シンガーソングライターの吉澤嘉代子が“魔女”を目指したきっかけを明かした。
吉澤が登場したのはJ-WAVEで3月7日(木)に放送された番組『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」(ナビゲーター:さらさ)だ。吉澤は3月20日(水)にEP『六花』をリリースする。
さらさ:嘉代子さんは「魔女修行中」なんですよね。
吉澤:そうなんです……そうなんです、と言ったらあれなんですけど(笑)。
さらさ:10周年の5月に開催されるLINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライブもタイトルが「単独公演 吉澤嘉代子 10周年記念公演 まだまだ魔女修行中。」です。「魔女修行中」というワードが出てきたのはどのタイミングなんですか?
吉澤:最初は10年前のデビューのときです。「吉澤嘉代子、ただいま魔女修行中」という、まあふざけたキャッチコピーだったんです。
さらさ:(笑)。
吉澤:でも自分のなかでは切実な気持ちがあって。子どものころ、1人遊びの延長みたいな感じで魔女修行をしていて。というのは、人とコミュニケーションをとるのがすごく苦手な子どもだったんですけど、ある日、魔女のおばあさんにさらわれる夢を見て。そのときに「あのままさらわれていたら、自分もなにかになれていたかも、魔女になれていたかも」と。そういう気持ちで1人で魔女修行と称して、飼っている犬とかうさぎにずっと「本当はしゃべれるんでしょ? しゃべりなさいよ」と話しかけたりとか(笑)。
さらさ:かわいい(笑)。
吉澤:実家が工場をやっていたので、そこの屋上で本を読んだりとかお菓子を食べたりとか。自分なりの魔女修行をやっていたんです。そのころから物語を作ったり、ポエムを書いたりするようになったから。
さらさ:へー!
吉澤:地続きになっているなと思って。そのときの自分を大事にしたいなと思って魔女を……自分の人生のテーマですね。
さらさ:じゃあ原体験的なものなんですね?
吉澤:そうですね。
さらさ:じゃあ「前世が魔女」とか、たぶんありますね。
吉澤:前世でなれていたか、ずっとまだ修行している感じもあるんですけど(笑)。
さらさ:なにかある気がしちゃうんです。私はそういう子どものときからなにかずっと引っかかっているものとかって。
吉澤:うんうん。
さらさ:なにか縁があったりとか、因果関係があるんだろうなみたいに思っていて。そこまで、子どものときからずっと魔女というワードがあったんだというのが。
吉澤:ずっと1人で。自分に「マジカルウィンディーちゃん」という名前をつけて活動していました。
さらさ:かわいい! そういう曲を作ってほしいです。あったりしますか? 子どものときの自分(を楽曲にしたもの)。
吉澤:『ストッキング』という曲があって、それは子どものころの気持ちと大人になったときの気持ちを詰めたりしました。
吉澤:さらさちゃんも魔女っぽいというか。
さらさ:(笑)。
吉澤:イメージ的にあまりにも自然に生きているというか。
さらさ:本当ですか? でも民族に昔から興味があって。子どものときからお面、仮面と壺が好きなんですよ。
吉澤:えー! 子どものころから?
さらさ:ずっと壺やお面を作りたいというのはあって。お母さんがフラダンスの先生で、子どものときからハワイアンの民族のこととかを勉強したりとか。先住民族の踊りとかをやってきたりしていて。本当にそれこそ、自分たちで葉っぱで衣装を作ったりとか、夜中に山で儀式をしたりとかそういうことをやってきてはいて。なのでそういう自然とか昔からある、人がやってきた営みみたいなことは割と近いところにあるのかもしれないなと思っていて、魔女に憧れるみたいな気持ちはわかる気がしています。私はシャーマンにずっと憧れていて、シャーマンの本を買ったりとか。シャーマンって儀式とかでトランス状態になって、なにかを降ろしたりとかというのがあると思うんです。歌っているときとかってメッチャトランス状態に近いときがあって。
吉澤:ある!
さらさ:全部ぶっ飛ぶときとかがあって。トランス状態というのがすごく気になって調べていたときがあって。確かにシャーマンの儀式とかもそうだよなみたいな。トランスしてなにかが降りてきたりとか、自分じゃないものになったりとかっていう。そこからすごいシャーマンへの憧れみたいなのが強いんです。思ったこと、言霊とかもそうですけど「言ったこと」とか「思ったこと」とかを現実にしたいし、時計でゾロ目とか見ると「あ、メッセージだ」みたいな。
吉澤:(笑)。
さらさ:そういうことを思ったりとかしながら日常を生きていて。私もシャーマンという自分のなかの憧れの存在があったから嘉代子さんが魔女というのを掲げているのを見て、すごくお話を訊きたかったんです。
吉澤:でもそういう超体験というか魔法めいたことって、日常にいっぱい落ちているなと常日頃思います。特にステージに立つとかは本当に1人の人間に何百人、何千人の人が集中して観るとかもすごく異常事態だと思うし、そんなところ絶対にミラクルなことって起きると思うんです。
さらさ:確かに。
吉澤:魔法ってすごく弱くて永遠ではないけど、その日1日誰かの気持ちを変えたりとか、ずっとお守りになっていたりとか、もっと強くて人生さえ変えてしまったりとか、そういう特別なものがあるなと思っていて。シャーマンになりたいさらさちゃんも、魔女修行をしている私も、ちょっと気持ちは同じところに向かっているのかも。
さらさ:近しいものを感じて追いかけているような気がします。
さらさ:3月に入って卒業シーズンでもあります。新曲の『ゆとり』が卒業というのがテーマになっているんですよね。
吉澤:卒業の歌を書きたいなと思って『ゆとり』という曲を大学の卒業のときに書いたんです。
さらさ:そうなんですね。
吉澤:それをちょっとブラッシュアップして。
さらさ:何年前ですか?
吉澤:10年前です。満を持して。
番組では吉澤の『ゆとり』をオンエアした。
さらさ:2週にわたりありがとうございました。
吉澤:いっぱいお話してくれてありがとうございます。
さらさ:めちゃめちゃうれしいです。
吉澤:たぶんオンエアに入りきらないだろうなと思いながら(笑)。
さらさ:そうなんです。いつもしゃべりすぎちゃうんです(笑)。
吉澤:話しちゃいました。
吉澤の最新情報は、公式サイトまで。
『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」の放送は23時20分ごろから。
吉澤が登場したのはJ-WAVEで3月7日(木)に放送された番組『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」(ナビゲーター:さらさ)だ。吉澤は3月20日(水)にEP『六花』をリリースする。
再生は3月14日(木)28時頃まで
「魔女修行中」の意味
同コーナーには前週に引き続いての登場となった吉澤に、さらさは「音楽以外の話も訊いてみたい」と質問を投げかけていった。さらさ:嘉代子さんは「魔女修行中」なんですよね。
吉澤:そうなんです……そうなんです、と言ったらあれなんですけど(笑)。
さらさ:10周年の5月に開催されるLINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライブもタイトルが「単独公演 吉澤嘉代子 10周年記念公演 まだまだ魔女修行中。」です。「魔女修行中」というワードが出てきたのはどのタイミングなんですか?
吉澤:最初は10年前のデビューのときです。「吉澤嘉代子、ただいま魔女修行中」という、まあふざけたキャッチコピーだったんです。
さらさ:(笑)。
吉澤:でも自分のなかでは切実な気持ちがあって。子どものころ、1人遊びの延長みたいな感じで魔女修行をしていて。というのは、人とコミュニケーションをとるのがすごく苦手な子どもだったんですけど、ある日、魔女のおばあさんにさらわれる夢を見て。そのときに「あのままさらわれていたら、自分もなにかになれていたかも、魔女になれていたかも」と。そういう気持ちで1人で魔女修行と称して、飼っている犬とかうさぎにずっと「本当はしゃべれるんでしょ? しゃべりなさいよ」と話しかけたりとか(笑)。
さらさ:かわいい(笑)。
吉澤:実家が工場をやっていたので、そこの屋上で本を読んだりとかお菓子を食べたりとか。自分なりの魔女修行をやっていたんです。そのころから物語を作ったり、ポエムを書いたりするようになったから。
さらさ:へー!
吉澤:地続きになっているなと思って。そのときの自分を大事にしたいなと思って魔女を……自分の人生のテーマですね。
さらさ:じゃあ原体験的なものなんですね?
吉澤:そうですね。
さらさ:じゃあ「前世が魔女」とか、たぶんありますね。
吉澤:前世でなれていたか、ずっとまだ修行している感じもあるんですけど(笑)。
さらさ:なにかある気がしちゃうんです。私はそういう子どものときからなにかずっと引っかかっているものとかって。
吉澤:うんうん。
さらさ:なにか縁があったりとか、因果関係があるんだろうなみたいに思っていて。そこまで、子どものときからずっと魔女というワードがあったんだというのが。
吉澤:ずっと1人で。自分に「マジカルウィンディーちゃん」という名前をつけて活動していました。
さらさ:かわいい! そういう曲を作ってほしいです。あったりしますか? 子どものときの自分(を楽曲にしたもの)。
吉澤:『ストッキング』という曲があって、それは子どものころの気持ちと大人になったときの気持ちを詰めたりしました。
シャーマンへの憧れ
さらさも「シャーマンへの憧れ」があるそうで、自身の体験から吉澤との共通項を上げていった。吉澤:さらさちゃんも魔女っぽいというか。
さらさ:(笑)。
吉澤:イメージ的にあまりにも自然に生きているというか。
さらさ:本当ですか? でも民族に昔から興味があって。子どものときからお面、仮面と壺が好きなんですよ。
吉澤:えー! 子どものころから?
さらさ:ずっと壺やお面を作りたいというのはあって。お母さんがフラダンスの先生で、子どものときからハワイアンの民族のこととかを勉強したりとか。先住民族の踊りとかをやってきたりしていて。本当にそれこそ、自分たちで葉っぱで衣装を作ったりとか、夜中に山で儀式をしたりとかそういうことをやってきてはいて。なのでそういう自然とか昔からある、人がやってきた営みみたいなことは割と近いところにあるのかもしれないなと思っていて、魔女に憧れるみたいな気持ちはわかる気がしています。私はシャーマンにずっと憧れていて、シャーマンの本を買ったりとか。シャーマンって儀式とかでトランス状態になって、なにかを降ろしたりとかというのがあると思うんです。歌っているときとかってメッチャトランス状態に近いときがあって。
吉澤:ある!
さらさ:全部ぶっ飛ぶときとかがあって。トランス状態というのがすごく気になって調べていたときがあって。確かにシャーマンの儀式とかもそうだよなみたいな。トランスしてなにかが降りてきたりとか、自分じゃないものになったりとかっていう。そこからすごいシャーマンへの憧れみたいなのが強いんです。思ったこと、言霊とかもそうですけど「言ったこと」とか「思ったこと」とかを現実にしたいし、時計でゾロ目とか見ると「あ、メッセージだ」みたいな。
吉澤:(笑)。
さらさ:そういうことを思ったりとかしながら日常を生きていて。私もシャーマンという自分のなかの憧れの存在があったから嘉代子さんが魔女というのを掲げているのを見て、すごくお話を訊きたかったんです。
吉澤:でもそういう超体験というか魔法めいたことって、日常にいっぱい落ちているなと常日頃思います。特にステージに立つとかは本当に1人の人間に何百人、何千人の人が集中して観るとかもすごく異常事態だと思うし、そんなところ絶対にミラクルなことって起きると思うんです。
さらさ:確かに。
吉澤:魔法ってすごく弱くて永遠ではないけど、その日1日誰かの気持ちを変えたりとか、ずっとお守りになっていたりとか、もっと強くて人生さえ変えてしまったりとか、そういう特別なものがあるなと思っていて。シャーマンになりたいさらさちゃんも、魔女修行をしている私も、ちょっと気持ちは同じところに向かっているのかも。
さらさ:近しいものを感じて追いかけているような気がします。
卒業がテーマの新曲
最後に吉澤の新曲を紹介し、コーナーを締めくくった。さらさ:3月に入って卒業シーズンでもあります。新曲の『ゆとり』が卒業というのがテーマになっているんですよね。
吉澤:卒業の歌を書きたいなと思って『ゆとり』という曲を大学の卒業のときに書いたんです。
さらさ:そうなんですね。
吉澤:それをちょっとブラッシュアップして。
さらさ:何年前ですか?
吉澤:10年前です。満を持して。
番組では吉澤の『ゆとり』をオンエアした。
吉澤:いっぱいお話してくれてありがとうございます。
さらさ:めちゃめちゃうれしいです。
吉澤:たぶんオンエアに入りきらないだろうなと思いながら(笑)。
さらさ:そうなんです。いつもしゃべりすぎちゃうんです(笑)。
吉澤:話しちゃいました。
吉澤の最新情報は、公式サイトまで。
『SONAR MUSIC』のワンコーナー「SONAR'S ROOM」の放送は23時20分ごろから。
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2024年3月14日28時59分まで
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番組情報
- SONAR MUSIC
-
月・火・水・木曜22:00-24:00