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Perfume・かしゆか、「伝統工芸」の魅力に気づいたきっかけは?

Perfume・かしゆか、「伝統工芸」の魅力に気づいたきっかけは?

Perfumeのかしゆかが、工芸にハマるきっかけや魅力を語った。

かしゆかが登場したのはJ-WAVEで放送中の番組『TDK VOICES FROM NIHONMONO』(ナビゲーター:中田英寿、堀口ミイナ)。オンエアは9月12日(日)。

Perfumeは9月22日(水)に初となるEP盤『ポリゴンウェイヴEP』をリリースした。

伝統工芸への興味が生まれたきっかけは「器」

中田は以前より、かしゆかが『Casa BRUTUS』(マガジンハウス)の連載「古今東西 かしゆか商店」で日本各地の伝統工芸を探し訪ねている様子を見て、気になっていたという。

・「古今東西 かしゆか商店」
https://casabrutus.com/tag/kashiyuka-shop-of-japanese-arts-and-crafts

中田:これを始めたのはどんなきっかけだったんですか?
かしゆか:年齢を重ねるとともにいいものを使いたいなという気持ちが強くなって、まず器を変えようと思ったんです。そこから器の作家さんがいることを知って、その人を調べていくうちに「工芸品とか日常にまつわる世界ってこんなに広くて深いんだ」って興味が生まれて、何かきっかけを作ってお仕事につなげられたらいいなと思いました。
中田:もともとは家で料理をされたり器を集めたりするのは好きだったんですか?
かしゆか:最初は真っ白い器であればいい、みたいな感じだったんですけど(笑)。器にこだわっている料理好きな友だちがいて、盛り付けがすごくきれいで、それだけで料理が特別に見えることに気づいたんです。それで、器の世界が気になるようになりました。器コレクターの方とかいらっしゃるので、そういう人たちがSNSで投稿している作家を見つけて「この人は誰だろう?」って調べていき、器からどんどん派生して日常のものに広がっていった感じですね。

連載は、生活で使える「いいもの」を紹介

かしゆかは、日本らしいもの、昔からあるものが好きだという。そうしたものは、後継者がいなかったり、発信の場がなかったりする。そこで、自分が窓口となり、Perfumeのファンなど若い世代に魅力を知ってもらうべく、連載を始めることに。

中田:実際に連載はいつ始まったんですか?
かしゆか:3年半前くらいですね。もうすぐ47都道府県をまわります。
中田:おお。毎月ひとつの県を巡っているんですよね。ちなみに僕は47都道府県をまわるのに7年かかりました(笑)。
かしゆか:そうなんですね! しっかりと細かいところまで調べて行くと時間はかかりますよね。
中田:沖縄に車を持っていって、その一台で北海道まで行ったので。
かしゆか:すごい。それは一大プロジェクトですね。
中田:かしゆかさんが訪れる県はどのようにして決めるんですか?
かしゆか:毎月続いていくものなので、連載のチームと前回行った県とアイテムがかぶらないようなものでその土地にしかないものや、その土地の特色が出るものを話し合って、まんべんなくまわるようにしています。

連載では、こけしや竹編み細工、吹きガラスや白磁、最近ではたわしなど幅広いアイテムを紹介している。かしゆかは「日常に近いもの、生活で使えるものをテーマに置いている」と選定の理由を語る。

かしゆか:たとえば「たわしって工芸品なの?」ってところもちゃんとフォーカスを当てると歴史があることに気づけるんです。そういう窓口として紹介できることがいいかなと思ってアイテムを選んでいます。
堀口:この連載はウェブでも読むことができますよね。しかもバイリンガルで。
かしゆか:そうなんです。海外の方に向けても発信できるように翻訳して載せてもらっています。
中田:僕もウェブで過去の連載も見させていただいたんですけど、自分が行っているところもたくさん行かれてると思って。
かしゆか:そうなんですね!
中田:行ったら僕の写真とか貼ってあったとかありませんか。
かしゆか:お写真とかサインとかあると思います(笑)。
中田:僕が全国の工芸スポットをまわったときには、僕よりも前に高円宮妃久子殿下がまわっていて。行く場所行く場所で先に妃殿下の写真があって「負けた」って(笑)。妃殿下はもともと日本サッカー協会の名誉会長とかやられてたので昔から知っているのですが、同じところに行かれてると思いながら妃殿下のあとの足跡を自分も付けようと思って。

中田は、かしゆかに「連載で全国をまわったときに取材以外でもいろいろと訪れるのか」と質問する。

かしゆか:最初の頃は時間があったらスタッフと一緒にご飯屋さんに行ってその土地のものを食べて帰ることもあったんですけど、コロナ禍になってからは極力人との接触を避けるために日帰りで行くことが多くなりましたね。なので、落ち着いたらその土地の温泉とか食事とかも楽しみたいですね。

中田英寿のおすすめアイス

中田はかしゆかに「おすすめのアイス」二品を用意。かしゆかの感想は?

一品目に紹介したのは、有田みかん果汁を75パーセント使用し、自然素材の寒天とこんにゃく粉で固めた濃厚な早和果樹園(和歌山)の「みかんアイスバー」。

・早和果樹園「みかんアイスバー」
https://sowakajuen.com/c/mikan-sweets/mikan-icebar

中田:みかんもみかんジュースもおいしいんですけど、このアイスバーがおいしくて。ぜひ食べてもらいたいと思って持ってきました。
かしゆか:いただきます。おいしい。
堀口:みかんをそのままかじっているような感じですね。
かしゆか:ちょっとサッパリ系のよくコンビニで売っているみかんアイスというより、濃厚でフルーツをそのまま食べたようなみかんの味を感じられますね。

二品目はマルガージェラート(石川)の『パイン・リンゴ・セロリのソルベ』を試食。2017年イタリアで行われたジェラートの世界大会「Sherbeth festival」で優勝した作品で、ジェラートの可能性を大きく広げ世界を驚かせた。

・マルガージェラート
http://www.malgagelato.com/

中田:セロリ大丈夫ですか?
かしゆか:あっ、でもセロリの苦味とかクセって感じではないです。すごく夏らしいさわやかな味ですね。ミントとライムが入ってるからさっぱりしてるのかな。
中田:ここのお店が能登のほうにあって、ちょっと寄ってみようと思って食べたらうまくてびっくり。
かしゆか:おいしいですね。

状況が許せば海外の伝統工芸品も紹介したい

かしゆかの連載「古今東西 かしゆか商店」はあと少しで47都道府県をまわりきるそうだが、この先のビジョンをどう描いているのだろうか。

かしゆか:まだ具体的には決めていなくて、47都道府県のひとつずつを紹介するよっていうルールも定めているわけではないんです。一県にひとつのアイテムを紹介していると、もっとその同じ県のなかで勧めたいとか、もっと伝統のあるものが見つかるので、まだ紹介し切れてないものをお届けできたらなって思いもあります。状況が許せば海外の伝統工芸品を探す旅も行ってみたいなという気持ちもあります。
中田:これだけ全国の工芸をまわったことで、自分の生活は変わりましたか?
かしゆか:自分の使っているものたちをあらためて見つめ直して、大切にしようという思いはすごく生まれました。全てにおいて職人さんが時間を費やして手作業で作られているので、大事にすれば何十年も使えるものがあって、そこで買ったものをそこに出せばお直しもしてくれる。なんでもかんでも壊れたら買い換えるっていう考え方はなくなりましたね。たくさんのものを買ってというよりは、あるものでできることを考えていく。そういう考えに変わりました。
中田:工芸って今よく言われているSDGsをいちばん地で行ってるんじゃないかって思うんですよね。
かしゆか:本当ですよね。昔から日本に根付いているものがもともとそうだったから、どんどん時代が変化して便利なものが生まれているけど、よくよく見返すといちばん身近なところにあることに気づきますよね。

Perfumeは9月22日(水)に初となるEP盤『ポリゴンウェイヴEP』をリリース。また、Amazon Original『ザ・マスクド・シンガー』(Amazon Original)にも出演中だ。その他の最新情報は、公式サイトまで。

『TDK VOICES FROM NIHONMONO』では、中田が日本各地で出会った、文化、伝統、食の数々。その土地でしか出会えないにほんものの声を堀口とお届け。放送は毎週日曜日の12時から。

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