THE BACK HORNの松田晋二(Dr)と菅波栄純(Gt)が人生を変えた1曲について語った。
2人が登場したのは、6月20日(火)にJ-WAVEで放送された『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、小林涼子)のワンコーナー「I LOHAS MUSIC+1」だ。THE BACK HORNは6月14日にニューアルバム『REARRANGE THE BACK HORN』をリリースした。
5月15日(月)から6月29日(木)の「MUSIC+1」のコーナーは「I LOHAS MUSIC+1」と題して、「い・ろ・は・す」とのコラボレーションでお送りしている。
松田が選んだのはグリーン・デイの『バスケット・ケース』だ。
サッシャ:青春です! ありがとうございます。
松田:そうなんですか。
サッシャ:あれでギターを弾きたいと思って弾きました。これはなぜ?
松田:それまでずっと日本のロックバンドが好きで聴いていたんですけど、初めての洋楽で。歌詞の意味とかも直接聴いてわからないのに、メロディアスで自分のモヤモヤとした心が吹き飛ぶような、毎日いろいろ「うわあ」と思う気持ちを吹き飛ばしてくれるこの痛快なサウンドと、それこそおっしゃっていたギターとバンドサウンドがすごく鮮烈で。
松田:ドラム叩いていたんですか?
サッシャ:叩いていました。歌心のあるドラムがすごく好きでやっていたんですけど、こういうバンドで「みんなで一緒に行こうぜ!」っていうのを奇しくも洋楽で味わうというのが、自分のなかで未来がまさに変わりました。
サッシャ:1994年のナンバーです。この曲に出会ってなければTHE BACK HORNに参加してない?
松田:ですね。「バンドをやろう」と心から思うこともなかったと思います。
サッシャ:情景のあるドラムというのはどういう?
松田:歌心を活かすドラムというのが最初は好きだったんです。
菅波:歌を支えるみたいな。
サッシャ:じゃあもっとポップスとか。
松田:ポップスのバラードもそうですね。いまだにバラードを叩くのは好きなんです。THE BACK HORNにいまある「みんなで行こうぜ」と引っ張っていくようなところとか、歌心のドラムという両方が自分のなかで大事にしている部分があるんです。そのなかでこのグリーン・デイを聴いたときの衝撃というのは、いまのドラムにもつながっていますし、THE BACK HORNとしても音楽を聴いて心がゾワッとするような感覚を味わってほしいというのは、僕のなかで原点がこのグリーン・デイです。
サッシャ:これはちょっと意外かも。2002年のナンバーです。なぜ?
菅波:くるりは同じ会社なんですけど。
サッシャ:レーベルね(笑)。
菅波:(笑)。同じレーベルでありながらもTHE BACK HORN的にもめちゃめちゃなで楽しみにして。
サッシャ:「新曲だ」みたいにね。
菅波:CDプレイヤーに入れてピッとやったらこれがかかって「え? これくるり? くるりだよね? なにこれかっこいい!」みたいになって(笑)。俺そのときに「あれ? ロックってここから変わるのかな」と思ったんです。
サッシャ:これは時代を変えるんじゃないかと。
菅波:ロックの時代が変わるんじゃないかなと思ったんです。くるりもそれまでのサウンドというのはいろいろ、強いやつとか柔らかいやつとかあるけど、自分が知っているロックの荒々しさを持っていたんです。だけどこの曲は「ロックバンドがこれをやっていいんだよ」というか「これでみんなで緩く踊っていいんだよ」という。
サッシャ:デジタルの打ち込みとかね。
菅波:このムードというかテンションに「え?」と思って。全部ライブも変わるんじゃないかとか思った曲です。実際にこれ以降、俺的には本当に日本のレディオヘッドの『OK コンピューター』じゃないですけど、そのぐらいエポックメイキングだなと思います。
サッシャ:なるほど。自分の人生も変えたけど、世の中を変えた1曲として選んでいただいたんですね。ありがとうございます。
サッシャ:今日はここでコーナーが終わらないんです。実は小林涼子さんの未来を変えた1曲がTHE BACK HORNの『奇跡』なんです! というのは?
小林:実は私、小林涼子が初主演映画として出させていただいた作品があるんです。オムニバス映画で5本あって、そのうちの1本で『ZOO』という作品なんですけど、その主題歌を歌ってくださったんです。
サッシャ:ワオ!
菅波:だからスタジオに入ってきたときにちょっと感動しましたもん。拝見したときに。
サッシャ:会ったことなかったんですか?
小林:ないんです。
サッシャ:何年越し?
小林:20年越しです。
サッシャ:ちょっと待ってよ! 時間かかりすぎちゃって感動ですね。
小林:なかなか主題歌を歌ってくださっている方と、特に映画とかはお会いする機会がないんですよね。
菅波:確かに。
小林:そんななかでこの曲を聴きながらエンドロールで初めて自分の名前が載って鳥肌が立って。「こんなにすごい職業なんだ」と思ったのを覚えています。20年続けるものですね。
松田:僕らもそうですけど、こういう出会いというか再会がまだまだあるとね。
小林:再会はうれしいです。
菅波:声を聴いていると映画が蘇るね。
THE BACK HORNの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「I LOHAS MUSIC+1」では、ゲストを迎えて自身の未来を変えた、そしてリスナーの未来を変える1曲について話を訊く。放送は12時30分ごろから。
2人が登場したのは、6月20日(火)にJ-WAVEで放送された『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、小林涼子)のワンコーナー「I LOHAS MUSIC+1」だ。THE BACK HORNは6月14日にニューアルバム『REARRANGE THE BACK HORN』をリリースした。
5月15日(月)から6月29日(木)の「MUSIC+1」のコーナーは「I LOHAS MUSIC+1」と題して、「い・ろ・は・す」とのコラボレーションでお送りしている。
THE BACK HORNの原点
コラボ期間中「I LOHAS MUSIC +1」では、毎日1組のゲストを迎えて、「未来を変える1曲」を選曲理由やエピソードとともに伺うことに。ゲストがセレクトした楽曲は、『未来を変える1曲 ― J-WAVE STEP ONE× 「い・ろ・は・す」』として、オーディオストリーミングサービスSpotifyでプレイリスト化。オンエア後もSpotify上で各ゲストの選曲を楽しむことができる。松田が選んだのはグリーン・デイの『バスケット・ケース』だ。
サッシャ:青春です! ありがとうございます。
松田:そうなんですか。
サッシャ:あれでギターを弾きたいと思って弾きました。これはなぜ?
松田:それまでずっと日本のロックバンドが好きで聴いていたんですけど、初めての洋楽で。歌詞の意味とかも直接聴いてわからないのに、メロディアスで自分のモヤモヤとした心が吹き飛ぶような、毎日いろいろ「うわあ」と思う気持ちを吹き飛ばしてくれるこの痛快なサウンドと、それこそおっしゃっていたギターとバンドサウンドがすごく鮮烈で。
松田:ドラム叩いていたんですか?
サッシャ:叩いていました。歌心のあるドラムがすごく好きでやっていたんですけど、こういうバンドで「みんなで一緒に行こうぜ!」っていうのを奇しくも洋楽で味わうというのが、自分のなかで未来がまさに変わりました。
サッシャ:1994年のナンバーです。この曲に出会ってなければTHE BACK HORNに参加してない?
松田:ですね。「バンドをやろう」と心から思うこともなかったと思います。
サッシャ:情景のあるドラムというのはどういう?
松田:歌心を活かすドラムというのが最初は好きだったんです。
菅波:歌を支えるみたいな。
サッシャ:じゃあもっとポップスとか。
松田:ポップスのバラードもそうですね。いまだにバラードを叩くのは好きなんです。THE BACK HORNにいまある「みんなで行こうぜ」と引っ張っていくようなところとか、歌心のドラムという両方が自分のなかで大事にしている部分があるんです。そのなかでこのグリーン・デイを聴いたときの衝撃というのは、いまのドラムにもつながっていますし、THE BACK HORNとしても音楽を聴いて心がゾワッとするような感覚を味わってほしいというのは、僕のなかで原点がこのグリーン・デイです。
時代を変えた1曲
菅波がセレクトしたのはくるりの『ワールズエンド・スーパーノヴァ』だった。サッシャ:これはちょっと意外かも。2002年のナンバーです。なぜ?
菅波:くるりは同じ会社なんですけど。
サッシャ:レーベルね(笑)。
菅波:(笑)。同じレーベルでありながらもTHE BACK HORN的にもめちゃめちゃなで楽しみにして。
サッシャ:「新曲だ」みたいにね。
菅波:CDプレイヤーに入れてピッとやったらこれがかかって「え? これくるり? くるりだよね? なにこれかっこいい!」みたいになって(笑)。俺そのときに「あれ? ロックってここから変わるのかな」と思ったんです。
サッシャ:これは時代を変えるんじゃないかと。
菅波:ロックの時代が変わるんじゃないかなと思ったんです。くるりもそれまでのサウンドというのはいろいろ、強いやつとか柔らかいやつとかあるけど、自分が知っているロックの荒々しさを持っていたんです。だけどこの曲は「ロックバンドがこれをやっていいんだよ」というか「これでみんなで緩く踊っていいんだよ」という。
サッシャ:デジタルの打ち込みとかね。
菅波:このムードというかテンションに「え?」と思って。全部ライブも変わるんじゃないかとか思った曲です。実際にこれ以降、俺的には本当に日本のレディオヘッドの『OK コンピューター』じゃないですけど、そのぐらいエポックメイキングだなと思います。
サッシャ:なるほど。自分の人生も変えたけど、世の中を変えた1曲として選んでいただいたんですね。ありがとうございます。
20年越しの対面
今回は番外編として、ナビゲーターの小林の未来を変えた1曲も紹介された。サッシャ:今日はここでコーナーが終わらないんです。実は小林涼子さんの未来を変えた1曲がTHE BACK HORNの『奇跡』なんです! というのは?
小林:実は私、小林涼子が初主演映画として出させていただいた作品があるんです。オムニバス映画で5本あって、そのうちの1本で『ZOO』という作品なんですけど、その主題歌を歌ってくださったんです。
サッシャ:ワオ!
菅波:だからスタジオに入ってきたときにちょっと感動しましたもん。拝見したときに。
サッシャ:会ったことなかったんですか?
小林:ないんです。
サッシャ:何年越し?
小林:20年越しです。
サッシャ:ちょっと待ってよ! 時間かかりすぎちゃって感動ですね。
小林:なかなか主題歌を歌ってくださっている方と、特に映画とかはお会いする機会がないんですよね。
菅波:確かに。
小林:そんななかでこの曲を聴きながらエンドロールで初めて自分の名前が載って鳥肌が立って。「こんなにすごい職業なんだ」と思ったのを覚えています。20年続けるものですね。
松田:僕らもそうですけど、こういう出会いというか再会がまだまだあるとね。
小林:再会はうれしいです。
菅波:声を聴いていると映画が蘇るね。
THE BACK HORNの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「I LOHAS MUSIC+1」では、ゲストを迎えて自身の未来を変えた、そしてリスナーの未来を変える1曲について話を訊く。放送は12時30分ごろから。
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2023年6月27日28時59分まで
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番組情報
- STEP ONE
-
月・火・水・木曜9:00-13:00
-
サッシャ、小林涼子