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佐藤千亜妃、人見知りだったけど「自分から世間話を振るようになった」理由とは?

佐藤千亜妃、人見知りだったけど「自分から世間話を振るようになった」理由とは?

アーティストの佐藤千亜妃が、大切にするようになった“人とのコミュニケーション”について語った。

佐藤が登場したのは、8月20日(土)に放送されたJ-WAVEの番組『BLUE IN GREEN』(ナビゲーター:甲斐まりか)のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」。

「夜の片隅」をテーマにしたEP

佐藤は8月17日にニューEP『NIGHT TAPE』を配信リリース。『S.S.S.』、『夜をループ』、『真夏の蝶番』、『PAPER MOON』に加え、人気曲『Summer Gate』をedbl(エドブラック)がリミックスした『Summer Gate~edbl Remix~』が収録されている。

甲斐:今回は「夜の片隅」をテーマに制作されたそうですが、佐藤さんはそもそも夜型なんですか?

佐藤:メチャクチャ夜行性です。

甲斐:じゃあ夜は1人の時間を楽しむみたいな。

佐藤:昼間は仕事をしていることが多いじゃないですか。自由時間って夜しかないなという感じで、夜な夜な漫画を読んだり電子書籍を読んだり映画を観たり、そんな感じですごしています。

甲斐:夜の静かなときがインプットの時間になっているんですね。夜って誰にも邪魔されない時間になりますよね。あと、釣りが趣味と伺っていますが、夜に行かれたりするんですか?

佐藤:まだ朝の釣りしか行ったことがなくて、夜もいつかは行ってみたいなというのがあります。

甲斐:まったく違いそうですよね。雰囲気とか釣れるものとか。

佐藤:釣れる魚が変わりそうですよね。

人とのコミュニケーションを大切に

番組では佐藤の「いま」を形作った体験や出会いについて尋ねる。佐藤はコロナ禍による影響で自身の環境に変化があったことを明かした。

佐藤:人とのつながりというかコミュニケーションの大切さを学んだ、ここ2年ぐらいだったかなと思っています。人との関わり方やとらえ方自体が変わったなと思います。

甲斐:いままでだったら人にすぐ会えたり、人に会ってお仕事することが普通だったと思いますが、それがコロナ禍でガラリと変わりましたよね。コミュニケーションがどれだけ大事かということに、みなさんも気づかれたと思います。そういうことに向き合いつつ、どうやって自分を保っていたんでしょうか。

佐藤:1人の時間が全然大丈夫なタイプだったので、植物を愛でたりとか本を読んだりして、いままでに考えたこともなかったことに気づけたりとか。もともと本を読むのは好きだったんですが、日々の仕事で忙殺されているとなかなかゆっくり本を読む時間って社会人にはないじゃないですか。そういった意味で、やっと本をゆっくり読める時間があったので、そういったところで自分を保っていたというか、さらに新しく発見ができた時間だったかなと思います。

甲斐:「寂しい」とかはなかったんですか?

佐藤:ワーカーホリックな面があるので、どちらかというとフェスがないとかライブができないとか、レコーディングも緊急事態宣言でできなかったりしたときがあって、そういうので「自分のやりたい仕事ができない」ということのほうがストレスでした。友だちとは意外と「オンライン飲み」みたいなのをやってみたりして。もう全然やってないんですけど(笑)。最初は「あるらしいよ」ってやってみたりして。そういう意味で友だちに支えてもらっていた面もあったなと実感しています。

甲斐:仕事の面でコミュニケーションに対して思ったことが多かったんですね。人とのかかわり方で一番変わったのはどんなところですか?

佐藤:1つ具体的な部分で言うと「はじめまして」の相手でも、世間話を自分から最初に振るようになりましたね。もともと人見知りで、コミュニケーションは、特にはじめましての相手だと受け身だったんです。でも相手の立場になったときに、あっちも実は緊張感があったり「こっちと同じなんだ」と思ったときに、自分から「今日は暑いですね」とか簡単なことでもいいので、ひとつ話しかけるとあっちもバリアがとれて、同じ目線で親近感を持って話してくれるというのを学んだところがあって、そこが一番コミュニケーションのなかで最近変わったなと思うところですかね。

国内500万部刊行の名著から受けた影響

続いて転機となった出会いについて問いかけると、佐藤はデール・カーネギーの名前を挙げて、感銘を受けたという著書『人を動かす』から受けた影響について語った。

佐藤:コミュニケーションのなかで人を否定しないことの大切さとかを学んで、物事や人をなるべく肯定的にとらえてコミュニケーションするように努めています。

甲斐:自己啓発書の原点となった『人を動かす』は、国内だけでも500万部以上の刊行数を記録していて、世界中で人々に読み継がれている1冊です。佐藤さんはレコーディングのときやライブでバンドメンバーに指示をすることが多いかと思いますが、この本で学んだことも多いですか?

佐藤:指摘しないといけない場面って仕事であるじゃないですか。「そうじゃないんだよね」というのを言うときに、なるべくやりすぎぐらい角が立たないように言うように努めるようになりました。こっちがその気がなくても、ストレートに言うだけでグサッと来ちゃうことも実はあるんじゃないかなと気にするようになって。まずは「いまのは間違いじゃなくてそれもありなんだけど」と伝えたうえで「でもこっちのほうが、もしかしたらこういう風に聴こえるかも」とか「個人的にはこういう方向性にしたいんだけど、なにか手段あるかな?」とか「どうやったらこういう風になるかな?」とかを相談ベースでお願いすることが増えました。

甲斐:いまのを聞いただけですごく勉強になりました。

佐藤:自分もけっこう頭ごなしに言われたら嫌だなって思うことがあるので、そう思ったときに、頭ごなしに否定的なんじゃなくて1回受け入れたうえで一緒に作っている、考えていこうというのがコミュニケーションのなかで大事だなと思っています。

佐藤の最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

『BLUE IN GREEN』のワンコーナー「LIFE WITH GROOVE」では、ゲストのライフスタイルにフォーカス。生活に欠かせないアイテムや、ライブ音源をご紹介。放送は毎週土曜日の12時55分ごろから。

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