東京2020オリンピックの解説でも注目を集めたスケートボーダーの瀬尻 稜が、滑り始めたきっかけを明かした。また、スケートボーダーには欠かせない「スポット探し」について語った。
瀬尻が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『FREE SLIDE』(ナビゲーター:渡部豪太)オンエアは2月25日(金)。
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渡部:稜と初めて会った日を俺は全然覚えてないんだけどさ。
瀬尻:たぶん小学校くらいのはずですよ。三鷹か駒沢かわからないけど、三鷹で見たのは覚えてます。
渡部:三鷹ってそんなに行ったことないよ。
瀬尻:たぶん1回だけ見て。俺はずっと三鷹に行ってたんです。
渡部:三鷹のスケートパークね。
瀬尻:そう。そのころはそんなにしゃべってないかもしれないけど、俺は勝手に知ってて「あ、豪太くんがいる」みたいな(笑)。
渡部:三鷹はローカルだっけ?
瀬尻:そうですね。
渡部は「稜といえば三鷹って感じがする」という。
渡部:こうやってひざを突き合わせてしゃべるのは初めてだもんね。普段スケートパークではしゃべったりしないからね。
瀬尻:「お疲れさまでした」ぐらいのサラッとした感じで。
渡部:今日はいろいろなことをしゃべろう。
瀬尻:父ちゃんがサーフィンやってて。5歳のときに父ちゃんの職場の近くにスケボーが捨ててあったらしくて、それを父ちゃんが持って帰ってきて「やってみ」みたいな。それで家の駐車場でやって、それがすごく面白くて、そこから始まりました。
渡部:それはどんな板だったか覚えてる?
瀬尻:魚系の形をしてましたね。ノーズがなくてテールがデカいやつみたいな。オールドスクール系かな。それを最初に乗っていて、大人用のデカいやつだったけど面白くて。ちょうどそれをもらったあとに子どもの日があって、そのときにワールドインダストリーズかブラインドか忘れたけど、ちゃんとした子ども用の板を買ってくれて、それで正式に始めた感じです。
瀬尻は最初、両親と一緒に滑りに行っていたそうだ。ちょうど始めた頃に三鷹のパークができたという。
瀬尻:わりと当時はコンクリパークが少なかったし、ちゃんとしたのが三鷹にできたから、うまい人がいろいろなところから来ていて、うまいスケーターがいっぱいいて。当時そんなにキッズスケーターもいなかったから、行ったらお兄ちゃんが優しくしてくれて、それで教えてもらっていました。
渡部:稜って“みんなの瀬尻 稜”って感じがする、俺らの世代からすると。みんな小さいころから瀬尻 稜を知ってる、みたいな。
瀬尻:昔はキッズスケーターがいなかったですからね。
渡部:八王子のパークもなかったし。でもいまはキッズスケーターもすごいもんね。
瀬尻:本当。子どものほうが多いぐらいだし。
渡部:怖いお兄ちゃんもいたでしょ?
瀬尻:まあ、いましたね(笑)。あんまりしゃべってくれない人もいたし。でもみんな、なんだかんだ優しかったですよ。優しい目で見てくれてた。
渡部は「スケボーを始める前はどんな子どもだった?」とさらに瀬尻のルーツを掘り下げる。
瀬尻:体操クラブに入っていて、跳び箱したり前転したり、体を動かすのは好きでしたね。
渡部:新体操とか器械体操とかバネが備わるから。スケートボードに活きてると思う?
瀬尻:思います。
渡部:俺も息子にやらせたいもん。
瀬尻:え、息子さんいるんでしたっけ?
渡部:生まれたの。
瀬尻:パパじゃないですか! おめでとうございます。
渡部:ありがとうございます。
瀬尻:ニュートリックとかはあんまり狙ってないですね。パークとかに行ったら普通にやりたいことをやるし、スポットに行って挑戦して、できなかった技とかはあるんですけど。なんだかんだストリートが多いかな。
渡部:どこで滑ってるの?
瀬尻:ストリートはバラバラで、都内も行くし、埼玉、神奈川どこでも行きます。この前は沖縄に行って。
渡部:沖縄?
瀬尻:沖縄で2、3時間やったけどできなくてやめたり。でもそんなことばかりだから、できなかったら「もう無理だ!」って忘れますね(笑)。
渡部:沖縄にはどれくらい行ってたの?
瀬尻:2、3週間行ってました。
渡部:天気はどうだった?
瀬尻:天気はぼちぼち。雨が降った日もあったけど、やっぱり暖かいしスケボーしやすい。
渡部が「スポットを見つけるのはスケーターとして大事」というと、瀬尻はこれに「常に探している」と同意する。
渡部:車に乗ってても、窓から見て「なに、いまの? 滑れそうじゃん」みたいな。ずっと探してるよね。
瀬尻:いいのがあったら車から降りて見に行って、いけたら写真を撮って今度やるとか。でもまあ俺も探すけど、もっと探してる人はいるし。オタクみたいな人はすごいですよね。
渡部:俺なんか特にそうで、行ったことのないところに入ってみて「なにか新しい発見ないかな」とか、けっこうあるあるですね。「こんなデカい木が生えてるの?」「ここ路面いいな」とか、あれは面白いよね。
瀬尻:人によって見方が違うのも面白くて、同じ道を通っても、見つけられる人もいれば見つけられない人もいて。「あの人から見たら確かにスポットになってるわ」とか、そういうのも面白いですよね。
渡部:スポット選び、トリック選び、面白いなあ。
瀬尻:スポットは無限ですね。
同番組は、スケートボードをこよなく愛する俳優の渡部豪太がナビゲートする新感覚ストリートカルチャー発信プロジェクト。放送は毎週金曜日23時30分から。
瀬尻が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『FREE SLIDE』(ナビゲーター:渡部豪太)オンエアは2月25日(金)。
【関連記事】ストリートカルチャーの祭典「X Games」日本初上陸! 注目は? 渡部豪太が『HIDDEN CHAMPION』編集長と語る
瀬尻と渡部の出会いは?
まずはお互いの出会いに関する話題となった。渡部:稜と初めて会った日を俺は全然覚えてないんだけどさ。
瀬尻:たぶん小学校くらいのはずですよ。三鷹か駒沢かわからないけど、三鷹で見たのは覚えてます。
渡部:三鷹ってそんなに行ったことないよ。
瀬尻:たぶん1回だけ見て。俺はずっと三鷹に行ってたんです。
渡部:三鷹のスケートパークね。
瀬尻:そう。そのころはそんなにしゃべってないかもしれないけど、俺は勝手に知ってて「あ、豪太くんがいる」みたいな(笑)。
渡部:三鷹はローカルだっけ?
瀬尻:そうですね。
渡部は「稜といえば三鷹って感じがする」という。
渡部:こうやってひざを突き合わせてしゃべるのは初めてだもんね。普段スケートパークではしゃべったりしないからね。
瀬尻:「お疲れさまでした」ぐらいのサラッとした感じで。
渡部:今日はいろいろなことをしゃべろう。
5歳から大人たちと一緒に滑るように
瀬尻のスケート歴を掘り下げていく。始めたのは5歳だったそう。瀬尻:父ちゃんがサーフィンやってて。5歳のときに父ちゃんの職場の近くにスケボーが捨ててあったらしくて、それを父ちゃんが持って帰ってきて「やってみ」みたいな。それで家の駐車場でやって、それがすごく面白くて、そこから始まりました。
渡部:それはどんな板だったか覚えてる?
瀬尻:魚系の形をしてましたね。ノーズがなくてテールがデカいやつみたいな。オールドスクール系かな。それを最初に乗っていて、大人用のデカいやつだったけど面白くて。ちょうどそれをもらったあとに子どもの日があって、そのときにワールドインダストリーズかブラインドか忘れたけど、ちゃんとした子ども用の板を買ってくれて、それで正式に始めた感じです。
瀬尻は最初、両親と一緒に滑りに行っていたそうだ。ちょうど始めた頃に三鷹のパークができたという。
瀬尻:わりと当時はコンクリパークが少なかったし、ちゃんとしたのが三鷹にできたから、うまい人がいろいろなところから来ていて、うまいスケーターがいっぱいいて。当時そんなにキッズスケーターもいなかったから、行ったらお兄ちゃんが優しくしてくれて、それで教えてもらっていました。
渡部:稜って“みんなの瀬尻 稜”って感じがする、俺らの世代からすると。みんな小さいころから瀬尻 稜を知ってる、みたいな。
瀬尻:昔はキッズスケーターがいなかったですからね。
渡部:八王子のパークもなかったし。でもいまはキッズスケーターもすごいもんね。
瀬尻:本当。子どものほうが多いぐらいだし。
渡部:怖いお兄ちゃんもいたでしょ?
瀬尻:まあ、いましたね(笑)。あんまりしゃべってくれない人もいたし。でもみんな、なんだかんだ優しかったですよ。優しい目で見てくれてた。
渡部は「スケボーを始める前はどんな子どもだった?」とさらに瀬尻のルーツを掘り下げる。
瀬尻:体操クラブに入っていて、跳び箱したり前転したり、体を動かすのは好きでしたね。
渡部:新体操とか器械体操とかバネが備わるから。スケートボードに活きてると思う?
瀬尻:思います。
渡部:俺も息子にやらせたいもん。
瀬尻:え、息子さんいるんでしたっけ?
渡部:生まれたの。
瀬尻:パパじゃないですか! おめでとうございます。
渡部:ありがとうございます。
「スポット探し」のおもしろさ
続いて「最近、挑戦しているトリックは?」と渡部が質問。そこからスケートボーダーには欠かせない、滑れる「スポット探し」の話題になった。瀬尻:ニュートリックとかはあんまり狙ってないですね。パークとかに行ったら普通にやりたいことをやるし、スポットに行って挑戦して、できなかった技とかはあるんですけど。なんだかんだストリートが多いかな。
渡部:どこで滑ってるの?
瀬尻:ストリートはバラバラで、都内も行くし、埼玉、神奈川どこでも行きます。この前は沖縄に行って。
渡部:沖縄?
瀬尻:沖縄で2、3時間やったけどできなくてやめたり。でもそんなことばかりだから、できなかったら「もう無理だ!」って忘れますね(笑)。
渡部:沖縄にはどれくらい行ってたの?
瀬尻:2、3週間行ってました。
渡部:天気はどうだった?
瀬尻:天気はぼちぼち。雨が降った日もあったけど、やっぱり暖かいしスケボーしやすい。
渡部が「スポットを見つけるのはスケーターとして大事」というと、瀬尻はこれに「常に探している」と同意する。
渡部:車に乗ってても、窓から見て「なに、いまの? 滑れそうじゃん」みたいな。ずっと探してるよね。
瀬尻:いいのがあったら車から降りて見に行って、いけたら写真を撮って今度やるとか。でもまあ俺も探すけど、もっと探してる人はいるし。オタクみたいな人はすごいですよね。
渡部:俺なんか特にそうで、行ったことのないところに入ってみて「なにか新しい発見ないかな」とか、けっこうあるあるですね。「こんなデカい木が生えてるの?」「ここ路面いいな」とか、あれは面白いよね。
瀬尻:人によって見方が違うのも面白くて、同じ道を通っても、見つけられる人もいれば見つけられない人もいて。「あの人から見たら確かにスポットになってるわ」とか、そういうのも面白いですよね。
渡部:スポット選び、トリック選び、面白いなあ。
瀬尻:スポットは無限ですね。
同番組は、スケートボードをこよなく愛する俳優の渡部豪太がナビゲートする新感覚ストリートカルチャー発信プロジェクト。放送は毎週金曜日23時30分から。
番組情報
- FREE SLIDE
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毎週金曜23:30~24:00