藤井フミヤが、自身が開いたギャラリー「Feb gallery Tokyo」の展示や思いを語った。
藤井が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『Lypo-C DESIGN ENERGY』(ナビゲーター:千原徹也)。ここでは10月29日(金)の放送をテキストで紹介する。
この展示は、藤井の友人知人たちを中心に、さまざまなアーティストの作品が一堂に会するグループ展で、田島一成、NIGO®、Ed TSUWAKI、浅井健一、永井 博、ヒロ杉山などが参加する。
藤井とプライベートでも親交のある千原が、ギャラリーをつくった経緯を訊いた。
千原:なんでまたギャラリーをオープンすることになったんですか?
藤井:最初はアトリエにしようかなと思っていたけど、二転三転してギャラリーをやるかってことになって、それで私はギャラリーのオーナーになってしまいましたね。私のギャラリーだから私の作品を展示するのかって勘違いされることもあるけど、そうではなくて、いたって普通のギャラリーです。
千原:キュレーションして、いろんなアーティストの作品があると。
藤井:そう。私は関わっているけど、スタッフがやっていくっていう。
藤井は過去に2回ほどギャラリーを運営していたことがあるそうだ。
千原:たしかEd TSUWAKIさんとの出会いも、ギャラリーからですよね。
藤井:そう、Edくんが展示をしてくれたの。そのときのギャラリーって遊びスペースのような、貸しスペースのような感じでやってたんで、にぎやかにカフェとかも付いてたりしたけど、キュレーションとかギャラリストがいるという感じではなくて。でも今回はだいぶ大人になりました。前のギャラリーは毎回クラブパーティーばっかりやってたもん(笑)。うるさいから警察が来たりとかね。
千原はさっそく「Feb gallery Tokyo」の展示を観に行き、Ed TSUWAKIの作品を購入したという。
千原:オープニング企画展の「Keep in touch」はどんな思いで開催したんですか?
藤井:企画したのはコロナ禍で誰も何も動けない頃で、リモートになっちゃって。でも実際に会って話すのも必要なんじゃないかってことで、つながっていようって(意味を込めています)。
千原:メンバーすごいですよね。
藤井:私の友だちが半分くらいで。NIGO®とか洋服のデザイナーとかも多いですね。UNDERCOVERの(高橋)盾とか、あと最近人気のKYNEくんとかね。
千原:木梨憲武さんとかね。
藤井:ちょっと変わっているところで、元BLANKEY JET CITYのベンジー(浅井健一)とか。
千原:そのメンバーが一堂に展示してるって、なかなかないですよね。
藤井:どんどん若い子に使ってほしいなと。今はアジアでも日本とか東京のサブカルチャーシーンがすごく人気があるので。世界的に漫画とかアニメがアート化していて。アメリカンコミックと日本のアニメはちょっと違うじゃないですか。他の国がマネしようとしても根本が違うから。アメリカはディズニーが基本にあって。
千原:マーベルとかもあるしね。
藤井:そう。だけど僕らの基本には手塚(治虫)さんがいて。全ての漫画に手塚さんのDNAが流れてるからね。
千原:そこから始まってますからね。
藤井:赤塚(不二夫)さんとか。
千原:僕の世代だと大友克洋さんとか庵野秀明さんとか。でもスタートは手塚さんですよね。
藤井は日本の漫画文化の特異性について話をする。
藤井:日本ってサラリーマンも『週刊少年ジャンプ』を読むじゃない。そういう少年誌があって、『モーニング』とか青年誌もあって、これとは別に少女漫画もあるじゃない。同じラインとして棚の奥のほうに『漫画エロトピア』とかもあったわけじゃない(笑)。
千原:めちゃくちゃ漫画雑誌がありますよね。
藤井:日本は漫画の国なんだよね。村上 隆さん以降はそれを世界がアートにしちゃうみたいなね。
千原:漫画がアートの領域になりましたからね。
藤井:ずっと同じことをやれないタイプの画家なんですけど、そういう人もいるからね。でも女性のモチーフが多いのは若干ありますね。
千原:いつかフミヤさんの絵を家に飾れるようになったらいいですけど。
藤井:飾れるタイプの絵が描けるようになったらね(笑)。
千原:すでに描いてますよ(笑)。
藤井:今は飾りやすいタイプのもあるけど、飾りにくいのもあるからね。
千原:めちゃくちゃ大きいのもありますからね。
次回、11月5日(金)のオンエアにも藤井フミヤが登場する。24時30分から。オンエア開始後は以下のアドレスで、放送一週間後の11月12日(金)まで聴くことができる。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20211106003000
『Lypo-C DESIGN ENERGY』はデザインに特化した、クリエイティブな感性を刺激するプログラム。第一線で活躍するデザイナーの発想と視点で、クリエイターのみならず、さまざまなエンタメファンに気づきと活力を与える。放送は金曜24時30分から。
藤井が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『Lypo-C DESIGN ENERGY』(ナビゲーター:千原徹也)。ここでは10月29日(金)の放送をテキストで紹介する。
藤井フミヤ「ギャラリーオーナーになってしまいました」
音楽界だけではなくアート界でも活躍する藤井は先日、東京・南青山にギャラリー「Feb gallery Tokyo」をオープン。11月14日(日)までオープニング企画「Keep in touch」展が開催中だ。この展示は、藤井の友人知人たちを中心に、さまざまなアーティストの作品が一堂に会するグループ展で、田島一成、NIGO®、Ed TSUWAKI、浅井健一、永井 博、ヒロ杉山などが参加する。
藤井とプライベートでも親交のある千原が、ギャラリーをつくった経緯を訊いた。
千原:なんでまたギャラリーをオープンすることになったんですか?
藤井:最初はアトリエにしようかなと思っていたけど、二転三転してギャラリーをやるかってことになって、それで私はギャラリーのオーナーになってしまいましたね。私のギャラリーだから私の作品を展示するのかって勘違いされることもあるけど、そうではなくて、いたって普通のギャラリーです。
千原:キュレーションして、いろんなアーティストの作品があると。
藤井:そう。私は関わっているけど、スタッフがやっていくっていう。
藤井は過去に2回ほどギャラリーを運営していたことがあるそうだ。
千原:たしかEd TSUWAKIさんとの出会いも、ギャラリーからですよね。
藤井:そう、Edくんが展示をしてくれたの。そのときのギャラリーって遊びスペースのような、貸しスペースのような感じでやってたんで、にぎやかにカフェとかも付いてたりしたけど、キュレーションとかギャラリストがいるという感じではなくて。でも今回はだいぶ大人になりました。前のギャラリーは毎回クラブパーティーばっかりやってたもん(笑)。うるさいから警察が来たりとかね。
千原はさっそく「Feb gallery Tokyo」の展示を観に行き、Ed TSUWAKIの作品を購入したという。
千原:オープニング企画展の「Keep in touch」はどんな思いで開催したんですか?
藤井:企画したのはコロナ禍で誰も何も動けない頃で、リモートになっちゃって。でも実際に会って話すのも必要なんじゃないかってことで、つながっていようって(意味を込めています)。
千原:メンバーすごいですよね。
藤井:私の友だちが半分くらいで。NIGO®とか洋服のデザイナーとかも多いですね。UNDERCOVERの(高橋)盾とか、あと最近人気のKYNEくんとかね。
千原:木梨憲武さんとかね。
藤井:ちょっと変わっているところで、元BLANKEY JET CITYのベンジー(浅井健一)とか。
千原:そのメンバーが一堂に展示してるって、なかなかないですよね。
日本の漫画文化の特異性
藤井はこれからも若いアーティストの展示をしていきたいと思いを語る。藤井:どんどん若い子に使ってほしいなと。今はアジアでも日本とか東京のサブカルチャーシーンがすごく人気があるので。世界的に漫画とかアニメがアート化していて。アメリカンコミックと日本のアニメはちょっと違うじゃないですか。他の国がマネしようとしても根本が違うから。アメリカはディズニーが基本にあって。
千原:マーベルとかもあるしね。
藤井:そう。だけど僕らの基本には手塚(治虫)さんがいて。全ての漫画に手塚さんのDNAが流れてるからね。
千原:そこから始まってますからね。
藤井:赤塚(不二夫)さんとか。
千原:僕の世代だと大友克洋さんとか庵野秀明さんとか。でもスタートは手塚さんですよね。
藤井は日本の漫画文化の特異性について話をする。
藤井:日本ってサラリーマンも『週刊少年ジャンプ』を読むじゃない。そういう少年誌があって、『モーニング』とか青年誌もあって、これとは別に少女漫画もあるじゃない。同じラインとして棚の奥のほうに『漫画エロトピア』とかもあったわけじゃない(笑)。
千原:めちゃくちゃ漫画雑誌がありますよね。
藤井:日本は漫画の国なんだよね。村上 隆さん以降はそれを世界がアートにしちゃうみたいなね。
千原:漫画がアートの領域になりましたからね。
「画家は自分の作品を一本持っていたほうがいいと思うけど…」
千原は藤井のアート作品は毎回雰囲気が違うと表現。それを受けて藤井は「本当は画家は自分の作品を一本持っていたほうがいいと思うけど、自分は飽きちゃう」と笑う。藤井:ずっと同じことをやれないタイプの画家なんですけど、そういう人もいるからね。でも女性のモチーフが多いのは若干ありますね。
千原:いつかフミヤさんの絵を家に飾れるようになったらいいですけど。
藤井:飾れるタイプの絵が描けるようになったらね(笑)。
千原:すでに描いてますよ(笑)。
藤井:今は飾りやすいタイプのもあるけど、飾りにくいのもあるからね。
千原:めちゃくちゃ大きいのもありますからね。
次回、11月5日(金)のオンエアにも藤井フミヤが登場する。24時30分から。オンエア開始後は以下のアドレスで、放送一週間後の11月12日(金)まで聴くことができる。
【radikoで聴く】https://radiko.jp/share/?sid=FMJ&t=20211106003000
『Lypo-C DESIGN ENERGY』はデザインに特化した、クリエイティブな感性を刺激するプログラム。第一線で活躍するデザイナーの発想と視点で、クリエイターのみならず、さまざまなエンタメファンに気づきと活力を与える。放送は金曜24時30分から。
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。
radikoで聴く
2021年11月5日28時59分まで
PC・スマホアプリ「radiko.jpプレミアム」(有料)なら、日本全国どこにいてもJ-WAVEが楽しめます。番組放送後1週間は「radiko.jpタイムフリー」機能で聴き直せます。
番組情報
- Lypo-C DESIGN ENERGY
-
毎週金曜24:30-25:00
-
千原徹也