「寝るのにベストな姿勢」総合的に利点がありそうなのは？

J-WAVEの番組『STEP ONE』には、気になる海外ニュースをお伝えする「CHINTAI GLOBAL BEATS」というコーナーがある。ここでは2023年12月にオンエアされた同コーナーから、イチオシトピックを紹介する。

今回は「寝るのにベストな姿勢」に注目した模様をテキストで紹介する。

【オンエア：2023年12月27日（水）／ナビゲート：サッシャ・ノイハウス萌菜】 　

大人になると横向きで寝る人が増える？

今回、サッシャはBBCのニュース「寝るのにベストな姿勢は？」に注目。

【元記事】Which is the best position to sleep in?（外部リンク）

ボランティアを対象におこなったデンマークの研究によると、寝る姿勢の割合は以下となった。

横向き：50パーセント
仰向け：38パーセント
うつ伏せ：7パーセント

サッシャ：そもそも、人間の赤ちゃんは主に仰向けで寝ています。気道の問題があるため安全上の理由ですね。横向きになるのは成人になってからが多いそうです。自由に寝返りがうてるようになる3歳以上の子どもは平均すると横向き、仰向け、うつ伏せの割合がだいたい同じです。

別に研究では、右横向きだと眠りがいいというデータも。仰向けで寝るよりもいびきが少なるため、結果として睡眠の質が上がるのではないかという分析だ。

サッシャ：いびきは睡眠時無呼吸症候群によって引き起こされることが多いんですけども、仰向けで寝ている人のほうがこの症状が一般的に出やすいです。また、横向きで寝ると気道を開き、舌が喉を塞ぐことを防ぐこともあっていびきが少なくなるんじゃないかと言われています。

自分の体に合った寝る姿勢選びが大切

就寝時、体のコンディションによっては避けたほうがいい姿勢がある。まず、サッシャは逆流性食道炎のケースを解説。

サッシャ：なぜ逆流性食道炎が起きるのかははっきりとわかっていないそうなんですが、横になると重力の関係で胃の内容物が食道に逆流しやすくなるそうです。その際、右を下にすると下部食道括約筋の圧が低下して逆流しやすくなる可能性があるため、胃のむかつきを感じることがあります。そのため逆流性食道炎の場合は左横向きで寝るほうがいいです。

サッシャはうつ伏せを避けたほうがいいケースを紹介。

サッシャ：ある研究では、顎関節症に悩む人はうつ伏せはやめたほうがいいそうです。あごがずっと押されるからなんでしょうね。あと、研究途中ですがシワが気になる方もうつ伏せと横向きはやめたほうがいいです。肌が当たり、押されることでシワを増やす可能性があるそうです。

ノイハウス：自分の体のタイプによって寝る姿勢を選ぶのも大事なんですね。

サッシャ：そうですね。結論付けて言うと、まず総合的に利点がありそうなのは横向き。ただし、同じ姿勢ばかりもいけません。ずっと仰向けで寝ていると背中、横向きだと首が痛くなる可能性が高いです。そういったことがある人は体勢を変えてみるのも重要ですね。もし、今の姿勢で睡眠が満足にとれない人は新しい姿勢を試してみるのもいいです。

一方で、寝る姿勢を意識し過ぎると眠れなくなる場合もあるため注意が必要だ。

サッシャ：あなたにとってはどの寝る姿勢がいいのか、ぜひ考えてみてください！

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜～木曜の12時5分ごろから。