小嶋陽菜とSKY-HIが、同じ経営者としての悩みや思いを語り合った。
小嶋が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(ナビゲーター:SKY-HI)。オンエアは8月6日(土)。
小嶋:ほぼ同期ですね。私はそのとき高校生でした。
SKY-HI:僕、大学1年でした。
小嶋:そうなんですね! たぶんちょっとデビューはズレてて。
SKY-HI:そうですよね。2017年4月にAKB48を卒業したみたいなので、12年間ずっとやられてたわけですよね。
小嶋:同期の前田あっちゃん(敦子)とか篠田麻里子ちゃんとかは結構前にAKB48を卒業してるんですけど、私は粘って卒業しました(笑)。
SKY-HI:アイドル時代から小嶋さんにはトガりを感じてた気がするので。
小嶋:トガりですか(笑)?
SKY-HI:なんとなく、教科書通りには進んでやらねえぞみたいなプライドを感じた気がします。
小嶋:すごい(笑)。どうだったかな。
SKY-HI:「Her lip to」のオープンのときには、今の会社の設立もそうですけど、事業拡大も考えてたんですか?
小嶋:全く考えてなかったですね。とにかくAKB48を卒業してから何をしようとか考えず卒業したので、好きなことをやれたらいいなっていうのと、今まで十何年間ずっとメディアに出してもらう側だったので、この次のチャレンジは新しことがしたいってことで、自分がメディアになる側、プラットフォームになるほうが新しく楽しくできるんじゃないかなって思って。そっち側になりたいと思って作りました。
SKY-HI:2020年は自分の会社の創業年も一緒……。すごいね、デビューした年と創業した年が一緒って。
小嶋:そういうのが同じ人ってなかなかいないじゃないですか。うれしいです。
SKY-HI:びっくりです。
SKY-HI:具体的に導入させていただいたこととかもあって。会社のランチコミュニケーションの費用は会社が持ちますっていう。
小嶋:ランチキャンペーンですね。
SKY-HI:それを1カ月やって。そのままディナーも次の1カ月はその費用を出すようにして。当時、17、18人くらいで芸能事務所を回していたので、みんなスケジュールがパツパツで、業務過多でちょっとピリッとした空気が流れてたんですよね。
小嶋:そういう時期ってありますよね。
SKY-HI:でも、ランチコミュニケーションで一気にチームワークが取れるようになりまして、だいぶ感謝してます。
小嶋:すごい。そんな影響があったなんて。ランチキャンペーンは、会社のメンバー同士でランチに行くとランチ代を会社が負担しますよってことで、それをやってて。
SKY-HI:写真を送ってもらってね。
小嶋:そうそう。ランチキャンペーンはルールとして、毎回みんなで行ったランチの写真をSlackで共有して、おすすめの場所を書いたり、予算も決まっててみたいな感じでやったんですけど。
SKY-HI:ほぼそんな感じでした。それで関係値がいろいろできてきますよね。この人はこういう人、みたいな。あとから会社に入った人からすると、知らない人が十何人いるので人間性までわからなかったり、当たり前だけど仕事の最中ってちゃんとした言葉づかいでやりとりしてるから、こんなチャーミングな人なんだとか、そういうのがいろいろと知れるようになったらしく、横のコミュニケーションが増えたのはすごくうれしかったですね。
小嶋はランチキャンペーンをずっとやっていると当たり前になってしまうので、次は新入社員と社員とのランチキャンペーンにルールを変更したと話す。
小嶋:新メンバーが毎月入ってくるので、その子とランチに行くと会社がランチ代を負担しますよってすると、みんな新入社員と仲良くなるし、新しい子も入りやすくなるのでそれをやってます。
SKY-HI:いいですね。新入社員っておいくつくらいの方が多いんですか。本当に新卒年齢の方もいます?
小嶋:新卒採用もしてます。過去に2人くらいかな。それってすごいですよね。いろいろある人生の中で新卒って1回しかないのに、そこを選んでくれるってめちゃくちゃ尊いなと思って。見るだけでいつも涙がでるようで、親心で新卒メンバーを見てます。
小嶋:日高さん(SKY-HI)も熱量が高いと思うんですけど、会社のメンバーに自分と同じ熱量でコミットしてもらうためにやってることとか意識してることとかってありますか。
SKY-HI:いちばんは、すごく熱量が高いことが伝わる状況をつくるのが大事な気がします。
小嶋:伝わってますもんね。
SKY-HI:伝わってる感じがする。そこが伝わるのって直接の会話じゃないときがやっぱり多いと思うので、そこが伝わるように直接のコミュニケーション以外で頑張って、直接のコミュニケーションは極力、「硬」と「軟」で言うと「軟」のほうで出すようにはしてますね。どちらかというとツッコまれるのを大事にしています。
小嶋:そういう空気を作りやすくしてるというか。
SKY-HI:特に新しい方とかって、言われてた熱量みたいな部分は自分のインタビューとか何かしらの発信ですごくキャッチアップしてくれてる人しかいないから、逆に危ないのが、すごく崇め奉っちゃうこと。ベタなワンマン経営者っぽくなっちゃうのが嫌だったんで、小さいウソとかを言って、「またまた~」みたいなことを言ってもらえるようにはしてますね。社員、スタッフで熱量が低いって感じたことはないですね。
小嶋:いいチームですね。それを日高さんが作られてると思うので。
小嶋は自身の会社は9割以上が女性メンバーであり、もともとコミュニケーションが苦手なため、同性メンバーと何を話していいかわからないと悩みを打ち明ける。
小嶋:だから経営者の立場にならなかったら絶対に自分から話さないし、私はめちゃくちゃプレイヤーなので、自分で勝手にやって結果出したいってタイプだから。
SKY-HI:経営者になってから心掛けた問題ってある気がする。やってることとかちゃんと伝えるし。
小嶋:そう、報連相って大事。
SKY-HI:自分で作って自分で出すっとかって、マネージャーとかA&Rとかに締め切りをせっつかれてギリギリでものを作ってって生活をずっとやってたから、ひとりでやりそうになるんだけど、それがいちばんスタッフのストレスになるって感じで。
小嶋:そうですよね。共有してるか、何を考えているかとか。
小嶋:ずっとオンラインでやってたんですけど、初めて実店舗を持つかたちとなりました。
SKY-HI:アパレルの業態とかだと店舗を持ってる方もオンラインにどんどん移行していったタイミングだし、コロナ禍もあってそれがどんどん加速しているところだと思うんですけど、逆にオンラインスタートで名を馳せた小嶋さんがリアル店舗をオープンするってどういうことなんですか。
小嶋:ずっとオンラインで販売していて、熱量の高いファンの方がどんどん増えて、ポップアップってかたちではシーズンごとにやってたんですけど、やっぱりコミュニケーションを長期的に取りたいということで、今回オフラインの店舗を持つことにしました。オンラインが進化している今、何でもオンラインでできるじゃないですか。オフラインで過ごす時間もすごく少ない中で、オフラインで時間を作ってくれた人の体験をよくしたいってことで、お店もすごいことになってるんですよ(笑)。
SKY-HI:きっとそうなんだろうなって思います。
小嶋:普通にお店を作ったら意味がないなと思って。お店があってオンラインとかだったらわかるんですけど。
SKY-HI:普段オンラインのお店で買われている方って、特定のアパレルにめちゃくちゃ熱狂している方だと思うので、その人の頭の中にあるわけですもんね、こういうブランド、こういうイメージって。
小嶋:そうそう。こんなに進化しているオンラインを超えるオフラインの場所を作らないといけないって大変だし、すごくハードルが高いなと思っています。
SKY-HIが主宰するマネジメント会社「BMSG」が9月17日(土)、18日(日)に初の音楽イベント「BMSG FES '22」を富士急ハイランド コニファーフォレストで開催する。これも、場所を作って空間自体を面白くしたかったからだと明かす。
SKY-HI:そうなると好きな人同士がシェアするのかなって。小嶋さんの実店舗ってみんな写真を撮ってSNSにあげますよね。
小嶋:そうですね。ファンの方同士がつながれる場所であったり、「ハウス オブ エルメ」のエルメ(Herme)は「her(彼女)」と「me(私)」って意味で、それがつながる場所って意味で。
SKY-HI:美しい。
小嶋:そういう場所が作れたらいいなと思って名付けました。
小嶋陽菜の最新情報は、 Mama&Sonオフィシャルサイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『DIVE TO THE NEW WORLD』は国内外のさまざまなフィールドで活躍するアーティストやクリエイターたちの“本心”にSKY-HIが“DIVE”していくプログラム。放送は毎週土曜23時から。
小嶋が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『DIVE TO THE NEW WORLD』(ナビゲーター:SKY-HI)。オンエアは8月6日(土)。
アイドル時代から「小嶋さんにはトガりを感じてた」
小嶋は2005年にアイドルグループAKB48に第1期生として加入。SKY-HIも同じ頃に芸能界で仕事を始めたので、「同期っぽい感じ」と小嶋に伝える。小嶋:ほぼ同期ですね。私はそのとき高校生でした。
SKY-HI:僕、大学1年でした。
小嶋:そうなんですね! たぶんちょっとデビューはズレてて。
SKY-HI:そうですよね。2017年4月にAKB48を卒業したみたいなので、12年間ずっとやられてたわけですよね。
小嶋:同期の前田あっちゃん(敦子)とか篠田麻里子ちゃんとかは結構前にAKB48を卒業してるんですけど、私は粘って卒業しました(笑)。
SKY-HI:アイドル時代から小嶋さんにはトガりを感じてた気がするので。
小嶋:トガりですか(笑)?
SKY-HI:なんとなく、教科書通りには進んでやらねえぞみたいなプライドを感じた気がします。
小嶋:すごい(笑)。どうだったかな。
SKY-HIと小嶋は、会社の創業年が一緒
そんな小嶋は2018年にライフスタイルブランド「Her lip to」を設立後、2020年に事業規模の拡大に伴い株式会社heart relationを創立した。SKY-HI:「Her lip to」のオープンのときには、今の会社の設立もそうですけど、事業拡大も考えてたんですか?
小嶋:全く考えてなかったですね。とにかくAKB48を卒業してから何をしようとか考えず卒業したので、好きなことをやれたらいいなっていうのと、今まで十何年間ずっとメディアに出してもらう側だったので、この次のチャレンジは新しことがしたいってことで、自分がメディアになる側、プラットフォームになるほうが新しく楽しくできるんじゃないかなって思って。そっち側になりたいと思って作りました。
SKY-HI:2020年は自分の会社の創業年も一緒……。すごいね、デビューした年と創業した年が一緒って。
小嶋:そういうのが同じ人ってなかなかいないじゃないですか。うれしいです。
SKY-HI:びっくりです。
SKY-HIも感化された「ランチキャンペーン」とは
SKY-HIは会社設立をして関わる人が増えるにつれ、「これは大変だ」と実感。そんなとき、小嶋のインタビューを見て参考になったことがあったと伝える。SKY-HI:具体的に導入させていただいたこととかもあって。会社のランチコミュニケーションの費用は会社が持ちますっていう。
小嶋:ランチキャンペーンですね。
SKY-HI:それを1カ月やって。そのままディナーも次の1カ月はその費用を出すようにして。当時、17、18人くらいで芸能事務所を回していたので、みんなスケジュールがパツパツで、業務過多でちょっとピリッとした空気が流れてたんですよね。
小嶋:そういう時期ってありますよね。
SKY-HI:でも、ランチコミュニケーションで一気にチームワークが取れるようになりまして、だいぶ感謝してます。
小嶋:すごい。そんな影響があったなんて。ランチキャンペーンは、会社のメンバー同士でランチに行くとランチ代を会社が負担しますよってことで、それをやってて。
SKY-HI:写真を送ってもらってね。
小嶋:そうそう。ランチキャンペーンはルールとして、毎回みんなで行ったランチの写真をSlackで共有して、おすすめの場所を書いたり、予算も決まっててみたいな感じでやったんですけど。
SKY-HI:ほぼそんな感じでした。それで関係値がいろいろできてきますよね。この人はこういう人、みたいな。あとから会社に入った人からすると、知らない人が十何人いるので人間性までわからなかったり、当たり前だけど仕事の最中ってちゃんとした言葉づかいでやりとりしてるから、こんなチャーミングな人なんだとか、そういうのがいろいろと知れるようになったらしく、横のコミュニケーションが増えたのはすごくうれしかったですね。
小嶋はランチキャンペーンをずっとやっていると当たり前になってしまうので、次は新入社員と社員とのランチキャンペーンにルールを変更したと話す。
小嶋:新メンバーが毎月入ってくるので、その子とランチに行くと会社がランチ代を負担しますよってすると、みんな新入社員と仲良くなるし、新しい子も入りやすくなるのでそれをやってます。
SKY-HI:いいですね。新入社員っておいくつくらいの方が多いんですか。本当に新卒年齢の方もいます?
小嶋:新卒採用もしてます。過去に2人くらいかな。それってすごいですよね。いろいろある人生の中で新卒って1回しかないのに、そこを選んでくれるってめちゃくちゃ尊いなと思って。見るだけでいつも涙がでるようで、親心で新卒メンバーを見てます。
会社のメンバーに同じ熱量でコミットしてもらうために
番組では、小嶋が同じ経営者としてSKY-HIに質問をぶつける場面もあった。小嶋:日高さん(SKY-HI)も熱量が高いと思うんですけど、会社のメンバーに自分と同じ熱量でコミットしてもらうためにやってることとか意識してることとかってありますか。
SKY-HI:いちばんは、すごく熱量が高いことが伝わる状況をつくるのが大事な気がします。
小嶋:伝わってますもんね。
SKY-HI:伝わってる感じがする。そこが伝わるのって直接の会話じゃないときがやっぱり多いと思うので、そこが伝わるように直接のコミュニケーション以外で頑張って、直接のコミュニケーションは極力、「硬」と「軟」で言うと「軟」のほうで出すようにはしてますね。どちらかというとツッコまれるのを大事にしています。
小嶋:そういう空気を作りやすくしてるというか。
SKY-HI:特に新しい方とかって、言われてた熱量みたいな部分は自分のインタビューとか何かしらの発信ですごくキャッチアップしてくれてる人しかいないから、逆に危ないのが、すごく崇め奉っちゃうこと。ベタなワンマン経営者っぽくなっちゃうのが嫌だったんで、小さいウソとかを言って、「またまた~」みたいなことを言ってもらえるようにはしてますね。社員、スタッフで熱量が低いって感じたことはないですね。
小嶋:いいチームですね。それを日高さんが作られてると思うので。
小嶋は自身の会社は9割以上が女性メンバーであり、もともとコミュニケーションが苦手なため、同性メンバーと何を話していいかわからないと悩みを打ち明ける。
小嶋:だから経営者の立場にならなかったら絶対に自分から話さないし、私はめちゃくちゃプレイヤーなので、自分で勝手にやって結果出したいってタイプだから。
SKY-HI:経営者になってから心掛けた問題ってある気がする。やってることとかちゃんと伝えるし。
小嶋:そう、報連相って大事。
SKY-HI:自分で作って自分で出すっとかって、マネージャーとかA&Rとかに締め切りをせっつかれてギリギリでものを作ってって生活をずっとやってたから、ひとりでやりそうになるんだけど、それがいちばんスタッフのストレスになるって感じで。
小嶋:そうですよね。共有してるか、何を考えているかとか。
普通にお店を作ったら意味がない
小嶋がプロデュースするコンセプトストア「ハウス オブ エルメ(House of Herme)」が7月30日、東京・表参道にオープンした。小嶋:ずっとオンラインでやってたんですけど、初めて実店舗を持つかたちとなりました。
SKY-HI:アパレルの業態とかだと店舗を持ってる方もオンラインにどんどん移行していったタイミングだし、コロナ禍もあってそれがどんどん加速しているところだと思うんですけど、逆にオンラインスタートで名を馳せた小嶋さんがリアル店舗をオープンするってどういうことなんですか。
小嶋:ずっとオンラインで販売していて、熱量の高いファンの方がどんどん増えて、ポップアップってかたちではシーズンごとにやってたんですけど、やっぱりコミュニケーションを長期的に取りたいということで、今回オフラインの店舗を持つことにしました。オンラインが進化している今、何でもオンラインでできるじゃないですか。オフラインで過ごす時間もすごく少ない中で、オフラインで時間を作ってくれた人の体験をよくしたいってことで、お店もすごいことになってるんですよ(笑)。
SKY-HI:きっとそうなんだろうなって思います。
小嶋:普通にお店を作ったら意味がないなと思って。お店があってオンラインとかだったらわかるんですけど。
SKY-HI:普段オンラインのお店で買われている方って、特定のアパレルにめちゃくちゃ熱狂している方だと思うので、その人の頭の中にあるわけですもんね、こういうブランド、こういうイメージって。
小嶋:そうそう。こんなに進化しているオンラインを超えるオフラインの場所を作らないといけないって大変だし、すごくハードルが高いなと思っています。
SKY-HIが主宰するマネジメント会社「BMSG」が9月17日(土)、18日(日)に初の音楽イベント「BMSG FES '22」を富士急ハイランド コニファーフォレストで開催する。これも、場所を作って空間自体を面白くしたかったからだと明かす。
SKY-HI:そうなると好きな人同士がシェアするのかなって。小嶋さんの実店舗ってみんな写真を撮ってSNSにあげますよね。
小嶋:そうですね。ファンの方同士がつながれる場所であったり、「ハウス オブ エルメ」のエルメ(Herme)は「her(彼女)」と「me(私)」って意味で、それがつながる場所って意味で。
SKY-HI:美しい。
小嶋:そういう場所が作れたらいいなと思って名付けました。
小嶋陽菜の最新情報は、 Mama&Sonオフィシャルサイトまたは、オフィシャルTwitterまで。
『DIVE TO THE NEW WORLD』は国内外のさまざまなフィールドで活躍するアーティストやクリエイターたちの“本心”にSKY-HIが“DIVE”していくプログラム。放送は毎週土曜23時から。
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番組情報
- DIVE TO THE NEW WORLD
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毎週土曜23:00-23:54
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SKY-HI