スピッツの草野マサムネ(Vo./Gt.)、三輪テツヤ(Gt.)、田村明浩(Ba.)、﨑山龍男(Dr.)が、ニューアルバム『ひみつスタジオ』の制作について語った。また、「未来を変える1曲」をセレクトした。
スピッツのメンバー全員が登場したのは、5月17日(水)放送の『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、大島真帆)のワンコーナー「MUSIC+1」。このコーナーは5月15日(月)から6月29日(木)の期間中、「I LOHAS MUSIC+1」と題して、「い・ろ・は・す」とのコラボレーションでお届けしている。
【関連記事】スピッツが全曲解説『ひみつスタジオ』 コナン主題歌は「本当にドキドキした」
サッシャ:3年半ぶりとことはコロナ禍での制作も多かったんですか。
草野:ほぼ、そうですね。
サッシャ:そうなるといつもとは違う作り方だったのでしょうか。
草野:ライブとかリリースの目処が立たない中で、ほとんど創作活動をやってたので。でも「最近、スピッツって何やってるの?」って言われても「いろいろやってるけど言えないんですよね」ってことから『ひみつスタジオ』っていうタイトルに繋がっているんですけどね。
三輪:秘密の作業、秘密の作業……って。
サッシャ:でも実は曲を作ってましたってことですね。それだけいつもより時間をかけて生み出されたものが変化したとかありました?
草野:たくさん曲を作ったので、シングルのカップリングもアルバムに収録されない曲を聴いてもらえたし、レコーディングも結構時間をかけて。
三輪:1曲1曲じっくりできたからね。
続けて﨑山が「いろいろじっくり取りかかって充実してました」と口にする。
田村:コロナ禍なので結構やることなかったんですよ。だからレコーディングがあって救われてました。やることないっていうか、バンドとしてね。
サッシャ:実際にメンバーは直接会ってレコーディングしたんですか?
田村:最初にリモートで録った曲があったんですけど。
三輪:『猫ちぐら』ね。
草野:そういうのもあったけど、このアルバムに入ってる曲は全部みんなで集まって録りました。
田村:まあ、盛り上がったよね。久々って感じで。
三輪: 4人でやる幸せというか。再確認だね。
草野:長くやってますけど、ここでまたフレッシュな気持ちに戻れたという感じはあると思います。
サッシャ:映画、めちゃくちゃヒットしてますけど、私も映画を観て最後に「スピッツありがとうございます!」って感じで。
草野:こちらこそありがとうございます。
サッシャ:たぶん100億円の売り上げのうち、80億くらいがスピッツだと思うんですけど(笑)。
草野:いやいや、絶対にそれはないですね(笑)。素晴らしい映画でしたから。
三輪:俺、観に行ったんだけど、尺短かったね。
草野:俺らの曲のね。
三輪:エンディングのロールが早くてスタッフが読めなかったよ。
草野:ゆっくりフェードアウトするバージョンも作ったらよかったね(笑)。
大島:映画に関わられてる方がたくさんいらっしゃいますからね。
今回、主題歌を作るにあたり草野は「依頼をいただいて、それに合わせて作るのは意外と楽しい作業なのでよかった」と振り返る。
草野:シナリオを先にいただいて。
大島:それが歌詞にも反映されてくるんですか。
草野:そうですね。海が舞台っていうのは最初から伺っていたので、その辺もちょっと寄せて。
サッシャ:スタートから、﨑山さんのドラムからガンッとイメージが変わるのが印象的ですよね。
﨑山:僕も映画を観たんですけど、僕のフィルが出てきたときにちょっと「どうもすみません」て感じでした(笑)。
サッシャ:いやいやそこから始まるんですから(笑)。でも印象的な始まり方ですよね。
草野:ドラムの音に結構こだわったもんね。
また、ニューアルバムに収録の『ときめきpart1』は、6月9日(金)公開の映画『水は海に向かって流れる』の主題歌にもなっている。
大島:こちらはどんなインスピレーションを受けて書かれたんですか。
草野:これもシナリオとか最初にいただいて、あと漫画が原作なのでそれも読んでいろいろと浮かべながら書きました。
サッシャ:「part1」ですけど。
草野:最初のときめきみたいな。
大島:なるほど!
サッシャ:「part2」を期待してしまいました。
草野:ご要望がいっぱいあれば。
三輪:考えてみてもいいね(笑)。
スピッツはその1曲として、ニューアルバム収録の『オバケのロックバンド』を選曲した。
サッシャ:なぜこの曲を選んだんですか?
草野:これ、4人が1人1人がメインボーカルをワンコーラスずつ録ってるような曲なんですけど。
サッシャ:初めての試みみたいですね。
草野:そうですね。なので、引っ込み思案の人でも「俺にもできるかも」「私にもできるかも」みたいな感覚を持ってもらえたらいいかなって。
サッシャ:なるほど。
三輪:結成した当初に自分たちが歌うなんて考えなかったもんね。1つのマイクを囲んでコーラスみたいなことはやったことがあるけど、マイマイクでまさか歌う日が来るとは。
草野:自分には向いてないって諦めてるようなことでも、ひょっとしたら意外と向いてるようなこともあるかもしれないですからね。
サッシャ:草野さんから見て、誰がいちばん向いてましたか。
草野:3人とも結構ちゃんとしてるなって思いましたよ(笑)。
﨑山:上からだね(笑)。
三輪:よかったです(笑)。
サッシャ:これだけキャリアを重ねても新しいことをやってみようってその気持ちが素敵ですね。
草野:アイデアだけはいっぱいあるので、今後もいろいろやっていきたいと思います。
「I LOHAS MUSIC+1」では、ゲストがセレクトした楽曲を、『未来を変える1曲 ― J-WAVE STEP ONE×「い・ろ・は・す」』としてSpotifyでプレイリスト化。オンエア後もSpotify上で各ゲストの選曲を楽しむことができる。
▼未来を変える1曲 ― J-WAVE STEP ONE×「い・ろ・は・す」
https://spoti.fi/J-WAVExILOHAS
スピッツは6月から来年1月まで続く全国ツアー『SPITZ JAMBOREE TOUR ’23-’24 “HIMITSU STUDIO”』がスタートする。そのほかの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
スピッツのメンバー全員が登場したのは、5月17日(水)放送の『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、大島真帆)のワンコーナー「MUSIC+1」。このコーナーは5月15日(月)から6月29日(木)の期間中、「I LOHAS MUSIC+1」と題して、「い・ろ・は・す」とのコラボレーションでお届けしている。
【関連記事】スピッツが全曲解説『ひみつスタジオ』 コナン主題歌は「本当にドキドキした」
4人で音楽を作る幸せを再確認した
オンエア当日の5月17日が三輪の誕生日だったため、スタジオは祝福ムードに。そして、スピッツはこの日に3年半ぶり17作目となるニューアルバム『ひみつスタジオ』をリリースした。サッシャ:3年半ぶりとことはコロナ禍での制作も多かったんですか。
草野:ほぼ、そうですね。
サッシャ:そうなるといつもとは違う作り方だったのでしょうか。
草野:ライブとかリリースの目処が立たない中で、ほとんど創作活動をやってたので。でも「最近、スピッツって何やってるの?」って言われても「いろいろやってるけど言えないんですよね」ってことから『ひみつスタジオ』っていうタイトルに繋がっているんですけどね。
三輪:秘密の作業、秘密の作業……って。
サッシャ:でも実は曲を作ってましたってことですね。それだけいつもより時間をかけて生み出されたものが変化したとかありました?
草野:たくさん曲を作ったので、シングルのカップリングもアルバムに収録されない曲を聴いてもらえたし、レコーディングも結構時間をかけて。
三輪:1曲1曲じっくりできたからね。
続けて﨑山が「いろいろじっくり取りかかって充実してました」と口にする。
田村:コロナ禍なので結構やることなかったんですよ。だからレコーディングがあって救われてました。やることないっていうか、バンドとしてね。
サッシャ:実際にメンバーは直接会ってレコーディングしたんですか?
田村:最初にリモートで録った曲があったんですけど。
三輪:『猫ちぐら』ね。
草野:そういうのもあったけど、このアルバムに入ってる曲は全部みんなで集まって録りました。
田村:まあ、盛り上がったよね。久々って感じで。
三輪: 4人でやる幸せというか。再確認だね。
草野:長くやってますけど、ここでまたフレッシュな気持ちに戻れたという感じはあると思います。
依頼を受けての楽曲制作は「意外と楽しい」
『ひみつスタジオ』に収録の『美しい鰭』は、大ヒット公開中の映画、劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』の主題歌になっている。草野:こちらこそありがとうございます。
サッシャ:たぶん100億円の売り上げのうち、80億くらいがスピッツだと思うんですけど(笑)。
草野:いやいや、絶対にそれはないですね(笑)。素晴らしい映画でしたから。
三輪:俺、観に行ったんだけど、尺短かったね。
草野:俺らの曲のね。
三輪:エンディングのロールが早くてスタッフが読めなかったよ。
草野:ゆっくりフェードアウトするバージョンも作ったらよかったね(笑)。
大島:映画に関わられてる方がたくさんいらっしゃいますからね。
今回、主題歌を作るにあたり草野は「依頼をいただいて、それに合わせて作るのは意外と楽しい作業なのでよかった」と振り返る。
草野:シナリオを先にいただいて。
大島:それが歌詞にも反映されてくるんですか。
草野:そうですね。海が舞台っていうのは最初から伺っていたので、その辺もちょっと寄せて。
サッシャ:スタートから、﨑山さんのドラムからガンッとイメージが変わるのが印象的ですよね。
﨑山:僕も映画を観たんですけど、僕のフィルが出てきたときにちょっと「どうもすみません」て感じでした(笑)。
サッシャ:いやいやそこから始まるんですから(笑)。でも印象的な始まり方ですよね。
草野:ドラムの音に結構こだわったもんね。
また、ニューアルバムに収録の『ときめきpart1』は、6月9日(金)公開の映画『水は海に向かって流れる』の主題歌にもなっている。
草野:これもシナリオとか最初にいただいて、あと漫画が原作なのでそれも読んでいろいろと浮かべながら書きました。
サッシャ:「part1」ですけど。
草野:最初のときめきみたいな。
大島:なるほど!
サッシャ:「part2」を期待してしまいました。
草野:ご要望がいっぱいあれば。
三輪:考えてみてもいいね(笑)。
未来を変える1曲
「い・ろ・は・す」とのコラボレーションでお届けしている「I LOHAS MUSIC+1」では、コラボ期間中、毎日1組のゲストを迎え「未来を変える1曲」を選曲理由とエピソードとともに伺っている。スピッツはその1曲として、ニューアルバム収録の『オバケのロックバンド』を選曲した。
サッシャ:なぜこの曲を選んだんですか?
草野:これ、4人が1人1人がメインボーカルをワンコーラスずつ録ってるような曲なんですけど。
サッシャ:初めての試みみたいですね。
草野:そうですね。なので、引っ込み思案の人でも「俺にもできるかも」「私にもできるかも」みたいな感覚を持ってもらえたらいいかなって。
サッシャ:なるほど。
三輪:結成した当初に自分たちが歌うなんて考えなかったもんね。1つのマイクを囲んでコーラスみたいなことはやったことがあるけど、マイマイクでまさか歌う日が来るとは。
草野:自分には向いてないって諦めてるようなことでも、ひょっとしたら意外と向いてるようなこともあるかもしれないですからね。
サッシャ:草野さんから見て、誰がいちばん向いてましたか。
草野:3人とも結構ちゃんとしてるなって思いましたよ(笑)。
﨑山:上からだね(笑)。
三輪:よかったです(笑)。
サッシャ:これだけキャリアを重ねても新しいことをやってみようってその気持ちが素敵ですね。
草野:アイデアだけはいっぱいあるので、今後もいろいろやっていきたいと思います。
「I LOHAS MUSIC+1」では、ゲストがセレクトした楽曲を、『未来を変える1曲 ― J-WAVE STEP ONE×「い・ろ・は・す」』としてSpotifyでプレイリスト化。オンエア後もSpotify上で各ゲストの選曲を楽しむことができる。
▼未来を変える1曲 ― J-WAVE STEP ONE×「い・ろ・は・す」
https://spoti.fi/J-WAVExILOHAS
スピッツは6月から来年1月まで続く全国ツアー『SPITZ JAMBOREE TOUR ’23-’24 “HIMITSU STUDIO”』がスタートする。そのほかの最新情報は、公式サイトまで。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜~木曜の12時30分ごろから。
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番組情報
- STEP ONE
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月・火・水・木曜9:00-13:00
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サッシャ、大島真帆