Aile The Shotaが自身の音楽のルーツや曲作り、SKY-HIとのエピソードについて語った。
Aile The Shotaが登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『INNOVATION WORLD』のワンコーナー「ROAD TO INNOVATION」。ナビゲーターの川田十夢が話を聞いた。オンエアは1月28日(金)。
このトークは、ポッドキャストでも楽しめる。
川田はAile The Shotaの「CDを渡すときの所作」が初々しかったとコメント。J-WAVEに来るのは3度目だというAile The Shotaだが、川田は彼の音楽とJ-WAVEとの相性のよさについて言及した。
川田:特にShotaくんの音がすごくJ-WAVE感があります。
Aile The Shota:メチャクチャうれしいです。
川田:いろいろなJ-WAVEの番組に出たら「J-WAVEがJ-POPの元なんだぜ」ってドヤ顔で言われた?
(編注:開局当時はほぼ洋楽しかオンエアされていなかったJ-WAVEで「このアーティストならオンエアしたい」と候補に挙げられた邦楽アーティストたちを指す言葉として、J-POPという言葉が生まれた)
Aile The Shota:はい。昔「J-POPとは?」を調べてもともとそれを知ってたので、メチャクチャうれしいですね。
川田:Sasuga The Shotaですね。
Aile The Shota:Sasuga The Shotaいただきました(笑)。
川田:こういうのウザいですか(笑)?。
Aile The Shota:全然。なんでも言ってください。
川田:EPの配信と盤も発売されまして、反応がいろいろなところから出ていると思います。
Aile The Shota:「街中で流れてたよ」とか、ファンのみんなからコメントがあったり。友だちとかからも「流れてたよ」と言われたり、すごくうれしいですね。
渋谷のスクランブル交差点の大型ビジョンでAile The Shotaの広告が展開していた(現在は終了)。川田が「渋谷を見上げればShotaくんいるし、みたいなね」と話題に出すと、「それも実感がなくてすごくうれしいです」とAile The Shota。
川田:実感は、まだないか。自分ではまだ渋谷に行ってない?
Aile The Shota:初日に見に行きました。
川田:そうなんだ。街に流れていて意味のある曲だもんね。
Aile The Shota:東京の街を歌った歌だったので、それもあって、よりうれしいです。
川田:いろいろな音楽をたぶん聴いてきているから、自分のなかでカラフルな色彩があるのに、すごく透明なものからスタートしているじゃないですか。それは意識的だったんですか?
Aile The Shota:最初の作品を作るとなったときに、僕は色から作品を作ることがあって、今回もそれで。最初は白でいきたいなというのはありました。
川田:色から考えるんだ。
Aile The Shota:「イメ―ジカラー何色の曲を作ろうかな」とかはやります。
川田:「THE FIRST」から観ている僕からすると、Shotaくんのほうがすごくカラフルで、BE:FIRSTのみんなのほうが白いイメージがあったんですけど、逆だなと思って。それって自分の想いがあるんだろうね。
Aile The Shota:僕の場合は完全に「こういう曲をこの人とやりたい」みたいなのを贅沢に言わせていただいて「こういう曲、こういう作品を」というのを描いたものを作らせてもらったので。
Aile The Shota:「ジャンルを溶かす」みたいな言葉として僕のなかで意識はしていなかったですけど、明確に定義しないことへの美しさみたいなのは僕のなかで大事にしていたので、すごくうれしかったです。
川田:よかった。それで「溶けてねーよ」とか言われたら(笑)。
Aile The Shota:そんな(笑)。
川田:なにを聴いてきたんだろう?というのがわかりやすい人もいるし、そういう作り方もあると思うんです。でもShotaくんの場合は「この人はなにに影響を受けてこの曲を作ったのか?」というのが、なんとなく浮かぶんですけど、溶けてるんですよね。
Aile The Shota:それはうれしいですね。
川田:僕はプログラムで「五感を拡張する」みたいな仕事をしているんですが、『特別』の言葉の並びや音楽のメロディーを聴いたときに、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚全部が入ってるんです、この短いフレーズのなかに。
Aile The Shota:言われて「確かに」と思いました(笑)。
川田:これがさりげない音調というか雰囲気のなかに出ていて、ちょっと透明だけど透明じゃないなという。
Aile The Shota:『特別』という曲は本当に普通の乗りすごした帰り道の家までの道のりを歌詞にしたので、そのとき見ていたものとか聞こえていた音とかが自然にリリックのなかに落とし込まれた楽曲かなと思います。
川田:ヤバいと思うよ、本当に。
Aile The Shota:うれしい(笑)。
川田:助詞の使い方がヤバいなと思って。ごめんね気持ち悪い解説して(笑)。
Aile The Shota:メッチャうれしいです。けっこうこだわりました。最初は家に着くまでにラフな状態のリリックができあがって、トラックをいただいてそこで整えるみたいな作業で。そのなかでけっこう言い回しとかを細かく整えました。
Aile The Shotaは普段から考えているものをメモに起こしており、曲を作るタイミングで見返して歌詞に使うこともあるそうだ。
Aile The Shota:お母さんがすごく好きで、(家で)流れていたのがドリカムが一番多かったんです。あとはヒットチャートだったりが流れていました。最近、ドリカムさんの曲をしっかり曲として聴くようになったり、初めてライブを観に行ったりとか、よりハマってます。
川田:ドリカムって間口がすごいけど、入って行っても深いんだよね。
Aile The Shota:そうですね。「こんな曲あったんだ」って思わされて続けています。
川田:これは中村さんに伝えよう。
Aile The Shota:うれしい! そんな夢みたいなことを。
川田:絶対に話が合うと思うけどね。
Aile The Shota:ぜひお話してみたいです。
川田:世代とジャンルを超えてね。けっこう背負っているものが近しいかもしれないなと思いますよ。
【関連記事】ドリカムは「頑張れ」とは歌っていない…約9万字の歌詞分析で判明したアーティスト性
川田:Shotaくんの第一印象について「ダンスを歌っているみたい」って表現したんです。
Aile The Shota:僕のダンスに対する向き合い方が歌と同じ感覚というか。それを言ってもらったときにメチャクチャ「あ、それです」と。僕のなかで大事にしていることを見抜いてもらえて、すごく覚えています。
川田:年末年始を社長とすごしたんだよね?
Aile The Shota:ずっと一緒にいました(笑)。
川田:オーディションのときからずっと関係性があって、いま社長でしょ? なんか関係というか印象が変わってきた?
Aile The Shota:近くなっているとは思います。オーディションのときからすごく近い距離にいてくださったんですけど、それがいま同じアーティストで同じ事務所で、本当に兄貴、先輩だし社長だし。
川田:同じアーティストなんだよね。
Aile The Shota:それがすごく不思議だけど、しっくりきだしていて楽しいですね。しゃべっていてすごく楽しいです。
川田:日高社長もヤバいけど、Shotaくんもヤバいなと思うのは、今日も盤を渡すときとか一緒に写真をとるときポーズが決まってなくて、あたふたしている感じは初々しいのに、やけに肝が据わっているときがあるでしょ?
Aile The Shota:ありますか(笑)?
川田:「THE FIRST」でも2次審査のときに「これはSKY-HIへのライブだと思って臨んでます」って言ってたんです。
Aile The Shota:そうです。日高さんに観てもらえる機会だ、みたいな。
川田:それはかなり肝が据わってますよね。
Aile The Shota:あのときアーティストとしての一面? 僕はたぶん「人間として」と「アーティストとして」があまり遠くないんです。そのときに大事にしていた「ブレないように」みたいなのはずっと考えていて。その延長線上にあった発言なのかなというか、その考え方だったのかな? というのはあります。
川田:近いところにあるという自覚があるんだ。
Aile The Shota:曲のなかに嘘がないようにというか、実体験とか自分が思ったこととかを歌詞にしたので、今回の(『AINNOCENCE』に収録した)3曲は特にそれで。という面では距離が近いんだなとは思います。
Aile The Shotaの最新情報は、Twitterまで。
各界のイノベーターやクリエイターを迎えて仕事へのこだわりや、描く未来について語り合う「ROAD TO INNOVATION」は毎週金曜日の20時10分ごろからオンエア。
Aile The Shotaが登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『INNOVATION WORLD』のワンコーナー「ROAD TO INNOVATION」。ナビゲーターの川田十夢が話を聞いた。オンエアは1月28日(金)。
このトークは、ポッドキャストでも楽しめる。
「街中で流れてたよ」反響に喜び
Aile The Shotaは1月5日に配信シングル『AURORA TOKIO』でSKY-HIが代表取締役CEOを務めるBMSGよりデビュー。1月26日には1st EP『AINNOCENCE』をリリースした。川田はAile The Shotaの「CDを渡すときの所作」が初々しかったとコメント。J-WAVEに来るのは3度目だというAile The Shotaだが、川田は彼の音楽とJ-WAVEとの相性のよさについて言及した。
川田:特にShotaくんの音がすごくJ-WAVE感があります。
Aile The Shota:メチャクチャうれしいです。
川田:いろいろなJ-WAVEの番組に出たら「J-WAVEがJ-POPの元なんだぜ」ってドヤ顔で言われた?
(編注:開局当時はほぼ洋楽しかオンエアされていなかったJ-WAVEで「このアーティストならオンエアしたい」と候補に挙げられた邦楽アーティストたちを指す言葉として、J-POPという言葉が生まれた)
Aile The Shota:はい。昔「J-POPとは?」を調べてもともとそれを知ってたので、メチャクチャうれしいですね。
川田:Sasuga The Shotaですね。
Aile The Shota:Sasuga The Shotaいただきました(笑)。
川田:こういうのウザいですか(笑)?。
Aile The Shota:全然。なんでも言ってください。
川田:EPの配信と盤も発売されまして、反応がいろいろなところから出ていると思います。
Aile The Shota:「街中で流れてたよ」とか、ファンのみんなからコメントがあったり。友だちとかからも「流れてたよ」と言われたり、すごくうれしいですね。
渋谷のスクランブル交差点の大型ビジョンでAile The Shotaの広告が展開していた(現在は終了)。川田が「渋谷を見上げればShotaくんいるし、みたいなね」と話題に出すと、「それも実感がなくてすごくうれしいです」とAile The Shota。
川田:実感は、まだないか。自分ではまだ渋谷に行ってない?
Aile The Shota:初日に見に行きました。
川田:そうなんだ。街に流れていて意味のある曲だもんね。
Aile The Shota:東京の街を歌った歌だったので、それもあって、よりうれしいです。
『AURORA TOKIO』のイメージカラーは白
川田はAile The Shotaについて「すごくカラフルなイメージ」だとして、そんな彼が透明さをイメージさせる『AURORA TOKIO』をリリースしたことに注目した。川田:いろいろな音楽をたぶん聴いてきているから、自分のなかでカラフルな色彩があるのに、すごく透明なものからスタートしているじゃないですか。それは意識的だったんですか?
Aile The Shota:最初の作品を作るとなったときに、僕は色から作品を作ることがあって、今回もそれで。最初は白でいきたいなというのはありました。
川田:色から考えるんだ。
Aile The Shota:「イメ―ジカラー何色の曲を作ろうかな」とかはやります。
川田:「THE FIRST」から観ている僕からすると、Shotaくんのほうがすごくカラフルで、BE:FIRSTのみんなのほうが白いイメージがあったんですけど、逆だなと思って。それって自分の想いがあるんだろうね。
Aile The Shota:僕の場合は完全に「こういう曲をこの人とやりたい」みたいなのを贅沢に言わせていただいて「こういう曲、こういう作品を」というのを描いたものを作らせてもらったので。
「音楽性を明確に定義しない美しさ」を大事に
川田は『AURORA TOKIO』を始めて聴いたとき「ジャンルが溶けている」という第一印象を抱いたとコメント。曲作りや音楽のルーツに関する話題となった。Aile The Shota:「ジャンルを溶かす」みたいな言葉として僕のなかで意識はしていなかったですけど、明確に定義しないことへの美しさみたいなのは僕のなかで大事にしていたので、すごくうれしかったです。
川田:よかった。それで「溶けてねーよ」とか言われたら(笑)。
Aile The Shota:そんな(笑)。
川田:なにを聴いてきたんだろう?というのがわかりやすい人もいるし、そういう作り方もあると思うんです。でもShotaくんの場合は「この人はなにに影響を受けてこの曲を作ったのか?」というのが、なんとなく浮かぶんですけど、溶けてるんですよね。
Aile The Shota:それはうれしいですね。
視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚─すべてが入った歌詞
川田はEPに収録されている『特別』について「歌詞のパンチラインがヤバい」とコメントする。川田:僕はプログラムで「五感を拡張する」みたいな仕事をしているんですが、『特別』の言葉の並びや音楽のメロディーを聴いたときに、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚全部が入ってるんです、この短いフレーズのなかに。
Aile The Shota:言われて「確かに」と思いました(笑)。
川田:これがさりげない音調というか雰囲気のなかに出ていて、ちょっと透明だけど透明じゃないなという。
Aile The Shota:『特別』という曲は本当に普通の乗りすごした帰り道の家までの道のりを歌詞にしたので、そのとき見ていたものとか聞こえていた音とかが自然にリリックのなかに落とし込まれた楽曲かなと思います。
川田:ヤバいと思うよ、本当に。
Aile The Shota:うれしい(笑)。
川田:助詞の使い方がヤバいなと思って。ごめんね気持ち悪い解説して(笑)。
Aile The Shota:メッチャうれしいです。けっこうこだわりました。最初は家に着くまでにラフな状態のリリックができあがって、トラックをいただいてそこで整えるみたいな作業で。そのなかでけっこう言い回しとかを細かく整えました。
Aile The Shotaは普段から考えているものをメモに起こしており、曲を作るタイミングで見返して歌詞に使うこともあるそうだ。
ドリカムの楽曲を聴いて育った
Aile The Shotaに、川田は「音楽のルーツはJ-POPが多い?」と質問。「僕の一番下の部分にあるのはたぶんJ-POP」と答え、なかでも母親が好きなDREAMS COME TRUEはよく聴いていたという。Aile The Shota:お母さんがすごく好きで、(家で)流れていたのがドリカムが一番多かったんです。あとはヒットチャートだったりが流れていました。最近、ドリカムさんの曲をしっかり曲として聴くようになったり、初めてライブを観に行ったりとか、よりハマってます。
川田:ドリカムって間口がすごいけど、入って行っても深いんだよね。
Aile The Shota:そうですね。「こんな曲あったんだ」って思わされて続けています。
川田:これは中村さんに伝えよう。
Aile The Shota:うれしい! そんな夢みたいなことを。
川田:絶対に話が合うと思うけどね。
Aile The Shota:ぜひお話してみたいです。
川田:世代とジャンルを超えてね。けっこう背負っているものが近しいかもしれないなと思いますよ。
【関連記事】ドリカムは「頑張れ」とは歌っていない…約9万字の歌詞分析で判明したアーティスト性
SKY-HIが見抜いた才能
川田は「THE FIRST」で、SKY-HIはオーディション参加者たちの才能を次々と見抜いていくシーンに注目。Aile The Shotaも強く記憶に残っているという。川田:Shotaくんの第一印象について「ダンスを歌っているみたい」って表現したんです。
Aile The Shota:僕のダンスに対する向き合い方が歌と同じ感覚というか。それを言ってもらったときにメチャクチャ「あ、それです」と。僕のなかで大事にしていることを見抜いてもらえて、すごく覚えています。
川田:年末年始を社長とすごしたんだよね?
Aile The Shota:ずっと一緒にいました(笑)。
川田:オーディションのときからずっと関係性があって、いま社長でしょ? なんか関係というか印象が変わってきた?
Aile The Shota:近くなっているとは思います。オーディションのときからすごく近い距離にいてくださったんですけど、それがいま同じアーティストで同じ事務所で、本当に兄貴、先輩だし社長だし。
川田:同じアーティストなんだよね。
Aile The Shota:それがすごく不思議だけど、しっくりきだしていて楽しいですね。しゃべっていてすごく楽しいです。
川田:日高社長もヤバいけど、Shotaくんもヤバいなと思うのは、今日も盤を渡すときとか一緒に写真をとるときポーズが決まってなくて、あたふたしている感じは初々しいのに、やけに肝が据わっているときがあるでしょ?
Aile The Shota:ありますか(笑)?
川田:「THE FIRST」でも2次審査のときに「これはSKY-HIへのライブだと思って臨んでます」って言ってたんです。
Aile The Shota:そうです。日高さんに観てもらえる機会だ、みたいな。
川田:それはかなり肝が据わってますよね。
Aile The Shota:あのときアーティストとしての一面? 僕はたぶん「人間として」と「アーティストとして」があまり遠くないんです。そのときに大事にしていた「ブレないように」みたいなのはずっと考えていて。その延長線上にあった発言なのかなというか、その考え方だったのかな? というのはあります。
川田:近いところにあるという自覚があるんだ。
Aile The Shota:曲のなかに嘘がないようにというか、実体験とか自分が思ったこととかを歌詞にしたので、今回の(『AINNOCENCE』に収録した)3曲は特にそれで。という面では距離が近いんだなとは思います。
Aile The Shotaの最新情報は、Twitterまで。
各界のイノベーターやクリエイターを迎えて仕事へのこだわりや、描く未来について語り合う「ROAD TO INNOVATION」は毎週金曜日の20時10分ごろからオンエア。
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。
番組情報
- INNOVATION WORLD
-
毎週金曜20:00-22:00
-
川田十夢