TBS日曜劇場『ドラゴン桜』(2021)出演で一躍注目を集めたのが、女優の志田彩良。そんな22歳の若手注目株が、現代の「父と娘」「家族」の姿を見つめた映画『かそけきサンカヨウ』(10月15日公開)に主演する。井浦新演じる直の一人娘・陽役で、しかも『ドラゴン桜』でクラスメートだった鈴鹿央士と再びクラスメートという設定。映画の情報が解禁されるや、ネット上では「小杉さんと藤井くんだ!」との歓喜の声が……。まさに“今が旬”の詰まった作品で主演を飾る志田に、映画についてはもちろんのこと、学生時代の思い出や好きな音楽についても聞いた。
──どのようなことを意識して陽を演じられたのでしょうか?
志田:普段の役作りでは、台本に書かれていないところまで考えることが多いのですが、今回演じた陽は繊細な十代の女の子。ガチガチに固めてお芝居をすることよりも、あえて何も考えずに現場で感じたまま演じた方が繊細さとピュアさを自然と出せるのではないかと思いました。家族や同級生との関係性については事前にイメージをしていましたが、セリフの言い回しなどは現場で対話していく中で感じたことをそのまま言葉にするように心掛けていました。
──映画で今泉力哉監督と組むのはこれで3回目なんですね!
志田:映画では3回目ですが、今泉監督とは舞台やテレビドラマで何度もご一緒させていただいているので、安心感がありました。僭越ながら今泉監督の現場だったら大丈夫だという確信すらあったほどです。ただクランクアップの際に肩の荷が降りる感覚があって、そこで初めて自分の知らないうちに“主演”というプレッシャーを感じていたんだと実感しました。
──劇中での雰囲気は完全に10代半ば。実年齢が22歳とは驚きです。
志田:学生に見えるように工夫したのは髪型です。冒頭の中学時代のシーンはツインテールにしていますが、実は私も中学時代はツインテールで登校していました。今の年齢でツインテールをすることは全くないので恥ずかしさもありましたが、久々の髪型だったので新鮮でした。私は見た目が幼いと言われることが多いので、これからも無理のない限り学生役に挑んでいきたいです。
──志田さんの学生時代の思い出と言えば?
志田:学生時代の思い出として真っ先に浮かぶのは、高校時代。海岸に近い高校に通っていたので、下校途中にみんなで海に行って制服のままで海に飛び込んでいました。近くのスーパーでスイカを買ってスイカ割りをしたこともあります。今振り返ってもかなりのアウトドアな青春だったなと思います。ちなみに私のスイカ割りの命中率は低かったです(笑)。
──そんなお友だちは今の志田さんのご活躍をどのように見ているのでしょうか?
志田:最近は「こんなにちゃんと仕事をしているとは思わなかった!」と言われました。学生時代はどこにでもいるフツーの高校生として一般的な生活を送っていて、友人にお仕事の話をすることもなかったので、TBS 日曜劇場『ドラゴン桜』に出演したときは友だち全員が大騒ぎ(笑)。「本当に女優だったんだね!」と言われて恥ずかしくもあり、嬉しくもありました。今では私以上に友人の方が出演情報を知っているときもあったりして、すごく応援してくれています。
──鈴鹿央士さんとの再共演にネット上では「小杉さんと藤井くんだ!」と話題です。
志田:とても良きタイミングで公開されるのも嬉しいですし、『ドラゴン桜』で私を知ってくれた方々が作品に興味を持ってくださるのは幸せなことです。撮影は『ドラゴン桜』よりも『かそけきサンカヨウ』のほうが先でしたが、ドラマでの反響があり、それが冷めないうちに映画が公開されるのはありがたいです。
──『かそけきサンカヨウ』があったからこその『ドラゴン桜』の空気感とも言えそうですね!
志田:おっしゃる通りです。というのも、映画の撮影時にはお互いに人見知りを発動。徐々に打ち解けることができたので映画でのキャラクターの状況的にはいい形となりましたが、『ドラゴン桜』では二度目ということもあり、最初から打ち解けて話せる間柄になっていました。映画の撮影時よりも役柄やシーンについてお話をする機会も多くて、ドラマの現場では一番の相談相手であり、一番の理解者になってくれました。お互いにすごくいい関係性を築くことができたと思います。
志田:4人組ロックバンドのユアネスさんをきっかけにバンドサウンドが好きになり、マカロニえんぴつさんにもハマりました。J-WAVEの番組『THE KINGS PLACE』も聴いていました。とくにマカロニえんぴつさんの曲は毎回心に刺さって、『夏恋センセイション』は目覚まし音楽にしています。朝からテンションを上げて元気よく起きようと思いましたが、曲が流れると最後まで聴きたくなってしまって、母からはよく『もう目覚まし止めて!』と叱られています。それが最近の悩みです(笑)。
──歌うのもお好きそうですね!
志田:コロナ禍になってほとんど行けていませんが、カラオケが大好きです。友人ともよく行きますが、一人カラオケも大好き。奥田民生さんやクリープハイプさんの曲を好んで歌います。友人と行くときはmiwaさんの曲を合唱しています。
──今後の活躍にも期待大です!
志田:私の目標は、いろいろな役柄を演じられるような役者になることです。演じる役によって内面的にも外見的にも変化できる役者でありたいと思っているので、髪形やメイク、衣装など、細部にもこだわりながら役柄と向き合っていきたいです。歌も好きなので、いつかミュージカルにも挑戦できればと思っています。
(取材・文=石井隼人、写真=加藤千雅)
今泉力哉監督への信頼感。主演のプレッシャーは撮影後に気づいた
志田:普段の役作りでは、台本に書かれていないところまで考えることが多いのですが、今回演じた陽は繊細な十代の女の子。ガチガチに固めてお芝居をすることよりも、あえて何も考えずに現場で感じたまま演じた方が繊細さとピュアさを自然と出せるのではないかと思いました。家族や同級生との関係性については事前にイメージをしていましたが、セリフの言い回しなどは現場で対話していく中で感じたことをそのまま言葉にするように心掛けていました。
志田:映画では3回目ですが、今泉監督とは舞台やテレビドラマで何度もご一緒させていただいているので、安心感がありました。僭越ながら今泉監督の現場だったら大丈夫だという確信すらあったほどです。ただクランクアップの際に肩の荷が降りる感覚があって、そこで初めて自分の知らないうちに“主演”というプレッシャーを感じていたんだと実感しました。
志田:学生に見えるように工夫したのは髪型です。冒頭の中学時代のシーンはツインテールにしていますが、実は私も中学時代はツインテールで登校していました。今の年齢でツインテールをすることは全くないので恥ずかしさもありましたが、久々の髪型だったので新鮮でした。私は見た目が幼いと言われることが多いので、これからも無理のない限り学生役に挑んでいきたいです。
地元では“普通”の暮らし。『ドラゴン桜』への出演で友だち全員大騒ぎ
志田:学生時代の思い出として真っ先に浮かぶのは、高校時代。海岸に近い高校に通っていたので、下校途中にみんなで海に行って制服のままで海に飛び込んでいました。近くのスーパーでスイカを買ってスイカ割りをしたこともあります。今振り返ってもかなりのアウトドアな青春だったなと思います。ちなみに私のスイカ割りの命中率は低かったです(笑)。
──そんなお友だちは今の志田さんのご活躍をどのように見ているのでしょうか?
志田:最近は「こんなにちゃんと仕事をしているとは思わなかった!」と言われました。学生時代はどこにでもいるフツーの高校生として一般的な生活を送っていて、友人にお仕事の話をすることもなかったので、TBS 日曜劇場『ドラゴン桜』に出演したときは友だち全員が大騒ぎ(笑)。「本当に女優だったんだね!」と言われて恥ずかしくもあり、嬉しくもありました。今では私以上に友人の方が出演情報を知っているときもあったりして、すごく応援してくれています。
志田:とても良きタイミングで公開されるのも嬉しいですし、『ドラゴン桜』で私を知ってくれた方々が作品に興味を持ってくださるのは幸せなことです。撮影は『ドラゴン桜』よりも『かそけきサンカヨウ』のほうが先でしたが、ドラマでの反響があり、それが冷めないうちに映画が公開されるのはありがたいです。
──『かそけきサンカヨウ』があったからこその『ドラゴン桜』の空気感とも言えそうですね!
志田:おっしゃる通りです。というのも、映画の撮影時にはお互いに人見知りを発動。徐々に打ち解けることができたので映画でのキャラクターの状況的にはいい形となりましたが、『ドラゴン桜』では二度目ということもあり、最初から打ち解けて話せる間柄になっていました。映画の撮影時よりも役柄やシーンについてお話をする機会も多くて、ドラマの現場では一番の相談相手であり、一番の理解者になってくれました。お互いにすごくいい関係性を築くことができたと思います。
ユアネス、マカロニえんぴつ…音楽はバンドサウンドが好き
──『かそけきサンカヨウ』は主題歌を崎山蒼志さんが務めることでも注目されていますね。志田さんはもともとファンだったとか。鈴鹿央士さんと音楽の趣味が合ったと聞きましたが、どんな音楽がお好みですか?志田:4人組ロックバンドのユアネスさんをきっかけにバンドサウンドが好きになり、マカロニえんぴつさんにもハマりました。J-WAVEの番組『THE KINGS PLACE』も聴いていました。とくにマカロニえんぴつさんの曲は毎回心に刺さって、『夏恋センセイション』は目覚まし音楽にしています。朝からテンションを上げて元気よく起きようと思いましたが、曲が流れると最後まで聴きたくなってしまって、母からはよく『もう目覚まし止めて!』と叱られています。それが最近の悩みです(笑)。
志田:コロナ禍になってほとんど行けていませんが、カラオケが大好きです。友人ともよく行きますが、一人カラオケも大好き。奥田民生さんやクリープハイプさんの曲を好んで歌います。友人と行くときはmiwaさんの曲を合唱しています。
──今後の活躍にも期待大です!
志田:私の目標は、いろいろな役柄を演じられるような役者になることです。演じる役によって内面的にも外見的にも変化できる役者でありたいと思っているので、髪形やメイク、衣装など、細部にもこだわりながら役柄と向き合っていきたいです。歌も好きなので、いつかミュージカルにも挑戦できればと思っています。
この記事の続きを読むには、
以下から登録/ログインをしてください。