若葉竜也が「助けてくれている」と感じるボブ・ディランの楽曲は？

俳優の若葉竜也が、出演する映画について語り、リスナーにシェアしたいナンバーを選んだ。

若葉が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『～JK RADIO～TOKYO UNITED』（ナビゲーター：ジョン・カビラ）のワンコーナー「PLAY IT LOUD!」。ゲストが「今、一番好きな曲」「繰り返し聴いている曲」をシェアするコーナーだ。ここでは3月22日（金）のオンエアをテキストで紹介する。

何度も繰り返される、復讐の1日

若葉は、3月22日（金）公開の映画『ペナルティループ』に出演。主人公・岩森 淳役を演じる。 若葉：「史上最悪のループ」がテーマになっていて、自分の恋人を殺された男が復讐を繰り返すという話です。作品性の中に人間の根源や、人間の生き物としての原始的な考え方がすごく増幅されていますので、「これは何を見せられたんだ」という体験をしたい方は、ぜひ見に来てください。これだけ娯楽があふれていて、どんどん説明的でわかりやすくてファストなものが増えている中で、極力言葉に頼ることを排除した作品になっているので、賛否はすごく分かれると思うんですけど、自分が「賛」か「否」か、知ってほしいですね。

最愛の恋人である砂原 唯（演・山下リオ）を素性不明の男・溝口 登（演・伊勢谷友介）に殺された岩森は、たとえようもない大きな喪失感を抱えながら自らの手で犯人に復讐する。しかし翌朝、目が覚めると、殺めたはずの溝口が生きている。このループは一体なんなのか、自分はどこに連れて行かれるのか。岩本は「史上最悪のループ」を抜け出すことができるのだろうか。

歌詞に共鳴する部分が多い1曲

若葉がリスナーとシェアしたい曲は、Bob Dylan『Mr. Tambourine Man』。1965年リリースの楽曲で、アメリカのロックバンドThe Byrdsがカバーしたことでも有名だ。 若葉：幼少期に、当時兄が付き合っていた彼女がすごく洋楽好きな方で、その方からいろんな曲を教えてもらった中にあった曲です。和訳も教えてもらって、すごく共鳴した部分があって、大人になってもずっと聴いています。（自分は）日々退屈だとか寂しいとか、そういう感情が常にあるタイプの人間なので、誰か自分をどこかに連れて行ってくれみたいな気持ちにすごく共鳴して、それがいまだに助けてくれているという感じですね。自分にプレッシャーがかかったときとか、仕事に行く前に車の中で聴いていることが多いですね。

『～JK RADIO～ TOKYO UNITED』のワンコーナー「PLAY IT LOUD！」では、さまざまな分野で活躍するゲストが「今、一番好きな曲」「繰り返し聴いている曲」を紹介する。放送は毎週金曜の7時45分頃から。