2021年にバンド結成30周年を迎えたMONDO GROSSOの大沢伸一が、日々のルーティンや生活を彩るお気に入りのモノを語った。
大沢が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「CUSTOMLIFE DESIGN YOUR LIFE」。オンエアは10月30日(土)。
渡辺:長くクラブシーンにいらっしゃる方なので、朝のお話を聞くのは新鮮な気持ちなんですが、起床時間は何時くらいですか?
大沢:基本的にあんまり決まってないんですが、だいたい6~10時くらい。前日が朝までだったりするときは、翌日はちょっと遅く起きたりします。
渡辺:朝起きたら必ずやるルーティンはありますか?
大沢:普通っちゃ普通なんですが、コーヒーを淹れて飲んだり、猫を飼ってるので、ごはんをあげたり。猫はルーティンというより必須ですね。
渡辺:猫は1匹ですか?
大沢:1年半くらい前かな、もう1匹増えまして、今は2匹です。
渡辺:猫がお好きなんですね。
大沢:そうですね、猫は昔から好きです。
山田:朝ごはんは召し上がりますか?
大沢:これもケースバイケースで、たとえば休日で朝からゆっくり自宅で過ごせるときは買い置きしてあるグラノーラとかを食べるんですけど、仕事の日は朝昼兼用になっちゃうことのほうが多いかもしれません。
大沢:前は頑張って切り分ける努力もしていたんですけど、コロナ禍になってからはあんまり意味がないと思えてきて。僕みたいな仕事だと、音楽を聴くにしても仕事として聴いたり、好きで聴いたり、あんまり境目がなかったりするので、最近はゆるくなっています。
渡辺:できるとき、やれるときに仕事をするという。
大沢:思いついたら夜中でもちょっとメモしたりしますし。
渡辺:眠りにつくまでの間、何か決めてやっていることはありますか?
大沢:なるべくスマートフォンやPCなどのデバイスは寝室の近くに持っていかない努力はしています。どうしても眠りが浅くなるので。
渡辺:ストレッチもされているって聞きました。
大沢:そうですね。マインドフルネスとか、気分がよくなることをなるべくやる癖をつけてたんですけど、忙しくなるとできなくなるんで、そういう癖をもう一回つけたいと思っています。
渡辺:ミュージシャンとか関係なく、コロナ禍で働き方が変わった人は、ストレッチをするようになったり、寝るまでの時間の使い方が変わった気がしますね。
大沢:そんな気がします。
渡辺:どういうタイプがお好きですか?
大沢:白檀の香りが好きです。サンダルウッド系がラインにあると必ずトライします。
山田:お部屋にいろいろ置いているんですか?
大沢:各場所に置いて、気づいたら焚いたり。
渡辺:香りに目覚めたのはいつですか?
大沢:けっこう昔ですね。それこそ10代の頃からなんですけど、香りと音楽ってちょっと似てるんですよね。香りと記憶ってものすごく密接につながっているじゃないですか。音楽もそうで、特定の音楽を聴くと自分のある特定の人生のポイントに戻ったりする。そういう意味で記憶につながっていて、なおかつ心に作用するという意味では、香りはすごく音楽に近いような気がして。
渡辺:ミュージシャンで香りにこだわる方が多いのは、そういうことかもしれないですね。
渡辺は大沢に「自分なりの買い物ルールはありますか?」と質問する。
大沢:コロナ禍で目覚めたことなんですけど、環境に配慮するというか、なるべくプラスティックを使っていないものを買うとか、置き換えが可能な場合は新品じゃないものを選ぶとか、そういうふうになってきました。
山田:ちなみに、今ほしいものはありますか?
大沢:ミシンです。洋服のリメイクをやるんですけど、自分でも縫えるようになりたいなと。洋服に限らず、いらなくなったものを再定義するような活動が好きで、そのなかで洋服だったらミシンで縫えたりしたほうがいいなと思いまして。
山田:じゃあミシンを使ったことはないんですか?
大沢:小学校とか中学校とかの授業でしかやったことないんですよ。針と糸は使えるんですけど、ミシンは勉強しないと。
渡辺:それは楽しみですね。
山田:使いこなせたらすごく楽しいですからね。
渡辺:2枚組でBlu-rayがついている仕様も発売されるということで。逆にCD2枚に収めるのが大変だったんじゃないですか?
大沢:歴史が長く曲数も多いので、選んだスタッフも苦労したと思うんですけど、基本的には代表作を集めたものです。
渡辺:しかも、新リミックスとか初CD化とか新録とか、いろいろ入っていて、単なるベスト盤ではなくて、今の大沢さんの印が押されている感じですよね。
大沢:僕自身、あんまり過去を振り返るのがそんなに得意ではなくて、今出すならこの形がベストな状態なんじゃないかなっていうところに持っていった感じです。
渡辺:大沢さんの活動の場のひとつにクラブとか、そういう場所があったと思うんですけど、コロナ禍を経て、ダンスミュージックへの感覚は変わりましたか?
大沢:急激に変わったわけではないんですけど、必然的に、もう少し噛み砕いて聴いたり作ったりする方向に向かうようになりましたね。現場で音を鳴らして勢いで何かをやっていくよりも、音楽と向き合う時間が増えたことによって、もう一度音楽の中に戻っていく作業が多かったような気がします。
2002年、当時15歳だったBoAをヴォーカルに迎えた名曲『Everything Needs Love feat.BoA』は、19年ぶりに日本語詞でBoAのヴォーカルを新録した。
山田:BoAさんとのレコーディングはいかがでしたか?
大沢:この10年くらい、お会いする機会がなくて、今回もリモートでレコーディングしたんですけど、単純に15歳のBoAちゃんと、大人になったBoAちゃんは全然違っていて。でも芯の強さみたいなものは全然変わらなくて、非常にいいセッションになりましたね。
渡辺:満島ひかりさんをヴォーカルに迎えた『ラビリンス』もYouTubeで3000万回以上再生されているんですよね。30年って長いですけど、常にフレッシュなものを大沢さんが提示しているというか、常に若いアーティストと出会えている感じを受けます。
大沢:そうだといいんですけど。そう祈っています。
大沢伸一の最新情報は、公式サイトまで。
『RADIO DONUTS』のワンコーナー「CUSTOMLIFE DESIGN YOUR LIFE」では、ゲストのライフスタイルを構築しているルーティンを深掘りする。オンエアは毎週土曜日の9時10分頃から。
過去のゲストのトークは「カスタムライフ」WEBサイトにも掲載されているので、ぜひチェックしてほしい。
大沢が登場したのは、J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「CUSTOMLIFE DESIGN YOUR LIFE」。オンエアは10月30日(土)。
大沢の朝の過ごし方
まずは大沢に朝のルーティンを訊いた。渡辺:長くクラブシーンにいらっしゃる方なので、朝のお話を聞くのは新鮮な気持ちなんですが、起床時間は何時くらいですか?
大沢:基本的にあんまり決まってないんですが、だいたい6~10時くらい。前日が朝までだったりするときは、翌日はちょっと遅く起きたりします。
渡辺:朝起きたら必ずやるルーティンはありますか?
大沢:普通っちゃ普通なんですが、コーヒーを淹れて飲んだり、猫を飼ってるので、ごはんをあげたり。猫はルーティンというより必須ですね。
渡辺:猫は1匹ですか?
大沢:1年半くらい前かな、もう1匹増えまして、今は2匹です。
渡辺:猫がお好きなんですね。
大沢:そうですね、猫は昔から好きです。
山田:朝ごはんは召し上がりますか?
大沢:これもケースバイケースで、たとえば休日で朝からゆっくり自宅で過ごせるときは買い置きしてあるグラノーラとかを食べるんですけど、仕事の日は朝昼兼用になっちゃうことのほうが多いかもしれません。
寝室に持っていかないようにしているものとは?
続いて夜の過ごし方を訊くと、大沢はプライベートと仕事の時間をきっちりと分けることはないと話した。大沢:前は頑張って切り分ける努力もしていたんですけど、コロナ禍になってからはあんまり意味がないと思えてきて。僕みたいな仕事だと、音楽を聴くにしても仕事として聴いたり、好きで聴いたり、あんまり境目がなかったりするので、最近はゆるくなっています。
渡辺:できるとき、やれるときに仕事をするという。
大沢:思いついたら夜中でもちょっとメモしたりしますし。
渡辺:眠りにつくまでの間、何か決めてやっていることはありますか?
大沢:なるべくスマートフォンやPCなどのデバイスは寝室の近くに持っていかない努力はしています。どうしても眠りが浅くなるので。
渡辺:ストレッチもされているって聞きました。
大沢:そうですね。マインドフルネスとか、気分がよくなることをなるべくやる癖をつけてたんですけど、忙しくなるとできなくなるんで、そういう癖をもう一回つけたいと思っています。
渡辺:ミュージシャンとか関係なく、コロナ禍で働き方が変わった人は、ストレッチをするようになったり、寝るまでの時間の使い方が変わった気がしますね。
大沢:そんな気がします。
「香りにまつわるものが好き」
このコーナーでは、ゲストに生活を彩るお気に入りのモノを訊く。大沢は「香りにまつわるものが好きで、香水とかルームフレグランスとかインセンスとかキャンドルとかを日常的に買ってしまいます」という。渡辺:どういうタイプがお好きですか?
大沢:白檀の香りが好きです。サンダルウッド系がラインにあると必ずトライします。
山田:お部屋にいろいろ置いているんですか?
大沢:各場所に置いて、気づいたら焚いたり。
渡辺:香りに目覚めたのはいつですか?
大沢:けっこう昔ですね。それこそ10代の頃からなんですけど、香りと音楽ってちょっと似てるんですよね。香りと記憶ってものすごく密接につながっているじゃないですか。音楽もそうで、特定の音楽を聴くと自分のある特定の人生のポイントに戻ったりする。そういう意味で記憶につながっていて、なおかつ心に作用するという意味では、香りはすごく音楽に近いような気がして。
渡辺:ミュージシャンで香りにこだわる方が多いのは、そういうことかもしれないですね。
渡辺は大沢に「自分なりの買い物ルールはありますか?」と質問する。
大沢:コロナ禍で目覚めたことなんですけど、環境に配慮するというか、なるべくプラスティックを使っていないものを買うとか、置き換えが可能な場合は新品じゃないものを選ぶとか、そういうふうになってきました。
山田:ちなみに、今ほしいものはありますか?
大沢:ミシンです。洋服のリメイクをやるんですけど、自分でも縫えるようになりたいなと。洋服に限らず、いらなくなったものを再定義するような活動が好きで、そのなかで洋服だったらミシンで縫えたりしたほうがいいなと思いまして。
山田:じゃあミシンを使ったことはないんですか?
大沢:小学校とか中学校とかの授業でしかやったことないんですよ。針と糸は使えるんですけど、ミシンは勉強しないと。
渡辺:それは楽しみですね。
山田:使いこなせたらすごく楽しいですからね。
19年ぶりにBoAのヴォーカルを新録
MONDO GROSSOは2021年にバンド結成30周年を迎え、11月3日(水)に公式ベストアルバム『MONDO GROSSO OFFICIAL BEST』をリリースする。新リミックス、再ミックス、エディットなど、ベストアルバム収録のために大沢が手掛けた楽曲が多数収録されている。MONDO GROSSO OFFICIAL BEST Trailer
大沢:歴史が長く曲数も多いので、選んだスタッフも苦労したと思うんですけど、基本的には代表作を集めたものです。
渡辺:しかも、新リミックスとか初CD化とか新録とか、いろいろ入っていて、単なるベスト盤ではなくて、今の大沢さんの印が押されている感じですよね。
大沢:僕自身、あんまり過去を振り返るのがそんなに得意ではなくて、今出すならこの形がベストな状態なんじゃないかなっていうところに持っていった感じです。
渡辺:大沢さんの活動の場のひとつにクラブとか、そういう場所があったと思うんですけど、コロナ禍を経て、ダンスミュージックへの感覚は変わりましたか?
大沢:急激に変わったわけではないんですけど、必然的に、もう少し噛み砕いて聴いたり作ったりする方向に向かうようになりましたね。現場で音を鳴らして勢いで何かをやっていくよりも、音楽と向き合う時間が増えたことによって、もう一度音楽の中に戻っていく作業が多かったような気がします。
2002年、当時15歳だったBoAをヴォーカルに迎えた名曲『Everything Needs Love feat.BoA』は、19年ぶりに日本語詞でBoAのヴォーカルを新録した。
MONDO GROSSO / 「Everything Needs Love feat. BoA (RE-NEW JP)」Teaser
大沢:この10年くらい、お会いする機会がなくて、今回もリモートでレコーディングしたんですけど、単純に15歳のBoAちゃんと、大人になったBoAちゃんは全然違っていて。でも芯の強さみたいなものは全然変わらなくて、非常にいいセッションになりましたね。
渡辺:満島ひかりさんをヴォーカルに迎えた『ラビリンス』もYouTubeで3000万回以上再生されているんですよね。30年って長いですけど、常にフレッシュなものを大沢さんが提示しているというか、常に若いアーティストと出会えている感じを受けます。
大沢:そうだといいんですけど。そう祈っています。
MONDO GROSSO / ラビリンス
『RADIO DONUTS』のワンコーナー「CUSTOMLIFE DESIGN YOUR LIFE」では、ゲストのライフスタイルを構築しているルーティンを深掘りする。オンエアは毎週土曜日の9時10分頃から。
過去のゲストのトークは「カスタムライフ」WEBサイトにも掲載されているので、ぜひチェックしてほしい。
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2021年11月6日28時59分まで
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番組情報
- RADIO DONUTS
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毎週土曜8:00-12:00
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渡辺 祐・山田玲奈