杉浦太陽が語る、良好な夫婦関係を維持する秘訣とは？―J-WAVE『ARROWS』公開収録レポート

J-WAVEで放送中の『ARROWS』が8月20日、東京・青山のITOCHU SDGs STUDIOで、番組内コーナー『LITTLE SUNSHINE CLUB』の公開収録を開催した。ナビゲーターを務めるももによる姉妹音楽ユニット、チャラン・ポ・ランタンのスペシャルワークショップと、俳優の杉浦太陽を迎えたトークショーで盛り上がった。

『LITTLE SUNSHINE CLUB』は、マンスリーでゲスト講師を招き、「子どもとできる今日のアクション」をテーマとし、番組を聞いた親子が各自で考え、作り、遊び、学ぶヒントを提供するコーナー。子どもを主役としたコーナーということで、会場となったITOCHU SDGs STUDIO ラジオブースには多くの親子連れが集まった。 ■ITOCHU SDGs STUDIO公式サイト
https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/sdgs/about.html

初めてラジオの公開収録に参加したためか、子どもたちの表情はどこか緊張気味。そこで、進行役を務めたナビゲーターのももは、小さなお客さんたちと目線を合わせ「今日は最後まで楽しんでいこうね」と優しく呼びかけた。 公開収録は2部構成となっていた。第1部では、ももが姉の小春とともにチャラン・ポ・ランタンとしてワークショップを行うことに。タイトルは「チャラン・ポ・ランタンのリンリンワークショップ」。小春によると、今回のワークショップをするにあたって、コロナ禍の時勢柄から「全員で歌ってはいけない」という制約があったようだ。そんなわけで何をするべきか悩み、その結果「みんなが歌わなくても楽しめるものは、ハンドベルじゃないか」と閃いたのだという。 こうして、小春自らがネット通販で注文したというハンドベルを子どもたち一人ひとりに配布し、全員で音楽を奏でることになった。曲目は『聖者の行進』とチャラン・ポ・ランタンの楽曲『ムスタファ』。小春が演奏するアコーディオンの音色に合わせ、ももが「歌のお姉さん」ならぬ「旗のお姉さん」となり、音階の異なるハンドベルを持つ子どもたちを指揮。見事に2曲を演奏しきると、ももは「素晴らしい！」と全員の頑張りを讃えた。またワークショップの合間には、TBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』オープニングテーマとして知られる、同ユニットの代表曲『進め、たまに逃げても』を生演奏で披露する一幕もあった。 第2部では、「想像する」「学ぶ」「作る」をテーマに、杉浦とももがトークセッションを実施することになった。2007年にタレントの辻希美と結婚し、現在4人の子どもを持つパパとして知られる杉浦。2018年12月に誕生した第4子の子育てについて、「上の3人を見てきたから、その一瞬一瞬を大事にしようと改めて思います」と述べ、「育児はしんどくて、ストレスもあるし、自分の時間もなくなるけど、一生のうちのわずかな子育ての時間だから、後悔はしたくない。だって、上の子たちの“3歳”は一生返ってこないですから」と語った。 また、辻とは“おしどり夫婦”として有名だが、意外にも「夫婦仲がずっと良いわけじゃなかった」という。喧嘩を繰り返しながらも、15年間に及ぶ夫婦生活の中で少しずつ関係を構築していき、「今は一周まわって喧嘩をしなくなった」と明かした。良好な夫婦関係を築く上で大切なことは何なのか。ももが尋ねると、杉浦は「夫婦関係もSDGsですよ。余計な喧嘩はしない（笑）」とおどけつつ、「だって、家に帰ったら居心地が良いほうがいいじゃないですか」「『平和だな』という平行線を維持するための努力を、夫婦間でしていかないとダメだと思います」と持論を展開した。

そして、ももが「家族全員で作ってみたいものは何ですか？」と尋ねると、杉浦は「絆じゃないですか？」とサラリと答え、「誰一人欠けてもできないものだと思うので、一番に作っていかなきゃいけないものだと思います」と説いていた。

（取材・文＝小島浩平）

この模様は9月の『ARROWS』でオンエア。公式サイトはこちら。