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レキシ、最近のJ-POPトレンドを分析「ゲーム感覚で楽しんでいる感じがする」

レキシ、最近のJ-POPトレンドを分析「ゲーム感覚で楽しんでいる感じがする」

レキシが、楽曲制作中に意識しているポイントや、最新アルバムの制作エピソードを語った。

J-WAVEで放送中の番組『SAISON CARD TOKIO HOT 100』(ナビゲーター:クリス・ペプラー)。4月24日(日)のオンエアでは、レキシがゲストに登場。クリスと一緒に最新音楽チャートを発表しながらトークを展開した。

楽曲制作中はトレンドを意識しない!

4月20日、レキシはニューアルバム『レキシチ』をリリース。3年6ヵ月ぶりとなるアルバムだが、アルバムタイトルが4文字になったのは今回が初めてだ。

レキシ:今までの3文字だったっていうのも、まったく意識していなかったんですよ。みんなから「4文字になったね」って言われました。
クリス:今まではたまたま3文字だったの?
レキシ:そうです。
クリス:じゃあ5文字になる可能性もあるの?
レキシ:ありますけど、毎回アルバムタイトルの字を僕が筆でたくさん書くので、書ける字っていうのを見越して考えています。あんまり長いと書くのが大変になっちゃう。

今回は一緒に最新音楽チャートを発表していくということで、クリスは「チャートは気にするほう?」と問いかけた。

レキシ:ザッピングするときはiTunesで1位から200位を片っ端から聴いていくっていうのをしていますね。気にしてはいないけど、参考にはします。
クリス:なるほど。プロの視点で見ると、音楽のトレンドの方向性が変わるのってどれぐらいだと感じます?
レキシ:感覚的には1年半から2年ぐらいって感じがしますね。
クリス:最近はどういうトレンドだなって感じますか?
レキシ:いやあ、ちょっと最近はね、曲を作ってばっかりだから自分のことで精一杯です(笑)。僕の場合、トレンドを気にしちゃうと引っ張られてしまうんですよ。いつもの自分の素のサウンドを出すためにあまり聴かないようにしていますね。
クリス:レキシのサウンドって1つのアイデンティティとして確立していますもんね。
レキシ:ありがとうございます!

最近のJ-POPをどう見る?

池田とクリスは昨今の日本のポップス事情についてトーク。22位にOfficial髭男dismの『ミックスナッツ』がランクインしていた件に触れた。

クリス:Official髭男dismがチャートに入っていましたけども、サウンドをどう感じますか?
レキシ:歌も曲もメロもいいし、リフもすごく印象に残っていいんですよね。効果的にバンバン使っていて、それが素晴らしいなって思います。
クリス:アメリカはトラックがどんどんシンプルになっていくのに対して、最近の日本のポップスはアレンジがいい意味で複雑ですよね。
レキシ:そうなんですよ。変拍子とかバンバン使ってね。想像ですけど、「ゲーム感覚」で音楽を楽しんで作っている感じがします。それがすごくいいなって感じます。
クリス:なるほど。ギターをつま弾いて音を出す感じではないと。
レキシ:ストイックに音を作っていくのも、それはそれでいいんですけどね。楽しんで遊んで音楽を作っているからワクワクするのかなって思います。
クリス:なるほど。パソコンでいろんな音ができるから、捨てがたいものが多過ぎちゃうのかな。
レキシ:そうそう。僕らだったら削ぐようなところでも、簡単に詰め込んじゃうんですよね。一番と二番が全然違ってもいいみたいな自由さがいいなって思います。
クリス:わかるような気がする。「いろんなパーツを作っちゃったし、捨てるのはもったいないな」と思うというか。
レキシ:「入れちゃえばいいじゃん」って発想。それでも成り立つんですよ。面白いですよね。

打首獄門同好会のアレンジが炸裂したアルバム収録曲

レキシが出すアルバムでは、毎回さまざまなアーティストがゲストに参加。『レキシチ』で池田はAwesome City Clubのatagi、カネコアヤノ、打首獄門同好会の3組と共演した。

クリス:ゲスト参加者を想定して曲を書くんですか?
レキシ:Awesome City Clubのatagi君とカネコアヤノちゃんは、曲を作っている最中に「この2人、いいな」って思ったんですね。(共演の)OKが出てから、ちょっとイメージに寄せていったりはしました。
クリス:なるほど。アイディアが固まっていくときに「これはこの人だな」と、歌ってほしい相手を絞り込んで、オファーをしていくんですね。
レキシ:そうなんです。打首獄門同好会さんに関しては、こちら側からお願いをして、OKをもらってから曲を新たに作りました。
クリス:そうなの? すごく打首っぽい曲じゃないですか。
レキシ:そうなんですよ(笑)。

池田は楽曲を制作後、アレンジを打首獄門同好会にお願いしたことを明かした。

レキシ:120パーセントの打首になって返ってきましたね。最初は歌うつもりだったんですけど、歌う場所もどんどんと減っていって(笑)。だけど、それが結果としていいものになりましたね。
クリス:今までのレキシとは違うサウンドになりましたね。

レキシは5月7日(土)から全国ツアー「レキシツアー2022 土偶サスペンス劇場~消えたレキシ男爵~」を開催。会場やチケットの情報などは公式サイトをチェック。

『SAISON CARD TOKIO HOT 100では、J-WAVE全番組のオンエアチャート、インターネット投票、東京都内主要のCDショップのセールスチャート、ストリーミングを集計。J-WAVEのオフィシャルチャートとして、毎週100曲のオリジナルランキングをオンエアする。放送は毎週日曜日の13時から。

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2022年5月1日28時59分まで

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毎週日曜
13:00-16:54