JUJU&中田英寿が携わった日本酒「寿十四代」 ふたりが感激した、そのお味は?

歌手のJUJUが、現在開催中の全国ツアーや、その会場で販売されている老舗蔵元とのコラボ日本酒にまつわるエピソード、さらに、デビュー20周年イヤーを迎えた今の思いなどについて語った。

JUJUが登場したのは、J-WAVEで毎週日曜12時から放送している番組『TDK VOICES FROM NIHONMONO』。日本の「本物」と、その作り手である「本者(ほんもの)」 =「に・ほ・ん・も・の」を、中田英寿が案内人となって紹介するプログラムだ。

【オンエア:2023年8月6日/ナビゲーター:中田英寿と笹木かおり】

JUJUが全国ツアーで訪れ「一度住んでみたい」と思った場所とは?

中田と親交があり、彼いわく「もしかしたら最多ではないか」というほど同番組にゲスト出演しているJUJU。今年は、ブルーノート東京でのジャズライブ「JUJU JAZZ LIVE 2023 SOMETHING DELICIOUS for a HOT SUMMER JUJUの納涼夏祭り」を開催。また、47都道府県を巡る全国ツアー「ジュジュ苑スペシャル『スナックJUJU 2023』~47都道府県出店!! “あのママ”がJUJU20周年を勝手に前祝い全国ツアー~」をおこなっており、全国ツアーの山形公演を訪れたという中田が「楽しかったです。妖艶な雰囲気を出しまくっていましたね」というと、JUJUはやや込み入ったツアーコンセプトを説明し始めた。

JUJU:ツアーをやっているのは“JUJUママ”という人で、そもそも私ではないんですよ。わたくしJUJUが、今月末に20周年イヤーに突入することを勝手に前祝したというママの気持ちに甘えて、やっていただいているツアーになります。

5月13日に埼玉県・サンシティ越谷市民ホールを皮切りに始まった同ツアーは既に半分を消化している。ここまで全国津々浦々を回った中で、“JUJUママ”が特に気に入った場所とは?

JUJU:島根がママ的によかったらしいです。「目からうろこだった」と。出雲大社が近いからか、とにかく街の気がいいみたいなんですよ。「一度住んでみたいと思うぐらいよかった」とさえ言っていましたね。

「『これおいしかったよ』というママからの連絡はありましたか?」と、中田から印象的だったご当地グルメの話を振られると、JUJUは”ママ”の言葉を借りてこう語った。

JUJU:「岐阜のウナギ」ですね。岐阜でのスナック開店日がちょうど土用の丑の日で。なので小料理屋さんにお願いしてウナギをその場で焼いてもらって、スタッフ含めてみんなで食べたんですけど、それが非常においしかった!……と、ママからお便りをいただきました。

JUJUのツアーでは毎回、京都・祇園にある薬味処「祇園味幸」とタッグを組み、オリジナルの辛味を手掛けて販売している。「スナックJUJU2023」の各会場では、エスニックなクミンの香りがする味変に便利な「寿々辛味 No17」を展開。コンサートグッズとしては珍しい、食品を取り扱う理由について、JUJUは「私が食いしん坊だから」と端的に語っていた。

創業400年の老舗蔵元がJUJUとコラボした理由

さらに今年のツアーでは、歌手デビュー20周年を記念する特別な品として、日本酒「寿十四代」を抽選販売している。

同日本酒は、名酒「十四代」で知られる、山形県村山市に蔵を構える1615年創業の老舗蔵元「高木酒造」および、中田が代表取締役を務める株式会社JAPAN CRAFT SAKE COMPANYとのコラボレーションアイテム。2018年に第1弾、2019年に第2弾が発売され、今回は第3弾となる。

ともに「寿十四代」に携わるJUJUと中田だが、2人ともこのお酒の大ファンでもある。中田は「先日、前回2019年のお酒を久しぶりに飲んだんですね。『発売から4年経っているからどうかな?』と思って飲んだら、めちゃくちゃおいしかったです」と述べ、JUJUは、抽選販売となった第3弾について「私も抽選に申し込んでいます。特別枠はないですからね(笑)」と明かした。

そんな「寿十四代」誕生のキーパーソンになったのが、高木酒造の十五代目当主・髙木辰五郎さんだ。JUJUによれば、中田を介して髙木さんと初めて会食をしたその日のうちに、コラボの話が持ち上がったという。

JUJU:ヒデさん経由で、高木酒造の十五代当主・髙木辰五郎さんご夫妻との食事の席にお招きいただいたことがあって。お二人とは今でも食事をご一緒したり、コンサートに来ていただいたりと仲良くさせていただいているのですが、その初めてお会いした席で「十四代」を飲みながら、辰五郎さんが「“ジュジュ四代”とかあったらおもしろいね!」と言われたんですよ。その一言を私は決して聞き逃しませんでした(笑)。というわけで、ヒデさんと辰五郎さんのご尽力があり、お二人とのご縁が繋がって「寿十四代」作っていただいたんです。

かくして「ジュジュ四代」は「寿十四代」の表記で商品化。電話出演した命名者である辰五郎さんによれば、「JUJUさんの“ジュ”と十四代の“ジュ”が語呂がよくて、ピーンと来たんですね。さらに、英寿さんの“寿”を取って、3人が合わさった名称として『寿十四代』としました」とのことだ。

なお、「十四代」がコラボするのは初めのことだという。手を組もうと思った理由について、辰五郎さんが「JUJUさんと何度か会っているうちに、人間性や生き方にすごく共感し、こんな素敵な方と何かできたらなと思い、私からオファーしました」と話すと、JUJUは「いやいやそんな……。私、放送のあと、山形行ったほうがいいですか?(笑)」と恐縮しきりだった。

その後、スタジオには「寿十四代」の第三弾が用意された。辰五郎さんいわく、「JUJUさんの歌声を思いつつ作った」という至高の一杯。試飲すると、JUJUと中田はともに「おいしい!」と思わず感嘆した。中田が「最初に軽い苦みを感じた後に柔らかい甘みが入り、それでいて、芯の強さを感じるお酒ですね。たしかにJUJUと似ているように感じました」というと、JUJUは「そうですね。最初に苦みがくるあたりがまさに(笑)」と共感していた。

「本当に皆さんに支えられて迎えられている20年」

そして、改めてアニバーサリーイヤーの話題に。20年に及ぶ歌手生活を振り返り、JUJUの胸に去来する思いとは。

JUJU:20年というのは私自身にわかに信じられませんし、本当にあっという間でした。どう考えてもここまで連れてきてくださったのは、今までの道のりの中で出会ってくださった全ての方であり、その中でヒデさんや辰五郎さん、J-WAVEとの出会いもありました。本当に皆さんに支えられて迎えられている20年だと思います。

中田が「ここまで走ってきてまだやりたいことがたくさんあるのか、それとも『ある程度やり切っちゃった』という感覚があるのか、どうですか?」と尋ねると、こんなユーモアたっぷりの答えが返ってきた。

JUJU:“食いしん坊”ということにすべて帰結する気がするんです。私は、食に対しても、歌うことに対しても、ツアーに対してもとにかく常に食いしん坊なんですよ。だから、「おいしいものが食べたい」とか「おいしいものを見たい」、「おいしい笑顔に触れたい」という欲がなくなることはありません。やり尽くしたこともひとつもない。そもそも20年やってきた気がしないし、全然見ていない景色のほうがきっと多いと思うんです。ということで今が20周年なので、ここから先の80年が見たいですよね(笑)。

J-WAVE『TDK VOICES FROM NIHONMONO』は、毎週日曜12時から。同番組で紹介した商品の詳細は、中田がプロデュースする「nihonomno shop」で取り扱っている。

■今回のオンエアで紹介した商品

・「小路口 力恵(富山県)」の「はつり/ぐい呑みセット」のグラス
・丹野のこんにゃくの「こんにゃく惣菜詰合せ」

(構成=小島浩平、取材協力:nihonomono shop)
番組情報
TDK VOICES FROM NIHONMONO
毎週日曜
12:00-12:54

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