夏の夜に合う切ない楽曲を、川谷絵音と花譜がセレクトした。
2人がコメントで登場したのはJ-WAVEで放送された番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。オンエアは8月22日(火)。
【SONAR MUSICは番組公式LINEでも情報発信中】
まずはあっこゴリラが思い浮かんだ夏夜のマジックソングとして、初恋の嵐の『真夏の夜の事』を紹介した。
あっこゴリラ:真夏の夜と言えばこの曲でしょ、と思っちゃうんですけど、初恋の嵐は2000年代の伝説のバンドですよね。ボーカルの西山(達郎)さんが亡くなってしまって、アルバム1枚出しただけで活動がそのときは終わってしまったんですけど、その10年後くらいにメンバーのみなさんがゲストボーカルを招くかたちで活動するロックバンドです。曲が本当に素晴らしいんですよね。大好きなロックバンドなんですけど、この曲のミュージックビデオに緒川たまきさんと山本太郎さんが出られてるのがすごく時代を感じますけどね。ミュージックビデオも含めてすごく大好きな曲ですね。
川谷:この曲はもう8年前の曲で、なんならカップリングを作ろうってことで、いい意味で適当と言うかノリで作った曲で。歌メロも決まってなくて、何となく楽器隊を録って何となく歌を録ったらこれになったというか。だからこんな風になるとは思ってなかったんですよね。作ったときも、僕indigo la Endでハンドマイク、ギターを弾かない曲で、だからindigoでギターを弾かない曲がそもそもなかったからかなり特殊な曲なんですよね。ここからハンドマイクの曲が増えて、indigo la Endとしては転機になった曲というか。本当に夏の夜を思い浮かべながらザッと書いた歌詞なので、マジで夏の曲みたいになるとは思ってなかったんですよね。こうやって企画をやってもらえるのもビックリしてます。
先日、川谷はTHE BACK HORNのドラマー・松田晋二から「夏になったら『夏夜のマジック』を自分のラジオで毎年かけてるんです」と言われたそうで「本当にビックリ」と驚く。
川谷:歌詞とかもこういうことだ、みたいなことを言ってないというか。みんなの想像を働かせる曲という意味では映像に使いやすいというか。だからTikTokとかでみんな使ってくれたんだなって思います。あんまり特定の相手に対していろいろ言ってる歌詞でもないから、それぞれ聴く人によって変わる歌詞なのでそれがよかったのかなと思います。
そんな川谷自身は夏夜のマジックソングとして、LUNKHEADの2007年リリースの楽曲『夏の匂い』をセレクトした。
川谷:これは当時CMで流れてて、夏になったらこの曲、みたいな。この曲のメロディーがずっと残ってるんですよ。僕、たぶん高校生とかだったと思うんですけど。浴衣を着た多部未華子さんだったかな、CMに出ててめちゃ覚えてるんですけど、この曲を聴いて速攻でCDをレンタルしに行ったというか。そこから毎年夏になると聴きたくなるので、メロディーがとにかく素晴らしいです。これこそ夏というか。
花譜:私は約3年前にindigo la Endさんの『夏夜のマジック』をYouTubeの「歌ってみた」でカバーをさせていただいていたのですが、この曲の夏の夜の何にも縛られない時間にも追われない、どこまでも過ぎた時間に思いを馳せても誰にも文句を言われないあのゆったりとした懐かしい気分に浸れる時間を思い出しながら歌っていました。めちゃくちゃ素敵な曲で、私も夏になるとよく聴きたくなるし、ふいに口ずさみたくなる曲です。
そんな花譜は最近、夏の夜に聴きたくなる曲としてThe SALOVERSの『夏の夜』を紹介した。
花譜:こちらの曲も以前、「歌ってみた」でカバーをさせていただいた楽曲なんですが、この曲は子どもの頃の自分に思いを馳せたりとか、特別な時間じゃなかったけど今思いだしたらあの時間ってよかったなとか。思い出して心がほかってなるような、そんな楽曲です。私は夏の夜がすごく好きなんですけど、特別感があってそれほど暑くはないじゃないですか。その夏の夜が去ってしまうという切なさも自分の中でこの曲で感じていて、そこもすごく好きです。
花譜は10月14日(土)、15日(日)に六本木ヒルズアリーナなどの有観客とオンライン配信のハイブリッドで開催する音楽とテクノロジーの祭典「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2023」に同じくバーチャルシンガーの理芽と登場する(花譜の出演は14日)。
J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2023
https://www.j-wave.co.jp/iwf2023/
リスナー:一聴するといろんな音が次々と現れては消えて、混沌とした夜の切ない気持ちを表しているようで、でも不思議とどの音も過不足なくそこで鳴るのが当然かのように聴き心地よく高木祥太さんの声と相まって寝苦しい夏の夜に寄り添ってくれるようで大好きな曲です。
リスナー:朝5時、始発で明るくなる頃だから夏の夜から朝、ちょうど今頃じゃないかなと思ってしまう。そして彼女の気持ちがビールのアルコール度数と同じくらい弱すぎる、切なすぎて。
リスナー:最近は夏の夜に、ふと秋のさみしさも混じった空気が好きで、田んぼ道など歩きつつ、鈴虫の鳴き声など聞くと移りゆく瞬間を感じます。僕が夏の夜に聴きたい曲は笠原瑠斗の『緩りらら』。爽やかで気持ちいいです。
リスナー:歌詞の、ないかなないよな、きっとないよな~というところ、もうここです。ここで失恋したときのことを思い出して胸がキュとなります。
夏夜のマジックソング特集を終えたあっこゴリラは、こう感想を語った。
あっこゴリラ:夏の夜にぴったりって全体的に思ったし、くしくも男性のロックバンドがすごく多かったイメージだし、私があげたのもそうだったし。夏の夜ってなんか男性のロックバンドのイメージって何かあるね。ってことは穴場じゃない? ってことはそれ以外も穴場じゃない? ってことでそれ以外にも探してみたくなりましたね。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は、月~木の22:00-24:00にオンエア。
2人がコメントで登場したのはJ-WAVEで放送された番組『SONAR MUSIC』(ナビゲーター:あっこゴリラ)。オンエアは8月22日(火)。
【SONAR MUSICは番組公式LINEでも情報発信中】
初恋の嵐『真夏の夜の事』
なぜだか切なくなる夏の終わり。2015年にリリースされTikTokでも人気を誇るindigo la Endの名曲『夏夜のマジック』のような、夏の夜に寄り添うぴったりなマジックソングを深掘った。まずはあっこゴリラが思い浮かんだ夏夜のマジックソングとして、初恋の嵐の『真夏の夜の事』を紹介した。
あっこゴリラ:真夏の夜と言えばこの曲でしょ、と思っちゃうんですけど、初恋の嵐は2000年代の伝説のバンドですよね。ボーカルの西山(達郎)さんが亡くなってしまって、アルバム1枚出しただけで活動がそのときは終わってしまったんですけど、その10年後くらいにメンバーのみなさんがゲストボーカルを招くかたちで活動するロックバンドです。曲が本当に素晴らしいんですよね。大好きなロックバンドなんですけど、この曲のミュージックビデオに緒川たまきさんと山本太郎さんが出られてるのがすごく時代を感じますけどね。ミュージックビデオも含めてすごく大好きな曲ですね。
川谷絵音「indigo la Endとしては転機になった曲」
続いて、川谷絵音がコメントで登場。この企画の発端となったindigo la Endの『夏夜のマジック』について語った。川谷:この曲はもう8年前の曲で、なんならカップリングを作ろうってことで、いい意味で適当と言うかノリで作った曲で。歌メロも決まってなくて、何となく楽器隊を録って何となく歌を録ったらこれになったというか。だからこんな風になるとは思ってなかったんですよね。作ったときも、僕indigo la Endでハンドマイク、ギターを弾かない曲で、だからindigoでギターを弾かない曲がそもそもなかったからかなり特殊な曲なんですよね。ここからハンドマイクの曲が増えて、indigo la Endとしては転機になった曲というか。本当に夏の夜を思い浮かべながらザッと書いた歌詞なので、マジで夏の曲みたいになるとは思ってなかったんですよね。こうやって企画をやってもらえるのもビックリしてます。
先日、川谷はTHE BACK HORNのドラマー・松田晋二から「夏になったら『夏夜のマジック』を自分のラジオで毎年かけてるんです」と言われたそうで「本当にビックリ」と驚く。
川谷:歌詞とかもこういうことだ、みたいなことを言ってないというか。みんなの想像を働かせる曲という意味では映像に使いやすいというか。だからTikTokとかでみんな使ってくれたんだなって思います。あんまり特定の相手に対していろいろ言ってる歌詞でもないから、それぞれ聴く人によって変わる歌詞なのでそれがよかったのかなと思います。
そんな川谷自身は夏夜のマジックソングとして、LUNKHEADの2007年リリースの楽曲『夏の匂い』をセレクトした。
川谷:これは当時CMで流れてて、夏になったらこの曲、みたいな。この曲のメロディーがずっと残ってるんですよ。僕、たぶん高校生とかだったと思うんですけど。浴衣を着た多部未華子さんだったかな、CMに出ててめちゃ覚えてるんですけど、この曲を聴いて速攻でCDをレンタルしに行ったというか。そこから毎年夏になると聴きたくなるので、メロディーがとにかく素晴らしいです。これこそ夏というか。
花譜「思い出して心がほかってなる1曲」
番組後半にはバーチャルシンガーとして初の日本武道館ワンマンを成功させ、『夏夜のマジック』のカバーもしている花譜がコメントで登場。そんな花譜は最近、夏の夜に聴きたくなる曲としてThe SALOVERSの『夏の夜』を紹介した。
花譜:こちらの曲も以前、「歌ってみた」でカバーをさせていただいた楽曲なんですが、この曲は子どもの頃の自分に思いを馳せたりとか、特別な時間じゃなかったけど今思いだしたらあの時間ってよかったなとか。思い出して心がほかってなるような、そんな楽曲です。私は夏の夜がすごく好きなんですけど、特別感があってそれほど暑くはないじゃないですか。その夏の夜が去ってしまうという切なさも自分の中でこの曲で感じていて、そこもすごく好きです。
花譜は10月14日(土)、15日(日)に六本木ヒルズアリーナなどの有観客とオンライン配信のハイブリッドで開催する音楽とテクノロジーの祭典「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2023」に同じくバーチャルシンガーの理芽と登場する(花譜の出演は14日)。
J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA 2023
https://www.j-wave.co.jp/iwf2023/
リスナーの夏夜のマジックソング
番組ではリスナーから寄せられた夏夜のマジックソングを紹介する場面もあった。リスナー:一聴するといろんな音が次々と現れては消えて、混沌とした夜の切ない気持ちを表しているようで、でも不思議とどの音も過不足なくそこで鳴るのが当然かのように聴き心地よく高木祥太さんの声と相まって寝苦しい夏の夜に寄り添ってくれるようで大好きな曲です。
リスナー:朝5時、始発で明るくなる頃だから夏の夜から朝、ちょうど今頃じゃないかなと思ってしまう。そして彼女の気持ちがビールのアルコール度数と同じくらい弱すぎる、切なすぎて。
リスナー:最近は夏の夜に、ふと秋のさみしさも混じった空気が好きで、田んぼ道など歩きつつ、鈴虫の鳴き声など聞くと移りゆく瞬間を感じます。僕が夏の夜に聴きたい曲は笠原瑠斗の『緩りらら』。爽やかで気持ちいいです。
リスナー:歌詞の、ないかなないよな、きっとないよな~というところ、もうここです。ここで失恋したときのことを思い出して胸がキュとなります。
夏夜のマジックソング特集を終えたあっこゴリラは、こう感想を語った。
あっこゴリラ:夏の夜にぴったりって全体的に思ったし、くしくも男性のロックバンドがすごく多かったイメージだし、私があげたのもそうだったし。夏の夜ってなんか男性のロックバンドのイメージって何かあるね。ってことは穴場じゃない? ってことはそれ以外も穴場じゃない? ってことでそれ以外にも探してみたくなりましたね。
J-WAVE『SONAR MUSIC』は、月~木の22:00-24:00にオンエア。
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2023年8月29日28時59分まで
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番組情報
- SONAR MUSIC
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月・火・水・木曜22:00-24:00
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あっこゴリラ