JUJUがニューアルバム『The Water』への想いや、J-WAVEに関する印象深いエピソードを語った。
JUJUが登場したのは、3月10日(月)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
サッシャ:それなのに、電話すらしない僕ってなんだろうと思いながら落ちこんでました。
JUJU:本当ですよ。私はいつもサッシャさんからのイタズラ電話を楽しみにして生きているんです。
サッシャ:すみません(笑)。まあ、街なかでは偶然会いますけどね。
JUJU:本当に(笑)。
サッシャ:しかも……。
JUJU:ちょちょちょ、“それ”はあとがいいです。
サッシャ:わかりました。そういうこともありますが、2024年にデビュー20周年です。2025年は21年目ですよね。
JUJU:21年目が2025年の8月に満期で、8月末からは22年目に入ります……“満期”で、って(笑)。
サッシャ:定期預金か(笑)。でも信じられないですね。7年ぶりの、8枚目のアルバムが出ました。7年アルバム出てなかったんですか?
JUJU:オリジナルフルアルバムが7年ぶりなんです。(カバーアルバムとしては)『俺のRequest』や『ユーミンをめぐる物語』とか、私ではないですが、“ママが歌っているスナックのやつ”はありました。
(編注:『スナックJUJU ~夜のRequest~ 「帰ってきたママ」』。ファンのあいだでは「JUJUとよく似たスナックのママ」の活動が有名だが、本人は同一人物であることを否定している)
サッシャ:たしかに、リリースはありましたね。
JUJU:思いもよらないことがたくさん起こったりして。とにかくみなさんと「なにか笑顔になれること」を模索していったら、オリジナルフルアルバムというのは、頭のなかにありつつも「じゃあ、いまはみなさんと、こういうことをしたほうが一緒にお会いできたときに楽しめるかな?」というのをいろいろ考えているうちに7年経っていました。
JUJU:今回のアルバムが『The Water』というタイトルで「その水」「あの水」といった、とにかく「The」がついていて。人にまつわる水分の話をしたかったんです。そもそも人は、水がほとんどじゃないですか。生まれる前も水に包まれていて、生まれてからというのは涙や汗だったりで、とにかくいろいろな水を体の中から出しながら、それも甘い汗、甘くない汗、うれしい涙、うれしくない涙とか。本当にいろいろな水分と向き合いながら、人は日々ちょっとずつ大人になっていきます。
恋をしたとき、心が揺れるたびに心からじわりと出るものも水分だと語ったJUJU。水分にフォーカスをあてた1曲1曲を詰め込んだアルバムにしたいと思っていたと話す。そのこだわりは曲順にも込められているそう。
JUJU:1曲目と最後に、この『The Water』を象徴する曲をどうしても入れて、それで挟みたかったんです。それで、いちばん最後にできあがったのが、この2曲です。詞を先に作って、そのあとにメロディをつけたりしました。15曲目の『The Water』はするっとできあがっていって、1曲目のほうがメロディにあてるととても難しかったというのがあったんです。とはいえ、この詞のなかには前作の『I』というアルバムに対してのアンサーがすごく詰められているんです。あのころというのは、大丈夫じゃないのに「大丈夫」と自分に言い聞かせて、ずっと頑張っていた。だけど、7年経ってそのころの自分のことを見返して、「大丈夫だと」と言っていた自分に「7年経ってもここにいるから、大丈夫だよ」というのを伝えたいとか。
サッシャ:手紙みたいなものなんだ。
JUJU:だから『I』に対してのアンサーを入れるということと、なぜ『The Water』なのかということを、みなさんにお伝えしてから今回のアルバムを聴いていただきたいという想いがあって。そのため、1曲目ではメッセージを私が読ませていただいています。そのまとめの部分のサビ、フックの英語部分は私が書きました。でも、文字として読んでいただくよりも、耳から読み取っていただきたいという気持ちがあったので、今回は1曲目の『The Water - Prelude』に関しては、どこにも歌詞を掲載しないということにしています。
ノイハウス:聴き入っちゃいます。
JUJU:今回、曲の並びが物語仕立てになっているんです。「この人はここから始まって、こういう水がいま流れて、こうなってこうなったけど、いまこの人は、またこのタイプの水を流すのか? さあどうなる? そして彼女は!?」みたいな。これ全部私がやりたいんですよ。
サッシャ:あいだのトークを入れたいんだ。
ノイハウス:もう映画みたいですね。
JUJU:途中でつらい恋が終わって「ああ、また終わったわ」と、すがすがしい自分に対してのいろいろな汗をぬぐいさる水。シャワーを浴びるような感じで、途中で切り替わり、強気な自分を取り戻してまた進んでいき、最後に15曲目の『The Water』にいって……。
サッシャ:帰結すると。
JUJU:でもそれがたぶん、また1曲目に戻ってグルグルするのが人生だと思うんです。
番組では、ニューアルバム『The Water』のタイトルトラック『The Water』をオンエアした。
JUJU:今日は「私のJ-WAVEモーメント」でいきます。ひとつ目は「お仕事編」で「初めて“あれ”をいただいたとき」です。
サッシャ:あいまい!
ノイハウス:クイズになっちゃった。
JUJU:初めてナビゲーターのお仕事をいただいたときです。
サッシャ:ジングルをナビゲーターとしてスタジオで聴いたときね。
JUJU:「81.3 J-WAVE」って言える! と思ってすごくうれしかった。
サッシャ:けっこう言っていたよね。
JUJU:(台本に)書いてなくても言ってました。
サッシャ:愛を感じます。そしてもう1個ある?
JUJU:プライベート編は「サッシャさんと近所で出くわしたこと」です。
サッシャ:それでさっきね。
JUJU:話を止めたんです。サッシャさんとうちの近所の薬局で会いました。
サッシャ:遠目に「いるな」と思った。
JUJU:私も「すごい大きい人が近づいてくる」と思って(笑)。
サッシャ:警戒したでしょ(笑)。
JUJU:「あ、サッシャさん」と思って。
サッシャ:それも東京ドームで“ママ”がライブをやる直前で。
JUJU:何週間か前に(サッシャさんに)「ドーム観に行きたい!」と言われて「“ママ”に言っておきまーす」と。それで来てくださって。だから会うものだなと思いました。それが私の2大J-WAVEモーメントです。
ノイハウス:うれしいピックアップです。
サッシャ:それでいいの?
JUJU:いいんです。本当に初めてナビゲーターにしていただいたときと、サッシャさんに偶然会ったときは、ビックリしましたから。
サッシャ:僕は東京ドームで“ママ”の看板を見た次の日に。
JUJU:ビリー・ジョエルを観に行った翌日ですよね。
サッシャ:そう。観に行って「ああ、そうだドームがある。これは連絡しなきゃ」と思ったら本人がいたという。
ノイハウス:薬局で「ドーム観に行きます」って、すごいモーメントだ。
JUJU:「来て来て」と思いました。
サッシャ:時間になっちゃったので、また来てくださいよ。
JUJU:まだ帰りたくない(笑)。
サッシャ:交通情報があるのでいったんお別れです。JUJUさん、ありがとうございました!
JUJU:ありがとうございました!
その後、交通情報やJUJUの『幻火』のオンエアを経て番組はエンディングに。
JUJU:お送りしたのは3月5日発売のJUJUのアルバム『The Water』から、『幻火』でした。
サッシャ:まだいた。
JUJU:わしやないか(笑)!
サッシャ:残っていただいてありがとうございます(笑)。
JUJU:すみません。
ノイハウス:居残りありがとうございます。
サッシャ:うれしいなあ。ツアーの意気込みをあらためてお願いします。
JUJU:私はなんだったら、年に300日ぐらいライブをしていたいぐらいなんです。デビューしたころは怖かったのに、いまではいちばん好きなことがライブになりました。とにかく今回、すごくわくわくして「アルバムツアーではあれやろう、これやろう」と大風呂敷を広げて考えている最中です。とにかくみなさんに楽しんでいただいて、大爆笑したりちょっとうるっとしたり、すべての水分、汗もかいて。踊ったりするかもしれないし、いろいろな水分を感じていただけるツアーにしようと思っております。ぜひ遊びに来ていただけたらうれしいです。
JUJUの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
JUJUが登場したのは、3月10日(月)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)内、音楽以外の「+1」なトピックをゲストに尋ねるコーナー「MUSIC+1」だ。
8月末にデビュー22年目を迎える
『STEP ONE』には、およそ4年半ぶりのスタジオ登場となったJUJUだが「気分的には毎週(スタジオに)います」と『STEP ONE』愛をアピールした。サッシャ:それなのに、電話すらしない僕ってなんだろうと思いながら落ちこんでました。
JUJU:本当ですよ。私はいつもサッシャさんからのイタズラ電話を楽しみにして生きているんです。
サッシャ:すみません(笑)。まあ、街なかでは偶然会いますけどね。
JUJU:本当に(笑)。
サッシャ:しかも……。
JUJU:ちょちょちょ、“それ”はあとがいいです。
サッシャ:わかりました。そういうこともありますが、2024年にデビュー20周年です。2025年は21年目ですよね。
JUJU:21年目が2025年の8月に満期で、8月末からは22年目に入ります……“満期”で、って(笑)。
サッシャ:定期預金か(笑)。でも信じられないですね。7年ぶりの、8枚目のアルバムが出ました。7年アルバム出てなかったんですか?
JUJU:オリジナルフルアルバムが7年ぶりなんです。(カバーアルバムとしては)『俺のRequest』や『ユーミンをめぐる物語』とか、私ではないですが、“ママが歌っているスナックのやつ”はありました。
(編注:『スナックJUJU ~夜のRequest~ 「帰ってきたママ」』。ファンのあいだでは「JUJUとよく似たスナックのママ」の活動が有名だが、本人は同一人物であることを否定している)
サッシャ:たしかに、リリースはありましたね。
JUJU:思いもよらないことがたくさん起こったりして。とにかくみなさんと「なにか笑顔になれること」を模索していったら、オリジナルフルアルバムというのは、頭のなかにありつつも「じゃあ、いまはみなさんと、こういうことをしたほうが一緒にお会いできたときに楽しめるかな?」というのをいろいろ考えているうちに7年経っていました。
心が揺れるたび、じわりとでる「水」への想い
JUJUは最新のオリジナルフルアルバム『The Water』に込めた想いについて語った。JUJU:今回のアルバムが『The Water』というタイトルで「その水」「あの水」といった、とにかく「The」がついていて。人にまつわる水分の話をしたかったんです。そもそも人は、水がほとんどじゃないですか。生まれる前も水に包まれていて、生まれてからというのは涙や汗だったりで、とにかくいろいろな水を体の中から出しながら、それも甘い汗、甘くない汗、うれしい涙、うれしくない涙とか。本当にいろいろな水分と向き合いながら、人は日々ちょっとずつ大人になっていきます。
恋をしたとき、心が揺れるたびに心からじわりと出るものも水分だと語ったJUJU。水分にフォーカスをあてた1曲1曲を詰め込んだアルバムにしたいと思っていたと話す。そのこだわりは曲順にも込められているそう。
JUJU:1曲目と最後に、この『The Water』を象徴する曲をどうしても入れて、それで挟みたかったんです。それで、いちばん最後にできあがったのが、この2曲です。詞を先に作って、そのあとにメロディをつけたりしました。15曲目の『The Water』はするっとできあがっていって、1曲目のほうがメロディにあてるととても難しかったというのがあったんです。とはいえ、この詞のなかには前作の『I』というアルバムに対してのアンサーがすごく詰められているんです。あのころというのは、大丈夫じゃないのに「大丈夫」と自分に言い聞かせて、ずっと頑張っていた。だけど、7年経ってそのころの自分のことを見返して、「大丈夫だと」と言っていた自分に「7年経ってもここにいるから、大丈夫だよ」というのを伝えたいとか。
サッシャ:手紙みたいなものなんだ。
JUJU:だから『I』に対してのアンサーを入れるということと、なぜ『The Water』なのかということを、みなさんにお伝えしてから今回のアルバムを聴いていただきたいという想いがあって。そのため、1曲目ではメッセージを私が読ませていただいています。そのまとめの部分のサビ、フックの英語部分は私が書きました。でも、文字として読んでいただくよりも、耳から読み取っていただきたいという気持ちがあったので、今回は1曲目の『The Water - Prelude』に関しては、どこにも歌詞を掲載しないということにしています。
ノイハウス:聴き入っちゃいます。
JUJU:今回、曲の並びが物語仕立てになっているんです。「この人はここから始まって、こういう水がいま流れて、こうなってこうなったけど、いまこの人は、またこのタイプの水を流すのか? さあどうなる? そして彼女は!?」みたいな。これ全部私がやりたいんですよ。
サッシャ:あいだのトークを入れたいんだ。
ノイハウス:もう映画みたいですね。
JUJU:途中でつらい恋が終わって「ああ、また終わったわ」と、すがすがしい自分に対してのいろいろな汗をぬぐいさる水。シャワーを浴びるような感じで、途中で切り替わり、強気な自分を取り戻してまた進んでいき、最後に15曲目の『The Water』にいって……。
サッシャ:帰結すると。
JUJU:でもそれがたぶん、また1曲目に戻ってグルグルするのが人生だと思うんです。
番組では、ニューアルバム『The Water』のタイトルトラック『The Water』をオンエアした。
JUJU 「The Water」 Music Video
JUJUの“私のJ-WAVEモーメント”を発表
この日の「+1」はデビュー21周年を迎えたJUJUに「忘れられない、あの日、あのとき、あの瞬間」と題して印象的なエピソードを披露してもらった。JUJU:今日は「私のJ-WAVEモーメント」でいきます。ひとつ目は「お仕事編」で「初めて“あれ”をいただいたとき」です。
サッシャ:あいまい!
ノイハウス:クイズになっちゃった。
JUJU:初めてナビゲーターのお仕事をいただいたときです。
サッシャ:ジングルをナビゲーターとしてスタジオで聴いたときね。
JUJU:「81.3 J-WAVE」って言える! と思ってすごくうれしかった。
サッシャ:けっこう言っていたよね。
JUJU:(台本に)書いてなくても言ってました。
サッシャ:愛を感じます。そしてもう1個ある?
JUJU:プライベート編は「サッシャさんと近所で出くわしたこと」です。
サッシャ:それでさっきね。
JUJU:話を止めたんです。サッシャさんとうちの近所の薬局で会いました。
サッシャ:遠目に「いるな」と思った。
JUJU:私も「すごい大きい人が近づいてくる」と思って(笑)。
サッシャ:警戒したでしょ(笑)。
JUJU:「あ、サッシャさん」と思って。
サッシャ:それも東京ドームで“ママ”がライブをやる直前で。
JUJU:何週間か前に(サッシャさんに)「ドーム観に行きたい!」と言われて「“ママ”に言っておきまーす」と。それで来てくださって。だから会うものだなと思いました。それが私の2大J-WAVEモーメントです。
ノイハウス:うれしいピックアップです。
サッシャ:それでいいの?
JUJU:いいんです。本当に初めてナビゲーターにしていただいたときと、サッシャさんに偶然会ったときは、ビックリしましたから。
サッシャ:僕は東京ドームで“ママ”の看板を見た次の日に。
JUJU:ビリー・ジョエルを観に行った翌日ですよね。
サッシャ:そう。観に行って「ああ、そうだドームがある。これは連絡しなきゃ」と思ったら本人がいたという。
ノイハウス:薬局で「ドーム観に行きます」って、すごいモーメントだ。
JUJU:「来て来て」と思いました。
終盤に起こったサプライズ
コーナーは終了したが、この日は思いがけないサプライズが発生した。サッシャ:時間になっちゃったので、また来てくださいよ。
JUJU:まだ帰りたくない(笑)。
サッシャ:交通情報があるのでいったんお別れです。JUJUさん、ありがとうございました!
JUJU:ありがとうございました!
その後、交通情報やJUJUの『幻火』のオンエアを経て番組はエンディングに。
サッシャ:まだいた。
JUJU:わしやないか(笑)!
サッシャ:残っていただいてありがとうございます(笑)。
JUJU:すみません。
ノイハウス:居残りありがとうございます。
サッシャ:うれしいなあ。ツアーの意気込みをあらためてお願いします。
JUJU:私はなんだったら、年に300日ぐらいライブをしていたいぐらいなんです。デビューしたころは怖かったのに、いまではいちばん好きなことがライブになりました。とにかく今回、すごくわくわくして「アルバムツアーではあれやろう、これやろう」と大風呂敷を広げて考えている最中です。とにかくみなさんに楽しんでいただいて、大爆笑したりちょっとうるっとしたり、すべての水分、汗もかいて。踊ったりするかもしれないし、いろいろな水分を感じていただけるツアーにしようと思っております。ぜひ遊びに来ていただけたらうれしいです。
JUJUの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
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2025年3月17日28時59分まで
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