ギタリスト / シンガーソングライターの森 大翔が、自身の音楽のルーツや、楽曲『たいしたもんだよ』に込めた想いを明かした。
森が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは5月29日（月）、30日（火）。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
森：『たいしたもんだよ』でのサウンド面のこだわりは、ガットギターが入っていたり、エレキギターが入っていたり、アコギも入っているのかな、そんな風にいろんなギターをたくさん使って、ラップもやっているところです。サビも今まで自分がやったことのない大きなサビで、いろんな挑戦をした今、自分ができることの全部を盛り込んだ曲になってます。
歌詞にも＜たいしたもんだよ＞って言葉が混ざっているんですけど、自分自身に「たいしたもんだよ」と言えたらいいよね、という着想からスタートしています。この曲で初めて締め切りというものに対面しまして、自分を追い詰めないといけない状況が続きました。歌詞が書けないとか、Bメロが完成しないなど、苦しんでしまったことがあったんですけど、そんな中で生きていて、頑張ることがすべてじゃないとも思って。むしろ、そのときに自分に対して＜たいしたもんだよ＞と言えたらいいよねっていう気持ちで書きました。もちろん全部＜たいしたもんだよ＞で片付けていたら、何もしない人になっちゃうので、僕はこの言葉をスパイス程度に使いつつ、そばに置いて生きていきたいと思います。そんな気持ちが込められた楽曲です。
【関連記事】森 大翔、大サビまでの“美しさ”にこだわった曲─“全部が楽しい”制作を語る
森：自分らしさはやはりギターですかね。小6から始めて、ずっと大好きで、毎日そばにいたので。今も表現において1番自由に操れるのが、歌よりもギターです。でも歌も頑張っているので、歌でも森 大翔らしさが漏れていたらうれしいと思いつつですけど。
いろんな人に届くように開けた音楽を作りたいと思っているので、サビのキャッチーさや美しさはとても意識しています。それがうまく形になって届いていたらうれしいです。
自分自身、もっと豊かにギターも歌も表現できたらと思います。ステージングももっと磨いて、たくさんの人に曲を届けられたらと。そしてこの曲がもっとたくさんの人に聴かれたらうれしいです！
森：ルーツの1曲に選んだのはサイモン&ガーファンクルで『Scarborough Fair / Canticle』です。この曲と出会ったのは、中学2年生のとき。いろんな民謡を掘っていた頃で、サイモン&ガーファンクルが鳴らしていたカバーを聴いて、「なんて美しいメロディなんだ」と。透き通ったハーモニーが合わさっていて、とてもいいと思いました。
この曲が自分自身のルーツだと思った理由は、僕の思い出とマッチしているからです。中学2年生の頃、僕は夏になると昆布作りのお手伝いをしていました。毎朝3時くらいに起きて、昆布を干したりこすったりしていた時期があったんです。そのときにずっと、『Scarborough Fair / Canticle』を脳内再生していて。テトラポットの間から登ってくる朝焼けがこの曲とマッチして、思い出として残っています。
自分の故郷は、音楽をするうえでもルーツになっていると思います。いろんなインスピレーションやイメージを与えてくれますし、『Scarborough Fair / Canticle』を聴くと、昆布の香りと朝焼けを思い出します。大切なルーツです。
あまりにも美しいハーモニーを響かせるサイモン&ガーファンクル。森も彼らの切なくも圧倒的な美声に魅せられたひとりのようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜～木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【森 大翔 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編／後編
・Spotifyで聞く
前編／後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
（構成＝中山洋平）
森が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『SONAR MUSIC』内のコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」。オンエアは5月29日（月）、30日（火）。同コーナーでは、アーティストたちの自身の楽曲に込めた想いと、彼らのアーティスト人生に大きく影響を与えた楽曲との出会いの話を通じて、音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けする。
「自分自身に『たいしたもんだよ』と言えたらいいよね」
北海道出身の森は、小学6年生の頃にギターを始め、16歳のときにイギリス・ロンドンで行われた、エレキギターの世界大会に出場して優勝。2021年にデビューを飾った。5月31日に1stアルバム『69 Jewel Beetle』をリリースしたが、今回は収録曲『たいしたもんだよ』で表現した自分らしさについて語ってもらった。森：『たいしたもんだよ』でのサウンド面のこだわりは、ガットギターが入っていたり、エレキギターが入っていたり、アコギも入っているのかな、そんな風にいろんなギターをたくさん使って、ラップもやっているところです。サビも今まで自分がやったことのない大きなサビで、いろんな挑戦をした今、自分ができることの全部を盛り込んだ曲になってます。
歌詞にも＜たいしたもんだよ＞って言葉が混ざっているんですけど、自分自身に「たいしたもんだよ」と言えたらいいよね、という着想からスタートしています。この曲で初めて締め切りというものに対面しまして、自分を追い詰めないといけない状況が続きました。歌詞が書けないとか、Bメロが完成しないなど、苦しんでしまったことがあったんですけど、そんな中で生きていて、頑張ることがすべてじゃないとも思って。むしろ、そのときに自分に対して＜たいしたもんだよ＞と言えたらいいよねっていう気持ちで書きました。もちろん全部＜たいしたもんだよ＞で片付けていたら、何もしない人になっちゃうので、僕はこの言葉をスパイス程度に使いつつ、そばに置いて生きていきたいと思います。そんな気持ちが込められた楽曲です。
【関連記事】森 大翔、大サビまでの“美しさ”にこだわった曲─“全部が楽しい”制作を語る
森：自分らしさはやはりギターですかね。小6から始めて、ずっと大好きで、毎日そばにいたので。今も表現において1番自由に操れるのが、歌よりもギターです。でも歌も頑張っているので、歌でも森 大翔らしさが漏れていたらうれしいと思いつつですけど。
いろんな人に届くように開けた音楽を作りたいと思っているので、サビのキャッチーさや美しさはとても意識しています。それがうまく形になって届いていたらうれしいです。
自分自身、もっと豊かにギターも歌も表現できたらと思います。ステージングももっと磨いて、たくさんの人に曲を届けられたらと。そしてこの曲がもっとたくさんの人に聴かれたらうれしいです！
中学生で出会ったサイモン&ガーファンクルの思い出
若くしてエレキギターの世界大会に出場して優勝という輝かしいキャリアを持つ森。そんな彼のルーツとなる1曲は？森：ルーツの1曲に選んだのはサイモン&ガーファンクルで『Scarborough Fair / Canticle』です。この曲と出会ったのは、中学2年生のとき。いろんな民謡を掘っていた頃で、サイモン&ガーファンクルが鳴らしていたカバーを聴いて、「なんて美しいメロディなんだ」と。透き通ったハーモニーが合わさっていて、とてもいいと思いました。
この曲が自分自身のルーツだと思った理由は、僕の思い出とマッチしているからです。中学2年生の頃、僕は夏になると昆布作りのお手伝いをしていました。毎朝3時くらいに起きて、昆布を干したりこすったりしていた時期があったんです。そのときにずっと、『Scarborough Fair / Canticle』を脳内再生していて。テトラポットの間から登ってくる朝焼けがこの曲とマッチして、思い出として残っています。
自分の故郷は、音楽をするうえでもルーツになっていると思います。いろんなインスピレーションやイメージを与えてくれますし、『Scarborough Fair / Canticle』を聴くと、昆布の香りと朝焼けを思い出します。大切なルーツです。
あまりにも美しいハーモニーを響かせるサイモン&ガーファンクル。森も彼らの切なくも圧倒的な美声に魅せられたひとりのようだ。
アーティストの話を通じて音楽との「まだ、ここにない、出会い。」をお届けするコーナー「RECRUIT OPPORTUNITY FOR MUSIC」は、J-WAVE『SONAR MUSIC』内で月曜～木曜の22時41分ごろからオンエア。Podcastでも配信しており、過去のオンエアがアーカイブされている。
【森 大翔 出演回のトークを聞く】
・Apple Podcastで聞く
前編／後編
・Spotifyで聞く
前編／後編
・公式ページ
https://www.j-wave.co.jp/original/sonarmusic/opportunity/
（構成＝中山洋平）
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