yonawoの荒谷翔大(Vo)が新曲の制作エピソードや、テーマとなった東京の街への印象について語った。
荒谷が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」。オンエアは8月9日(火)の回だ。この日はナビゲーターのピストン西沢が夏休みのため、DJ TAROが代役を務めた。
DJ TARO:バンド初となる鈴木真海子さんとSkaaiさんの2人とフィーチャリングに迎えた経緯を教えてください。
荒谷:2人ともバンドとしても交流があって仲がよくて。鈴木真海子さんとSkaaiは僕たちが紹介して、それで仲よくなってくれて。いま4人でバンドでシェアハウスしているんですけど、そこに2人を招いてセッションとかをしていたら「フィーチャリングで2人とも入って曲を作ったら面白そうやね」みたいな話をして。ざっくり言うとそんな感じです。
DJ TARO:鈴木真海子さんはchelmicoのMamikoさんなんですね。ソロ活動名義が鈴木真海子さん。そしてSkaaiさんはアメリカバージニア州生まれ。でも同じ九州の大分育ちなんですね。日本語、英語、韓国語のトライリンガルなラッパー。そうすると表現の幅が広がりますよね。
荒谷:歌もうまいんですけど声もメチャクチャよくて。最近知り合ったんですが、みんな同世代なんです。
【関連記事】yonawo・荒谷翔大が「独創性」に惹かれた、偉大なアーティストは?
荒谷:東京は……路線が多くて(笑)。
DJ TARO:(笑)。
荒谷:乗り換え大変で。いまだにあんまり覚えてないですけど、でも最近けっこう慣れてきて、自分の使う路線はわかってきました。
DJ TARO:僕もたまに電車に乗ると、普通に反対方向に乗っちゃったりとか。乗り換えとかわからないですよね。
荒谷:あと特急とか。「これじゃなかった」みたいな(笑)。
DJ TARO:停まるはずのところに停まらなくて、すごく先のほうまで行っちゃうみたいなね。近道のつもりが遠回りみたいな、それがまあ東京なのかもしれないですけど。
荒谷:曲では全然そんなこと書いてないんですけど(笑)。
DJ TARO:(笑)。好きなところはありますか? 最初は慣れるまで時間がかかると思いますけど、ある程度生活して触れてみて見えるところがあれば。
荒谷:東京にいる人ってみんな頑張っている。まあ、地方にいるときもみんな頑張っているんですけど「東京でやるぞ」みたいな意志を持って来ているので、そういう意味では「そういう仲間」みたいな感じがして。鈴木真海子さんもSkaaiもそうだけど、ミュージシャンとしても、クリエイティブなことをしている人たちの友だちも増えて、東京楽しいなって思います。
DJ TARO:同じ想いを持っている人たちとつながれる連鎖みたいなね。そういうきっかけは東京は多いですよね。
荒谷:こういう風にリモートが増えて、地方と東京のギャップがなくなっているようだけど、やっぱりあるんです。
DJ TARO:リモートとかそういうシーンだと「必要なことしか話せない」みたいなところがあるじゃないですか。実際に会うといっぱいいろいろ脱線したりとかね。そういう予定じゃない部分が出てくるのがやっぱり大きいのかなと思います。
荒谷:今回の『tokyo』もそれがあるからこそできました。リモートでただ打ち合わせしていたら、多分こういう「曲をやろう」みたいなことにはなってないなって。
荒谷:けっこう丸投げで。僕がラッパー2人とやるのは初めてだし、自分もラップを書くとなって、わかりやすいテーマみたいなのがあったほうが詞が書きやすいかなと勝手に思って。だからこの曲は「東京」というテーマで、俺も上京したてだし、Skaaiも上京したてだし。真海子さんはずっと住んでいるから、それぞれの違う面が(ある)。とりあえず書いてみて、ダメならダメでちょっとやってみようみたいな感じで(笑)。やったらけっこういい感じにハマったんです。すごく無計画、ノープランです(笑)。
DJ TARO:いままで曲を作るときにノープランでやったことはあるんですか?
荒谷:自分たちだとけっこうノープランでも舵取りは楽じゃないですか。
DJ TARO:いつものメンバーならね。
荒谷:でも客演迎えるのも初めてだし、俺らはバンドとしてはノープランが多く(笑)。最近はフェスに向けての曲は考えるけど、前はふんわりと僕が作詞作曲して投げて「こんな感じだけどいい? じゃあ進めよう」みたいな感じで。
DJ TARO:そういう意味ではノープランには慣れてるけど、相手がちょっと初めての部分というところでは新鮮だったんですね。yonawoの曲は「寝る前に聴きたいベッドタイムサウンド」なんて言われているみたいですが、今回もこの曲は夜の東京という感じなんですかね? メロウなトラックの雰囲気は。
荒谷:トラックはうちのギターの(斉藤)雄哉が作って。雄哉がどんなイメージで作ったのかはちょっと知らないですけど(笑)。
DJ TARO:(笑)。でもなんか夜っぽいですよね。僕も東京って、どこに行ってもすごく人がいるんですけど、僕がいまいる六本木ヒルズでも夜中でも人がいたりするんですけど。ふとしたときにエアポケットみたいに、建物なのに誰も周りにいないみたいな時間帯があるんです。そういうエアポケットタイムが好きで。
荒谷:エアポケットタイム、いいですね。
DJ TARO:よかったら次のシングルのタイトルにぜひ(笑)。
荒谷:(笑)。
DJ TARO:東京だけど逃げ場みたいなね、そういうのが夜にふっと見つけられるとほっとするな、みたいなところがあって。
荒谷:確かに。東京にいるからこそ、そういうのに気づきますよね。静かな時間に。
DJ TARO:そういうのを欲している自分がいるんだなといつも思います。この曲を聴いたときにもそれに近い雰囲気を勝手に僕は感じていました。
yonawoの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
荒谷が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『GROOVE LINE』のワンコーナー「GROOVE LINE TOKYO NEST」。オンエアは8月9日(火)の回だ。この日はナビゲーターのピストン西沢が夏休みのため、DJ TAROが代役を務めた。
同世代によるフィーチャリング曲
yonawoは福岡出身の4人組のバンド。2009年にメジャーデビューし、2021年にはフジロックフェスティバルに出演。2022年もサマーソニックをはじめ、全国各地のフェスにも多数出演するなど、ライブシーンで精力的に活動している。そんなyonawoは7月27日に配信シングル『tokyo feat. 鈴木真海子, Skaai』をリリースした。荒谷:2人ともバンドとしても交流があって仲がよくて。鈴木真海子さんとSkaaiは僕たちが紹介して、それで仲よくなってくれて。いま4人でバンドでシェアハウスしているんですけど、そこに2人を招いてセッションとかをしていたら「フィーチャリングで2人とも入って曲を作ったら面白そうやね」みたいな話をして。ざっくり言うとそんな感じです。
DJ TARO:鈴木真海子さんはchelmicoのMamikoさんなんですね。ソロ活動名義が鈴木真海子さん。そしてSkaaiさんはアメリカバージニア州生まれ。でも同じ九州の大分育ちなんですね。日本語、英語、韓国語のトライリンガルなラッパー。そうすると表現の幅が広がりますよね。
荒谷:歌もうまいんですけど声もメチャクチャよくて。最近知り合ったんですが、みんな同世代なんです。
【関連記事】yonawo・荒谷翔大が「独創性」に惹かれた、偉大なアーティストは?
「東京でやるぞ」という想いで繋がれる
『tokyo feat. 鈴木真海子, Skaai』はそれぞれの目に映った東京を描いた楽曲ということで、荒谷の東京へのイメージについて問いかけることに。荒谷:東京は……路線が多くて(笑)。
DJ TARO:(笑)。
荒谷:乗り換え大変で。いまだにあんまり覚えてないですけど、でも最近けっこう慣れてきて、自分の使う路線はわかってきました。
DJ TARO:僕もたまに電車に乗ると、普通に反対方向に乗っちゃったりとか。乗り換えとかわからないですよね。
荒谷:あと特急とか。「これじゃなかった」みたいな(笑)。
DJ TARO:停まるはずのところに停まらなくて、すごく先のほうまで行っちゃうみたいなね。近道のつもりが遠回りみたいな、それがまあ東京なのかもしれないですけど。
荒谷:曲では全然そんなこと書いてないんですけど(笑)。
DJ TARO:(笑)。好きなところはありますか? 最初は慣れるまで時間がかかると思いますけど、ある程度生活して触れてみて見えるところがあれば。
荒谷:東京にいる人ってみんな頑張っている。まあ、地方にいるときもみんな頑張っているんですけど「東京でやるぞ」みたいな意志を持って来ているので、そういう意味では「そういう仲間」みたいな感じがして。鈴木真海子さんもSkaaiもそうだけど、ミュージシャンとしても、クリエイティブなことをしている人たちの友だちも増えて、東京楽しいなって思います。
DJ TARO:同じ想いを持っている人たちとつながれる連鎖みたいなね。そういうきっかけは東京は多いですよね。
荒谷:こういう風にリモートが増えて、地方と東京のギャップがなくなっているようだけど、やっぱりあるんです。
DJ TARO:リモートとかそういうシーンだと「必要なことしか話せない」みたいなところがあるじゃないですか。実際に会うといっぱいいろいろ脱線したりとかね。そういう予定じゃない部分が出てくるのがやっぱり大きいのかなと思います。
荒谷:今回の『tokyo』もそれがあるからこそできました。リモートでただ打ち合わせしていたら、多分こういう「曲をやろう」みたいなことにはなってないなって。
ノープランで楽曲制作「いい感じにハマった」
『tokyo feat. 鈴木真海子, Skaai』は作詞を荒谷、鈴木真海子、Skaaiの3人で共作しており、荒谷は制作過程を振り返った。荒谷:けっこう丸投げで。僕がラッパー2人とやるのは初めてだし、自分もラップを書くとなって、わかりやすいテーマみたいなのがあったほうが詞が書きやすいかなと勝手に思って。だからこの曲は「東京」というテーマで、俺も上京したてだし、Skaaiも上京したてだし。真海子さんはずっと住んでいるから、それぞれの違う面が(ある)。とりあえず書いてみて、ダメならダメでちょっとやってみようみたいな感じで(笑)。やったらけっこういい感じにハマったんです。すごく無計画、ノープランです(笑)。
DJ TARO:いままで曲を作るときにノープランでやったことはあるんですか?
荒谷:自分たちだとけっこうノープランでも舵取りは楽じゃないですか。
DJ TARO:いつものメンバーならね。
荒谷:でも客演迎えるのも初めてだし、俺らはバンドとしてはノープランが多く(笑)。最近はフェスに向けての曲は考えるけど、前はふんわりと僕が作詞作曲して投げて「こんな感じだけどいい? じゃあ進めよう」みたいな感じで。
DJ TARO:そういう意味ではノープランには慣れてるけど、相手がちょっと初めての部分というところでは新鮮だったんですね。yonawoの曲は「寝る前に聴きたいベッドタイムサウンド」なんて言われているみたいですが、今回もこの曲は夜の東京という感じなんですかね? メロウなトラックの雰囲気は。
荒谷:トラックはうちのギターの(斉藤)雄哉が作って。雄哉がどんなイメージで作ったのかはちょっと知らないですけど(笑)。
DJ TARO:(笑)。でもなんか夜っぽいですよね。僕も東京って、どこに行ってもすごく人がいるんですけど、僕がいまいる六本木ヒルズでも夜中でも人がいたりするんですけど。ふとしたときにエアポケットみたいに、建物なのに誰も周りにいないみたいな時間帯があるんです。そういうエアポケットタイムが好きで。
荒谷:エアポケットタイム、いいですね。
DJ TARO:よかったら次のシングルのタイトルにぜひ(笑)。
荒谷:(笑)。
DJ TARO:東京だけど逃げ場みたいなね、そういうのが夜にふっと見つけられるとほっとするな、みたいなところがあって。
荒谷:確かに。東京にいるからこそ、そういうのに気づきますよね。静かな時間に。
DJ TARO:そういうのを欲している自分がいるんだなといつも思います。この曲を聴いたときにもそれに近い雰囲気を勝手に僕は感じていました。
yonawoの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。
『GROOVE LINE』では楽曲を紹介しながらゲストとの軽快なトークをお届け。放送は毎週月曜から木曜の16時30分から。
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