仲野太賀×長岡亮介が対談。豪華すぎる「ニセモトズ」とは?

俳優の仲野太賀とギタリストの長岡亮介が、J-WAVEで対談。初対面のときのエピソードや、仲野が好きなものなどを語った。

この対談が繰り広げられたのは、J-WAVEで放送中の番組『CITROËN FOURGONNETTE』(ナビゲーター:長岡亮介)。ここでは7月29日(土)放送回をテキストで紹介する。

再生は2023年8月5日(土)28時ごろまで

超豪華なメンバーのバンド結成!?

仲野は去年、長岡亮介が音楽を担当したドラマ『拾われた男』(NHK総合)で主演を務め、その打ち上げで2人はゆっくりと話をすることができたという。長岡は「いい感じのバイブスがあった」とそのときの仲野の印象を語る。

長岡:でも、最初に会ったのはすれ違いでしたよね。何を隠そう、下北沢のライブハウスでした。なぜそこに仲野さんがいたかというと、OKAMOTO'Sというバンドのオカモトレイジの……。

仲野:結婚式の、いわゆるなれそめムービーっていうんですかね。

長岡:レイジはそれを知らなかったんだよね。

仲野:何も知らないで、奥様の臼田あさ美さんが企画になるんですかね。なれそめムービーを仲間内で撮ると。臼田さんが臼田さん役で、オカモトレイジ役を俺がやるっていう(笑)。

長岡:そうなのよ(笑)。それでオカモトショウが栗原 類、ハマ・オカモトが柄本時生、オカモトコウキが……。

仲野:菅田将暉。

長岡:スゴくない、これ(笑)。

仲野:ニセモトズっていうバンドで(笑)。

長岡:マジでライブをやったよね。

仲野:やりましたね。エキストラさんにも入ってもらって、レイジくんの友だちまわりも集まってもらって、僕らニセモトズも数日前からOKAMOTO'Sの楽曲を練習して。

長岡:ガチだよね。

仲野:ガチでした(笑)。

長岡:すごいなって観てました。

仲野:それでニセモトズのケンカシーンの直前で長岡さんとニセモトズがすれ違うっていうシーンで共演したんですよね。

その当日、長岡も誕生日会でそのライブハウスにいたそうで……。

長岡:だから俺もいて。

仲野:そうだったんだ。

長岡:ペトロールズのドラム・ボブ(河村俊秀)もいて、河村さんはニセモトズの演奏シーンでいちばん前で「イエーイ!」ってやってるし。

仲野:そうだったんだ(笑)。

長岡:あと僕が照明やってます。
仲野:それ知らなかった! 俺たち長岡さんに光を当ててもらってたんだ。ヤバ、そんな贅沢な。

長岡:話がいっぱい出てくるね(笑)。

青春時代に聴いていたのは…

仲野は忙しい合間をぬって、最近3週間ほど休暇を取り海外で過ごしたという。

長岡:アメリカに行ってましたね。

仲野:アメリカ行って、メキシコ行って。そんな風に過ごしてましたね。

長岡:メキシコも行ったんですね。いいな。

仲野:メキシコ行かれたことあります?

長岡:ないです。

仲野:面白かったです。

長岡:何してたんですか?

仲野:基本的に1人だったんで、写真を撮ったり。

長岡:写真もお好きなんですよね。

仲野:そうですね。写真好きだから写真撮ったり、古着屋をまわったり。ほぼやってることはバイヤー並みに古着買って、ずっと写真撮ってるっていう謎の行動をしてましたね。

長岡:海外で古着屋行くのって楽しいよね。

仲野:掘り出し物もいっぱいあって楽しかったな。

長岡:素晴らしい。

続けて「音楽もお好きですよね?」と長岡は質問する。

仲野:好きですね。

長岡:どんな流れですか? 音楽遍歴みたいな。

仲野:全然詳しくないんですけど、小学生のときとかはORANGE RANGE一色でしたね。みんな聴いてましたよね。中学生になったくらいから好みが分かれてきて、自分の中で好きなジャンルが確立されてきて、銀杏BOYZとか、くるりとか、ZAZEN BOYSとかにドカーンってくらって。そこからもうちょっと掘るようになったのかな。高校生くらいから。ジャパニーズ・ロックっていうんですかね。それを青春時代は主に聴いてましたね。

長岡:ライブとかも行ってた?

仲野:行ってましたね。銀杏BOYZ、くるり……行ってたかな、ゆらゆら帝国とか。

長岡:いいね。

仲野:それこそOKAMOTO'Sとかも行ってましたし。

長岡:やっぱりバンドサウンドなんだね。

車は第2の部屋みたいな感覚

続いて車の話題に。長岡と同様、仲野も車好きで18歳で免許を取ったとその頃を振り返る。

仲野:いちばん最初に車を手に入れたのは22歳くらいですかね。知人から譲り受けて。

長岡:今お乗りので何台目くらいですか。

仲野:3台目ですかね。

長岡:車に乗る時間は好きですか?

仲野:好きですね。

長岡:どんなところがいいと思います?

仲野:第2の部屋みたいな感覚はありますね。プライベート空間で、音楽もそれなりの大きいボリュームで聴きながら。音楽を聴く場所が結構車だったりして、ちょっとドライブしながら音楽を聴くっていうのが自分にとってすごくリラックスする時間ですね。

長岡:車内でセリフの練習とかするんですか。

仲野:しますね。自分で録音して、それを車の中でかけて現場行くまでにずっと復唱しながらとか。

長岡:録音するっていうのは、自分のセリフを録音するんですか? それとも相手の?

仲野:どっちもですね。そのシーンだったら、自分のセリフも相手のセリフも全部録音して、自分のセリフの部分だけ声に出してっていう。

長岡:なるほど。

仲野:それでセリフを定着させてますね。

仲野は自身の親が車好きだったこともあり、いろんな車に乗せてもらった記憶があると語る。

仲野:親と車の話をするのが多いかもしれないですね。「これどう思う?」みたいな。サイトで旧車とかの情報を送り合ったりして、「これよくない?」「でも走行距離が行き過ぎじゃない」みたいな。

長岡:いい親子関係ですね。

仲野:そういうコミュニケーションを取ってますね。

長岡:古い車も好きですか。

仲野:好きです。90年代くらいの車に乗ってたりもしましたね。

長岡:自分の感覚だと90年代だと新しい気がするんですけど、もう30年前ですからね。

仲野:そうですよね。本当、長岡さんのシトロエンがうらやましいなって。カッコいいなって思いますね。ぜひ実物をいつか見たいですね。

長岡:ぜひ。ドライブしましょう。

古いものに惹かれる理由

仲野のフィルムカメラ好きという話から、「古いものが好き?」と長岡が訊くと「好きかもしれない」と仲野が答える。

仲野:古い車も、古着も好きだし。

長岡:古いものの何に惹かれるんですかね。そこが自分と共通してるんでしょうね。

仲野:その当時、いろんなものがある中で、10年、20年、時空を経ていまだに光り輝いて見えるものって、なんかオーラありますよね。

長岡:あります。

仲野:香ってくるものが。そういうものに自分のアンテナがヒットするんでしょうね。「なんだこれ!?」っていう。たたずまいとか風合いとか。

長岡:エネルギーが満ちてる感じがしますよね。

仲野:もちろんエイジングというか、経年変化とかありつつも、何か光り輝くものがあるんですよね。そういう存在になりたいですよね(笑)。

長岡:本当にそう。

そんな仲野が出演するドラマ『季節のない街』(ディズニープラス)が8月9日(水)から放送される。
仲野:脚本・監督が宮藤官九郎さんで、主演が池松壮亮さん。これは山本周五郎さんの原作で。昔、黒澤 明監督が『どですかでん』っていう作品で映像化していて、今回は宮藤官九郎さんがオマージュしながら『季節のない街』をドラマ化すると。

長岡:なるほど。モチーフとして現代版にしてると。楽しかったですか?

仲野:楽しかったですね。宮藤官九郎さんの作品がもともと大好きで、お世話にもなってるんですけど。

長岡:よくご一緒されてますよね。

仲野:そうですね。でも宮藤さんの監督作品に出るのは初めてだったので、すごく楽しくて。主演の池松壮亮さんと渡辺大知くんとわりと普段から仲がいい先輩なので、すごく楽しく撮影はさせてもらいましたね。

また、10月13日(金)に公開の映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』にも仲野が出演する。

仲野太賀の最新情報は、スターダストプロモーションの公式サイトまで。

長岡亮介がお届けする『CITROËN FOURGONNETTE』の放送は、毎週土曜日の22時から。
radikoで聴く
2023年8月5日28時59分まで

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番組情報
CITROËN FOURGONNETTE
毎週土曜
22:00-22:54

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