Night Tempo、カセットテープの所持数は1500以上！ 宝物のアルバムは？

Night Tempoが自身のカセットテープコレクションから、とっておきのアルバムを紹介した。

Night Tempoが登場したのは、11月30日（火）放送の『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」（ナビゲーター：サッシャ、ノイハウス萌菜）。Night Tempoは12月1日にメジャーオリジナルアルバム『Ladies In The City』をリリースした。

父親がきっかけで日本の音楽の虜に

韓国・ソウルからリモートで登場したNight Tempo。80年代のジャパニーズシティポップや、昭和歌謡など、和モノディスコチューンを再構築したフィーチャーファンクの人気DJ・アーティストで、現在の世界的なシティポップブームのけん引役として活躍中だ。

ノイハウス：オンラインで繋がってお話ができるのはうれしいです。
サッシャ：そもそも日本の音楽とはどういう風に出会ったんですか？
Night Tempo：お父さんがきっかけで日本の音楽に触れて、お気に入りになりました。いまでもずっと好きです。
サッシャ：日本語メチャメチャうまいですよね。
Night Tempo：いえいえ、とんでもないです。
サッシャ：日本に住んでいたこともあるんですか？
Night Tempo：以前、音楽ではない職業でちょっとだけ出張したことはあるんですが、住んだことはないんです。
サッシャ：住んだことないんですか？　（日本語が）うますぎ、すばらしいです。ちなみに最初にお父さんの関係で聴いた曲ってどんなアーティストだったんですか？
Night Tempo：中山美穂さんの『CATCH ME』という曲で、僕がすごく好きな角松敏生さんがプロデュースした曲です。
サッシャ：それが最初の出会いで「これなんだろう？」というところから始まったんですか？
Night Tempo：そのときは言葉もわからなかったので、素直に好きだったと思います。
サッシャ：サウンドがよかったんだね。
ノイハウス：世界でいろいろな音楽があるなか、日本の音楽の魅力ってどういうところですか？
Night Tempo：たぶん韓国と似ているから、通じるところはあったと思います。あと日本の人たちは完成度が高い。たとえば同じディスコでも、アメリカのディスコと日本のディスコって感覚的に違うんです。アメリカはゆるくて、日本はすごくコンパクトで、みたいな感じだと思います。

カセットテープコレクターNight Tempo

Night Tempoは昭和に活躍したアーティストのカセットテープコレクターということで、この日の「MUSIC+1」では特に思い入れのあるものを紹介してもらうことに。ひとつ目は2012年にこの世を去ったシンガーソングライター・佐藤 博さんの作品だった。

Night Tempo：佐藤 博さんの『THIS BOY』というアルバムです。
サッシャ：ごめんなさい、私は存じ上げないんですが、どんなアーティストですか？
Night Tempo：僕が好きな角松敏生さんとの流れもあったりしていて、本当にすばらしい方です。日本のなかでシティポップブームになっていろいろと再発売になっているのは別のアルバムなんですが、実際に海外で聴かれている曲が入っているのはこのアルバムです。
サッシャ：『THIS BOY』はどこで手に入れたんですか？
Night Tempo：これは日本の中古サイトで手に入れました。
ノイハウス：けっこう探されたんですね。
Night Tempo：何年ぶりかに手に入った宝物です。
サッシャ：曲は知っていてずっとほしくて探していたら、たまたまあって買ったと。
Night Tempo：はい、誰も気づかないうちに買いました。
ノイハウス：ほしい人いっぱいですもんね。
Night Tempo：（他の人に）見られるとすごく高くなると思いますので。
ノイハウス：さすがコレクター。

コレクションは1500本以上

Night Tempoはもうひとつのオススメも紹介。自身が所持するコレクションの数についても明かした。

ノイハウス：続いて、もうひとつのお気に入りを教えていただけますか？
Night Tempo：濱田金吾さんの『GENTLE TRAVELIN'』というアルバムです。
サッシャ：これはどういうアーティストですか？
Night Tempo：日本ではそこまで知られていないんですけど、ある曲がSNSとかでバズって海外ですごく聴かれているアーティストです。僕はこのアルバムが好きでこのカセットテープを手に入れました。このアルバムは自分が好きな80年代、90年代のトレンディーな音がいっぱい入っているんです。
ノイハウス：こちらはどのように手に入れたんですか？
Night Tempo：これもオンラインなんですが、誰も見つけられていなくてずっと放置されていて「あ、ラッキー」と思って買いました。
サッシャ：（笑）。
ノイハウス：見る目がシャープだから、そういう掘り出し物をパッと手に入れられるんですね。
サッシャ：いま聴こえているのは『Portrait Woman』という曲、いいですね。カセットは何個ぐらいあるんですか？
Night Tempo：けっこう増えて。日本のだけで600個以上あるかな。
ノイハウス：すごい！
サッシャ：世界のを入れると？
Night Tempo：うーん……たぶん1500、もっとあるのかな？
サッシャ：ワオ！
Night Tempo：部屋が狭くなります。
サッシャ：（笑）。まだカセットでよかったね。
Night Tempo：（リモートで映像を見せながら）こちらにいっぱいあります。
サッシャ：本当だ、うしろに並んでる！　いま画面で見えてますけど、すごい。
ノイハウス：そのなかのお気に入りを教えていただいて、ありがとうございます。

Night Tempoの最新情報は、公式サイトまたは、Twitterまで。

J-WAVE『STEP ONE』のワンコーナー「MUSIC+1」では、ゲストとして毎回話題のミュージシャンが登場する。放送は月曜～木曜の12時30分ごろから。