NEWSの増田貴久が、J-WAVEで亀田誠治と対談。人生に寄り添ってきた音楽を紹介した。
増田が登場したのはJ-WAVEで放送中の『DEFENDER BLAZE A TRAIL』(ナビゲーター:亀田誠治)。毎回音楽を愛するゲストを迎え、その人生に寄り添ってきた音楽のお話をうかがうプログラムだ。
ここでは8月11日(日・祝)のオンエアをテキストで紹介する。radikoでは、8月18日(日)28時ごろまで再生可能だ。
NEWSは8月7日に14th アルバム『JAPANEWS』をリリースした。
増田は1曲目に、山下達郎の『FOREVER MINE』をセレクトした。
増田:アルバムの中でずっとリピートしちゃう曲ってあるじゃないですか。達郎さんの『SONORITE』というアルバムを買って、この曲だけをずっと聴いていて。僕はいつもコンサートの前の声出しで達郎さんを降臨させて、壁の前で声出しをして。達郎さんみたいな声が出せる瞬間を探りながら声を出していて、達郎さんが降りてきたタイミングで僕はライブに行きます。
亀田:(その過程を経て)「ステージに行くよ」って。へえ。達郎さんはそのことをご存知なんですか。
増田:これは内緒にしています(笑)。達郎さんの歌が昔から大好きなんですけど、お話させてもらったりするとかで、カバーをさせてもらったりもしたんです。『FOREVER MINE』を自分のアルバムで正式にカバーさせてもらって。これは単純に大好きで歌っている、聴いている曲ですね。
増田は『FOREVER MINE』をカバーしたきっかけを、こう語る。
増田:カバーで何かやってみたいなって思ったときに、この曲しか選択肢がなかったというか。
亀田:すごい。それくらい増田さんにとって大切な1曲なんですね。
増田:『FOREVER MINE』をカバーさせてもらったときに、達郎さんが「まっすーが歌うんだったら僕の曲をこのまま使っていいよ」って言ってくださって。カバーさせてもらったとき、達郎さんが弾いている音楽でやらせてもらって。普通、楽曲をカバーってもう1回弾き直さないといけないじゃないですか。
亀田:アレンジし直してね。
増田:(僕のカバーは)達郎さんのままなんですよ。僕らのスタッフがそれを聞いてひっくり返っていて。僕はカバーをさせてもらうことがすごいことで、なんならそういうもんだと思っていたけど、「これ普通は違うんだよ」って。僕らレコーディングスタッフとか「どうした!?」みたいな。
亀田:たしかピアノは達郎さんですよね。ロンドンで服部克久先生のアレンジのオーケストラで録った。すごい!
増田:歌は僕です(笑)。大好きで歌っちゃいました。
増田:達郎さんとB’zが大好きで、小さいときからずっと聴いていました。
亀田:J-POP帝王の音楽を常に浴びているような感じですね。
増田:僕はB’zと達郎さんでできています。
亀田:稲葉(浩志)さんの歌もすごいんだけど、同じくらい松本(孝弘)さんのギターも本当にすごくてツートップというか。
増田:ライブでこの曲のギターを聴いただけで涙が出ますもん。小さい頃、もはや何の音かもわからないときから、音階も全部わかるくらい聴いてましたね。僕は音楽の詳しいことはわからないですけど、小さい頃からB’zの音楽を聴いて、このロックの感じが体の中に当たり前にあると、自分たちがロックの楽曲を歌ったときに全然届いてないぞって(思う)。
亀田:「もっと」って(笑)。
増田:生バンドでライブをやらせてもらうと、稲葉さんもこういう感じなのかなって(思ったり)(笑)。僕、ライブの会場のリハーサルで声出しの音合わせをするときに、バンドメンバーの方もB’zの音楽が弾けるじゃないですか。みんなに弾いてもらって1人でB’zをやって。完全に私物化してましたね。
増田:これめちゃめちゃ聴いている曲です。
亀田:これは2008年にKREVAさんも役者で出演した映画『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の主題歌で、僕が音楽監督として入りました。「とにかく日本の侍感を出したいんです」と。音楽業界の荒くれ者を集めたいって監督から言われて、布袋さんとKREVAは選ばれていて。「でも僕は悪人ではないじゃないですか。こんなにいい人、いないじゃないですか?」って言ったんですけど、ところが監督がぴったりだって(笑)。そう見えたみたいで。
増田:そういう悪人もいるんですかね。
亀田:この曲の何が魅力なんですか。
増田:よくわからないですけどカラオケ行ったら毎回歌います。ラップも全部1人で。
亀田:カッコいい。聴いてみたい。
増田:今度ぜひカラオケに(笑)。そんなにカッコよくは歌えないですけど、自分の曲だったらなって思う1曲ですね。
亀田:まずはサウンドチェックから。
増田:やっていいですか? これ勝手に自分のライブのソロ曲でやっていたら「えっ!?」ってなりますよね(笑)。
亀田:カッコいいと思うと思いますよ。
増田:いただけるということで。ありがとうございます(笑)。
増田は最後の曲としてエド・シーランの『Sing』をセレクトした。
増田:けっこう昔に美容院で、「何かオシャレな曲が流れているな」と思ったのがエド・シーランの曲でした。そのときは名前も知らないし、聴いたこともなかったけど曲名を検索して。「この人ヤバいな」って思って、そこからエド・シーランをずっと追っていますね。
亀田:とにかくエド・シーランは安定っていうか、2010年代からずっとトップを走り続けていますね。人柄が伝わってきますよね。ライブやミュージックビデオを観ていても。
増田:コンサートも行かせてもらったこともあるんですけど、ヤバかったですね。好きな曲を4曲くらい連続でやってくれたんです。僕は人のコンサートで失礼ながらあんまり盛り上がったりしないで軽くノッてるというか、そんなタイプなんですけど、エド・シーランのコンサートは飛び跳ねていましたね。
増田:このアルバムは、新曲で作ったDisc1と、今まで出したカップリング曲をファンの方に投票してもらって、その中からNEWSのメンバーがピックアップして、今の3人で再構築したDisc2も作らせてもらいました。
亀田:ファンの人は投票自体が楽しいですよね。
増田:ランキングというよりは自分たちも思い出があったり、この曲を今歌い直したいっていう、今だからこそっていう。こういうのも定期的にやっていけたらいいなって思っているので、今選んだカップリング曲って感じです。
番組では『JAPANEWS』に収録の『フルスイング』をオンエアした。
亀田:あらためて『JAPANEWS』はどんなコンセプトなんですか?
増田:今回は日本をテーマにして今の僕ら、30代後半、40代のNEWSがお届けする「ジャパニーズガイドブック」のような作りになっています。日本の良さって和もそうですけど、四季があったり食べ物だったりとか文化、気持ち、おもてなしとかいろんなものをテーマにした曲をたくさん作りました。桜の歌だったりとか、『おもちですか!』って曲があるんですけど、「クレジットカードはお持ちですか?」って訊いて、「僕のカードはお餅じゃないです」って(いう歌詞の曲です)。言葉って意外と難しいよね、伝わり方とか……という、そういうポップなかわいい曲なんですけど。
亀田:日本語ならではの言葉遊びというかね。
増田:いろんなバラエティーに富んだアルバムで、ちょっと怖い、妖怪っぽい曲もあります。ただ、日本を代表してっていうよりは、日本に住む今の僕たちの世代の僕たちが感じる日本って何だろうって。逆に海外の人のほうが日本について詳しいとか、(自分たちは)実際に自分の住む街くらいしか知らないみたいな。日本のことをあんまり僕らも知らないんだなと、今回あらためて思ったりしたので、これからツアーを回るのでいろんなところでちゃんと日本を感じてこないとなって思います。
亀田:今後、NEWSはどんな活動をしていきたいですか。
増田:僕は変わらず長くやり続けたいっていうのが夢なので、あんまり「こんなことをやりたいです」というビジョンを持っているわけではないですけど、続けていくことが大変じゃないですか。
亀田:続けていくことで自分たちの音楽を大切にしていくことも、新しい音楽も作ることもできますからね。
8月8日からNEWSはアルバム『JAPANEWS』を引っさげた全国ツアー「NEWS LIVE TOUR 2024 JAPANEWS」がスタートした。
NEWSの最新情報は、ELOV-Labelの公式サイトまで。
増田が登場したのはJ-WAVEで放送中の『DEFENDER BLAZE A TRAIL』(ナビゲーター:亀田誠治)。毎回音楽を愛するゲストを迎え、その人生に寄り添ってきた音楽のお話をうかがうプログラムだ。
ここでは8月11日(日・祝)のオンエアをテキストで紹介する。radikoでは、8月18日(日)28時ごろまで再生可能だ。
トークはradikoで8月18日(日)28時ごろまで再生可能
山下達郎への愛
この番組では、ゲストの人生に寄り添ってきた音楽、そして困難な場面で勇気をもらった曲などを紹介しながら、そのエピソードを伺っていく。増田は1曲目に、山下達郎の『FOREVER MINE』をセレクトした。
増田:アルバムの中でずっとリピートしちゃう曲ってあるじゃないですか。達郎さんの『SONORITE』というアルバムを買って、この曲だけをずっと聴いていて。僕はいつもコンサートの前の声出しで達郎さんを降臨させて、壁の前で声出しをして。達郎さんみたいな声が出せる瞬間を探りながら声を出していて、達郎さんが降りてきたタイミングで僕はライブに行きます。
亀田:(その過程を経て)「ステージに行くよ」って。へえ。達郎さんはそのことをご存知なんですか。
増田:これは内緒にしています(笑)。達郎さんの歌が昔から大好きなんですけど、お話させてもらったりするとかで、カバーをさせてもらったりもしたんです。『FOREVER MINE』を自分のアルバムで正式にカバーさせてもらって。これは単純に大好きで歌っている、聴いている曲ですね。
増田は『FOREVER MINE』をカバーしたきっかけを、こう語る。
増田:カバーで何かやってみたいなって思ったときに、この曲しか選択肢がなかったというか。
亀田:すごい。それくらい増田さんにとって大切な1曲なんですね。
増田:『FOREVER MINE』をカバーさせてもらったときに、達郎さんが「まっすーが歌うんだったら僕の曲をこのまま使っていいよ」って言ってくださって。カバーさせてもらったとき、達郎さんが弾いている音楽でやらせてもらって。普通、楽曲をカバーってもう1回弾き直さないといけないじゃないですか。
亀田:アレンジし直してね。
増田:(僕のカバーは)達郎さんのままなんですよ。僕らのスタッフがそれを聞いてひっくり返っていて。僕はカバーをさせてもらうことがすごいことで、なんならそういうもんだと思っていたけど、「これ普通は違うんだよ」って。僕らレコーディングスタッフとか「どうした!?」みたいな。
亀田:たしかピアノは達郎さんですよね。ロンドンで服部克久先生のアレンジのオーケストラで録った。すごい!
増田:歌は僕です(笑)。大好きで歌っちゃいました。
ライブで聴いただけで涙が出るB’zの曲
増田は2曲目にB’zの『Calling』を選曲した。増田:達郎さんとB’zが大好きで、小さいときからずっと聴いていました。
亀田:J-POP帝王の音楽を常に浴びているような感じですね。
増田:僕はB’zと達郎さんでできています。
亀田:稲葉(浩志)さんの歌もすごいんだけど、同じくらい松本(孝弘)さんのギターも本当にすごくてツートップというか。
増田:ライブでこの曲のギターを聴いただけで涙が出ますもん。小さい頃、もはや何の音かもわからないときから、音階も全部わかるくらい聴いてましたね。僕は音楽の詳しいことはわからないですけど、小さい頃からB’zの音楽を聴いて、このロックの感じが体の中に当たり前にあると、自分たちがロックの楽曲を歌ったときに全然届いてないぞって(思う)。
亀田:「もっと」って(笑)。
増田:生バンドでライブをやらせてもらうと、稲葉さんもこういう感じなのかなって(思ったり)(笑)。僕、ライブの会場のリハーサルで声出しの音合わせをするときに、バンドメンバーの方もB’zの音楽が弾けるじゃないですか。みんなに弾いてもらって1人でB’zをやって。完全に私物化してましたね。
偶然、美容院で出会った1曲
続いて増田は、布袋寅泰、KREVA、亀田誠治による期間限定ユニット・The THREEの『裏切り御免』を紹介した。増田:これめちゃめちゃ聴いている曲です。
亀田:これは2008年にKREVAさんも役者で出演した映画『隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』の主題歌で、僕が音楽監督として入りました。「とにかく日本の侍感を出したいんです」と。音楽業界の荒くれ者を集めたいって監督から言われて、布袋さんとKREVAは選ばれていて。「でも僕は悪人ではないじゃないですか。こんなにいい人、いないじゃないですか?」って言ったんですけど、ところが監督がぴったりだって(笑)。そう見えたみたいで。
増田:そういう悪人もいるんですかね。
亀田:この曲の何が魅力なんですか。
増田:よくわからないですけどカラオケ行ったら毎回歌います。ラップも全部1人で。
亀田:カッコいい。聴いてみたい。
増田:今度ぜひカラオケに(笑)。そんなにカッコよくは歌えないですけど、自分の曲だったらなって思う1曲ですね。
亀田:まずはサウンドチェックから。
増田:やっていいですか? これ勝手に自分のライブのソロ曲でやっていたら「えっ!?」ってなりますよね(笑)。
亀田:カッコいいと思うと思いますよ。
増田:いただけるということで。ありがとうございます(笑)。
増田は最後の曲としてエド・シーランの『Sing』をセレクトした。
増田:けっこう昔に美容院で、「何かオシャレな曲が流れているな」と思ったのがエド・シーランの曲でした。そのときは名前も知らないし、聴いたこともなかったけど曲名を検索して。「この人ヤバいな」って思って、そこからエド・シーランをずっと追っていますね。
亀田:とにかくエド・シーランは安定っていうか、2010年代からずっとトップを走り続けていますね。人柄が伝わってきますよね。ライブやミュージックビデオを観ていても。
増田:コンサートも行かせてもらったこともあるんですけど、ヤバかったですね。好きな曲を4曲くらい連続でやってくれたんです。僕は人のコンサートで失礼ながらあんまり盛り上がったりしないで軽くノッてるというか、そんなタイプなんですけど、エド・シーランのコンサートは飛び跳ねていましたね。
変わらずNEWSを長くやり続けたい
続いて最近の増田の活動の話題に。NEWSは8月7日に14th アルバム『JAPANEWS』をリリースした。亀田:ファンの人は投票自体が楽しいですよね。
増田:ランキングというよりは自分たちも思い出があったり、この曲を今歌い直したいっていう、今だからこそっていう。こういうのも定期的にやっていけたらいいなって思っているので、今選んだカップリング曲って感じです。
番組では『JAPANEWS』に収録の『フルスイング』をオンエアした。
亀田:あらためて『JAPANEWS』はどんなコンセプトなんですか?
増田:今回は日本をテーマにして今の僕ら、30代後半、40代のNEWSがお届けする「ジャパニーズガイドブック」のような作りになっています。日本の良さって和もそうですけど、四季があったり食べ物だったりとか文化、気持ち、おもてなしとかいろんなものをテーマにした曲をたくさん作りました。桜の歌だったりとか、『おもちですか!』って曲があるんですけど、「クレジットカードはお持ちですか?」って訊いて、「僕のカードはお餅じゃないです」って(いう歌詞の曲です)。言葉って意外と難しいよね、伝わり方とか……という、そういうポップなかわいい曲なんですけど。
亀田:日本語ならではの言葉遊びというかね。
増田:いろんなバラエティーに富んだアルバムで、ちょっと怖い、妖怪っぽい曲もあります。ただ、日本を代表してっていうよりは、日本に住む今の僕たちの世代の僕たちが感じる日本って何だろうって。逆に海外の人のほうが日本について詳しいとか、(自分たちは)実際に自分の住む街くらいしか知らないみたいな。日本のことをあんまり僕らも知らないんだなと、今回あらためて思ったりしたので、これからツアーを回るのでいろんなところでちゃんと日本を感じてこないとなって思います。
亀田:今後、NEWSはどんな活動をしていきたいですか。
増田:僕は変わらず長くやり続けたいっていうのが夢なので、あんまり「こんなことをやりたいです」というビジョンを持っているわけではないですけど、続けていくことが大変じゃないですか。
亀田:続けていくことで自分たちの音楽を大切にしていくことも、新しい音楽も作ることもできますからね。
8月8日からNEWSはアルバム『JAPANEWS』を引っさげた全国ツアー「NEWS LIVE TOUR 2024 JAPANEWS」がスタートした。
NEWSの最新情報は、ELOV-Labelの公式サイトまで。
『DEFENDER BLAZE A TRAIL』をナビゲートする、音楽プロデューサーでベーシストの亀田誠治
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。
radikoで聴く
2024年8月18日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- DEFENDER BLAZE A TRAIL
-
毎週日曜21:00-21:54
-
亀田誠治