社会活動家の石山アンジュさんが、シェアリングエコノミーの必要性や、活動のルーツとなった「実家がシェアハウス」という特殊な環境での生活体験、さらには自身が実践する“多拠点ライフ”の魅力などについて語った。
石山さんは1989年4月20日生まれの34歳。シェアリングエコノミーを通して新しいライフスタイルを提案する様々な活動を展開し、注目を集める人物だ。
石山さんが登場したのは、俳優の小澤征悦がナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組『BMW FREUDE FOR LIFE』(毎週土曜 11:00-11:30)。同番組は、新しい時代を切り開き駆け抜けていく人物を毎回ゲストに招き、BMWでの車中インタビューを通して、これまでの軌跡や今後の展望に迫るプログラムだ。
石山さんを乗せた「BMW iX1 xDrive30 M Sport」は、J-WAVE本社がある六本木から、彼女の出身地である横浜方面へと走り出した。
石山さんは新卒で株式会社リクルートへ入社。その後、ベンチャー企業を経て、2016年に一般社団法人シェアリングエコノミー協会の立ち上げに携わり、現在は同協会の代表理事を務めている。
まずは“シェアリングエコノミー”とはどのような概念なのか。首都高を走る車内にて、流れる景色を眺めながら語ってもらった。
石山:シェアリングエコノミーは、古くて新しい概念と言えます。確固たる定義は、実は世界的に見てもないのですが、いわゆる日本のお醤油の貸し借りのようなことも、広義ではシェアリングエコノミーです。この概念がデジタル社会に移行していく中で、誰がお醤油を持っていて、誰がお醤油を必要としているのか、スマートフォン上で可視化され、世界中の人と取引・決済ができるようになり、近年、新しい経済の形として注目されているわけです。具体例を挙げると、個人間で自家用車を共有する「カーシェアリング」が有名ですし、また、「シェアサイクル」のようなモビリティを複数の人でシェアするというサービスもあります。空間のシェアリングだと、Airbnbなどの民泊が代表的です。このほか、スキルのシェアリングとして、子守や介護、家事に関連したサービスもあります。
今の時代、都市化が進み、また、大量生産・大量消費型の経済成長を遂げてきたことによって、人と人との繋がりが希薄になっています。共同生活をする必然性がほとんどなく、お金さえあればすべて解決できてしまうため、一人暮らしが増え、東京では単身世帯がほぼ半分を占めているのが現状です。そうなってくると、やはり孤独だし、孤立してしまう。そんな中で、シェアリングエコノミーは人との繋がりを緩やかに取り戻してく概念であり、人の温かみが感じられる経済を作っていく在り方ではないかと思うんです。現在、SDGs、サスティナビリティが盛んに唱えられていますが、シェアは究極のサスティナブルなモデルです。そもそも新しいものを作らないし、捨てもしない。でも、誰かにとっての不用品が誰かにとって価値あるものになる。経済に貢献すると同時に、ゴミを生み出さずモノが循環していくというサスティナビリティを実現する……そんな社会モデルであると考えています。
石山さんがシェアリングエコノミーを世の中に広める活動をするに至ったきっかけは、作家でソーシャルイノベーターのレイチェルボッツマンの著書「シェア」との出会いだった。同著の中で提唱された「共有消費」は、アメリカ・タイムズ誌による「世界を変える10のアイデア」に選出されている。石山さんは社会人3年目の時にこの本を読み、これまで自分が感じてきたことの“答え”を見つけたような感覚になったのだとか。
このように、引き寄せられるようにシェアの概念と出会い、行動の指針の一つとした背景には、彼女のある特殊な家庭の事情があった。
石山:私の実家は、南米ブラジルを中心に海外生活をしていた父が、世界各国を転々とする中で出会った人たちが来日した際に長期滞在する場所でした。また、父はブラジルの音楽「サンバ」のチームを運営しているんですけど、音楽のコミュニティに所属する人たちが出入りすることもよくあって。そんな背景もあって、実家はある時に改造し、今に至るまでシェアハウスとして運営しています。私は一人っ子なのですが、そういった家庭で様々な肩書を持つ大人、おにいさん、おねえさんに囲まれながら、みんなが爆音でパーティーをしている中で生まれ育ちました。それが当たり前でしたし、人見知りもなかったです。のちに学校へ通い始め、お友達のお家へ遊びに行くようになってようやく、それが普通じゃないんだと気付かされましたね。
石山:拡張家族「Cift」は、「血縁に依らず相手を家族だと思ってみよう」という意識を持ち、共に生活をするコミュニティです。2017年の立ち上げ時は38人だったのですが、現在約110人のメンバーがいます。シェアハウスは東京と京都に2つ。コロナ禍の流れもあって、必ずしも共に生活するというだけではなく、シェアハウスに住んでいない人でもコミュニティに属していて一緒に“家族”をやっています。家族の年齢層は幅広く、下は0歳から上は60代まで。家族の職業は、校長先生に画家、政治家、料理研究家、ミュージシャンなど多種多様で、日々、仕事のコラボレーションが生まれ、何かあれば誰かのスキルをシェアできるのも特徴です。渋谷のど真ん中に建つマンションのワンフロアを借り受けた東京の拠点には、19部屋の個室に、大きなリビングと大きなキッチンがあるという造り。一方、京都のシェアハウスは、かつての学生寮をリノベーションした拠点で、古い建物と大きな畑が付いています。
コミュニティとして大事にしているのは、100人いれば100通りの家族観・価値観があるということ。そのことを踏まえた上で、共に生きていく覚悟があるのか、ぶつかったときに対話を諦めないか。会社組織とは違うので、家族として何かトラブルがあったときには話し合いで解決するしかありません。そのため、話し合いに向き合うことができるか、どうかということを重視しています。
石山:4年前から大分県豊後大野市の農村集落に、空き家バンクから築90年の古民家を借りて、ひと月のうち一週間ほど暮らしています。テレビ出演の際に東京へ帰ってくるので、東京のシェアハウスにいるのは月10日くらい。それ以外の2週間は、全国の地域課題をシェアで解決する自治体との取り組み「シェアリングシティ」を行っている関係で、様々な地域に滞在しています。各地域ではビジネスホテルに宿泊するのではなく、シェアハウス・ゲストハウスに泊まっていろんな方と交流するよう心がけていますね。
こうした多拠点ライフには、一日たりとも同じ日がありません。毎日新しい世界に移り住んでいるような感覚があります。その地域ならではのローカルな日常に溶け込む体験を通し、その地域の多彩な魅力に触れられている気がします。何より、行けば行くほど人との繋がりができるため、その繋がりによって“帰りたい場所”になり、何かあったら助け合える関係にもなれる。そういった繋がりの輪が増えていくことこそ、多拠点ライフの魅力だと思います。
地域との繋がりの中で、石山さんが今熱中していることの一つが、今年で3年目を迎える田んぼでの米作りだという。
石山:知り合いの農家さんからお誘いいただいたことをきっかけに、お米を完全無農薬で作っているんです。広さは二反で、うまくいけば、一反あたり年間400キロほどのお米を収穫できます。農機具は地域の方とシェアしながら使わせてもらい、作り方はローカルな繋がりの中で教えていただいているんです。6月の田植えと10月の収穫の時期には、東京や福岡から友だちを20~30人くらい呼んで、一緒に田植えや収穫祭をしています。自分が都市とローカルのHubとなり、参加してくれた人がまた定期的に来るようになっていくという形で続けて、今年で3年目となります。
石山さんのミッションは「新しい概念や新しい豊かさの物差しを世の中に広げていくこと」。その理想を実現するべく、新たなルールを作るための学校の運営にも携わっているとのことだ。
石山:新しい価値観が世の中に生まれたとき、社会の誰もが使えるようになり、また、誰もが居心地いいと思える形で実装していくには、法律や制度を作らなくてはなりません。しかし、今の社会において、ルールを策定するための知識やスキルを持った人は少ない気がするんです。それこそ「ChatGPT」など、政治家ですら初めて出会うような概念は、知っている人がルールのデザインをしていかなければいけないわけで。また、シルバー民主主義の中では、若い世代の思いが政治家に伝わっておらず、認知されにくいという現状があります。そこで、若者の声を政治家に届けたり、世の中に問うたり、議論したりする場を作る必要性を感じ、40歳以下の方が学ぶルールメイキングスクールとなるシンクタンク・コミュニティを2018年に起業しました。
このルール作りの学校は、一般社団法人Public Meets Innovationによるもので、石山さんも講師の一人として参加している。もともと弁護士やロースクール生などを対象としていたが、間口を広げ、今は40歳以下であれば誰でも参加できるようにしたことで、20~30代のほか、高校生の参加も目立つという。高校生たちにとっては、もっとも身近なルールと言えば校則だ。そういった現行のルールが本当に必要か否かを考え、議論する場になっているそうだ。
このように、シェアリングエコノミー・多拠点ライフの提唱及び実践、ルール作りの学校運営とパラレルに活躍する石山さんにとって「未来への挑戦=FORWARDISM」とは?
石山:コロナ禍以降、社会は大きな転換期を迎えています。本当に先が見通せないし、戦争も終わらないし、物価も高騰し続け、自然災害が多発している。「これから大丈夫かな?」という不安を一部の人だけではなく、誰しもが持つ時代に私たちは生きています。そういった生きづらさや不安、孤独を抱えてしまう世の中でも、豊かに生きていける在り方をどんどん提案していきたいです。その豊かさの物差しの一つが、積み上げていく思考から、分散していく思考への転換だと思うんです。個人のライフスタイルや経済、社会モデルを分散型にしていくことを「シェア」の思想を通じて広げていく。それが私にとっての「FORWARDISM」です。
(構成=小島浩平)
石山さんは1989年4月20日生まれの34歳。シェアリングエコノミーを通して新しいライフスタイルを提案する様々な活動を展開し、注目を集める人物だ。
石山さんが登場したのは、俳優の小澤征悦がナビゲーターを務めるJ-WAVEの番組『BMW FREUDE FOR LIFE』(毎週土曜 11:00-11:30)。同番組は、新しい時代を切り開き駆け抜けていく人物を毎回ゲストに招き、BMWでの車中インタビューを通して、これまでの軌跡や今後の展望に迫るプログラムだ。
そもそも“シェアリングエコノミー”とは?
石山さんは新卒で株式会社リクルートへ入社。その後、ベンチャー企業を経て、2016年に一般社団法人シェアリングエコノミー協会の立ち上げに携わり、現在は同協会の代表理事を務めている。
まずは“シェアリングエコノミー”とはどのような概念なのか。首都高を走る車内にて、流れる景色を眺めながら語ってもらった。
石山:シェアリングエコノミーは、古くて新しい概念と言えます。確固たる定義は、実は世界的に見てもないのですが、いわゆる日本のお醤油の貸し借りのようなことも、広義ではシェアリングエコノミーです。この概念がデジタル社会に移行していく中で、誰がお醤油を持っていて、誰がお醤油を必要としているのか、スマートフォン上で可視化され、世界中の人と取引・決済ができるようになり、近年、新しい経済の形として注目されているわけです。具体例を挙げると、個人間で自家用車を共有する「カーシェアリング」が有名ですし、また、「シェアサイクル」のようなモビリティを複数の人でシェアするというサービスもあります。空間のシェアリングだと、Airbnbなどの民泊が代表的です。このほか、スキルのシェアリングとして、子守や介護、家事に関連したサービスもあります。
今の時代、都市化が進み、また、大量生産・大量消費型の経済成長を遂げてきたことによって、人と人との繋がりが希薄になっています。共同生活をする必然性がほとんどなく、お金さえあればすべて解決できてしまうため、一人暮らしが増え、東京では単身世帯がほぼ半分を占めているのが現状です。そうなってくると、やはり孤独だし、孤立してしまう。そんな中で、シェアリングエコノミーは人との繋がりを緩やかに取り戻してく概念であり、人の温かみが感じられる経済を作っていく在り方ではないかと思うんです。現在、SDGs、サスティナビリティが盛んに唱えられていますが、シェアは究極のサスティナブルなモデルです。そもそも新しいものを作らないし、捨てもしない。でも、誰かにとっての不用品が誰かにとって価値あるものになる。経済に貢献すると同時に、ゴミを生み出さずモノが循環していくというサスティナビリティを実現する……そんな社会モデルであると考えています。
「パーティーをしている中で生まれ育ちました」
このように、引き寄せられるようにシェアの概念と出会い、行動の指針の一つとした背景には、彼女のある特殊な家庭の事情があった。
石山:私の実家は、南米ブラジルを中心に海外生活をしていた父が、世界各国を転々とする中で出会った人たちが来日した際に長期滞在する場所でした。また、父はブラジルの音楽「サンバ」のチームを運営しているんですけど、音楽のコミュニティに所属する人たちが出入りすることもよくあって。そんな背景もあって、実家はある時に改造し、今に至るまでシェアハウスとして運営しています。私は一人っ子なのですが、そういった家庭で様々な肩書を持つ大人、おにいさん、おねえさんに囲まれながら、みんなが爆音でパーティーをしている中で生まれ育ちました。それが当たり前でしたし、人見知りもなかったです。のちに学校へ通い始め、お友達のお家へ遊びに行くようになってようやく、それが普通じゃないんだと気付かされましたね。
“拡張家族”との生活で大切にしていること
生まれたときから多様な人種、様々な職業の大人が家にいて、幼い頃から血縁関係のないおにいさん、おねえさんと遊ぶ日々……そんな、暮らしをシェアすることが当たり前の環境で育った石山さんは、自身でも”拡張家族”として共同生活を送るコミュニティ「Cift」に立ち上げから関わり今も暮らしている。石山:拡張家族「Cift」は、「血縁に依らず相手を家族だと思ってみよう」という意識を持ち、共に生活をするコミュニティです。2017年の立ち上げ時は38人だったのですが、現在約110人のメンバーがいます。シェアハウスは東京と京都に2つ。コロナ禍の流れもあって、必ずしも共に生活するというだけではなく、シェアハウスに住んでいない人でもコミュニティに属していて一緒に“家族”をやっています。家族の年齢層は幅広く、下は0歳から上は60代まで。家族の職業は、校長先生に画家、政治家、料理研究家、ミュージシャンなど多種多様で、日々、仕事のコラボレーションが生まれ、何かあれば誰かのスキルをシェアできるのも特徴です。渋谷のど真ん中に建つマンションのワンフロアを借り受けた東京の拠点には、19部屋の個室に、大きなリビングと大きなキッチンがあるという造り。一方、京都のシェアハウスは、かつての学生寮をリノベーションした拠点で、古い建物と大きな畑が付いています。
コミュニティとして大事にしているのは、100人いれば100通りの家族観・価値観があるということ。そのことを踏まえた上で、共に生きていく覚悟があるのか、ぶつかったときに対話を諦めないか。会社組織とは違うので、家族として何かトラブルがあったときには話し合いで解決するしかありません。そのため、話し合いに向き合うことができるか、どうかということを重視しています。
“多拠点ライフ”がもたらす人生の豊かさ
「Cift」が運営する東京のシェアハウスに暮らしつつも、石山さんは一処にとどまることなく、日本各地で生活を営んでいるという。彼女が実践する“多拠点ライフ”の魅力とは?石山:4年前から大分県豊後大野市の農村集落に、空き家バンクから築90年の古民家を借りて、ひと月のうち一週間ほど暮らしています。テレビ出演の際に東京へ帰ってくるので、東京のシェアハウスにいるのは月10日くらい。それ以外の2週間は、全国の地域課題をシェアで解決する自治体との取り組み「シェアリングシティ」を行っている関係で、様々な地域に滞在しています。各地域ではビジネスホテルに宿泊するのではなく、シェアハウス・ゲストハウスに泊まっていろんな方と交流するよう心がけていますね。
こうした多拠点ライフには、一日たりとも同じ日がありません。毎日新しい世界に移り住んでいるような感覚があります。その地域ならではのローカルな日常に溶け込む体験を通し、その地域の多彩な魅力に触れられている気がします。何より、行けば行くほど人との繋がりができるため、その繋がりによって“帰りたい場所”になり、何かあったら助け合える関係にもなれる。そういった繋がりの輪が増えていくことこそ、多拠点ライフの魅力だと思います。
地域との繋がりの中で、石山さんが今熱中していることの一つが、今年で3年目を迎える田んぼでの米作りだという。
石山:知り合いの農家さんからお誘いいただいたことをきっかけに、お米を完全無農薬で作っているんです。広さは二反で、うまくいけば、一反あたり年間400キロほどのお米を収穫できます。農機具は地域の方とシェアしながら使わせてもらい、作り方はローカルな繋がりの中で教えていただいているんです。6月の田植えと10月の収穫の時期には、東京や福岡から友だちを20~30人くらい呼んで、一緒に田植えや収穫祭をしています。自分が都市とローカルのHubとなり、参加してくれた人がまた定期的に来るようになっていくという形で続けて、今年で3年目となります。
ルールを作るための学校も運営
石山:新しい価値観が世の中に生まれたとき、社会の誰もが使えるようになり、また、誰もが居心地いいと思える形で実装していくには、法律や制度を作らなくてはなりません。しかし、今の社会において、ルールを策定するための知識やスキルを持った人は少ない気がするんです。それこそ「ChatGPT」など、政治家ですら初めて出会うような概念は、知っている人がルールのデザインをしていかなければいけないわけで。また、シルバー民主主義の中では、若い世代の思いが政治家に伝わっておらず、認知されにくいという現状があります。そこで、若者の声を政治家に届けたり、世の中に問うたり、議論したりする場を作る必要性を感じ、40歳以下の方が学ぶルールメイキングスクールとなるシンクタンク・コミュニティを2018年に起業しました。
このルール作りの学校は、一般社団法人Public Meets Innovationによるもので、石山さんも講師の一人として参加している。もともと弁護士やロースクール生などを対象としていたが、間口を広げ、今は40歳以下であれば誰でも参加できるようにしたことで、20~30代のほか、高校生の参加も目立つという。高校生たちにとっては、もっとも身近なルールと言えば校則だ。そういった現行のルールが本当に必要か否かを考え、議論する場になっているそうだ。
このように、シェアリングエコノミー・多拠点ライフの提唱及び実践、ルール作りの学校運営とパラレルに活躍する石山さんにとって「未来への挑戦=FORWARDISM」とは?
石山:コロナ禍以降、社会は大きな転換期を迎えています。本当に先が見通せないし、戦争も終わらないし、物価も高騰し続け、自然災害が多発している。「これから大丈夫かな?」という不安を一部の人だけではなく、誰しもが持つ時代に私たちは生きています。そういった生きづらさや不安、孤独を抱えてしまう世の中でも、豊かに生きていける在り方をどんどん提案していきたいです。その豊かさの物差しの一つが、積み上げていく思考から、分散していく思考への転換だと思うんです。個人のライフスタイルや経済、社会モデルを分散型にしていくことを「シェア」の思想を通じて広げていく。それが私にとっての「FORWARDISM」です。
(構成=小島浩平)
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