YOASOBIが明かす「全世界でいちばん好きなボーカル」と「ずっと背中を見ている歌姫」

YOASOBIのAyaseとikuraが、「2020年からの海外ミュージックシーン」をテーマに亀田誠治と音楽談議を展開した。

YOASOBIの2人が登場したのはJ-WAVEで放送中の『Mercedes-Benz THE EXPERIENCE』(ナビゲーター:亀田誠治)。その時代、その場所で、どんな音楽を聴きたいか──時代を越えて、国境を越えて、ナビゲーターの亀田誠治が旅好き・音楽好きのゲストとともに音楽談議を繰り広げる、空想型ドライブプログラムだ。ここでは6月25日(日)にオンエアした内容をテキストで紹介する。

音声トークは2023年7月2日まで再生可能



YOASOBIは4月に配信リリースした『アイドル』が大ヒット。6月21日には完全生産限定盤で7インチレコードサイズ紙ジャケット仕様のCDをリリースした。

Ayaseが、「全世界のボーカルの中でいちばん好き」なのは?

今回、YOASOBIの2人は空想ドライブのテーマに「2020年からの海外ミュージックシーン」を選んだ。

Ayase:パンデミック以降の世界と言いますか、2020年くらいからそういう世界になっていって、ようやく今いろいろ抜け出してきてますけど、いろんなことがあった数年間でした。YOASOBIも大きく活躍をさせていただいだくようになったのが2020年くらいからだったので、まさしくその中を生きていく中で実際に海外のアーティストの方々がリリースされたもので、僕らがどういうものを聴いていたのかとか、馳せていた思いとかと、今年8月に初めてロサンゼルスでフェス(Head In The Clouds Los Angeles)に出させてもらうこともありますので、海外モチベーションを上げておこうかなと(笑)。

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前半はAyaseが空想ドライブミュージックをセレクトした。まずAyaseは1曲目としてbbno$ & Rich Brian『edamame』を選曲した。



Ayase:僕は基本的にJ-POPが好きなんですよ。洋楽を聴くときって比率的にはあんまり多くはないんですけど、それでもわざわざ自分で選曲して聴きたい曲は、わりとヒップホップが多いかなって思います。いろんな世界のアーティストの曲を聴きます。

亀田:この曲はどこが刺さったんですか。

Ayase:リズムの気持ちよさと言葉の気持ちよさという、ヒップホップとしてのカッコよさです。(聴き始めた)きっかけは、昨年12月に僕らとしては初めて海外フェスに出させていただきまして。8月に行かせていただくロサンゼルスのインドネシア版・フィリピン版に出させていただいて、そのときにインドネシアでRich Brianさんとこの曲を共演させていただいて。海外のヒップホップアーティストの生のライブを聴くって初めてだったのでぶっ飛びまして。

ikura:むちゃくちゃカッコよかった。

Ayase:そこから印象に残って、家でも聴くようになりました。

Ayaseは2曲目にJustin Bieber, Daniel Caesar & Giveonの『Peaches』を選曲した。



亀田:数あるジャスティンの楽曲から、この曲を選んだ理由は?

Ayase:2020年以降でいったん選ばせていただいたってところと、2020年以降の洋楽でいちばん聴いた曲な気がしますね。本当に好きで「どこが好きですか?」って言われたら「いい曲じゃないですか?」って言うくらい(笑)。僕は全世界のボーカルの中でジャスティンの声がいちばん好きなんですね。歌のテクニックもそうだし、声色、歌い回し、表現、全部含めてジャスティンが僕の中で完全にナンバーワンなので、憧れでもあるし。歳も近いんですよ。いつも彼の活躍は見ているし、ここに対してもおこがましいですが、遠い世界の人とか、雲の上の人とは思わずに、地球で同じ音楽をやっている仲間としてライバルとして捉えていかなきゃダメだなっていつも背筋を伸ばさせていただいてますね。

亀田:すごい。WBCのときの大谷(翔平)さんと同じこと言ってる。

Ayase:今日は憧れを捨ててくださいって(笑)。

ikura:あれカッコよかったですよね。

Ayase:大谷くんも同い年なので(笑)。

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ずっと背中を見続けている歌姫

後半は、ikuraが空想ドライブミュージックを選曲。まずCharlie Puthの『Left And Right (feat. Jung Kook of BTS)』を紹介した。



ikura:これイヤホンで聴くと右と左で楽しめるんですよね。

Ayase:最近僕もCharlie Puthさんしか聴いてないで(笑)。これリリースの日から聴いてたし。

ikura:今、熱いですよね。この楽曲でCharlie Puthさんを知って。そもそも私はK-POPが好きで、K-POP好きの友だちとそういう話をしてたときに、Jung Kookさんからの流れでこの曲と出会いました。これを書いた人はどんな人だろうと思って、そこからCharlie Puthさんたくさんを聴くようになりました。

亀田:Jung Kookさんのほうから入っていったんだ。

Ayase:僕と完全に一緒ですね。僕もBTSが好きで、Kookが別で曲を出してるじゃんと思って。めっちゃくちゃいい曲だなって思って、Charlie Puthさんに行くっていう。同じような流れでCharlie Puthさんを知った方も多いんじゃないですかね。

亀田:Charlie Puthは唯一無二の歌声ではあるよね。

ikura:制作風景を自撮りした動画を上げてたりするんですけど、そういう身近さも好きだし、こういう過程でできていくんだって感じられたりとか楽しいです。

Ikuraは2曲目にTaylor Swiftの『ME! (feat. Brendon Urie of Panic! At The Disco) ft. Brendon Urie』を選曲した。



亀田:ikuraさんにとってTaylor Swiftってどんな存在?

ikura:一言で言うのが難しいですけど、やっぱり歌姫ですかね。世界の歌姫というか。ティーンのときにデビューして今33歳くらいだと思うんですけど、第一線でずっと走り続けてグラミーも何度も獲ってる方は今の世界には女性アーティストとして彼女しかいないので、ずっと背中を見ているなって感じがしますね。

亀田:ずっと好きなTaylor Swiftの中からこの曲を選んだ理由は?

ikura:この曲がリリースされたときも聴いていたんですけど、他の曲と比べて特別好きって思っていたわけではなくて。ただ、最近Taylorのドキュメンタリーを観たときにこの楽曲の制作過程だったり、数年間のTaylorの葛藤の中で生み出されていく姿にすごく感動して。最初に印象的なフレーズがあって、私のような人には絶対に出会えないって約束するわ、みたいなところとか、ただわがままな女性が言っているものではなくて、人生の表と裏とか光と影があったうえでこれを力強く言って歩いて行くようなところだったり、本当にTaylorは生き方として尊敬していますし、音楽性とか歌声も全てずっと憧れの存在ですね。

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『アイドル』は「よくこのバランスで完成したなって(笑)」

YOASOBIは4月に新曲『アイドル』を配信リリース。6月21日には完全生産限定盤で7インチレコードサイズ紙ジャケット仕様のCDをリリースした。



亀田:このラインの韻を踏んでるのが本当にカッコいいというか、本当によい意味で全世界的なキャッチーさがあるなと思うんですよね。

Ayase:今、久しぶりに聴いてて、よくこのバランスで完成したなって(笑)。僕の頭の中で作っていくうえでこういう風にしていけばかっこいいだろうってあるものの、歌い回しだったりラップだったりがikuraは初めてのチャレンジだったので録ってみないと分からないし、それを入れてミックスしてみないと分からないが多すぎてかなり不安だったんでんすけど、いい曲だなって(笑)。

亀田:チャレンジの処理がね。

Ayase:ここまで来たらやれること全部やろう、じゃないけど、なんならちょっとふざけてるくらい、やりすぎくらいやろうって。かわいい声を作るんだったら、あり得ないくらいぶりっ子しようって。ラップをするのもいちばん狂気的な部分を全部出そうみたいに遊びながら作った側面もあるので、うまくまとまってよかったなって。

亀田:デビューの頃からYOASOBIさんの楽曲を聴いていると、さっきチャレンジの処理って言ったけど、毎回記録を更新していくような、さまざまな楽曲でさっきAyaseさんが言った「このバランスでよく成立したな」っていうか。みんなこれを一生懸命にマネして失敗するんですよ。でもこれがYOASOBIさんだと成立して、ちゃんと聴く人に元気だったり感動していくマジックがあると思います。

この曲は6月10日付の米ビルボード・グローバル・チャート(Global Excl. U.S.)で首位を獲得し話題となっている。

亀田:本当に快挙でこのニュースを知ったとき、「うおー!」って言いました。

Ayase:ちょっと信じられないなって思いましたね。

ikura:ロサンゼルスへの切符もいただいてっていうつながりもうれしいですね。

Ayase:この楽曲も引っさげてっていうところではあるので、自信も付きましたし、うれしい限りです。

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YOASOBIは番組のために、<Mercedes-Benz A-Class/B-Class>でドライブするときに合うという観点で楽曲をセレクトした。Spotifyでプレイリストが楽しめる。



YOASOBIの最新情報は、公式サイトまで。
radikoで聴く
2023年7月2日28時59分まで

PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。

番組情報
Mercedes-Benz THE EXPERIENCE
毎週日曜
21:00-21:54

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