林:青森に絡むことしかしていない感じです(笑)。

TENDRE:芸能活動のスタートは9歳ごろなんですよね。

王林:小学校3年生のときに青森の事務所、スクールのオーディションを受けて、そこからこの人生が始まりました。

田中:その芸歴で着々と。

王林:地域密着型の「りんご娘」というグループで、歌とダンスをやっていました。このアイドル活動みたいなので、あっちこっち県内をまわって小さいお祭りにライブをしに行ったりして。施設の慰問ライブとかをしていたから、青森のことを小さいときからよく知っていたとは思います。青森の地域性や、いろいろなよさを見てきた人生でした。

TENDRE:大人になって、地元のことをずっと好きと言えるのはすばらしいです。

田中:そんな王林さんに、出会いやつながりのお話を伺っていきます。これまでの活動のなかで印象的な出会いをひとつ挙げるとすると、なんでしょうか?

王林:(明石家)さんまさんとの出会いがいちばんですね。

TENDRE:それはデカいですよね。

王林:今、バラエティの王林を観て知ってくれている方が、すごく多いと思います。そのバラエティに出始めることができるようになったきっかけが、さんまさんでした。でもその前に、中学校1年生ぐらいのときに、さんまさんの番組に出させてもらったことがあって。そのときが初めてなんです。だから、気づくと長いお付き合いというか。

TENDRE:芸歴でいったら、たしかにそうですよね。

王林:さんまさんに会うと、人生がいい方向に進む転機になるなという印象です。会ったら次のいい展開があったり、次にいいことが起こる。その前触れでさんまさんに会っているみたいな。さんまさんに会えること自体もすごくハッピーだけど、いいことが舞い込んできます。さんまさんに会ったタイミングで、そのあとグループ活動もすごく大きくなって。これも王林は、さんまさんに会ったからだなという感じがしていて。

田中:すばらしい。

王林:そのあと、グループの名前をもっと知ってもらいたいと思って『踊る!さんま御殿!!』に出させていただいて。そこからは今度、バラエティのお仕事がどんどん増えていったから、いつもさんまさんは「王林を王林にしてくれる」という感覚です。

TENDRE:元メンバーたちも、出会いの印象としては大きいですか?

王林:一緒に活動していたのは、王林含めて4人のメンバーで。全員りんごの品種名なんですが、王林、とき、彩香、ジョナゴールドという、4人で活動していて。一緒に活動している期間もすごく長かったし、小学校からみんなのことを知っているから「人とつながっているってこういうことなんだな」と思うことが、卒業してからも多いんです。ふとした瞬間に連絡を取ったタイミングがすごく落ち込んでいるときだったりとか、メンバーはつながるべくしてつながったんだなと、今でも思います。

町おこしのプロジェクトを実施中

そんな王林だが、今、青森のために特に力を入れていることがあるという。

TENDRE:地元、青森のローカル線を盛り上げるプロジェクトをやっているんですよね。これは具体的にはどういうプロジェクトなのでしょうか?

王林:廃線予定の青森のローカル線があって。その町おこしのプロジェクトを5月から始めました。すごくかわいい駅と電車がありまして、たぶん世界でたったひとつの、りんご畑のなかを走る鉄道なんです。

田中:かわいい! いいね。

王林:青森はだいたい桜が咲いたあとはりんごの花祭りをしているぐらい、春もすごくきれいだし、秋になると実が成ってという。そのなかを走る大鰐線(おおわにせん)という鉄道で、鉄道が停まるところには学校があったりするから青森の学生さんとかが使っていたりします。

田中:大鰐線とのメモリーはあるんですか?

王林:それこそ、その途中にある学校が自分も通っていたところで。大鰐線に乗って通うルートではなかったんですが、学校にはその線を使っている人もいっぱいいました。撮影で使わせていただいた場所でもあって、王林が生活してきたところを走っている鉄道でした。それがもうあと2年後ぐらいになくなっちゃうというのを見て「悲しみをみんなが迎えるカウントダウン」ではなくて、その廃線になるまでのカウントダウンがワクワクするものになってほしいなと思って、プロジェクトを立ち上げていろいろイベントをやったりしています。

TENDRE:素敵。

王林:王林は芸能活動を小学校3年生からやっていて「じゃあなんで、自分はこんなに頑張れているの?」というのは全部、青森のためだと思うから頑張れていたなと。くじけそうになったときも、自分のためと思ったらくじけちゃっていたかもしれない瞬間も「青森のためだから」がすごく自分の背中を押してくれていて。この芸能活動だけじゃないところで、なにか青森のためになることをしたいなと、ずっと思っていました。センサーはずっと働かせていた中で、大鰐線が廃線になるというのをニュースで観たんです。弘南鉄道という鉄道会社に話し合いをしに行き、「どうするんですか?」と(笑)。「本当にもうこのまま、終わるのを待ち続けるんですか? なにかできるなら、私やりたいです」と言って、今回動き始めました。

プロジェクトの第1弾としてアップルパイのカフェもオープンした王林。りんごの王林をふんだんに使用したアップルパイは好評で、連日売り切れ状態だったそう。

王林:「来る機会がなかったけど、廃線になると聞いて。行ってみたいなとは思っていたんだよね」みたいな、行くきっかけがなかった方々がすごく来てくれて。おじいちゃん、おばあちゃんとかも来てくれて「昔の中央弘前駅、大鰐線ってこういうところだったんだよ」みたいな話をしてくれたり。ちびっ子たちもいっぱい来てくれて、そういう子たちが未来にこの場所を「素敵な場所だ」ってつないでいってくれるわけだから。上の人から若い人たちまで、いっぱい来てくれたのがうれしかったですね。

TENDRE:すばらしい以外が出てきません(笑)。我々も行きたいですね。聴いている人もみんな、行きたくなっているでしょうから。

王林:来てくださいね。みなさん、待ってるはんでな(待っているからね)。

人と人をつなぐ役割を

番組の途中で王林は、今、夢中になっているものとして「キムチづくり」「舘ひろし」「鳥の求愛」と、バリエーション豊かな3つを挙げてプライベートな一面を語るひと幕もあった。そして最後に、あらためて青森への想いを熱く語った。

TENDRE:今後チャレンジしてみたいことはありますか?

王林:真面目な話をしちゃっていいですか? 今、世界にひとつしかないサウナの機械が青森県にあって。それはロウリュが自動でされる「アルパインサウナ」という機械なんです。サウナとか好きですか?

TENDRE:僕はすごく好きです。

王林:その機械を修理する人も、それこそいなくて。処分されるとなっていて、その機械を買わせていただいたんです。その機械のサウナが動いていたのが、大鰐の街のサウナなんです。それを修理中で「直らないかも」というのでやっていましたが、今、直りそうなめどが立ってきていて。直ったら、そのサウナに入れる新しいお宿、民宿みたいな宿泊施設を作るのが、王林の目標でチャレンジしてみたいことです。

田中:青森のことを大好きだし、青森のことを知ってもらうためのアイデアがどんどんと出ていてすごいなと思います。

TENDRE:地元の愛というのが原動力としていちばん大きいと思いますが、この活動にはどういう想いがありますか?

王林:小学校3年生からずっと青森でいろいろな活動をさせてもらって。本当に何者でもない、まだ王林としてもなっていないぐらいのときの状態を青森のみんなが応援してくれていたから、今でも帰ったりするとおじいちゃん、おばあちゃんからは孫みたいな感じで話をしてくれるんです。みんなが親戚みたいな感じで、そのぐらい小さいときから支えてくれていた人たちなんです。こうやって外を見ると、より青森の魅力に気づいて「青森にこういうのがあったらいいな」「こうしていきたいな」というのが浮かぶから、青森愛みたいなのは、そこで生まれてきていて。恩返ししていけたらいいなと思っています。

TENDRE:すばらしいですね。

田中:「すごい」のひと言ですよ。

王林:今日、人生でいちばん「すばらしい」と言われた気がする(笑)。

TENDRE:今、気になっている青森のコンテンツや、気になっていることはありますか?

王林:まずは中央弘前駅を盛り上げていきたいなというのもあるし、王林はネガティブなほうになっているものをポジティブに変えていきたいという想いが強くて。青森に昔からある有名な喫茶店で、パフェが食べられる「ブルーエイト」さんというところがありますが、そこも今なくなっちゃって。王林自体がパフェをやることはできないけど、王林という人が誰かと誰かをつなぐことはできると思っているから、そういうところにやりたい人たちの声も入ってくるから、つなぐ仕事ができたらいいなと思っています。

王林の最新情報はInstagram公式アカウント(@ourin_ringoooo)から。

人、街、そして、音楽やカルチャーでつながる「ワクワクする未来」を描くプログラム『KDDI LINKSCAPE』の放送は毎週土曜日の16時から。
番組情報
KDDI LINKSCAPE
毎週土曜
16:00-16:54

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