3人組ユニット・ego apartmentが、新曲『Call me』の制作エピソードを語り、メンバーとの出会いを振り返った。
ego apartmentが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のワンコーナー「SAPPORO BEER LIFE WITH GROOVE」。ここでは6月3日(土)のオンエアをテキストで紹介する。
甲斐:今回「GREENROOM」に初出演でしたけども、いかがでしたか?
Zen:横浜の温かみを感じました。ego apartmentのことを知らない方も聴いてくれていたと思うので、すごくいい経験になりました。
甲斐:お客さんみんながノっていましたし、3人がそれぞれの楽器を持ってインストの部分を披露されて「ライブだとこんな感じなんだ」と見入っちゃいましたね。
Dyna:嬉しいです。ありがとうございます。
イベントでは、ego apartmentが4月12日にリリースした新曲『Call me』の演奏もおこなわれた。
甲斐:イントロのロック調強めなところで心を掴まれました。『Call me』はどんなイメージから制作された曲ですか?
Peggy Doll:一昨年の12月ぐらいに作ってた曲だと思うんです。そのときに聴いてたのが、スティーリー・ダンというバンドのメンバーのドナルド・フェイゲンですけど、その人のプロジェクトで『I.G.Y.』という曲があるんですね。そのビートが頭に残っちゃって、曲調をマイナーからメジャーにして、そのビートを使ってみたいと思ったんです。コードをまず作ったあとに、コードの音色とはまったく違うロックな感じが入ったら、新しい感じが出た気がします。イントロの長さは深く考えてなかったんですけど、僕は長いのが好きなので、みんなに感じてもらえたらいいなと思って作りました。
甲斐:イントロが長いとライブで魅せられる場所にもなりますよね。
Peggy Doll:そうですね。いきなりバンと始まるのも勢いがついていいかなと思うけど、ゆっくり時間を感じながら聴く音楽も僕は好きなので、流れを作る意味ではめっちゃいいイントロになったかなと思います。
ego apartmentが曲づくりにおいて重視しているポイントはなんだろう?
甲斐:作詞、作曲、アレンジ、レコーディングのどの部分に一番時間をかけているのでしょうか?
Zen:曲を練っている時間が長いので、作曲とアレンジが一番長いよな?
Dyna:長い。『Call me』も最初はあんなにロック調じゃなかったです。ライブを重ねていくごとに、エフェクターが増えていくごとに「こっちのほうがいいかも」って感じでできました。やっぱり作曲とアレンジが一番時間かかっているかなと思います。
甲斐:ライブを重ねていく工程でリリースに至り、そういう音になったんですね。
Peggy Doll:そうですね。できてから1年ぐらいライブで温めた曲なので、最終的にできたバージョンとデモは全然違う形です。ライブでの気付きをまとめてレコーディングをした感じです。
甲斐:転機となった出来事はなんですか?
Zen:10歳の頃に日本に引っ越してきて。多民族国家からこっちに来るとけっこうカルチャーショックがあって。
甲斐:もともとはオーストラリア・シドニーで暮らしていたんですよね。10歳だと子どもだし、不安もありましたか?
Zen:当時、かけ算をまだ習っていなくて、追いつくのにちょっと時間がかかりました。
甲斐:私も海外に住んでいたんですけど、日本と海外の算数のレベルって全然違いますよね。アイデンティティの部分はどうやって乗り越えたんですか?
Zen:好きなものに没頭していました。ずっと音楽が好きだったので、家に帰ったら毎日ギターを3時間ぐらい弾いていましたね。
甲斐:子どもの頃から音楽が大好きだったんですね。
Zen:ポップスとクラシックを小さい頃から聴かされていて、家ではWham! とバッハがずっと流れてました(笑)。
甲斐:すごいコンビ! 現在、アイデンティティに悩んでいる方がいるとしたら、どんなアドバイスを送りますか?
Zen:自分の好きなことをずっと続けていけば、共感してくれて一緒にやってくれる人がいると思います。僕がバンドメンバーと出会ったのもすごくポジティブな経験なので、いっぱい好きなものに没頭してください。
甲斐:転機となった出会いについて伺ったら、3人とも同じ答えでしたね。
Dyna:僕はZenとPeggyに出会ったのが人生の変わり目かなと思います。ZenとはPeggyより1年早く出会って、そのときに音楽の話はもちろんなんですけど、考え方の話もすごくしたんですよ。彼のせいで人生観と価値観がガラっと変わりましたね(笑)。
Zen:せいで(笑)!?
甲斐:どういったお話だったんですか?
Dyna:当時、僕は兵庫に住んでいて、京都に住んでいるZenを車で送っていたんですよ。助手席のZenから「ねえDyna、資本主義ってどう思う?」と言われて、僕は意味がわからなかったんですけど、そういった話をしていって、見る世界が変わってしまいましたね。
甲斐:そしてPeggyさんに出会われるんですね。
Dyna:Peggyは出会って1カ月も経ってないぐらいに、僕の家に居候し始めたんですよ。バイトをするときだけ大阪に帰るみたいな生活でした。
Peggy:けっこうずっといましたね(笑)。
Dyna:好きな音楽も目指しているところも一緒やし、音楽に対する熱量でここまで合う人はいないと思いましたね。
甲斐:そこから音楽を通して3人の形ができたということでしょうか?
Dyna:はい。
甲斐:仲がいい感じがすごくしますけども、ぶつかったりもするんですか?
Dyna:真剣なのでぶつかるところはもちろんありますけど、ポジティブな意味のぶつかりなんですよね。ぶつかることで絶対に曲がいい方向にいくので、そこは避けて通れないと思います。ふたりとも、これからもよろしくお願いします(笑)。
ego apartmentの最新情報は、公式サイトまで。
『BLUE IN GREEN』ワンコーナー「SAPPORO BEER LIFE WITH GROOVE」では、ゲストの今を形作った出会いや体験を訊く。放送時間は12時55分ごろから。
ego apartmentが登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のワンコーナー「SAPPORO BEER LIFE WITH GROOVE」。ここでは6月3日(土)のオンエアをテキストで紹介する。
曲づくりで一番時間を割く工程は?
ego apartmentはDyna、Peggy Doll、Zenの3人からなるユニット。5月27日、28日に開催された音楽とアートのカルチャーフェス「GREENROOM FESTIVAL'23」に、ego apartmentも出演した。今回は、イベントのJ-WAVEブースにておこなわれた公開収録の模様をお届けする。甲斐:今回「GREENROOM」に初出演でしたけども、いかがでしたか?
Zen:横浜の温かみを感じました。ego apartmentのことを知らない方も聴いてくれていたと思うので、すごくいい経験になりました。
甲斐:お客さんみんながノっていましたし、3人がそれぞれの楽器を持ってインストの部分を披露されて「ライブだとこんな感じなんだ」と見入っちゃいましたね。
Dyna:嬉しいです。ありがとうございます。
イベントでは、ego apartmentが4月12日にリリースした新曲『Call me』の演奏もおこなわれた。
ego apartment - Call me (Official Music Video)
Peggy Doll:一昨年の12月ぐらいに作ってた曲だと思うんです。そのときに聴いてたのが、スティーリー・ダンというバンドのメンバーのドナルド・フェイゲンですけど、その人のプロジェクトで『I.G.Y.』という曲があるんですね。そのビートが頭に残っちゃって、曲調をマイナーからメジャーにして、そのビートを使ってみたいと思ったんです。コードをまず作ったあとに、コードの音色とはまったく違うロックな感じが入ったら、新しい感じが出た気がします。イントロの長さは深く考えてなかったんですけど、僕は長いのが好きなので、みんなに感じてもらえたらいいなと思って作りました。
甲斐:イントロが長いとライブで魅せられる場所にもなりますよね。
Peggy Doll:そうですね。いきなりバンと始まるのも勢いがついていいかなと思うけど、ゆっくり時間を感じながら聴く音楽も僕は好きなので、流れを作る意味ではめっちゃいいイントロになったかなと思います。
ego apartmentが曲づくりにおいて重視しているポイントはなんだろう?
甲斐:作詞、作曲、アレンジ、レコーディングのどの部分に一番時間をかけているのでしょうか?
Zen:曲を練っている時間が長いので、作曲とアレンジが一番長いよな?
Dyna:長い。『Call me』も最初はあんなにロック調じゃなかったです。ライブを重ねていくごとに、エフェクターが増えていくごとに「こっちのほうがいいかも」って感じでできました。やっぱり作曲とアレンジが一番時間かかっているかなと思います。
甲斐:ライブを重ねていく工程でリリースに至り、そういう音になったんですね。
Peggy Doll:そうですね。できてから1年ぐらいライブで温めた曲なので、最終的にできたバージョンとデモは全然違う形です。ライブでの気付きをまとめてレコーディングをした感じです。
メンバーとの出会いは人生の転機
続けて、ego apartmentからターニングポイントになった出来事や出会いについて訊いた。甲斐:転機となった出来事はなんですか?
Zen:10歳の頃に日本に引っ越してきて。多民族国家からこっちに来るとけっこうカルチャーショックがあって。
甲斐:もともとはオーストラリア・シドニーで暮らしていたんですよね。10歳だと子どもだし、不安もありましたか?
Zen:当時、かけ算をまだ習っていなくて、追いつくのにちょっと時間がかかりました。
甲斐:私も海外に住んでいたんですけど、日本と海外の算数のレベルって全然違いますよね。アイデンティティの部分はどうやって乗り越えたんですか?
Zen:好きなものに没頭していました。ずっと音楽が好きだったので、家に帰ったら毎日ギターを3時間ぐらい弾いていましたね。
甲斐:子どもの頃から音楽が大好きだったんですね。
Zen:ポップスとクラシックを小さい頃から聴かされていて、家ではWham! とバッハがずっと流れてました(笑)。
甲斐:すごいコンビ! 現在、アイデンティティに悩んでいる方がいるとしたら、どんなアドバイスを送りますか?
Zen:自分の好きなことをずっと続けていけば、共感してくれて一緒にやってくれる人がいると思います。僕がバンドメンバーと出会ったのもすごくポジティブな経験なので、いっぱい好きなものに没頭してください。
甲斐:転機となった出会いについて伺ったら、3人とも同じ答えでしたね。
Dyna:僕はZenとPeggyに出会ったのが人生の変わり目かなと思います。ZenとはPeggyより1年早く出会って、そのときに音楽の話はもちろんなんですけど、考え方の話もすごくしたんですよ。彼のせいで人生観と価値観がガラっと変わりましたね(笑)。
Zen:せいで(笑)!?
甲斐:どういったお話だったんですか?
Dyna:当時、僕は兵庫に住んでいて、京都に住んでいるZenを車で送っていたんですよ。助手席のZenから「ねえDyna、資本主義ってどう思う?」と言われて、僕は意味がわからなかったんですけど、そういった話をしていって、見る世界が変わってしまいましたね。
甲斐:そしてPeggyさんに出会われるんですね。
Dyna:Peggyは出会って1カ月も経ってないぐらいに、僕の家に居候し始めたんですよ。バイトをするときだけ大阪に帰るみたいな生活でした。
Peggy:けっこうずっといましたね(笑)。
Dyna:好きな音楽も目指しているところも一緒やし、音楽に対する熱量でここまで合う人はいないと思いましたね。
甲斐:そこから音楽を通して3人の形ができたということでしょうか?
Dyna:はい。
甲斐:仲がいい感じがすごくしますけども、ぶつかったりもするんですか?
Dyna:真剣なのでぶつかるところはもちろんありますけど、ポジティブな意味のぶつかりなんですよね。ぶつかることで絶対に曲がいい方向にいくので、そこは避けて通れないと思います。ふたりとも、これからもよろしくお願いします(笑)。
ego apartmentの最新情報は、公式サイトまで。
『BLUE IN GREEN』ワンコーナー「SAPPORO BEER LIFE WITH GROOVE」では、ゲストの今を形作った出会いや体験を訊く。放送時間は12時55分ごろから。
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