J-WAVEの番組『STEP ONE』には、ナビゲーターのサッシャとノイハウス萌菜が気になった海外ニュースをお伝えする「CHINTAI GLOBAL BEATS」というコーナーがある。ここでは7月にオンエアされた同コーナーから、イチオシトピックを紹介する。
【オンエア:2022年7月27日(水)】
サッシャ:最近会っていない友だちに、突然連絡をするのって勇気がいりますよね。理由がないと特に。しかし最新の研究では、「人々は、自分の友人がどれほど連絡を待っているかについて軽視し過ぎている」ということがわかりました。
ノイハウス:昔の友人たちは、こちらからの連絡がないことを本当は気にしているという意味ですか?
サッシャ:そういうことです。この研究は、ピッツバーグ大学「Katz Graduate School of Business」の准教授が中心となり、5,900人以上の参加者を対象に行われたものなのですが、サプライズの連絡であればなおさら友人は喜ぶということも判明しています。
ノイハウス:理由がなかったり、急に来た連絡のほうがうれしいと。
サッシャ:ちなみに連絡の手段は、電話でも、メールでも、ショートメッセージでも、ギフトでもOKだそうです。
ノイハウス:電話か……。個人的には急な電話をするとなると、ドキドキしますけどね(笑)。
研究結果によると、こうした小さなやり取りの積み重ねこそ、友情関係が長く続く土台になる可能性が高いという。そのことを記事では「友情には定期的な栄養補給が必要」と表現している。
サッシャ:「なぜ古い友人に連絡しないのか」と研究の参加者に聞いたところ、やはり「無視されるのが怖い」と。そのため、普段から交流のある友だちにばかり連絡をしてしまうということも明らかになっています。もちろん、旧友から返事が来ないという可能性もあるわけですが、そういった場合でも受け入れられる柔軟性を身に付けておくことが大事なんですって。
ノイハウス:傷付かないよう心構えをしておくべき、ということですね。
サッシャ:ただSNSは、「電話やメールだとちょっと重い……」という人にとって、連絡を取り始める良い場所になるかもしれません。はじめにSNSでコンタクトを取ってみて、返事があったら、次に電話やメールに切り替えるのが良いんじゃないかと、記事では書かれています。さらに電話の場合、コールする側は躊躇するかもしれませんが、非常に強いインパクトを相手に残す可能性が高い。
ノイハウス:それはそうだ(笑)。
サッシャ:あと、記事を読んでいて「なるほどな」と思ったのが、今の若い世代ってリアルタイムのやり取りをあまりしてないんですって。LINEを想像してもらえればわかりやすいのですが、LINEって、必ずしもすぐに返事が来るわけではないじゃないですか。相手も自分のタイミングでテキストを考えて書き、送信することができる。このLINEをはじめ、今はオンライン上でテキストによるコミュニケーションを取るのが当たり前の時代ですから、以前ほどリアルタイムのキャッチボールをしなくなっていると見ることもできるわけです。
ノイハウス:そうかもしれないですね。
サッシャ:たとえば、リアルな会話で何らかの質問をしたときに「5分後に答えるね」とはならないわけじゃないですか。
ノイハウス:5分後ならまだしも、2日後とかに返信されることさえありますもんね(笑)。
サッシャ:そうそう(笑)。そういう意味で、LINEなどと違ってリアルタイムの会話は咄嗟の反応や本音が出やすい。なので、リアルタイムでのやり取りである電話で、相手からのポジティブな驚きを感じ取った場合、こちらの喜びもリアルに爆発しやすいということらしいです。
ノイハウス:なるほど。
サッシャ:そんなわけで研究では、リアルタイムコミュニケーションの有効性は高いとされています。ですから、サプライズで友人に連絡をしてみるのもいいのではないかと思います。
ノイハウス:皆さんもぜひ、今日、誰に連絡をしようかと考えてみましょう。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。
(構成=小島浩平)
【オンエア:2022年7月27日(水)】
旧友たちはあなたからの連絡を待ってる?
サッシャがピックアップしたのは、CNNが公開した「Why you should reach out to old friends(昔からの友人に連絡をするべき理由)」と題した記事だ。サッシャ:最近会っていない友だちに、突然連絡をするのって勇気がいりますよね。理由がないと特に。しかし最新の研究では、「人々は、自分の友人がどれほど連絡を待っているかについて軽視し過ぎている」ということがわかりました。
ノイハウス:昔の友人たちは、こちらからの連絡がないことを本当は気にしているという意味ですか?
サッシャ:そういうことです。この研究は、ピッツバーグ大学「Katz Graduate School of Business」の准教授が中心となり、5,900人以上の参加者を対象に行われたものなのですが、サプライズの連絡であればなおさら友人は喜ぶということも判明しています。
ノイハウス:理由がなかったり、急に来た連絡のほうがうれしいと。
サッシャ:ちなみに連絡の手段は、電話でも、メールでも、ショートメッセージでも、ギフトでもOKだそうです。
ノイハウス:電話か……。個人的には急な電話をするとなると、ドキドキしますけどね(笑)。
研究結果によると、こうした小さなやり取りの積み重ねこそ、友情関係が長く続く土台になる可能性が高いという。そのことを記事では「友情には定期的な栄養補給が必要」と表現している。
サッシャ:「なぜ古い友人に連絡しないのか」と研究の参加者に聞いたところ、やはり「無視されるのが怖い」と。そのため、普段から交流のある友だちにばかり連絡をしてしまうということも明らかになっています。もちろん、旧友から返事が来ないという可能性もあるわけですが、そういった場合でも受け入れられる柔軟性を身に付けておくことが大事なんですって。
ノイハウス:傷付かないよう心構えをしておくべき、ということですね。
減少傾向にある「リアルタイムのキャッチボール」
なお、古い友人への連絡手段として、SNSが効果的であるか否かについては専門家の間で意見が分かれるそうだ。サッシャ:ただSNSは、「電話やメールだとちょっと重い……」という人にとって、連絡を取り始める良い場所になるかもしれません。はじめにSNSでコンタクトを取ってみて、返事があったら、次に電話やメールに切り替えるのが良いんじゃないかと、記事では書かれています。さらに電話の場合、コールする側は躊躇するかもしれませんが、非常に強いインパクトを相手に残す可能性が高い。
ノイハウス:それはそうだ(笑)。
サッシャ:あと、記事を読んでいて「なるほどな」と思ったのが、今の若い世代ってリアルタイムのやり取りをあまりしてないんですって。LINEを想像してもらえればわかりやすいのですが、LINEって、必ずしもすぐに返事が来るわけではないじゃないですか。相手も自分のタイミングでテキストを考えて書き、送信することができる。このLINEをはじめ、今はオンライン上でテキストによるコミュニケーションを取るのが当たり前の時代ですから、以前ほどリアルタイムのキャッチボールをしなくなっていると見ることもできるわけです。
ノイハウス:そうかもしれないですね。
サッシャ:たとえば、リアルな会話で何らかの質問をしたときに「5分後に答えるね」とはならないわけじゃないですか。
ノイハウス:5分後ならまだしも、2日後とかに返信されることさえありますもんね(笑)。
サッシャ:そうそう(笑)。そういう意味で、LINEなどと違ってリアルタイムの会話は咄嗟の反応や本音が出やすい。なので、リアルタイムでのやり取りである電話で、相手からのポジティブな驚きを感じ取った場合、こちらの喜びもリアルに爆発しやすいということらしいです。
ノイハウス:なるほど。
サッシャ:そんなわけで研究では、リアルタイムコミュニケーションの有効性は高いとされています。ですから、サプライズで友人に連絡をしてみるのもいいのではないかと思います。
ノイハウス:皆さんもぜひ、今日、誰に連絡をしようかと考えてみましょう。
J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「CHINTAI GLOBAL BEATS」では、番組独自の視点で世界を見渡し、国内ではまだ知られていない話題やニュース、ニューミュージックをお届け。放送は月曜~木曜の12時5分ごろから。
(構成=小島浩平)
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